沿岸定線観測結果
2024年2月熊野灘(8-9日、調査船「あさま」84トン)
調査結果の概要
調査時の水温は、表面では16.1~17.4℃、50mでは16.0~17.4℃、100mでは15.7~17.1℃、 200mでは 11.6~13.7℃の範囲にあった。測点29,30を除いた測点では、測点1の100mで約3℃ 高め、測点13の表面及び 20mで約1℃低めであったほかは平年並~1.5℃前後高めであった。 測点29,30では、表面及び20mは平年より 2~2.5℃前後、50m、100m及び200mでは平年より2 ~5℃前後低めであった。
塩分は、表面で34.59~34.66、20mでは34.59~34.66、200mでは34.39~34.49の範囲にあり、概ね平年
並であった。
観測時の黒潮は、遠州灘沖で31°N以南まで達する大蛇行流路(A型)であったため、調査では黒潮に達しなか った。
黒潮内側反流に対応する南西への流れが卓越していたが、特に強い流れは観測されなかった。
調査の概要
調査海域及び定点 熊野灘(下図)
調査員 駒田 文菜
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
:鶴見精機製XCTD
D O:JFEアドバンテック社製
Rinko-Profiler ASTD 152
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*平年値:1991-2020年(測点29,30は2002-2020年)
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。