沿岸定線観測結果
2014年10月熊野灘(1-2日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は22.8~27.9℃、50mでは18.2~27.1℃、100mでは13.1~22.4℃、200mでは10.1~18.4℃の範囲にあった。表面では平年並~1℃低め、50mおよび100mでは平年より1~3℃低め、200mでは平年より1℃前後低めであった。9月に観測された表層の記録的な低水温は解消したものの、50m~100mでは顕著な低水温で、Stn.8の100mでは1966年の観測開始以来10月としては最低水温を更新した。
表面の塩分は33.17~34.37、20mの塩分は33.36~34.37の範囲にあり、表面ではほぼ平年並、20mでは平年並~やや低めであった。
観測時の黒潮北縁は33°20′N付近にあり、黒潮北縁域で東へ4ノット前後の強い流れが観測された。黒潮の表層水温は27℃台であった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
SBE43 DO sensor
Seapoint Chlorophyll Fluorometer
流向流速計
ADCP:RD社製300kHz
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