沿岸定線観測結果
2013年6月熊野灘(3-4日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は20.0~24.3℃、50mでは16.8~23.8℃、100mでは14.7~20.4℃、200mでは11.1~17.8℃の範囲にあった。表面~50m層では平年並~1℃程度高め、100m~200m層では平年より1℃程度高めであった。4月から5月まで継続していた50m以深の高水温傾向はほぼ解消し、全層でほぼ平年並となった。
表面の塩分は33.073~34.600、20mの塩分は33.667~34.607の範囲にあり、表面~20m層では北部沿岸域で平年より低めの他は、平年並~やや高めであった。黒潮域の塩分は平年に比べて低めであった。
6月4日観測時の黒潮は潮岬にほぼ接岸し、熊野灘沖をわずかに離岸して流れていた。熊野灘沖の黒潮北縁は33°10′N付近にあり、3ノット程度の流れが観測された。黒潮域の表面水温は24℃前後であった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 岡田 誠
使用観測機器
水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
SBE43 DO sensor
Seapoint Chlorophyll Fluorometer
流向流速計
ADCP:RD社製300kHz
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