今回は「それはひとつの石鏃から始まった-鈴山遺跡-」と題して、三重県埋蔵文化財センター職員の中村法道(なかむらのりみち)が講演を行いました。参加者は31名でした。
講演では、菰野町の鈴山遺跡について、新規発見された平成18年度の分布調査時のエピソードから、平成27・28年度に行われた発掘調査の成果について、写真や動画を使用して視覚的に分かりやすく紹介しました。
講演の後は、鈴山遺跡から出土した縄文土器や石器に、実際に触れて頂きながら、講師の解説を交えてじっくりと観察して頂きました。
参加者の方からは、「みつかった掘立柱建物が「住居」であるという根拠は何か」など、気付いたことや疑問点などについて質問が多く出され、参加者の熱意と関心の高さを感じることができました。
講座の様子① | 講座の様子② |
展示した出土遺物 | 展示遺物の説明を聞く参加者の皆さん |