三重県立高等学校入学者選抜の資料として活用する調査書について、より客観性・公平性を確保する観点
から、記載項目の削除・変更を行い、令和9年度選抜(現在の中学2年生が受検対象)から適用します。
1 新たな調査書の主な変更点
(1)削除する項目
・出欠・健康の記録
「欠席日数」、「欠席理由」、「健康の状況」を記載する欄を削除します。
・行動の記録
「基本的な生活習慣」や「責任感」等の10項目について、十分満足できる項目に〇印を付ける欄を
削除します。
(2)記載方法を変更する項目
・総合的な学習の時間の記録
すべての生徒について総合的な学習の時間の記録を記載するのではなく、特筆すべき成果がある生徒
については、「その他参考となる諸事項」に記載することとします。
・特別活動の記録
「学級活動」、「生徒会活動」、「学校行事」について、十分満足できる項目に〇印を付ける欄を、
学級役員、係、生徒会役員等の実績を記載する欄に変更します。
・その他参考となる諸事項
生徒の個性をより多面的にとらえたり、優れている点や長所をより積極的に評価し、活用することが
できるよう、項目ごとに分けて記載できるようにします。
2 経緯
令和5年度に行った入学者選抜制度に係るアンケートでの「調査書の項目は合否判定に必要な項目のみ
に簡素化すべき」、「選抜にどう使われているのかを明確にすべき」等の意見をもとに、県内中学校、高
等学校、PTA等の代表者を委員として組織した会議で、調査書に記載すべき項目について話し合いを行
いました。
令和6年度、計3回(令和6年7月、12月、令和7年2月)の協議の結果、選抜の資料として真に必
要な事項に精選すべきという意見でまとまりました。
3 適用時期
新たな調査書は、中学生や保護者、中学校教員に正しく理解されるよう、1年間の周知期間を設け、現
在の中学2年生が対象となる令和9年2月以降に実施する選抜から適用することとします。