旧優生保護法にかかる県立病院の調査について、調査結果を報告します。
1 調査対象
(1)県立高茶屋病院(現こころの医療センター)
(2)県立塩浜病院(現総合医療センター)
2 調査内容
県優生保護審査会に記録が残る53名(手術適49名、保留1名、手術否1名、申請取り止め2名)のうち、県立高茶屋病院の医師から優生手術の申請のあった方が8名(手術適6名、申請取り止め2名)、手術施行医師として県立塩浜病院の医師を指定された方が2名判明しており、優生手術の実施の記録の有無について、調査を行いました。
3 調査結果
(1)県立高茶屋病院
8名のうち7名のカルテが存在しました。うち2名については優生手術を実施した旨の記録があり、
1名については手術を実施しなかった旨の記録がありました。
(2)県立塩浜病院
カルテは存在しませんでしたが、産婦人科の手術台帳において、2名のうち1名の方が優生手術を実施
した記録があることを確認しました。
4 今後の対応
国の調査が円滑に行われるよう、県として積極的に協力するとともに、県の独自調査結果についても国に情報提供していきます。
また、優生手術を受けられたご本人やご家族から相談があった場合は、丁寧に対応してまいります。