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平成20年05月20日

三重の環境

平成17年度ダイオキシン類環境調査等結果

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資料提供について

1 発表事項

平成17年度のダイオキシン類環境調査等結果について

2 発表要旨

ダイオキシン類環境調査等結果 総括表 表1参照
ダイオキシン類対策特別措置法第26条第1項及び三重県生活環境の保全に関する条例第101条の規定により実施したダイオキシン類環境調査等結果を公表します。
調査対象と地点数は下記のとおりです。

(1) 大気 (13地点)
(2) 水質 (河川34地点、海域13地点)
(3) 底質 (河川34地点、海域13地点)
(4) 水生生物(海域5地点)
(5) 地下水 (9地点)
(6) 土壌 (一般土壌9地点、農用地土壌4地点)
(7) 農作物 (4地点)

その結果、河川水質の3地点で環境基準を1.1~1.3倍超過していました。その他については、すべて環境基準を満足しました。(水生生物及び農作物については基準等はありません)

(1) 大気 表2参照 (PDF:120KB)

(環境基準:年間平均0.6pg-TEQ/m3以下)
県内13地点において大気の調査を実施した結果、年平均濃度は0.013~0.10pg-TEQ/m3の範囲にあり、すべての地点で環境基準を達成していました。

(2) 水質

1. 河川・海域の水質 表3参照 (PDF:98KB)・表5参照 (PDF:77KB)

(環境基準:年間平均1.0pg-TEQ/リットル以下)
県内の33河川(34地点)において水質の調査を実施した結果、平均濃度は0.044~1.3pg-TEQ/リットルで、3地点において環境基準を超過していました。
この3地点の河川水質及び底質の調査結果を比較すると、それぞれに含まれるダイオキシン類の種類とその割合は似かよっていました。なお、調査日以前の天候の状況から、降雨等による一時的な底質の巻き上げによって河川の水質に影響があったものと考えられます。

環境基準超過地点と濃度

・ 朝明川朝明橋 1.3pg-TEQ/リットル
・ 中の川木鎌橋 1.2pg-TEQ/リットル
・ 比自岐川枡川橋1.1pg-TEQ/リットル

海域の13地点において水質の調査を実施した結果、平均濃度は0.044~0.065pg-TEQ/リットルの範囲内にあり、すべての地点で環境基準を達成していました。

2. 河川・海域の底質 表4参照 (PDF:98KB)・表6参照 (PDF:77KB)

(環境基準:150pg-TEQ/g以下)
33河川(34地点)において底質の調査を実施した結果、平均濃度は0.20~57pg-TEQ/gの範囲内にあり、すべての地点で環境基準を達成していました。
海域の13地点において底質の調査を実施した結果、各地点平均濃度は0.22~15pg-TEQ/gの範囲内にあり、すべての地点で環境基準を達成していました。

3. 水生生物 表7参照 (PDF:77KB)

海域5地点に生息する水生生物の調査を実施した結果、各試料濃度は0.29~2.4pg-TEQ/gでした。水生生物には環境基準等は設定されていませんが、環境省が実施した「ダイオキシン類による人への暴露実態調査」(平成14年度)における魚介類の結果(0~26pg-TEQ/g)の範囲内でした。

4. 地下水 表8参照 (PDF:71KB)

(環境基準:年間平均1.0pg-TEQ/リットル以下)
県内9地点において地下水質の調査を実施した結果、各地点の濃度は0.044~0.22pg-TEQ/リットルの範囲内にあり、すべての地点で環境基準を達成していました。

(3) 土壌及び農作物

1. 一般土壌 表9参照 (PDF:69KB)

(環境基準:1000pg-TEQ/g以下)
県内9地点において一般土壌の調査を実施した結果、各地点の濃度は0.11~20pg-TEQ/gの範囲内にあり、すべての地点で環境基準を達成していました。

2. 農用地土壌 表10参照 (PDF:63KB)

(環境基準:1000pg-TEQ/g以下)
県内4地点において農用地(水田)の調査を実施した結果、各地点の濃度は120~220pg-TEQ/gの範囲内にあり、すべての地点で環境基準を達成していました。

3. 農作物 表11参照 (PDF:63KB)

県内4地点において農作物(水稲玄米)の調査した実施した結果、各試料の濃度は0.000090~0.00073pg-TEQ/gです。農作物については、基準等は定められていませんが、平成16年度に農林水産省が実施した全国調査の結果(0.000042~0.17pg-TEQ/g)と比較しその範囲内でした。

3 今後の取り組み

今後も引き続き、環境中のダイオキシン類濃度の実態およびその推移を的確に把握していきます。

 


(参考)

1. ダイオキシン類の耐容一日摂取量:4pg-TEQ/kg/日
人が生涯にわたり摂取しても健康に影響をおよぼすおそれがないとされる体重1kg当たりの一日の摂取量。

2. pg(ピコグラム)=10-12g(1兆分の1グラム)

3. TEQ(毒性等量)
多種のダイオキシン類の毒性をまとめて評価するために、最も毒性が強いものを1として他のダイオキシン類の毒性の強さを換算し、総和したもの。

 

 

平成18年7月31日
連絡先
環境森林部地球温暖化対策室
[環境調査]河口、山川(059-224-2380)
農水商工部農水産物安全室
[農用地・農作物]森本、竹内(059-224-2543)

 

 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 環境生活部 環境共生局 大気・水環境課 大気環境班 〒514-8570 
津市広明町13番地
電話番号:059-224-2380 
ファクス番号:059-229-1016 
メールアドレス:mkankyo@pref.mie.lg.jp

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