5月16日(土)に、公開考古学講座「三重を掘る」第1回を開催しました。
今年度はこれまでの嬉野分室に代わり、斎宮歴史博物館の講堂を会場としています(第4回を除く)。
今回は、「気候変動に揺れる三重の弥生・古墳時代社会」と題する講座を行いました。当日は48人の方が参加されました。
講座では、弥生・古墳時代の気候変動を明らかにするための科学的な研究手法についての話題からはじまり、実際の遺跡の発掘調査からも気候変動の痕跡をみいだせることを紹介しました。そして、弥生時代から古墳時代にかけて多雨傾向であったことを解説し、それによって当時の人々にどのような影響があったのかについて、集落立地や耕作技術、祭祀などの変化と関連付けながら話をしました。
参加者からは、「発掘調査から気候変動を考えることができるなんて、これまで考えたこともなかったのでとても新鮮な話だった」「気候変動は現代にも共通する課題なので、弥生・古墳時代ではどうだったのかを知ることができたのがよかった」などの意見をいただきました。