現在位置:
  1. トップページ >
  2. 観光・産業・しごと >
  3. 農業 >
  4. 農業改良普及センター >
  5. 中央農業改良普及センター >
  6. 農業簿記講座メニュー >
  7.  経営者能力を考える(2) ビジョン
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  農林水産部  >
  3. 中央農業改良普及センター  >
  4.  普及企画室(担い手課) 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line

三重県中央農業改良普及センター農業経営シリーズ4
経営者能力を考える(2) ビジョン

 前回の課題をやってみましたか?10分間であなたの経営の問題点をいくつ書き出せたでしょうか?10分間を長く感じられたでしょうか、それとも短く感じられたでしょうか?

20以上書き出せた人 ・・・ 素晴らしい!
10~19までの人 ・・・ まずまず。
9までの人 ・・・ もう一度、経営を見直してみましょう。

 この評価基準は、目安ですので全く気にしてもらう必要はありません。ここでは問題点の「質」は問いません。経営者としての日頃の問題意識を見るためのものですので、10分間書き出せた問題点の数が重要です。1時間かけて問題点を考えたのではいくら問題点が多くてもダメです。つまり、日頃から問題意識を具体的に持って経営に携わっているか、どうかが重要なのです。

 ヒトの脳は非常に優れた課題解決能力を持っているそうです。経営者は、その経営の問題点を常に意識し、24時間寝ても覚めてもその解決策を考え続けるのが仕事です。そうすることによって、日頃の何気ない情報に対しても、ヒントを見つけ、ひらめき、気づきが得られるのです。漠然と”ぼ~っ”としていたのでは絶対ダメです。(当たり前のことを書いてしまった)

 それから、「自分の経営に問題点がない」と思った段階、「問題だけど仕方ない」と思った瞬間にあなたの経営は坂道を転げ落ち始めます。経営は終わりのない競争です、止まった瞬間に周りのライバルがあなたを追い越していきます。そのような危機感を持ってください。

 少し前置きが長くなりましたが、今回のテーマはビジョンです。経営者能力で言えば、前回、(1)経営理念や目標の形成能力と書いた部分です。簡単に言えば、「どんな経営をしたいのか」、「どんな経営を理想とするのか」ということです。具体的な目標をイメージしてください。そして、その目標と現実のズレ、ギャップを意識してください。自ずと何をすべきかが見えてくるでしょう。それと、前回書き出した問題点がぴったりと一致していれば、現状のまま突き進んでください。ずれていれば、何が重要か、問題点の重要度について順位付けを行ってみてください。

 次回は、経営管理の基本「マネージメントサイクル」について書いてみたいと思います。


農業経営シリーズ1「農家経済の運用管理」へ
農業経営シリーズ2「『経営』をどうとらえるか」へ
農業経営シリーズ3「経営者能力を考える~問題意識~」へ
農業経営簿記講座へ

本ページに関する問い合わせ先

三重県 中央農業改良普及センター 普及企画室(担い手課) 〒515-2316 
松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-6715 
ファクス番号:0598-42-7762 
メールアドレス:fukyuc@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000052303