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令和05年03月28日
水道事業の基盤強化
三重県水道広域化推進プラン
本県の水道事業を取り巻く経営環境は、人口減少による水道料金収入の減少、施設・管路の老朽化対策、発生が予測される南海トラフ地震対策としての施設・管路の耐震化など、今後、厳しくなっていくことが予測されます。こうした中、県民生活に必要不可欠なライフラインとして水道事業の持続的な経営を確保していくためには、中長期の経営見通しに基づき経営基盤を強化する必要があります。
このような状況の下、平成30年12月に水道事業の基盤強化を目的とする、水道法の改正が行われました。改正水道法では、水道事業経営の持続性を高める方策として、広域化の推進が求められており、県の責務として「水道事業者等の広域的な連携の推進役」が新たに規定されるとともに、県は国の定める基本方針に基づき、広域連携をはじめとした水道の基盤の強化に関する計画「水道基盤強化計画」を策定することができることとなりました。さらに、平成31年1月、総務省および厚生労働省から、水道基盤強化計画の策定に先立ち、市町村の区域を超えた広域化の推進方針等を定める計画として「水道広域化推進プラン」を策定するよう要請がありました(図1)。
これらをふまえ、総務省および厚生労働省の「水道広域化推進プラン策定マニュアル」に基づき、将来にわたり持続可能な水道事業を実現するため、「三重県水道広域化推進プラン」を策定しました。
図1 水道広域化推進に係る各種計画の位置づけ
三重県水道広域化推進プラン(PDF形式:1.7MB)
三重県水道事業基盤強化協議会
本県では、令和元年10月に市町水道事業等の基盤強化について検討する目的で、市町および県を構成員とする「三重県水道事業基盤強化協議会」を設置し、基盤強化につながる広域化について検討・協議を行っています。
▶令和2年度第1回協議会(令和2年8月26日書面開催)
議題等:広域連携に関する意向アンケートとりまとめ結果
県の水道基盤強化に対する考え方、取組方針、スケジュールについて
▶令和3年度第1回協議会(令和4年3月23日書面開催)
議題等:令和3年度水道基盤強化の取組について
令和3年度「水道広域化推進プランの策定に向けたアンケート調査」とりまとめ
水道事業の持続可能な仕組みに関する研究会
本県では、南部地域等中山間地域で人口減少が著しく、持続的な経営が困難な水道事業が出てくることが懸念され、水道事業にかかる大きな課題となっています。
このことから、令和元年度に学識経験者、県内の水道事業関係者など、専門的かつ優れた識見を有する者に意見を伺いつつ、水道事業の持続可能な仕組みに関する研究会を開催し、課題について検討しました。
水道事業の基盤強化にかかる勉強会
本県では、平成28年度から市町水道事業者等を対象に水道事業の基盤強化にかかる勉強会を開催し、講師を招いた他県等の先進事例や、三重県の水道事業の課題等について、情報提供を行ってきました。
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