沿岸定線観測結果
2013年11月熊野灘(5-6日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は20.9~25.1℃、50mでは20.8~25.1℃、100mでは15.1~23.4℃、200mでは11.3~14.7℃の範囲にあった。表面~50mでは志摩半島沖で平年並の他は平年より1~3℃前後高めで、Stns.1,5,6,9,11の表面~20mとStns.6,9,11の50mでは1966年の観測開始以来、11月としては最も高い水温を記録した。100mでは沿岸域で平年より1~2℃低め、沖合域では平年より2~3℃高めで、Stn.12の100mでは1966年の観測開始以来、11月としては最も高い水温を記録した。200mでは概ね平年並であった。
表面の塩分は33.68~34.45、20mの塩分は33.79~34.46の範囲にあり、志摩半島沖で平年よりやや低めの他は概ね平年並であった。
観測時の黒潮北縁は33°00′N付近にあり、東へ2ノット以上の流れが観測された。黒潮の表層水温は25℃前後であった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 岡田 誠
使用観測機器
水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
SBE43 DO sensor
Seapoint Chlorophyll Fluorometer
流向流速計
ADCP:RD社製300kHz
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