沿岸定線観測結果
2015年3月熊野灘(13-14日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は15.3~20.0℃、50mでは14.0~19.9℃、100mでは12.7~18.9℃、200mでは10.7~18.2℃の範囲にあった。表面~50mでは平年並~1℃前後高め、100mではStn.8とStn.15で平年より約1℃低めの他は平年並~1℃前後高め、200mでは平年並~1℃前後低めであった。今月の観測では極端な高水温や極端な低水温は観測されず、水温は概ね平年並となっていた。
表面の塩分は33.37~34.87、20mの塩分は34.54~34.86の範囲にあり、表面ではStn.17で低めの他は平年並、20mでは平年並~やや高めであった。
観測時の黒潮北縁は33°15′N付近にあり、黒潮北縁域ではほぼ東へ3ノット以上の流れが観測された。黒潮の表層水温は20℃前後であった。今月の観測では沿岸の広範囲で1ノットを超えるやや強い流れが観測された。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。