岡三証券株式会社創業100周年を記念した寄付金を財源として、子どもたちが屋外で絵本を楽しむことができる屋外用可動式本棚「森のライブラリー」を製作する2校を決定しました。
1 本事業の概要
  木材加工ができる学科・コース等を有する県立高等学校の生徒が「森のライブラリー(屋外用可動式本
 棚)」のデザインから設計、製作までを行います。森のライブラリーには、三重県にゆかりのある絵本作
 家の作品等を中心に配架し、令和6年4月にリニューアルオープンする県立鈴鹿青少年センター・森公園
 へ配備することで、次代を担う子どもたちが、豊かな心を育むことができるよう、県内の読書活動推進に
 活用します。
2 選定した製作校(主な製作内容)
  ○四日市工業高等学校  製作台数 1台
    電力を使わない木製スピーカーから自然な音が出るだけでなく、「本を聴く(紙芝居)、本を触る
   (点字)、本をつくる(色塗り)」など、さまざまな楽しみ方ができる可動式本棚を製作します。
 
  ○久居農林高等学校  製作台数 2台
    「木」の温もりを感じることができるよう本校演習林の木材を使用し、子どもが利用しても簡単に
   転倒しないブックスタンド等、安定性・安全性の高い、可動式本棚を製作します。
  ※2校の製作内容については、変更する場合もあります。
3 森のライブラリーの仕様
  ・「岡三証券株式会社創業100周年記念」を刻印したプレート等の貼付
  ・30冊程度の絵本を配架し、15冊以上は表紙を見せる形で展示できる構造
  ・屋外の使用に耐え、芝生の上を自由に移動し、振動で絵本が落下しない構造
  ・高さを抑えるなど、子どもが絵本を探しやすく取り出しやすい工夫と安全面に配慮
  ・県産木材(間伐材)を利用し、環境や景観に配慮
4 選定方法
  該当の県立高等学校から提出されたエントリーシートをもとに県教育委員会製作校選定委員会により、
 事業に取り組む体制や実現可能性等について総合的に評価し、製作校として選定しました。
5 今後のスケジュール
   4月 実施校による事業着手
  10月 完成および引き渡し式