6月9日(金)に、みえ夜間学級体験教室「まなみえ」で出前授業を行いました。「まなみえ」は、さまざまな事情で中学校の学習を十分にすることができず、「学びたい」「もう一度学び直したい」と思われている方々に開放されている学びの場で、三重県教育委員会が主催しています。当日、生徒の参加人数は、会場参加が2名、オンラインでの参加が1名の計3名でした。その他に「まなみえ」で講師をされている先生方や教育委員会事務局の担当者も参加されました。
今回は歴史学習の時間として三重県内で出土した石器や土器を観察したり、手で触れたりしながら、縄文時代、弥生時代について学びました。少人数での講座だったので、それぞれが感じたこと、考えたことについてお互いに意見を交換しながら対話を重視して授業を進めました。「まなみえ」に関わる先生方や、県小中学校教育課夜間中学設置準備班の方々が作られている温かい雰囲気の中、オンライン参加の生徒も含めて、生徒のみなさんが積極的に発言して下さったことが嬉しく、授業する側としても、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
授業終了後も、展示してある遺物の文様や手触りを確認され、地元の遺跡について質問されるなど、参加者の学びに対する強い思いを感じました。
事後のアンケートでは「土器の話を聞けて楽しく知れました。自分の住んでいる所と近くにあるというのはおどろきでした」「授業を楽しく受けることをより理解できました。本当に嬉しい気持ちになりました」などの回答をいただきました。共に学ぶことの楽しさを感じることのできる貴重な機会を与えてくださった主催者のみなさま、「まなみえ」の先生方に感謝いたします。ありがとうございました。
授業の様子
遺物観察の様子
展示した土器や石器