沿岸定線観測結果
2017年2月熊野灘(8-9日、調査船「あさま」79トン)
調査結果の概要
調査時の表面水温は14.9~20.9℃、50mでは13.9~20.8℃、100mでは13.3~19.9℃、200mでは10.8~18.4℃の範囲にあった。黒潮域を除き、表面では北中部で平年並~1℃程度低め、南部では平年並~1℃程度高め、50mでは平年並~1℃程度低め、100mでは概ね平年並、200mでは南部沿岸域で平年より1℃程度低めの他は平年並~1℃高めであった。黒潮域では各層で平年より1~2℃高めであった。
表面の塩分は34.63~34.94、20mの塩分は34.64~34.93の範囲にあり、黒潮域で平年より高めの他は概ね平年並であった。黒潮域では、Stn.29の50m層まで、Stn.30の150m層まで34.9を超える高塩分が観測された。
観測時の黒潮北縁は33°20~25′N付近にあり、黒潮は2~3ノットの比較的弱い流れであった。黒潮の表層水温は20~21℃、表層塩分は34.9以上で、高水温・高塩分であった。
調査の概要
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 舘 洋
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。