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平成20年08月05日

三重県水産研究に100年(創立百周年記念誌)

目で見る100年

三重水試はじめての発動機船・三水丸進水

明治43年6月8日、三重県水産試験場の初めての発動機付き漁労試験船「三水丸」は大湊の市川造船所で進水した。総トン数17トン。帆船に25馬力の発動機を載せた。造船費6,460円、農商務省(国)が1,000円の補助金を出した。乗組員23名。6月23日初めて出漁した。

三水丸造船の大きな目的は、カツオ漁場の発見、安全な操業、燃費など経費の節約を考え、漁業者に模範的な造船を示すことにあった。また、その後、マグロ漁場の発見やサンマ漁業の指導などにも広く使われた。

すでに明治44年における発動機付き漁船の数は、静岡県の298隻に次ぎ三重県は160隻で2番目になった。

大正11年には、三水丸によりカツオ巻網(一艘・巾着網)の試験やイワシ巻網(繰網)に「ターンテーブル」(巻きあげ機)を据えての試験をおこなっているが、いずれも三水丸が17トンと小さすぎることを嘆いている。伊勢湾内で小型底引網の試験操業にも使われたが、大正15年6月には老朽化が著しく使用に耐えられなくなり廃船にした。

機帆船三水丸が帆を張った姿
機帆船三水丸が帆を張った姿

岸壁にもやった三水丸
岸壁にもやった三水丸

ターンテーブル試験中の三水丸
ターンテーブル試験中の三水丸

本ページに関する問い合わせ先

三重県 水産研究所 企画・水産利用研究課 〒517-0404 
志摩市浜島町浜島3564-3
電話番号:0599-53-0016 
ファクス番号:0599-53-2225 
メールアドレス:suigi@pref.mie.lg.jp

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