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■県民の皆さんから寄せられた「声」の概要■
近年、県立高校のクラスが減る傾向を強く感じています。
少子化への対応とはいえ、工業高校などのクラスを減らしてしまうと、企業からの求人に応じられなくなってしまうので、職業系の高校のクラス数をこれ以上減らさないでください。
特色のある学科などは入学希望者も多いと聞きますので、減らすなら私立とも競合する普通科を減らすべきです。
●教育委員会 教育政策課
<県の考え方・取組・方針>
ご意見をいただきありがとうございます。
県立高校は、県内の広域にわたり設置しており、普通科、工業・農業・商業などの専門学科、総合学科を設置するなど、多様な学びの選択肢を提供しています。また、普通科においては、国際科学コースや文化教養(吹奏楽)コースのように特色あるコースを設置したり、国が推進する普通科改革を受けて、探究科や学際探究科への学科改編を行ったりするなど、特色化・魅力化を進めています。
各県立高校の募集定員については、各地域の中学校卒業者数の増減、中学生の進路状況、入学者選抜の状況、生徒の通学範囲や地域間の移動状況、各地域における多様な選択肢の確保等を考慮しながら、令和4年3月に策定した「県立高等学校活性化計画」をふまえ、総合的に検討して策定しています。
現状では、工業学科への進学を希望する中学生の人数は、県内の工業学科の定員におおむね一致しており、他の学科も含め、一定通学可能な範囲にバランスよく各学科が配置されているものと捉えています。また、中学校卒業者数は、今後15年間で現在の6割程度にまで減少することが見込まれており、それに伴って県立高校全体の定員(学級数)も減らさざるを得ない状況となっています。
このようなことから、特定の学科のみの定員を維持すると、その他の学科を削減することとなるため、中学生のニーズに応じた学科配置とならないだけでなく、中学生の進路選択の幅を狭めることにもつながりかねないと考えています。
今後とも、子どもたちが自らの希望する学びを、できる限り通学可能な地域の中で主体的に選択していけるよう、学科の配置を検討する際には、「中学校卒業者数が減少する中であっても、子どもたちの学びの選択肢を維持する」という視点を大切にしながら、県全体の状況を見通し、適切に判断してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
<三重県総合計画>
【政策】教育
【施策】学びを支える教育環境の整備
【事業】地域との協働と学校の活性化の推進
■県民の皆さんから寄せられた「声」の概要■
夏の全国高等学校野球選手権三重大会の日程が平日に組まれています。学校によっては授業があるように思いますが、授業を欠席して部活動の大会に参加することに違和感を感じます。
三重県はこのことをどのように捉えているのでしょうか。
●教育委員会 保健体育課
<県の考え方・取組・方針>
ご意見をいただきありがとうございます。
学習指導要領では、知・徳・体のバランスのとれた生きる力の育成と、そのために必要となる「知識及び技能の習得」「思考力、判断力、表現力等の育成」「学びに向かう力、人間性等の涵養(かんよう)」を重視して学校教育活動に取り組むことが必要とされています。
加えて、授業や特別活動等の教育課程内の活動と課外活動等の教育課程外で行われる活動との関連を図るなかで、その教育効果が発揮されるよう留意することが重要とされています。
部活動の大会は、夏季休業等の長期休業期間中に数多く実施されてきましたが、近年の気温上昇は著しく、暑熱環境下における熱中症対策や大会の在り方の見直しが喫緊の課題となっています。
全国高等学校野球選手権三重大会については、一般財団法人三重県高等学校野球連盟が、令和7年度より暑さのピークを避けるため、全日程での二部制の実施を全国に先駆けて決定したところですが、大会日程や会場確保の問題から一部の試合を平日に開催していると聞いています。
県教育委員会としましては、子どもたちが学校教育を通して、生きる力(確かな学力、豊かな心、健やかな体)を育む各学校の特色ある教育活動の展開を支援するとともに、安全対策や大会の在り方の見直しについては関係機関と引き続き協議を進めてまいります。
<三重県総合計画>
【政策】教育
【施策】未来の礎となる力の育成
【事業】健やかな身体の育成