沿岸定線観測結果
2023年10月熊野灘(18-19日、調査船「あさま」84トン)
調査結果の概要
調査時の水温は、表面では23.9~25.9℃、50mでは19.2~25.4℃、100mでは16.2~19.2℃、 200mでは10.9~15.8℃の範囲にあった。測点29,30を除く測点では、おおむね高め基調で、 特に北部沖合でかなり高めであった。測点29,30では、表面~20mでは平年より約1.5℃、 50m以深では平年より約4~6℃低めであった。
塩分は、表面では33.17~34.02、20mでは33.85~34.14、200mでは34.37~34.62の範囲にあり、 概ね平年並で、沿岸ではやや高めであった。
観測時の黒潮は、遠州灘沖で31°N付近まで達する大蛇行流路(A型)であったため、調査では黒潮に達しなかった。
沖合の表層では、南西~西向きに1kt前後の流れが観測された。
調査の概要
調査海域及び定点 熊野灘(下図)
調査員 駒田 文菜
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:JFEアドバンテック社製
Rinko-Profiler ASTD 152
:鶴見精機製XCTD
D O:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*平年値:1991-2020年(測点29,30は2002-2020年)
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。