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知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成28年6月15日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

知事の中国訪問(発表)
・平成27年観光レクリエーション入込客数及び観光客実態調査(発表)
・伊勢志摩国立公園指定70周年事業実行委員会による記念事業実施計画(報告)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・伊勢志摩サミット国際メディアセンター「アネックス」の状況
・舛添東京都知事について
・リニア中央新幹線の大阪への延伸前倒し

発表項目

(知事)今日は2つ、最後報告みたいなのが1個、いきたいと思います。1つは中国訪問についてであります。6月26日から28日にかけまして中国を訪問しますので、その概要について発表いたします。今回の目的は2つです。1つ目は、これが今回のメインの目的ですけれども、世界経済フォーラム、ダボス会議やってるやつですね、あれが主催します「サマーダボス会議」への出席であります。サマーダボス会議とは、ビジネス界、政界、学術界などの分野で次世代を担う世界約90カ国1,500人以上のリーダーが集い、国際社会の様々な課題について話し合う会議です。今回は6月26日から28日まで天津市で開催されますが、私も主催者から招待を受けましたので、出席することとしました。ちなみに世界経済フォーラムのこのサマーダボスの会議は、会員じゃないと原則、何か呼ばれないらしいんですけども、自治体は基本的にお金を拠出しないので会員ではないんですけども、招待いただいたということです。今回の会議では「第4次産業革命」をメインテーマに、様々な議題について話し合われます。私が参加を予定していますのは、27日に行われます「海洋生態系の再生」というセッションで、ここではサンゴ礁などの海洋資源保護と経済活動の共存について議論される予定です。専門家とは異なる視点に立った自治体の取組を紹介したいと考えておりまして、まさに伊勢志摩サミットにおいて世界に向けて発信した三重の豊かな自然や、水産資源を管理し持続可能な漁法を実践している海女文化などを世界のリーダーに向けてPRする絶好の機会と捉えていますし、このサミット後の、私が登壇するセッションとしては極めてふさわしい、ぴったりの話題の一つだというふうに思っています。それから2つ目の目的は、外務省の在中国日本大使館など政府関係機関への訪問と、県産品の販路拡大に向けたトップセールス等による三重県のPRが、2つ目の目的です。まず、サマーダボスの前日26日には、先月北京に着任されました横井裕大使を表敬訪問し、今年11月に予定されています三重県と河南省との友好提携30周年事業への協力等に関する意見交換を行います。その後、北京三重県人会との交流会に出席をし、中国経済に係る情報収集を行う予定ですが、今後の三重県と中国との継続的な関係発展に向けた貴重な意見交換の場になればと考えています。27日は、天津で輸入食品を取り扱ってますスーパー「EJT」の邱(きゅう)董事長、日本でいう社長ですね、代表取締役ですけども、と面談し、県産品のトップセールスを行います。上海、北京などに次ぐ中国有数の経済都市での県産品の販路拡大に繋がるよう、力強くPRしたいと考えています。28日は、中国外交部でアジア事務全般を担当する孔(こう)部長助理、外務事務次官の補佐官みたいな感じですけども、を表敬訪問し、意見交換を行う予定です。孔さんは2006年から2011年まで駐日の、日本の中国大使館の公使をお勤めになられて、その時は今の中国の外務大臣の王毅さんが大使で、それとも連携をし、知日派として重要な位置を占める人物であるというふうに聞いています。このほか、天津の政府関係者との面談等についても現在調整中ですので、決まりしだい改めてお知らせします。伊勢志摩サミット開催で向上した知名度を生かし、インバウンド増加やMICEの誘致などポストサミットに向けた取組の一環として、サマーダボス会議や各訪問先において三重県の魅力を力強く発信していきたいと考えています。
 
 それから2つ目です。平成27年の観光レクリエーション入込客数推計書、入込客数と観光客実態調査の結果について発表します。平成27年の観光入込客数は3,921万2,000人で、現行の推計方法となった平成17年以降、神宮式年遷宮があり過去最多を記録した平成25年に次いで過去2番目に多いものとなりました。地域別では、伊勢志摩地域が式年遷宮のおかげ年で賑わった平成26年と比べて減少しましたが、その他の各地域で増加しています。施設別では、伊勢神宮で対前年比77.1パーセントと減少しましたが、遷宮前の平常年である平成24年と比べますと、104.4パーセントと増加しています。また、鈴鹿サーキットではF1日本グランプリにHONDAがエンジン供給者として参戦するなど、各種レースなどが好調に推移したことにより、対前年比105.3パーセントとなりました。これらの増加については、三重県観光キャンペーンにおいてみえ旅パスポートを3年間で約62万部発給するとともに、みえ旅案内所約100施設、みえ旅おもてなし施設約900施設を設置し、観光客の周遊性、滞在性及び満足度向上に取り組んだこと、サミット開催をチャンスと捉えた積極的な情報発信など、観光事業者の皆さんも含めた官民挙げての取組がこの成果に繋がったのではないかと考えています。次にインバウンドについてですが、伊勢神宮には10万人近くの外国人客が訪れた結果、対前年比で146.9パーセントの大幅増となったほか、ミキモト真珠島や伊賀流忍者博物館でも前年を大きく上回る結果となりました。サミット開催決定による海外での知名度の向上などにより、平成27年7月から12月の外国人延べ宿泊者数の対前年伸び率が全国1位を記録するなど、大きく飛躍した1年だったと言うことができます。また、観光客実態調査の結果についての特徴を少し申し上げますと、宿泊客における三重県への「初来訪者」の割合が16.9パーセントから19.1パーセントになり、同じく宿泊客において三重県観光に「大変満足」と感じた方の割合が20.9パーセントから23.4パーセントに増加しました。また、入込客全体における「リピート意向率」、つまり「また三重に来たいと思うか」との問いに「大変そう思う」と「そう思う」を合わせた肯定的な方の割合が83.7パーセントに増加しました。これらの結果につきましては、3年間取り組んできた観光キャンペーンの効果が一定程度あったのではないかと考えています。サミット開催で多くの県民の皆さんが感じていただいたふるさとへの愛着や誇りと、三重県観光キャンペーンの成果などをもとに、伊勢志摩国立公園70周年、全国菓子博覧会など切れ目なく続くチャンスを最大限に生かし、繰り返し訪れてもらえる魅力ある観光地づくりを進めていきたいと考えています。
 
 発表項目は以上ですけども、観光誘客のチャンスとして先ほど触れました伊勢志摩国立公園指定70周年に関して、少しご報告します。今年11月に伊勢志摩国立公園は指定70周年を迎えます。11月20日から22日までの3日間を中心に、記念式典や全国エコツーリズム大会など、様々なイベントが開催される予定です。このことに関連しまして、国は3月に公表しました「明日の日本を支える観光ビジョン」において、日本の国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」としてブランド化を図るため、5カ所程度の国立公園を選んで「国立公園満喫プロジェクト」を展開していくことにしています。県としても、サミットが開催された舞台である伊勢志摩国立公園がこの5カ所に選定されるよう、私が直接、丸川環境大臣に対して要望を行う予定です。なお、事業計画の詳細につきましては6月20日、70周年事業実行委員会の山本教和会長から記者発表していただきます。サミットの開催により世界から注目が集まっているこの機会を逃さず、地域の皆さんと協力してさらに伊勢志摩国立公園の魅力を発信し、誘客・交流の拡大に繋げていきたいと思います。
 
発表項目等に関する質疑
○知事の中国訪問(発表)
(質)幹事社からよろしくお願いします。まず発表項目から、この中国の訪問なんですけど主催者からはどういう趣旨で招待を受けたんですか。
(答)僕が2014年やったかな、ヤンググローバルリーダーズって世界経済フォーラムのやつに選出されているということと、あとその伊勢志摩サミットが開催された自治体の代表と、そういうような要素を総合的に勘案して決定したというふうに聞いています。
 
(質)このダボス会議の中では、この海洋生態系の再生について、海女とかそういうのを紹介するの、知事がプレゼンするような感じなんですか。
(答)ちょっとまだ詳細は分かんないんですけど、あとは何かね、学者の人とか研究者の人とかとやるので、僕としては、うちとしてはサミットをやった場所であるということとか、海女とかこの官民が連携して持続可能な漁法をやってるよということとか、あるいは志摩市の里海再生の取組とか、そういうのを紹介したいと思いますけど、まだ何か、どういうふうな持ち時間でとか聞いてないんで、サミットの関係からいってもここのこのセッションが一番ふさわしいだろうと向こうの主催者のあれもありましたんで、これに出ることにしました。
 
(質)サミット自体の何か、三重県の取組とかを紹介するような場面とかは。
(答)とかは無いですね。他この何ていうか、オフィシャルセッションみたいなやつとそのプライベートセッションみたいなんとあって、そのオフィシャルセッションはこれで出るんですけど、他のプライベートセッションみたいなところでも登壇することになれば、そういうところでPRする可能性はありますけど何か、集まった全員に何かオープニングリマークみたいなところで説明するとかいうのは無いです。 
 
(質)あともう1点あの県のPRのほうですけど、中国での県産品の販路拡大っていうことなんですけど、今後新たに拡大したいと思っている中国での県産品っていうのはどんなもの?
(答)この今回のEJTっていうスーパーなんですけども天津の観光スポットの真ん中にあって、輸入品を専門に扱ってまして、これから店舗をばんばん増やしていくという計画があるみたいなので量も拡大できるし、輸入品専門だから県産品の参入可能性が高いということで、あと観光スポットにあるということでここを選んだんですけど、今事前に調整している中では向こうからは特に水産品で、ブリ、伊勢えび、カキとか、そういうことに関する関心が高いと、環境のいい所で育った新鮮な水産品について関心が高いというふうに言われていますので、このEJTはそういうのを中心にやっていきたいです。これまでもジェトロと連携してシンガポールとかにブリとか輸出したりしてますし、台湾に尾鷲からブリを輸出したりしてますけども、中華系の人たちはちょっと脂身の強い白身魚好きですから、ブリとか非常にマッチするんじゃないかなと思ってますし、えびとか元々たくさん食べて、こういう伊勢えびのような豪華なお祝い風のやつも人気あるから、ぜひこういう向こうが関心高く持っているようなところについては販路拡大に繋がるようしっかりやってきたいと思います。
 
(質)新鮮なものですと例の沖縄のハブ空港使ってというようなルートなんですか。
(答)ケースも有り得ると思いますけどね。今後そこの実際の流通ルートはこれから考えたいと思いますけど。我々はそういうのも当然視野に入れたいと思います。 
 
(質)あとダボス会議自体なんですけど、知事はかねてからダボス会議の関連するいろんな会合があって、そのどれでもいいんだけれど三重県でやってもらったらいいなということをおっしゃってたと思うんですけど、そういう狙いを持って行かれるんですか。
(答)なるほどね、そのための何か、時間とか別に無いですけども自分の中として当然MICE誘致に力入れたいというふうに思っているので、世界経済フォーラムの関係者の人との人間関係を構築するという意味は当然に持っているというか自分としては持ってますけどね。実現せえへんだらあれなんであんまり言いませんでしたけど、当然人間関係を構築する中でPRしたいですね。
 
(質)目指したい?
(答)はい、そうですね。
 
○平成27年観光レクリエーション入込客数及び観光客実態調査(発表)
(質)あともう1点観光客のほうですけど、全体的に見ると前年より増えて、25年よりは減ったとはいえ、増えているんでサミット効果がやっぱり少しは出ていると考えていいんですかね。
(答)今回伊勢神宮、伊勢神宮減ったといっても838万人って過去見れば相当多いんですけども、伊勢神宮が250万人近く減っていてこの数なので、もしサミットが無かったらこれがどういう現状になってたかということを考えると一定の効果があったんじゃないかと思いますし、特に例えば大王埼の灯台とか、賢島のエスペランサとか、あとは英虞湾を見る、展望するとかいう所は20パーセント近く対前年度で伸びている所とかもありますので、そういう所の人たちはやっぱりサミット効果があったというふうにおっしゃってますから、全体にサミット効果というのよりは観光キャンペーンでいろいろやってきた効果の方が直接的ではあると思いますけども、一部のスポットとか、あるいはこのサミットが無かったらどうだったかという、あとはインバウンドなんかにおいてはサミットの効果もあったんじゃないかなと思いますけどね。明確に因果関係としてサミット効果と言いにくいかもしれませんけど、相関関係としてはあるんじゃないかと言えると思いますけどね。
 
(質)洞爺湖の時は経済的な要因もありましたけど結構落ち込んでいたので、それと比べるとまあ効果がやっぱりあるんだなと。 
(答)観光消費額も対前年で170億円ぐらい増えていますので、そういう意味では何ていうんですかね、ありがたいことではないかと思いますけどね。
 
(質)あとこれまだ分かりませんけど、今年の予想というか今年はどうなりそうだっていうか。
(答)これからですよね。まずやっぱり夏休みをこのサミットのいろんな商品とかで、いかに乗り切るかってことが大事ですし、インバウンドについてはもうすでに10万人を超えてるぐらいになってますんで、1月、2月、3月だけで。まだ統計出ているのが1月、2月、3月しか出てないんで1月も2月も対前年伸び率全国1位ですし、3月は7位でしたけど非常に何ていうんですかね、期待はしたいですし、我々としては入込客数を最大の目標に掲げる計画になってないので、うちは観光消費額と宿泊、やっぱりお金が地域に落ちてなんぼっていうのを観光計画の目標にしてますんで、そういう意味では何ていうかな、もちろん今年入込客数も増えてほしい、まあ見込みちょっと分かんないですけどね。宿泊は増えることを大いに期待したいですね。さっきのインバウンド含めてね。まあ分かんないな。これから次第、まずはやっぱり夏休みにいかに頑張るかですね。
 
(質)発表項目について各社さんお願いします。
 
(質)数字の続きで確実に上回ると見込んでおられますか。
(答)28年ですか?27年を。分かんないな、それは分かんないです。期待感。インバウンドはこの最初の第1四半期1、2、3月の状況を見れば前年27年を上回る可能性は高いと思いますけど、入込客数全体はちょっと分かんないですね。
 
○知事の中国訪問(発表)
(質)世界経済フォーラムっていうのは招待されたのは他の自治体の方でいらっしゃいますか。
(答)はい。広島の湯崎さんと福岡の高島市長かな、あと千葉の熊谷市長、僕合わせて4人です。
 
○平成27年観光レクリエーション入込客数及び観光客実態調査(発表)
(質)別紙3の一人あたり利用総額。
(答)観光入込客数の?
 
(質)あ、そうです。別紙3の②の一人あたり利用総額というのが出ているんですが、これはどう見てらっしゃるんですか。
(答)別紙3の一人あたり利用総額、ああなるほど、どう見てるかですね。減少したということトータルでは少し残念だなと思いますけれども、日帰り客のところが増えていますのでそこは肯定的に捉えていますけども、この飲食費と土産代、結構これまで観光審議会とかでもじゃらんさんとかのデータで三重県はそのお土産代とかに使う、あとは飲食代に昼飯をもう1回食べるとかですね、そういう部分のところが他県と比べて低いと言われていたんで、そこの部分が上がっているというのは良いことじゃないかなと思います。なのでトータルとしては残念ですけども中身の分析や要素を見れば、これまでの三重県における課題の克服の兆しが見えるものもあるというふうに思います。
 
(質)発表項目よろしいですか。
 
○知事の中国訪問(発表)
(質)前後して申し訳ないんですが、またサマーダボスのほうで、訪問先の中の中国政府の関係者との意見交換ですけれども主に政府関係者とはどんなことを目的に会われるのでしょうか。 
(答)外交部の皆さんなんで、基本的には先ほど申し上げた今年11月に行われます河南省との友好提携30周年の記念行事に関する協力とか、そういうのがメインになってこようと思いますけれども、あとはうち上海でもビジネスサポートデスクを置いていますし、そういう意味で経済関係とかを含めた交流とかをさらに深めるとか、そんな話も議論したいと意見交換したいと思いますけども、メインは河南省との30周年のご協力お願いしますというのが多いと思います。あとはさっき言いましたように孔さんという人が知日派の極めて注目されている人物なので、そういう人との人間関係つくるというのがありますね。
 
(質)今年、年内に天津以外に他に何か中国、都市部とか回るというご予定は今のところあるんでしょうか。
(答)ないです。今年、今年度は中国はこれが最後です。
 
(質)最後ですか。
(答)中国はね。
 
(質)若手リーダーとしても注目で招待されたわけですけれども、改めてこの中国訪問をどういうチャンスにしたいか知事の意気込みを一言お願いします。
(答)世界90カ国から1,500人以上の政財界のリーダーが集まりますので、サミットを開催した三重県ということについてしっかり知ってもらうと、認知してもらうというようなことのPRをしていきたいと思いますし、今後の三重県の経済の発展とか、MICE誘致とかそういうものに繋がるような人的ネットワークの構築をしっかりやってきたいなというふうに思います。今、ええ尺やったんちがう?自分で言うなって。
 
(質)今回ダボス初めてですか。
(答)ダボス初めてです。
 
○平成27年観光レクリエーション入込客数及び観光客実態調査(発表)
(質)観光の話に戻って、志摩市の取組がメインになるかもしれないんですけど、賢島、今回チャンス迎えていてよく聞くのが、リピーターになってくれるかがちょっと心配ということ、正直魅力少ないよねっていう声も地元で聞かれるんですけど、県としてこう何か支えていきたいとか、チャンスを生かすための何か取組って考えてたりとかするんですか。
(答)この数年、特にこの1、2年かな、積極的に行ってきたのが人材育成なんで、やっぱり、まさに今貴殿も言ったとおり、発地、来てもらうための情報発信は県の重要な役割だけども、着地、行ってからのおもてなしとリピートしたいというふうにもう1回来たろと思ってもらうのは、やっぱり地元の観光事業者や市民の皆さんの取組というのが役割分担上大きいと思うので、県としてはそういうのをやれる人材育成とか、あとはWiFiも今回サミットで1,200カ所整備しましたけれども、そういう市だけではできないインフラ整備というか環境整備みたいなところを、県としてはしっかりやっていってということだと思いますね。あとはリピートしたいと思った人の声が伝播するようなそういうトリップアドバイザーとかを始めとして、その来た人たちの声が伝わる仕組みづくりとか、そういう主に人材育成、環境整備、仕組みづくり、その辺りで支援をして、でも本丸は地域の地元の人たちがもう1回来てよねという思いにさせるかどうかですけどね、そんな感じですね。
 
(質)サミット記念館というのが1つの目玉になったりするのかなと思ったりするんですけど、どういう観光客を呼べるようなものって何かそういうのは。 
(答)サミット記念館はまだ場所を決めてませんけれども、志摩市が第1候補であるのは間違いはないですけども何ていうんですかね、今思っているのはそんな大がかりじゃなくても双方向で動きがあったり、何かパネルがパラパラ置いてるだけじゃなくて、それから記念に残るようなグッズであるとか、そういうのとかもあるような形にしたいというふうに思ってますので、いずれにしても訪れたいというふうに、あるいはアクセスも含めて訪れたいと思う仕掛けにはしていきたいと思いますけどね。 
 
(質)いつ頃決めようかなと思ってますか。
(答)決めるのがいつかっていうのは分かんないですけど、なるべく早く決めたいですよね。実際に既存の建物を使うという大方針でありますので、そんな中でそれをやろうと思うと改装したりそのための入札をしたりとかありますから、で、1年以内にはオープンしたいというふうに前から言ってますので、そう考えるとそうそう時間ないですね。
 
その他の項目に関する質疑
○伊勢志摩サミット国際メディアセンター「アネックス」の状況
(質)今の関連で、アネックスがもう今一般観光客から県民の方・・。
(答)もう発表項目以外でいいですか。
 
(質)発表以外のところでお願いします。
 
(質)アネックスは観光客が今もう訪問が終わって、今現在ってどういう状況になってるんですか、ちょっとお伺いできれば。
(答)基本的には外務省と国交省の事業なので、日々の進捗はちょっと私分かりませんけども、これからもったいないですけど解体に向けてやっていくということだと思いますけどね。いつまでにどうするというのはちょっと私分かりませんけれども、我々としては三重情報館で使ったものとか、そういうものを使えるものはなるべく記念館とかに持っていって、もったいないというふうにならないようにしたいと思いますし、国交省としてはほぼ全て99パーセント再利用するというふうに言ってますので、そういう形で進んでいくんだと思いますけどね。
 
○舛添東京都知事について
(質)昨日のぶら下がりでも質問があって、また今日もあれですが東京都の舛添都知事が辞意を固めるということになりまして、そのことについてコメントをお願いします。
(答)いろんなオリンピックなどに対した、オリンピックを始めいろんな政策に対して思いがあったということでしょうけれども、これまでの経緯とか現在の議会の状況とか都政の停滞の状況などを見れば、やむを得ないと舛添知事はご判断されたのではないかというふうに思います。政治家の出処進退はご自身で決めることで私がそれのコメント良いとか悪いとかってことではないと思いますけれども、申し上げるんではないと思いますが、今の状況を見て不信任の可決という形よりは、ご自身で辞職願を出されるということを選ばれたんじゃないかなと思います。不信任案可決だと解散もあり得た中ですから、そういうことで自分で責任を取るというご判断をされたんではないかというふうに思います。ちょっと違う話ですけども、舛添都知事が何か昨日いろんなやり取りの中で、このことで子どもがいじめられているという話がありましたが、こういうのに便乗して子どもをいじめるとか、そういうのは絶対あってはならないですね。そういうことは子どもたちに発生してても周りの大人たちがしっかり止めないといけないと思いますし、そういうのは本当良くないですよね。大人の、子どもには罪は無いわけですから、そういう何か子どもに影響が出るっていうのは大変悲しいですけどね。直接辞職とは関係ありませんけども舛添さんの辞意についてはそういうふうに思いますね。
 
(質)関連して、答えにくいかもしれませんけども、今回何が一番まずかったと思いますか。
(答)2つあるとすれば、1つは税金で仕事をさせていただいているということに対する緊張感というか、そういうものを具体的に行動として表現される部分においてご配慮が足りなかった部分があるんじゃないかということと、もう1つは、説明をされる段において、本音とか自分の弱さとかそういうものを素直におっしゃるタイミングを逸したということは大きいんじゃないかなと思いますけどね。私は報道などを通じてしかあれなんで、舛添都知事と直接しゃべったわけじゃないので、僕の今の言ったことが正しいかどうか分かりませんけれども、単なる印象論とか何か評論家的で申し訳ないんですが自分が見てて思うのは今の2点が大きいかなと。特に後者の何ていうか、本音とか自分の弱さ、そういうのをこう素直に表現されるタイミングというのが、少しそういうタイミングを逸したというのはあると思いますね。
 
(質)知事ご自身は舛添知事とは接点はおありになってますか。
(答)ええ、私は衆議院選挙に出て落ちた後、その落選したメンバー数名と今国会議員やってるメンバーもいますけど、舛添カレッジっていうちょっと勉強会みたいなんちょっとやってたんで、そのメンバーの1人であったということとか、あとは知事になられてから知事会とかで若手の知事と、あれなんですね、広島の湯崎さんと、岡山の伊原木さんと、高知の尾﨑さんが確か舛添ゼミなんですね。で、僕がその3人と仲いいもんですから、一緒に知事会の時に飲んだりしたことはあります。あとはこの前サミットで消防の協力要請、そんな感じですかね。
 
(質)東京都知事から派生した話で、静岡県知事が、川勝知事も宿泊費を過剰に請求、これまでしてたっていうのが昨日定例会見で明らかになったようなんですけれども、まずご自身が過去の宿泊費だとかというのを精査されたかということと、それとあと今回の舛添知事の問題、問題というか事から派生して全国の自治体への影響みたいなものってどういったものがあったかというのは。
(答)精査したというか、たくさんアンケートいただきましたので精査しました。条例で決められている部分を一部超過してる部分ありましたけれど、あれ川勝知事は3倍以上越えてるやつあるんですよね。あれ裁判で3倍っていうふうに確かなってたと思うんですけれども、僕は2倍でっていうのがニューヨークのやつがあります。それはそのアンケートなどでも答えさせていただいたんですけれども、僕は行くとアポを結構ガチガチにたくさん入れるので、せっかく行ったらいろんな人と会おうとか、いろんなとこへ行こうというふうにやってますんで、そういう行程上の効率性とか国や地域によっては治安のあまりよろしくない地域でしかその値段だとホテルが取れないケースがあるので、そういう安全性の観点で、というようなことから一部条例の決められている額を上回ったケースがありますけれども基本的には条例の規定どおりやるっていうのが大前提でやってます。
 
(質)今回の問題で、全国の自治体の特に県、都道府県の首長だとか、どういった教訓だとか、どういったものを何か感じられましたか。 
(答)分からないですけど具体的に何か、僕は三重県も適切にやらせていただいてますし、他の県も適切にやってるんだと思いますから、引き続き気を引き締めて緊張感を持って、税金で仕事やらせていただいてることの重みを感じてやるという、改めて気を引き締めるということだと思います。仮に制度上が何か整っていないところとか、そういうのがあるのであれば少し見直す県はあるかもしれませんけど、全体としてはそれぞれみんな適切にやっておられるはずですので、それ改めてっていうことだと思いますけどね。何か影響が出るというのは無いと思いますけど。ちなみに今回のサマーダボスは、うち随行者2名、国際戦略課長と知事秘書。飛行機はビジネスクラス、宿泊は1泊1万3,500円になります。
 
○リニア中央新幹線の大阪への延伸前倒し
(質)全然話変わりますけど、自公政権を支持する理由にも挙げられてたリニアの話をちょっと聞いてなかったんですけど、延伸の前倒しが決まって今後こうどういう展開が予想されるのかとか、あと中間の駅とかルートの選定とかで期待することとかありますか。
(答)このリニアの前倒しっていうのは、今2027年に名古屋までっていうのもこれも相当インパクト大きいですけれども、三重県は中間駅が設置されるっていうことですので、名古屋以西の前倒しっていうのはこれはもう非常にビッグイシューだと思います。特に今2045年というやつを最大8年前倒しすると、2037年になりますが、三重県は2033年が次の遷宮なので、その後の観光誘客とかを切れ目なくやるという考えからすると、その8年、さらにもう1年、2年でも前倒ししてくれば、その2033年でおそらく観光客がガーって上がったところをさらに長く続けるということの大きな武器になるというふうに思っています。今後の動きとしては我々この前総理にも要望しましたけど、具体的な資金スキームを早く作ってJR東海といろいろ議論をして具現化してほしいということと、それからルートで最近の報道でもう三重・奈良ルートしかないという報道が多いですけども、まだ何か京都がどうこうとかいう人言うてるんで、そういうのはもうさっさとやめてほしいんですけれども、そういうのを言うのをやめてほしいんですけれどもそのルートを早く決めてほしいということと、あとは、ちょっとここは議論があるんであれですけど環境アセスとかも早くやれればより前に進むのかなと思いますけど、ここはいろいろ議論が分かれてるとこなんで、我々としてはとにかくスキームを早く具現化してほしいということと、ルートを早く確定してほしいと思います。それによって我々が中間駅をどこにするっていうことをJR東海と議論したり、そのためのアクセス道路とか周辺環境整備に入っていけると思うのでまずはとにもかくにもルートですね。
 
(質)ルートも決まってないんで、亀山駅とは言われてるんですけど、亀山市さん特に駅の街づくりとか、絵を描いたりっていうのはまだしてないみたいなんですけれど前倒しすることによってそういう作業とかもちょっと準備を早めなければけないっていうのもあるんですか。
(答)と思いますね。そういう駅が整備されるということになれば、いろんな民需が、じゃあここに企業を立地してみようとか、あるいはここに新たなショッピングセンターつくってみようとか、そういう民需の喚起にもなると思いますので、なるべく早く決めてもらうということが、早く実際にでき上がるということも大事なんですけど、早く決めるっていうことでその民需を喚起する予見可能性っていうのかな、そういうのを高めることになるんで、我々としてはとにかく早く決めてもらうっていうことは大事なことだと思いますね。県内どこにっていうのはこれからいろいろJR東海さんとも議論しないといけませんけれども、普通に考えて三重県で駅をつくるとするならば、何か豪華な駅をつくってそこにたくさん集客するっていう機能を持つ駅というよりはいろんな高速道路とか、既存の鉄道とか公共交通機関とか、そういうののアクセスがいい結節性の高い、そういうような場所にして、県内多くの人たちが、空港も新幹線の駅もない三重県ですから多くの人たちが利用しやすい結節性の高い駅、位置にするっていうことが県としては大事なことなんじゃないかなと思いますね。いろんなターミナル駅みたいな、駅を豪華にしてそこに人を集めるっていう考え方もあるかもしれませんけど、三重県はむしろアクセスを県内のアクセスを大事にするっていうことが基本的考え方なんだと思いますけどね。
 
(質)そういう意味では従来から言われている亀山っていうのは、ジャンクションもあるので有力な候補だと思うんですよね。
(答)僕からちょっとなかなか申し上げられないですけど、亀山の皆さん頑張っていただいてますよね。
 
(質)ほか発表項目以外でよろしいですか。あと第二県政クラブ含めて、よろしいですか。では、ありがとうございます。
 
 
 
 
 
                                了

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