沿岸定線観測結果
2016年5月熊野灘(12-13日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は18.0~24.4℃、50mでは15.3~24.1℃、100mでは14.4~21.8℃、200mでは11.5~18.4℃の範囲にあった。表面では沖合域で平年より2℃前後高めの他はほぼ平年並、50mでは中部で平年よりやや高めの他は平年並~やや低めであった。100m~200mでは、全域で概ね平年並であった。南部黒潮域では、表面~50mで平年より1~2℃高めであった。
表面の塩分は26.18~34.77、20mの塩分は34.40~34.76の範囲にあり、沿岸域の表面を除き平年並~やや高めであった。Stn.17の表面では河川水の影響で、平年よりかなり低めであった。
観測時の黒潮北縁は33°15′N付近にあり、ほぼ東へ3ノット台の流れであった。黒潮本流の表層水温は22℃以上で、最高水温は24℃台であった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。