現在位置:
  1. トップページ >
  2. 県政・お知らせ情報 >
  3. 知事のページ >
  4. 知事定例記者会見 >
  5. 令和3年9月以前会見録 >
  6. 平成28年度会見録 >
  7.  知事会見 会見録 平成28年10月24日
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  総務部  >
  3. 広聴広報課  >
  4.  報道班 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成28年10月24日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

伊勢志摩サミット開催半年後イベントの開催(発表)
三重県・中国河南省友好県省関係締結30周年記念事業の開催(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・鈴鹿市内での中学生暴行事件
・志摩市長選挙
・知事職の多選による問題
・地域ブランド調査2016魅力度47都道府県ランキング
・平成27年度一般会計決算
・「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産登録
・ポストサミットの取組
・知事の後援会活動

発表項目

(知事)それでは、今日は2つ発表したいと思います。1つは、伊勢志摩サミット開催半年後を記念したイベントです。サミットの成果やレガシーを県民の皆さんと共有して、県民の皆さんお一人おひとりがアクティブ・シチズンとしてさらに活躍していただけるきっかけとするため、「伊勢志摩サミット開催半年後イベント」を11月27日に県庁講堂と県総合博物館MieMuで開催をいたします。このイベントは、大きく3つの行事で構成しています。1つ目は、「伊勢志摩サミットを契機とした県民活躍シンポジウム」であります。まず、サミットの配偶者プログラムや外国語ボランティアで活躍いただいたお二人の方からの活動報告として、サミットに携わることになった経緯や、サミットの時の活動内容等についてお話しいただきます。次に、シンポジウムのメインとして、現在検討中の「伊勢志摩サミット三重県民宣言(仮称)」の発表を行います。その後、「宣言」の内容を踏まえたパネルディスカッションを行い、「県民それぞれの目から見て、サミットとは何だったのか」あるいは「サミットを契機として、県民一人ひとりの活躍が広がるにはどうしたらいいのか」などをテーマに、議論を進めていただきます。2つ目は、G7首脳が伊勢神宮で記念植樹した「神宮スギの定植式」であります。G7首脳による植樹シーンは、多くの県民の皆さんも報道等を通じてご覧になったことと思います。そういったサミットを象徴する神宮スギを、子どもたちや若者をはじめとする多くの皆さんに見ていただける場所はと考え、MieMuとしました。3つ目は、サミットで使われた尾鷲ヒノキ製の「首脳会議用円卓と椅子の展示」であります。円卓と椅子につきましては、国際メディアセンター「アネックス」の一般公開の際に、限られた方にしか見ていただくことができませんでしたので、特に次世代を担う子どもたちにサミットの雰囲気を実感してもらえるよう、神宮スギと同じくMieMuでの展示としました。サミットが無事閉幕してから今日で150日となりました。これまでも申し上げてきましたが、サミットの開催はあくまでチャンスであり、このチャンスをしっかりと生かしていくことが必要となります。県はもとより、県民の皆さんお一人おひとりがこのチャンスを掴(つか)もうとする思いを持っていただき、そのための行動を起こし、サミットのレガシーを次世代に継承していく必要があります。そして、そのことにより初めて、中長期的な視点からもサミットは大成功だったと、後世まで語り継がれることになると考えています。そのためには、まずはサミットの成果やレガシーを県民の皆さんと共有することが大前提であると考え、サミット開催半年後の節目であるこの時期に、記念行事を開催することとしました。併せて、現在検討中の「宣言」を発表する場としても、今回のシンポジウムがふさわしいものであると考えました。今回の「宣言」を契機として、今後一人でも多くの皆さんの活躍が広がっていくよう、「宣言」の内容を幅広く発信・周知していきたいと考えています。今回のサミット開催半年後イベントは、県民の皆さんに直接、サミット全体の成果やレガシーをご報告し、皆さんと共有させていただく初めての機会となります。今回の一連の行事により、県民の皆さんの理解が深まり、今後の活躍をさらに後押しできればと考えておりますので、ぜひ多くの皆さんに積極的にご参加いただければと思います。
 
 はい、それが1つ目で、2つ目は河南省、三重県と中国の河南省が友好関係を締結して今年で30周年を迎えますので、その記念事業を11月11日と12日の2日間、三重県総合文化センターを主会場に開催します。今回は、中国人民政治協商会議河南省委員会、これ中国政府への提言機関だそうでありますけれども、そこの梁副主席、副省長級なんで副知事級ってことですね、を団長とする26名の訪問団が三重県にお越しいただきます。まず1日目は、石垣副知事と県議会の中村議長を表敬訪問していただいて、2日目には私も出席して記念式典を行います。「友好関係30周年における確認書」を交わすことで現在河南省政府と調整しています。この「確認書」は、両者が今後も引き続き友好関係の発展のために努力していくことについて確認するもので、これまでも5年ごとに交わしています。また、これまでの三重県と河南省との友好交流に関する写真などの資料も公開展示します。河南省は、省都である鄭州市が津市とほぼ同じ北緯35度に位置することや、名所旧跡が多く観光に力を入れていることなど、三重県との共通点が多かったことから、昭和61年に友好関係を結びました。そして、ほぼ5年ごとの節目の時期に双方の代表団が相互に訪問しつつ、観光、経済、文化、科学技術等の様々な分野で連携を進めてきました。25周年にあたる平成23年には、私も河南省を訪問し、観光などの分野で一層の交流促進を目指した意見交換などを行いました。このような国際交流を続けていくことにより、世界に開かれた地域社会づくりを推進し、地域の活性化に繋げていきたいと考えています。
 
発表項目等に関する質疑
○伊勢志摩サミット開催半年後イベントの開催(発表)

(質)半年後イベントですけども、この神宮スギって他のはどういう活用をするんですか。
(答)他のはあれどうしましたっけ。
(答:雇用経済部)1本は伊勢神宮内宮のほうにございます。2本県にいただきまして、もう1本はまだ県のほうで保管をしております。
 
(質)それもどこかにまた植える予定ですか。
(答:雇用経済部)そうです。
 
(質)円卓とか椅子の展示って期限はあるんですか。
(答)期限あるんですか。
(答:雇用経済部)今回は12月25日までです。
 
(質)県民宣言なんですけども、これもかなり意見って今集まっているんでしょうか。懇話会とかも開いてますけど。
(答)土曜日も若者バージョンの会議もやったりしまして、今意見をいただいているところであります。これからまた懇話会で実際外国語ボランティアで活躍していただいた方々もその公募委員とかに入ってますんで、様々な視点からご意見をいただきたいと思います。若者なかなか面白い意見がありますね。確かにこの次世代に引き継ぐとかいう、ええけどそれって年配者の視点ですよねとか、なかなかいい意見を、あとやっぱり自分が体験してみないと分からないですわっていう、そういう自分が積極的に体験していきたいです的な意見とか、そういう非常にいい意見をもらっているんで反映した宣言にしていきたいですね。
 
(質)これ何本ぐらい集まっているんですか。
(答)何本ぐらいですか。
(答:雇用経済部)すいません。本数はまだちょっと集計していません。
 
○三重県・中国河南省友好県省関係締結30周年記念事業の開催(発表)
(質)河南省のほうなんですけども、これ20周年とかそういう時は、節目節目で記念事業ってこれまでやってきたんでしたっけ。
(答)そうですね、20周年の時はこっちへ来てもうたんやな。
(答:雇用経済部)はい。
 
(質)普段からそういう定期的な交流事業っていうのはやってましたっけ。
(答)ICETTに河南省の職員が研修に来てもらったりというのが、毎年絶対ではないんですけども、この5年5年の訪問の間とかに来てもらうケースとかはありましたし、あと今はちょっとやっていませんけども、僕が25周年行った時にその翌年から観光キャンペーンで向こうで観光イベントやったり、河南省の人がうちの津に来てもらって津のイオンでちょっとやってもらったりとか、そんなんはやったりしてますね。何か職員の交流みたいなんが結構多いですけどね。環境とか農業とかね。
 
その他の項目に関する質疑
○鈴鹿市内での中学生暴行事件
(質)発表事項以外で、鈴鹿の事件で昨日被害者の方が亡くなられましたけど、改めてその受け止めと、県教委としてまた新たな対応というのはあるんでしょうか。
(答)まずはお亡くなりになられた方、心からご冥福をお祈りしたいと思いますし、このご遺族の方にお見舞い申し上げたいというふうに思います。快復を祈ってご家族の皆さんとか関係者の皆さんがおられましたので、そういう中で命を落とされたということで関係者の皆さんのお気持ちを察するところでありますけれども、非常に残念に思いますので心からご冥福をお祈りしたいと思います。今後はその亡くなった生徒が通う中学校の生徒をはじめとした心のケア、あとそれからもちろんご家族も厳しい気持ちであろうと思いますから、そういう心のケア、そういうことをしていきたいというふうに思っております。県の教育委員会それから私学関係としましても、そういうこの児童・生徒の安全確保について文書を発出したところでありますが、改めて県立学校の関係では命を大切にする、そういう教育の実施状況について、現在ヒアリングをスタートしているところでありますので、こういう実施状況をしっかり把握して、その量的・質的にこの命を大切にする授業というのがちゃんと行われているかどうか、そういうことをチェックして今後に生かしていきたいというふうに思っております。また多分今月に行われる総合教育会議でも、私も含めてこういう暴力とかいじめ、そういうものに対する今後の対応というのを議論する場を設けたいというふうに思っています。
 
(質)ちなみにこの命を大切にする授業というのは、どういう時間帯にやるんですかね。
(答)基本は道徳が多いですけどね。特別活動とか総合学習的な時間のケースもありますけども、道徳で例えばそういう人の命の話をしたり、動物の命の話をしてみたりとかそういう事例をもって、道徳の中で生命を大切にする教育というのをやったりするケースが多いと思いますね。
 
○志摩市長選挙
(質)昨日志摩市長選が行われたんですけども、伊勢志摩サミットを率いた行政のトップの方が、共に尽力されたと思うんですけど、現職が敗れる結果になりましたけど率直な受け止めをお願いします。
(答)まずは当選された竹内さんにつきましてはお祝い申し上げたいと思います。また大口前市長も本当にこれまで様々、私が知事になってからずっと市長やっていただいておりましたので、ご協力いただいたことに感謝申し上げたいと思います。サミットの是非が争われた選挙ではないので、むしろサミット後の、サミットを生かしてどういう地域づくりをしていくのかということについての議論がなされたと思いますし、この8年間の大口市長がやってこられた市政についてのご議論でありますから、それを市民の皆さんがご判断されたということだというふうに受け止めております。いずれの候補もサミット後の、サミットを生かして地域づくりをしていくんだと、それを生かしていくんだという中で具体的な議論をされていたと思いますんで、県としましてもしっかりと連携をして、サミット後を生かしていく、チャンスを生かしていく取組をしていきたいというふうに思っております。あと今回当選された竹内新市長が、これまで8年間落選しながらもいろんなアイデアを出して地域で頑張られたとそういう姿勢なども今回いろいろご評価があったのかもしれませんしね、そういうふうに思います。
 
(質)関連で、どちらかの応援、志摩市長選は何か応援とかそういうことはされたんですか。
(答)全くやってないです。中立ですので。
 
(質)出陣式に何か送ったり?
(答)いえいえため書とかメッセージなど両方何も送ってないです。
 
(質)行ったりもしてないですか。
(答)してないです。
 
(質)落ちたほうにも?
(答)行ってないです。
 
○知事職の多選による問題
(質)同じように昨日たくさん選挙があって、富山県知事選もあって4選という高齢多選と言われる現職で、知事ちなみに知事職の多選についてはどういうお考えなんですか。
(答)基本的には、最終的には結果の部分においては有権者の皆さんのご判断なんで、あとはその地域の事情とかもあるでしょうけれども、他の方は分かりませんけど、僕は何ていうんですかね、一番最初知事になった時の代表質問で舟橋県議から聞かれたと思うんですけど、何か10年ひと昔というか、10年とかという一つはいろんな評価をするにおいて大事なスパンだと思うということは言っています。実際にそれぞれの時代に応じて成果を上げていたら、それは一定長くてもそれがいいという経営者の方もいらっしゃるだろうし、やっぱりいろんな硬直化もあるんじゃないかというような、新しいアイデアも出にくいんじゃないかという方もおられると思いますから、それぞれ各地域の有権者の方がご判断いただいたらいいんじゃないかなというふうに思いますけどね。石井知事は当選おめでとうございますということと、知事会においても税や財政のエキスパートとしてご活躍いただいておりますので、引き続きご指導賜れればというふうに思いますね。
 
(質)富山と岡山では何か応援に行かれたりとか。
(答)全然無いです。
 
(質)新潟の知事選も?
(答)無いです。岡山は伊原木さんはずっと知事になる前から親しくしてましたので、また奥様が経済産業省で少しアルバイトをされたこともありましたので、非常に仲良くさせていただいているんですけども、伊原木知事は今回最後地震対応があって選挙活動は奥様にお任せして、防災服着ながら対応に当たっていたという中で圧勝されたんで本当にすごいなというふうに思いますし、これからもしっかり連携してやっていきたいと思います。
 
○地域ブランド調査2016魅力度47都道府県ランキング
(質)ブランド総合研究所の都道府県別の魅力度ランキング、今年三重県下がりましたけど、どう分析してそれをどう今後に繋げますか。
(答)あれだけが指標ではないですけども、あれタイミングとかもあるんですよね。結構サミット終わってしばらくしてから取ったやつだと思いますし、あとこの教育環境とかいろんな要素が含まっての調査ですので、一方で情報接触度とかは一定のレベルにあったと思いますから、あそこに書かれている内容なんかもよく分析しながら何が課題なのか、いろんな発信をしていかないといけないなというふうに思いますね。
 
(質)サミット終わってしばらく経ってから取ったやつで、それでこの結果というのはあまり良くないんじゃないですか。
(答)情報露出度っていうのは結構あそこ大きいですからね。その点もあるんじゃないかなと思いますけどね。一方でそういう調査、そこはそこでしっかり受け止めていろんなことの改善にしていくということじゃないかと思いますけどね。 
 
○平成27年度一般会計決算
(質)話変わって決算が議会にも提出されましたけど、この平成27年度の一般会計の決算ていうのは知事はどう評価して、それを今年度の予算執行あるいは新年度の予算編成にどういうふうに生かしていこうというふうにお考えですか。
(答)単年度収支では黒字でしたけど、実質単年度収支では赤字ということでありますので、これは厳しい財政運営を示すものの証左の1つだというふうに思っています。その中におけるこれまでも歳入歳出両面で努力をしていかなければならないということを申し上げて、財政健全化においてですね、申し上げてきましたので、これまで申し上げてきたとおり、しっかり財政健全化に向けた取組をしていきたいというふうに思っています。とりわけ歳入において大きく前進するというようなことがなかなか難しい中にあって、歳出の改革っていうのは必須であるというふうに思っていますから、しっかり取り組んでいきたいというふうに思って、あらゆる手段を考えて対応していきたいというふうに思っています。
 
○「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産登録
(質)今、上野天神祭開かれてますけれども、世界無形文化遺産の登録が期待されているということで、改めてちょっと知事から期待であったりとか、今後登録された場合どう生かしていきたいとかという思いがあったらお願いしたいんですけども。
(答)今回、伊賀の天神祭や桑名の石取祭、それから四日市の富田のとこですね、この山・鉾・屋台の一連の中で無形文化遺産に登録かというところまでこぎ着けているということは、まずはこれまでその伝統を守ってきていただいた地域の皆さんに、先人の皆さんに感謝を申し上げたいというふうに思いますし、ぜひ最終的に無事登録というふうになることを祈っています。もちろん大事なことは上野なら上野でそれ選ばれました、そしたらそれを今の世代の人たちだけではなくて、その子どもたちとかにもしっかりこの地域の中で継承していくということと、今回は山・鉾全体で、去年桑名で山・鉾サミットをやりましたけれども、こういう全体のいろんな所との連携の余地があると思いますから、そういうのを観光の連携商品に使っていったり、地域の連携に繋げていくということができればいいんじゃないかなと思います。なので、地域の中での深掘りと、それから連携ということに活用していくということができればいいんじゃないかなと思いますね。 
 
(質)山・鉾サミットの話がありましたけれども、今後これがポストサミット事業として何か開かれたりとかそういうことってあり得るんですか。
(答)どうですかね。県として何か山・鉾というのを1つの題材にしてやるというのを今のところ考えているということは無いですけども、市町の皆さんのこの盛り上がりとか、そういうご要請とかがあればよく考えたいということだと思いますけどね。でも本当に昨日も僕、朝、87年ぶりに行われた日永の追分のお木曳に行ってきたんですけども、やっぱり子どもたちとかたくさんいて、ああいうこの、あそこの日永地域なんか僕あいさつでも言ったんですけども、新しい住民の人たちと地域に代々住んでいる人が混在する地域なので、そういう人たちが一緒になってああいう伝統行事をやって、地域について愛着を持ってもらうということはすごい大事なことなので、そういうようなことで文化財とかを生かしてもらうということはいいことなんじゃないかなと思いましたね。
 
○ポストサミットの取組
(質)サミット半年に関連してなんですが、これ基調講演でも、知事、伊勢志摩サミットのレガシーとはって話されると思うので、今話せる範囲で構わないんですが、今サミット後まもなく半年というところで、例えば食材であるとか、イベントであるとか、そういうようなサミット後の大きな節目ってたくさんあったと思うんですが、県として例えばサミットの準備をする中で、いろんな各省庁だとか団体だとかと繋がりができたりもしたと思うんです。で、新たなノウハウができたというようなところもあると思うんですが、具体的に県としてこのできた繋がりを今後こういうように生かしていけるんじゃないかとか、これまでこのイベントはこういうようなノウハウがあったから実現したという辺りを伺えますか。 
(答)今まさにあなたがおっしゃっていただいた視点は、先週の営業本部で私が指示をしたところでありまして、いろいろ、例えば、今これから関西で行われます「三重うまいもんフェア」っていう三重の応援団になってもらっている関西のレストランとかの店舗で三重の食材、ワァーってやるやつあるんですけれども、そこでカゴメさんが、これはサミットで協力をしていただいてセミノールのジュースを作ってもらったりした、そこで縁ができたカゴメさんが、今回だいぶ応援していただいて三重県のトマトを使ったり、あるいは関西県人会に来た人にそれをトマトジュースをプレゼントしてくれるとかいうようなことがあったりするんですけど、そういうような形のものが幾つかたくさん出てきていますので、そういうのを生かしたいと思ってるんですけれども、まだまだせっかくあんだけ1,000近くの協賛・応援をいただいたのに、そのコネというか繋がりというかですね、それを全部生かし切れてない部分があると思いますので、そういうのをこうもっともっと生かしていきたいと思いますし、あとはメディアツアーに来ていただいた36カ国・地域の、22回やったメディアツアーの海外の記者の人たちとかへも、発信とか情報提供というのがまだまだうまく活用できていないので、そういうところをもっとしっかりやっていきたいなというふうに思いますね。サミットがあったので、例えば10月に行われた認知症サミットなんかも伊勢志摩サミットがあったからやろうとか、この前も整形外科学会も研修会をやってくれたんですけど、それも伊勢志摩サミットがあったのでやろうというようなことでありましたから、実際に伊勢志摩サミットでできた繋がりと、それからサミットがあったのでそういう所でいろんな会合をやってみようみたいな、そんな両方の成果というかあったと思いますけど、僕の認識としてはまだまだ生かしきれてないと、もったいないという認識ですので、もっと企業の皆さんとそういうのを進めていきたいなというように思いますね。 
 
(質)例えば外務省であったり、他の行政機関との連携とかというのはどうですか。 
(答)外務省との関係、そうですねえ、外務省なあ。
 
(質)外務省に限定しなくてもいいんですけども。
(答)国交省とか、観光庁とかを含む国交省とかは日頃からやっていましたし、あとは食のことで農水省の皆さんとだいぶやらせていただきましたんで、この前も大臣に要望させていただいた松阪牛の、松阪牛に限らずタイの牛肉の輸入規制の緩和とかっていうのにも繋がっていきましたし、やっぱりこのサミットで食が注目を浴びてこれを生かしたいので、ぜひこの規制を撤廃してほしいというようなことが説得力を増して、農水省さんもサミットでいろいろ三重県とやりとりしたんで、そういうのをやっぱりそうだよねというのでよく動いてくれたというのはあると思いますね。あとはさっきの認知症サミットも、厚生労働省なんかはすごい三重県の認知症の取組とかに注目をしてくれるような結果になっていますので、非常に良かったんじゃないかと思いますね。 
 
(質)他はいかがですか。それでは第二も含めてお願いします。
 
○三重県・中国河南省友好県省関係締結30周年記念事業の開催(発表)
(質)河南省ですけど、11日に石垣さんのとこへ来るっていうのはなぜなんですか。つまり知事はいらっしゃらないということですか。
(答)県庁の訪問に来てもらうということですね。これは相手とかにもいろいろよるんですけども、外交儀礼上いろんなこの、何ていうんですか、ランクみたいなのがあってとかというので何かこういう調整になったようですけど。
 
(質)この日知事は県庁にいるの、いないの。
(答)11日はどうでしたっけかね。ちょっと僕、自分の予定が分かりませんけども。そういう何か僕の予定もさることながら、何かそういう外交儀礼的な部分でのあれが決まったというのも聞いてますけどね。
 
(質)知事自身がこの日、出られないご事情が。 
(答)あー、この日そうですね、そもそもいないのもありますね。
 
(質)いないですよね。
(答)そもそもいないですね。
 
(質)上京でしたっけ。
(答)そうですね。そもそもいませんね、はい。
 
(質)で、石垣さんのところへ代わりに来られる。
(答)そうですね。
 
(質)あと、5年ごとに要は行ったり来たりずっとしてきてるわけじゃないですか。これ、要は返礼っていうのが逆に言ったら今度5年後っていうことですか。来てもらって、じゃあ今度うちがっていう。
(答)まあ、そういうことでしょうね。
 
(質)河南省、ずっと続ける、交流続ける意味合いってのは何なんですか。
(答)今、河南省に、例えば太陽化学さんとか住友電装さんとか、そういう既に進出している企業とかもありますし、あとは卓球とかそういうので草の根の交流とかも結構進んでいたりしますし、あと太極拳とかそういうところでのこう何か草の根交流とかも進んでいるので、市民、県民の皆さんが続けていただいている草の根交流などを、さらに行政ベースでも定期的には交流続けていくといいんじゃないですかというようなことでやらせていただいている、そんな感じですかね。
 
(質)知事が知事になられて、一応2回ぐらい質問したこともありますが、海外との交流提携をある程度整理をすると、続ける続けない、あるいは新たに結ぶとか、そういうことも含めてという話ですけど、結局潰したところは無いわけで、財政ひっ迫の折、大して使っているお金は大したことないかもしれないですが、その辺を含めてそういう整序というのはあるんですか。スペイン・バレンシア州とかほとんど交流無いようですが。
(答)スペインのバレンシア州も僕が知事在任中に20周年みたいなのを迎えるような時がありましたけど、それは無理にする必要なく、かといってもう友好提携やめますわって明示的にやめると言わんでも、一定のそこの締結するに至っては先人の皆さんのご努力もあったと思いますから、現在の状況を踏まえた交流の頻度や度合ということにするということですけどね。パラオとかも、今回パラオは民間で交流していただくことになると思います。水産高校の船が、実習船が行く時の交流とかあると思いますけど。無理矢理やめるというよりは、できることをやるという形にしていってると思います。河南省とかサンパウロ州とかとの関係でも、いろんな、何ていうんですかね、こっちがお金出して来てもらってみたいな研修とかっていうのも結構あったんですけど、そういうのも整理してきてますし、できることをやると、そんな感じですね。
 
(質)あえて態度を明確にすると相手さんの感情を害する部分もあるし、下手すると国際問題に発展するかもしれないし、そういうこともあって自然消滅的なものはそれはそれでいいということで置いておくということですね。
(答)そうですね。
 
○鈴鹿市内での中学生暴行事件
(質)鈴鹿の亡くなられた中学生の方の件なんですけど、いじめじゃないしにしても、そういった今、小学生に至るまで中学生ぐらいからそういう形で学校の中でとかあるいは家庭でいろいろな問題起きてるじゃないですか。原因は多分複層してると思いますけど、全国的にいってその辺の有効策みたいなものを知事はどういうふうに考えておられますか。
(答)何かをしたから暴力行為が無くなるとか、何かをしたからいじめが無くなるとかっていうのではないと思いますね。まさにあなたがおっしゃったように複層、原因は複層しているので、なので今であればスクールカウンセラーとかソーシャルワーカーとかっていう、その人によって個々のケースに早期に対応するっていうことが基本だというふうに思いますので、個々のケースに合わせてなるべく早期に対応するっていうことの態勢をいかに組めるか、早期の予兆をいかに謙虚に見出すことができるかどうか、それが大きなポイントだと思いますけどね。それは被害を受けている子だけじゃなくて、加害をしているような子の状況についてもそうだと思いますけどね。
 
(質)現象面の対処法だけじゃなくて、国政に関わるかもしれないけど根本的には教育の、この国の教育のあり方の話なんですよね。それからいくと例えばカウンセラーうんぬんとか言うよりは、逆に言ったら命の教育であるとか、知事の場合はそういう道徳に力を入れたいとか、あるいは貧困対策でそういうところに力を入れたいとか、どこにアクセルを踏まれるんですか。
(答)これは自治体の役割っていうようなことも踏まえても、まずやっぱり教育における、特に今は道徳教育推進委員会という有識者の皆さんにご議論いただいていますけれども、命を大切にする教育も含めて、やっぱり教育的側面のところ、そこのどういう内容にしていくのかっていうようなことの一定の方向性みたいなところは県がしっかり力入れていくべきところだと思いますし、実際に道徳についても国のほうもそのそれぞれの発達段階に合わせてっていうこととかも言ってきていますので、そういうのを含めながら教育のところをしっかりやっていくということだと思います。一方で福祉的側面っていうところについては、やはり各市町においてそれぞれ丁寧にやっていただいていると思いますから、そこは住民の皆さんとの最前線たる市町の皆さんにしっかりやっていただくということなんだろうと思いますけどね。
 
(質)総合教育会議を作られて、これは三重県の場合何かたくさん開いた数だけ自慢してるような感じっていうか、そういう発信のされ方しかされない、そこになりますが、そういうこと含めて、来年4月から三重県もようやく教育委員長が無くなるじゃないですか。そういうこと含めて教育制度が新しく変わるという、県における教育制度がね、この子どもたちを取り巻くこの問題に切り込むために何かお考えのことってあるんですか。
(答)この問題というのはいじめとか暴力ということですか。
 
(質)そうです。
(答)今回、先程も申し上げたとおりの総合教育会議でも、このいじめ、暴力のことを議論させていただこうと思っていますので、今申し上げた道徳教育推進委員会というところで、一定の道徳教育に関する指針みたいなものを作ってもらうことにしています。そこの指針、学校教育におけるそういう道徳的教育の側面っていうのはそういう方向でさらにそれを現場で使えるようにしていくということと、今、家庭教育の応援戦略っていうのを一方で作っているので、家庭においてもそういう規範意識とかそういうのをしっかり持ってもらうために、家庭で頑張ってもらうことを応援していくにはどうしていくかっていうそんな指針とかも作っていますので、県としては切り込むというかそういう方向性を示していくっていう形になろうと思いますけどね。
 
(質)これは単なる思いつきで聞くんですけど、例えばいじめとかそういったものもある程度学力向上の成果が出れば減ってくとかあるいは無くなってくとか、そういうお考えもあって学力向上ももちろんその両輪の1つとしてやっていきたいとか何かそういうことあるんですか。 
(答)完全なる因果関係というのは説明にしにくいものの、僕は一定程度相関はあると思います。それは自己肯定感なんですよね。その自己肯定感が高まっていくこと、自分で何かやればできるって思えることが他者への攻撃とか偏見とかそういうものを減らしていくことになると思いますから、学力向上により知識を得て自分が成果を出せる、そういう自己肯定感というのを持っていけるようになっていけば、そういうこう他者への攻撃とかそういう部分においても一定のいい影響が出るんじゃないかと私は思っていますので。完全なる因果関係とは言いませんが、相関関係はある程度あるというふうに思っていますね。
 
○志摩市長選挙
(質)志摩市長選なんですけど、市民の皆さんのご判断というのは知事という立場上、常套句(じょうとうく)になっていますけど、木で鼻をくくった話は別にして、負けた現職はサミットを俺が引っ張ったんだと嘘で塗り固めた話をしてて、嫌われた分もあるんじゃないかなと個人的には思ってるんですけど、そういう形でそれを打ち破った新しい竹内市政っていっても8年後の返り咲きですが、その辺の志摩市の課題とか含めて、期待感じゃなくて課題とか含めてどういうふうにお考えですか。
(答)市長選がどうあれっていうか、どっちがどう当選されるということを置いといても、志摩市の課題としてはやっぱり人口の流出、それから働く場ですよね。今、漁業を中心としてやっていただいておりますけども、やっぱり働く場を一次産業や観光などを中心としてどういうふうに作っていくのかっていうことだと思います。それによって定住人口をいかに生み出していくのかというようなことが一番大きな課題の1つだと思います。それによって収入が上がっていく、所得が上がっていくということだと思いますから、そういう働く場をいかに作っていくのかということが一番大きな課題だと思います。その中にサミットをいかに生かすのかということがあると思います。それから、これは何ていうか感覚的な部分はあるかもしれませんけれども、5町で合併していただいて、やっぱり市としての一体感というのをいかに作っていくかというのは重要なポイントだというふうに思っています。それぞれに特色のある町でありますけれども、それをこう一体的にさらに一体感を持ってやっていくためにはどうしたらいいのかっていうことも、僕は何か答えを持ち合わせてるわけではありませんが、そういうポイントがあると思っています。大きく言えばそういうとこですかね。
 
(質)1対1対談とかすごいやんかトークやられてて、県下全市町回ってられますけど、志摩市に関しては、何度か行かれてて5町の一体感が足りないなと、そういうふうに思われたんですか。
(答)1対1対談を通じてというよりは、市民の皆さんのお声とかいろんな行事の状況とか政策の動向みたいなのを見る中で、市民の皆さんの声が大きいと思いますけれども、そういうことを聞くことが多いという感じですかね。 
 
(質)働く場っていうのは最近知事がよくおっしゃってる、みえの食産業戦略うんぬんに絡めてですけど、あそこの場合はやっぱり食材の関係と、あとそういう調理とかそういう関係者が、一番働く場としては有効というふうにお考えですか。
(答)もちろん大きいものづくりの企業とかも来るっていうのもいいことだとは思いますけれども、やっぱり基本的には観光業を中心としたサービス業という部分と、それから一次産業、漁業や農業を中心とした一次産業というのが働く場としての核となってくるというふうに思います。当然それに付随して、付随してというか建設業とか運輸業とかも当然ありますけれども、これから伸びる余地ということにおいては観光をはじめとしたサービス産業、一次産業、そしてそれを横串で見るところの食の産業というのは大きい部分があるんじゃないかなというふうに思いますね。
 
(質)真珠産業についてはどういうお考えをお持ちですか。
(答)今回サミットでも注目をされてということですけど、当然養殖の数が減っているということもありますけれども、それは全体的な世の中の傾向というのもあるものの、これからさらに付加価値を高めていく余地もたくさんあると思いますので、真珠産業っていうのはやっと今回サミットでも生産、加工、流通、販売の人たちが一体化する機会もありましたので、そういうところの一体感、農業とかでいう6次産業みたいなところが結構やっと真珠の中でも繋がってきたので今後期待される分野の1つだとは思いますけどね。
 
(質)この前NHKさんでも真珠、オーストラリアまでの真珠加工会社までも含めて何かやられてましたけど、今回サミットをきっかけに一体化ってしたっていうのは経産省官僚だった経験からいって、何か「えっ、今頃?」っていう感じしないですか。
(答)タイミングの早い遅いはあるにしても、結果としてそうなったんでいいんじゃないかと僕は思いますけどね。いろんな利害関係もあったのかもしれませんけども、結果としてなったからいいんじゃないかと思いますけど。
 
○知事の後援会活動
(質)漏れ聞いた話ですが、監査委員やられてる伊勢商工会議所会頭の上島さんが知事の英敬後援会の伊勢支部長はお辞めになった?
(答)いや何も聞いてないです、僕は。
 
(質)辞められてない?
(答)僕はまだ聞いてないです。
 
(質)じゃあ支部に確認したらいいですか。
(答)そうですね。僕は聞いていないです、まだ。
 
(質)分かりました。
 
 
 
                                     了
 

 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000188879