11月11日(土曜日)、三重県生涯学習センター(三重県総合文化センター内)において、公開考古学講座「三重を掘る」(第4回)を開催しました。
今回は、生涯学習センターと共催で、「武器と戦いの歴史-古来、日本人は斯く戦えり-」と題して、三重県埋蔵文化財センター職員の竹内英昭が講演を行いました。参加者は105名と大変多くの方におこしいただき、満席に近い状況でした。
講演の前半では、刀、剣、槍や弓、銃など、日本で使われてきた武器を種類別に取り上げ、弥生時代から近世までの変遷やそれぞれの機能や特徴を、時には模型を使った実演を交えながら具体的に紹介しました。
講演の後半では、それらの武器を用いた合戦の時代による変遷を取り上げました。南北朝期から戦国期に歩兵戦から集団戦へと大きな変化があり、それによって用いる武器も変わることなどが紹介されました。
参加者の皆さんは、日ごろから興味を持っておられた方が多いようで、終始熱心に聞いておられました。
講演後の質疑でも専門的な内容を質問される方もみえ、参加者の方々の関心の高さが感じられました。