戦後80年を迎える節目の年にあたり、高校生が平和の実現に向けて主体的に行動しようとする態度を養うことを目的に「平和を探究し、創造する高校生育成事業」を実施します。
1 「平和を探究し、創造する高校生育成事業」について
県内の高校生が集い、大学教授の講義を受けつつ、現在も世界各地で継続している戦争や紛争の実態を
学ぶとともに、紛争地の若者も交えて生徒同士で話し合い、紛争の解決と平和実現への手立てを考えるも
のです。
2 内容
(第1回)
開催日:令和7年8月4日(月曜日)
場 所:プラザ洞津(三重県津市新町1-6-28)
テーマ:「日本の戦争体験をどう継承していくべきか」
講 師:角田 将士(かくだ まさし)立命館大学産業社会学部 教授
概 要:高校の地理歴史・公民科の教育学を専門分野とし、戦争・平和への向き合い方や、これから
の社会の在り方を考える授業づくりを研究している角田教授による講義と、その講義をふま
えた生徒同士の話し合いを行います。
予 定:10時00分から11時30分まで 講義と質疑応答
12時30分から15時00分まで グループでの話し合いと発表
(第2回)
開催日:8月5日(火曜日)
場 所:プラザ洞津
テーマ:「現代の戦争はなぜ起こり、どうすれば防げるのか」
講 師:鶴岡 路人(つるおか みちと)慶應義塾大学総合政策学部 教授
概 要:国家安全保障を中心に、戦争の原因やその抑止について歴史、思想、政治など様々な側面か
ら研究している鶴岡教授による講義と、その講義をふまえた生徒同士の話し合いを行いま
す。
予 定:10時30分から12時00分まで 講義と質疑応答
13時00分から15時30分まで グループでの話し合いと発表
(第3回)
開催日:8月31日(日曜日)
場 所:三重県総合文化センター生涯学習棟4階 大研修室ほか
(三重県津市一身田上津部田1234)
テーマ:「紛争地の若者と平和を考える」
講 師:上杉 勇司(うえすぎ ゆうじ)早稲田大学国際教養学部 教授
協 力:「日本・イスラエル・パレスチナ学生会議」
・「日本・イスラエル・パレスチナ学生会議」は、20年以上にわたり、イスラエル、パレ
スチナ両地域の若者を日本に招き、対話の機会を設けている大学生の団体です。
・今回、イスラエル、パレスチナの方々5名ずつと、日本人の学生スタッフ10名が高校生
との話し合いに参加します。
概 要:紛争解決学を専門分野とし、世界の紛争地で平和実現のために活動してきた上杉教授による
講義をふまえて、高校生が紛争地の若者を交えて話し合いを行います。
予 定: 9時30分から11時20分まで イスラエル、パレスチナの方々との交流
11時30分から12時30分まで 講義
13時30分から16時30分まで グループでの話し合いと発表
3 参加生徒
県立高等学校に在学する生徒
4 その他
当日の現地での取材を希望される場合は、担当課までお問い合わせください。