令和3年2月12日(金)に開催された文化庁の文化審議会無形文化遺産部会において、「風流踊」(ふりゅうおどり)が本年度のユネスコ無形文化遺産(人類の無形文化遺産の代表的な一覧表)への提案候補として選定されました。「風流踊」の提案については、無形文化遺産保護条約関係省庁連絡会議において審議の上、3月末にユネスコに提案書を提出する予定です。
「風流踊」の提案の中には、昨年度に提案候補に選定された三重県関係の国指定重要無形民俗文化財である「勝手神社の神事踊」があらためて入っています。
1 ユネスコ無形文化遺産の提案候補である「風流踊」について(詳細は添付参照)
・「勝手神社の神事踊」(かってじんじゃのしんじおどり、伊賀市)をはじめとする全国24都府県の国指定重要無形民俗文化財41件が「風流踊」としてユネスコ無形文化遺産登録に提案される予定です。
・今回の提案は、既にユネスコ無形文化遺産に登録されている「チャッキラコ」(神奈川県)と合わせて、他の風流踊40件をグループ化して拡張提案するものです。
・日本からのユネスコへの「風流踊」の提案は、令和4年11月頃に審議となる見込みです。
2 ( 参 考 )ユネスコ無形文化遺産登録の状況について
・日本のユネスコ無形文化遺産登録は、歌舞伎や能楽など22件あります。
・三重県関係のユネスコ無形文化遺産は、平成28年に「山・鉾・屋台行事」として登録された「桑名石取祭の祭車行事」(桑名市)、「鳥出神社の鯨船行事」(四日市市)、「上野天神祭のダンジリ行事」(伊賀市)があり、「勝手神社の神事踊」が4例目となる予定です。