沿岸定線観測結果
2015年12月熊野灘(1-2日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は18.9~24.3℃、50mでは19.3~24.3℃、100mでは16.6~23.6℃、200mでは11.0~13.4℃の範囲にあった。表面~50mでは平年並~3℃高め、100mでは平年並~2℃程度高め、200mでは沿岸域で平年並~1℃高め、沖合域で平年並~1℃低めあった。黒潮域の水温は表面~200mで平年より1~2℃高めであった。
表面の塩分は33.95~34.77、20mの塩分は34.12~34.77の範囲にあり、概ね平年並であった。
観測時の黒潮北縁は33°10′N付近にあり、やや離岸していた。黒潮域では4ノット前後の比較的強い流れが観測され、表層水温は24℃台であった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。