三重県埋蔵文化財センターでは、これまでの発掘調査や研究の成果などを県民のみなさんに紹介する「公開考古学講座」を開催しています。昨年度に引き続き、県内の出土品や遺跡について、そのみかたをやさしく伝える「文化財のみかた講座」を企画し、郷土の歴史について深く探究していきます。第1回は馬具や鉄製農工具のみかたについて次のとおり開催します。
1 講座内容
(1)日時 令和6年5月11日(土) 13時30分から15時00分まで
(2)場所 斎宮歴史博物館 研修室(多気郡明和町竹川503)
近鉄「斎宮」駅下車、公園口から徒歩15分
(3)演題 文化財のみかた講座 「馬具のみかた」「鉄製農工具のみかた」
(4)講師 髙松雅文・樋口太地(三重県埋蔵文化財センター職員)
(5)内容 古墳時代中期、中国や朝鮮半島から新たな文化が数多く日本に伝わりました。そのひと
つに馬に関わる文化があります。この馬に関わる文化の定着について、出土した馬具から
たどるとともに、馬具の観察ポイントを解説します。
また、庶民の生活の変化が如実に表れるのが鉄製農工具です。弥生時代から古墳時代に
かけての社会の変化に目を配りながら、農業や木工・土木作業に用いられた鉄製の道具の
みかたを解説します。
こうした馬具や鉄製農工具のどこに着眼すれば、当時の生活や文化を知ることができる
のか。当講座では、学校で学んだ歴史より一歩踏み込み、県内の出土品をご覧いただきな
がら、そのみかたをやさしく解説し、郷土の歴史を探究します。
2 参加方法 事前のお申込みが必要です。
(1)申込方法 電話、または申込フォーム
(2)必要事項 名前、連絡先(平日につながる電話番号)
※お申込みは1件につき3名まで
(3)募集人数 40名(先着順、定員に達し次第締め切り)
(4)募集期間 4月23日(火)から5月10日(金)まで
(5)電話受付時間 平日8時30分から17時15分まで
(6)申込電話番号 0596-52-7034(三重県埋蔵文化財センター)
(7)申込フォーム 三重県埋蔵文化財センターのホームページ
(https://www.pref.mie.lg.jp/maibun/hp/)からアクセス、
または次のURLよりお申込み下さい。
(https://logoform.jp/form/8vMX/557622)
3 参加費 無料
4 問合せ先 三重県埋蔵文化財センター 活用支援課 0596-52-7034
5 その他
(1)当日の午前9時00分時点で津市または松阪市に暴風警報・大雨特別警報・暴風特別警報
が発表されている場合は中止します。
(2)中止の際には、三重県埋蔵文化財センターのホームページでお知らせしますので、来場前
にご確認ください。
6 今後の予定
第2回 令和6年7月13日(土)13時30分から15時00分まで
「古墳時代における伊勢・伊賀の須恵器生産」
第3回 令和6年9月14日(土)13時30分から15時00分まで
文化財のみかた講座 「中世の土器1(仮)」「中世の土器2(仮)」
第4回 令和6年11月16日(土)13時30分から15時30分まで
「日本考古学・古代史上における三重」共催:三重県生涯学習センター
第5回 令和7年1月12日(日)13時00分から16時00分まで
文化財のみかた講座 「フィールドワーク 古墳の測量」