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知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成29年2月7日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・知事定例記者会見における手話通訳の導入(冒頭発言)
伊勢志摩サミット記念館(仮称)の愛称募集(発表)
「みえ国際ウィーク2017」キックオフイベントの開催(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・朝鮮学校への補助金
・平成29年度当初予算にかかる財源調整
・三重県政策アドバイザーの就任
・四日市市におけるマーケティング部門の設置
・亀山市長選挙
・平成28年度MIE職員力アワード
・知事の1対1対談及びすごいやんかトーク
・衆院選挙区画定審議会の答申

発表項目

(知事)今日から手話通訳での会見をスタートしたいと思いますので、どうぞ皆さん、ご理解の程よろしくお願いしたいと思います。障がいをお持ちの方にも、広くこの県政の情報を知っていただきたいというふうに思っておりますので、このような取組をスタートしました。どうぞ皆さん、ご理解の程よろしくお願い申し上げたいと思います。
 
 それでは2点、発表事項をご説明します。まず1つは、伊勢志摩サミット記念館(仮称)の愛称募集についてであります。今回、記念館の正式名称とは別に、もっと気軽に呼べるような愛称、多くの皆さんから親しまれ愛着を持ってもらえるようなニックネーム、愛称を募集することとしました。募集期間は、明日2月8日から3月8日までの1カ月間です。最優秀賞の方には、サミットの主会場となった「志摩観光ホテル ザ クラシック」のペア宿泊券をプレゼントします。県外も含め、どなたでもご応募いただけますので、ふるってご応募いただきたいと思います。選定結果については、4月下旬頃に発表を行う予定です。伊勢志摩サミット記念館(仮称)は、サミットのレガシーを次世代に引き継ぐ場として近鉄賢島駅2階に設置することとしており、今年5月下旬にオープンする予定です。記念館では、三重情報館でもコンセプトとした「和」を基本イメージとし、展示物としてはサミットで実際に使用された円卓や、G7首脳等への贈呈品などを考えています。装飾においては、国際メディアセンターで使用されたひのきの柱や木製すだれなどを記念館でも使用することで、来館者の皆さんがサミットの雰囲気を肌で感じられるようにします。また、北海道洞爺湖サミット記念館にはなかった物販や飲食の提供、次世代を担う子どもたちの学びの場としての体験型の要素を含めた整備も検討しています。加えて、県内の観光情報も発信していきたいと考えています。なお、記念館の運営方法については、年中無休で、開館時間は周辺の施設の営業時間なども勘案し午前9時から午後5時まで、入館料は無料とする方向で検討をしています。これらについては、正式に決まりましたらオープンの日などと合わせて、皆さんにお知らせをしていきます。愛称を募集することで、昨年サミットが開催されたという記憶を全国の皆さんに呼び起こしていただくとともに、記念館のオープンについて知っていただく良い機会になればと思っています。そして、多くの皆さんから親しまれ、サミットを身近に感じてもらえるような記念館となるよう、5月のオープンに向けて整備を進めてまいります。
 
 では2つ目の発表事項にいきたいと思います。「みえ国際ウィーク2017」キックオフイベントを開催します。伊勢志摩サミットの経験を県内の国際的な人材の育成・活躍に繋げるための全県的な取組を行う「みえ国際ウィーク」のキックオフイベントを、3月5日に四日市都ホテルで開催します。今回のキックオフイベントでは、様々な分野でサミットを盛り上げていただいた方々をお迎えして、パネルディスカッションを行います。パネリストには、国際メディアセンターや県内各地での取材活動を通じて、三重県の知名度向上に大きな役割を果たしてくれました春香クリスティーンさんをはじめ、サミットについてメディアを通して分かりやすく解説いただいた高瀬淳一先生、そして配偶者プログラムの案内役を務めた生駒芳子さんにもご登壇をいただき、私もコーディネーターとして参加します。ちなみに今回のテーマは「The sky is the limit」、“可能性は無限大だ”としました。パネリストの方々には、サミットでのご自身の経験を今後どのように生かしていくか、などについてお話ししていただき、無限に広がる可能性に向かっていく私たち県民の後押しとなるようなディスカッションになることを期待しています。「みえ国際ウィーク」についてですが、サミット開催によるグローバルな経験を県内の国際的な人材の育成・活躍に繋げるため、県ではサミット開催日の5月26日・27日の前後約2週間を「みえ国際ウィーク」と定めて、国際交流や次世代育成などに関する取組を集中的に実施することにしています。例えば県内にお住まいの外国人による料理教室や、サミットに関する子ども向け学習会など、規模の大小を問わず、県民の皆さんが主体となって取り組んでいただきたいと思っています。今回のキックオフイベントを契機として、「みえ国際ウィーク」の取組への機運が高まり、多くの県民の皆さんや企業、団体、市町等による全県的な取組が展開されればと思っています。そして、サミットのレガシーであるグローバルな経験を次世代に繋げるために、県民の皆さんが、より一層世界に関心を向けるきっかけにしてほしいと思います。
 
発表項目等に関する質疑
○知事定例記者会見における手話通訳の導入(冒頭発言)
(質)幹事社のほうから発表事項で、まず手話通訳の導入ですけど、知事が導入を指示されたということですけど、もう少し、改めて指示した経緯、思いみたいなのがあればもう少し教えていただけますか。
(答)私、東日本大震災の1カ月後に知事にならせていただいたわけですが、その時、被災地で聴覚障がいをお持ちの方々が物資が届いたことを放送で聞かされて、それを聞けずに何日も食べ物が手に渡ることが無かったとか、大変辛い経験をされたということを今日お見えですけども聴覚障害者協会の皆さんなどに教えていただきました。そういう方々の命を救ったり、あるいはそういう人たちへの情報保障、こういうのをしっかりやっていかなければならないというふうに思いまして、三重県聴覚障害者支援センターというのを私が知事になって○○(まるまる)センターっていうのの一番最初に作らせていただきました。その後、聴覚障がいの皆さんへの支援も続け、議会においても手話言語条例の制定をいただきました。執行部としてはこれから手話言語条例の施行の計画を作っていきますので、この機に情報保障という観点で県も率先垂範して県政の情報を届ける、そういう取組をしたいということで、まずはこの私の定例記者会見からスタートしていこうと、そういう思いで指示をさせていただきました。
 
○伊勢志摩サミット記念館(仮称)の愛称募集(発表)
(質)このサミット記念館ですけれども、先ほど発表の中にあった物販、飲食、これはどんな物を取り扱おうとお考えですか。
(答)これは今後のお楽しみですね。来ていただいて、そんな高価な物じゃないですけれどもサミットが開かれた地の記念となるような物を、幾つかアイテムをオリジナルアイテムを準備していますのでそういう物とか、あとは近鉄さんに協力いただいて、その飲食スペースを提供しますので、ここは今近鉄さんと中身を詰めているところであります。
 
○「みえ国際ウィーク2017」キックオフイベントの開催(発表)
(質)キックオフイベントですけど、このテーマを設定した狙いというのをもう少し教えてもらえますか。
(答)このキャッチフレーズですか。「可能性は無限大だ」。やっぱりサミットというチャンスを生かすんだという気持ちを多くの皆さんに持っていただきたい、そういうような思いで、そしてやれることはいっぱいあるぞと改めて感じてもらう、そういう県民宣言の趣旨にも沿って一人ひとりが行動する、そういうような思いでこのテーマを設定させてもらいました。 
 
○伊勢志摩サミット記念館(仮称)の愛称募集(発表)
(質)記念館なんですけども、現時点で知事からも説明をいただいたんですけども、展示例なんですけども、これはもうほぼ全部、ほぼ間違いなく館内に展示されるというか、設置されるというか、そういったような理解でよろしいでしょうか。 
(答)それの中のどんな物かは別として、誘致活動の時の写真パネルとか、誘致決定時の写真パネルとか、あるいは等身大記念写真のパネル展示とか、あるいは円卓とか、いろんな公式記録とか、あるいは首脳への贈呈品とか、この辺りは確実にというか、その中身は如何、その写真がどんな物が出てくるかは別として、そういうものは展示する方向で検討します。
 
(質)5月下旬のオープン予定ということなんですけど、これはもう5月に開館しますという理解で基本的には大丈夫ということで。 
(答)そうですね。これ運営方法を志摩市さんと検討していて、志摩市さんが公の施設とかに位置付けると条例の制定とか議会との関係で必要ですので、我々から明確に申し上げていませんけど、そういう志摩市さんの議会との関係とか条例との関係で調整が付いた後に発表させていただくと、そういうことですけども5月に開館するということについてはいいと思います。
 
(質)併せてなんですけども、先ほどもちょっと説明の中で端々だったり、ちょっとまとめておっしゃっていただいたところはあるんですけど、改めてこのサミット記念館のもたらす意義だったり伝えたいレガシーというか、そういったものに一言いただけるとありがたいです。
(答)やっぱりこのサミットがあったという経験を一過性に終わらせないように、記憶に留め、そして一つの三重県やその開催地のアイデンティティーとして残していけるようなシンボルにしたいということと、それから今、観光庁の統計でも延べ宿泊者数とか三重県は好調ですので、その観光の一つ訪れていただくそういう拠点にもなればというふうに思っていますし、あとはさっきも少し言いました具体的にはこれからですけども、子どもたちがいろんな国際理解とかそういうのを進める学びの場ともなってほしいなと、そういうことなどが今回記念館を設置する意義というふうに考えていただいてと思っています。
 
(質)サミット記念館で、洞爺湖を視察された時にサミット記念館があったじゃないですか。僕の印象なんですけど正直あんまり利用者も少なかったし、ああならないように洞爺湖さんに失礼な言い方かもしれないですけど、何かこうもっと魅力的なものにするための工夫とかはどんなことを考えていますか。
(答)非常によく分かる資料はたくさんあったんですけども、何かこう双方向性が無いというか、何か動きがあんまり無いなというふうに僕も感じましたんで、さっきの子どもたちの学びの場みたいな、ちょっとまだ具体的には申し上げられませんけども、何かこう動的な動きがあったり、双方向な感じがあったり、あとは中での人的なサポートというんですかね、そういうのも含めて双方向なものにしたいと思っていますし、あと物販とか飲食が無かったと思いますので、そういう物販とか飲食が行ったことを体で物を買って持って帰ったり、あるいは物を食べて記憶に残してもらうような、そんなこともしたいなというふうに思ってますけどね。
 
○知事定例記者会見における手話通訳の導入(冒頭発言)
(質)手話の通訳の件で、最初のほうの質問と重複してしまうんですけど、今回の手話を取り入れて、今後こうなっていけばいいなというような狙いがあれば教えていただけますか。
(答)まず1つは県民の皆さんにこの情報保障という観点で手話が言語であると、それを大事なツールであるということをよく理解をまず県民の皆さんにしていただきたいというのが1つ。2つ目は関係する機関とかいろんな情報を提供する機関などで類似の取組をぜひ展開してほしいと、そういうふうに思います。
 
(質)同じく手話通訳のことなんですけど、今回非常にはっきり分かりやすい口調で知事しゃべられていると思うんですけど、これを今回始めるに当たってご自身のしゃべり方だとか、情報発信の仕方として何か改善された部分があったら教えていただけますでしょうか。
(答)やはり僕もいろんな大会とか会合とかで、要約筆記とかこういうふうに手話通訳をやっていただいている方の横であいさつをさせていただく時に、しっかり伝わるようにしないとなと心掛けながらもうまくいかなかったなって反省する時もあるし、他の人があいさつとかされていて要約筆記とか手話通訳の方が困っているなというような雰囲気を感じるところもあったので、せっかくこうやってやらせていただきますし、また最初定例会見という場で慣れないところもあると思いますから、特に初回ですので今回はゆっくり話したり、あるいはなるべくはっきり話したりということ心掛けているというような感じですかね。
 
(質)ほぼ一緒なんですけど、動きも今日少ないような感じがするんですけど。
(答)手の動きですか。
 
(質)手の動き。
(答)それはたまたまやね。それはたまたま案件的にそういうのなんで手の動きが少ない。別に混同するようなことを気にしているというのは無いですけど。どんな突っ込みや。
 
(質)知事自らが手話で何か覚えられたこととかは。
(答)僕もまだまだ勉強しないといけないので、これからしっかり勉強します。
 
その他の項目に関する質疑
○朝鮮学校への補助金
(質)発表項目以外で幹事社から2点お願いします。まず1点目は四日市市さんが朝鮮学校への補助金を停止したという話があります。一部既に報じられていますけども三重県の今後の対応そして知事の所感、その辺りを教えてもらえますか。
(答)平成29年度の四日市朝鮮学校に対する補助金は現在予算を計上しない方向で考えています。これは平成23年度の補助金交付に当たり三重県から生活文化部長名で向こうの理事長に対し、今学校に対して根抵当権が設定されているので、それが解消されない限りは29年度以降の補助金を交付しないという文書を出し、向こうの理事の賛同を得たという文書ももらっています。ですので、これは毎年改善指導してきましたが改善しない中でありますので、基本的にそういう約束が守られていない以上、予算は計上できないということであります。根抵当権が設定されて万が一それが行使されれば、その生徒たちはそこの学校に通うことができなくなるという、学校の存続という点において大変重要な、重大な問題であるにも関わらず現在までも状況が変わっていないということを私たちは重く受け止めています。ですので29年度の予算計上を見送るということにさせていただきます。
 
(質)知事ご自身はそうした学校の対応について思うところはありますか。
(答)大変残念ですね。その子どもたちのことを考えているとおっしゃっていながらも、そういうところで改善が見られない、あるいは教育内容についてもこれまで指導が累次なされてきて教科書も改訂するというふうに、例えば金正日を神格化するような表現が残っている部分について改訂していくということを言っていたにも関わらずそれも変わらない、そういうような状況に対して大変残念に思っているということです。
 
(質)何かそのちょっと制度的にはちょっと詳しくないんですけど、行政指導的なものは今後あり得るんでしょうか、県として。
(答)これまで協議を重ねてきましたんで、現地調査もやってますので最終的な調整はしますけど、この3月末までね。3月末までに根抵当権が解消されなければということなので、そこまでの状況を見ないといけませんので最終的にはそこを見ることになりますけども、行政指導というか、そういうこの協議を重ねてきているということですね。裁判との関係でも補助金というのは行政がそういう形で交付するものですので、特段そこに何か問題は無いと思いますけど。
 
○平成29年度当初予算にかかる財源調整
(質)2点目は職員の人件費の削減が妥結したということなんですけども、知事の受け止め、私が側聞しているのはその申し入れは絶対に撤回はしないと、そういう不退転の決意で臨まれたと側聞していますけど、そういう思いで臨まれていたのかどうかということと、三重県の財政難のこの構造的問題は今回の妥結で解消されたと考えているのか否か。それを含めて知事の受け止めをお願いします。
(答)厳しい財政状況の中で今回、県の職員のメンバーが県民サービスを低下させないというために今回の給与削減について協力をしてくれたことに感謝したいと思いますし、それから大変心苦しく思っているところでもあります。しかしながら県民サービスを低下させないように最大限努力をするということが大事でありますし、職員のメンバーもそういう思いでの選択をしてくれた、協力をしてくれたと思っています。私としては厳しい財政状況で、これは何か特定の事業による財政負担ではなく、人件費を含む義務的経費が増高している、特に人件費については我々高齢職員の割合が他県と比べても非常に高い、それから公債費については過去のリーマンショック後の経済対策とか災害対策への対応で公債費のピークが他県と比べて後ろにずれているというようなこと、社会保障関係経費も伸びているというようなことから構造的な問題であるということでしたので、相当な覚悟を持って交渉しなければならないと。そして私たちはやっぱり何回も繰り返しますけど、県民の皆さんの生活、暮らしを守るためにどうするか、最大限そこが譲れないポイントだったという中で交渉しましたが、先ほど申し上げたとおり職員のみんなの理解、協力をいただいたということであると思います。そして構造的問題については、例えばそれが解消されたか否かについては、まだ引き続き厳しい状況が続く、そういうふうに思いますし、あと次、予算の説明が来週ありますけども、例えば消費税収なんかは三重県って原油の入りによる消費税、それが量が減ると消費税収が結構減るっていうのがあるんですね。あと原油価格が低下するとその卸における消費税が減るっていうのがあるので、そのエネルギーの価格に非常に消費税が左右されやすいんですけども、100億円近く消費税が、102億円ぐらいですかね、法人2税は55億円ぐらい伸びてるんですけども、消費税が102億円落ちるというようなことがありますし、そういう意味で構造的な状況というのは引き続き厳しい状況であるということには変わりは無いというふうに思っています。 
 
(質)特定の事業というのは何か念頭に置かれておっしゃったんですか。 
(答)例えば国体とかサミットとか博物館とかいろいろあったと思いますけれども、そういう何か1個の事業があったのでということではなくて、全体的には今申し上げたような構造的要因だということであります。 
 
○朝鮮学校への補助金
(質)朝鮮学校の件で補足なんですけど、今年度予算は執行停止中だと、保留中だと思うんですけど、どんな感じですか。
(答)今年度予算につきましても、今現地確認をした結果を最後取りまとめているのと、あと他県の状況なども見たり、あとは先ほど申し上げたような今後のことのいろんな協議とかそういうのを踏まえて、最終的に3月中旬ぐらいには判断したいというふうに思っています。現在のところは保留しています。
 
(質)保留はしていますけど、新年度予算と同じで厳しい判断でやることには変わりないですか。
(答)そこは29年度予算と28年度予算の違いは、1つはさっきの根抵当権のことは29年度以降のやつは交付しませんというふうには書いてあるんですね。一方で28年度は文科省から通知が出ていると。朝鮮総連との関係などについて精査をした上で、子どもたちの状況や教育振興の観点からよく配慮せよという、28年度予算については文部科学省の通知ということの要素がありますので、そこの調査をしっかりしないといけないということだと思います。なので29年度予算とはちょっと判断基準が違うということです。
 
(質)ただ1つの要素として先ほど教科書の表現の問題とかもあったんで、そういうことも判断材料にはなると。
(答)もちろんそうですね。文部科学省の当時、馳大臣の通知においては、朝鮮総連との関係があると認識されるものがあるというふうにも書いてありますから、そういうところをしっかり調査をし精査をするということだと思います。
 
(質)朝鮮学校なんですけども、文科省通知のそれがなかなか判断が三重県に限らず他県もそうらしいですけども、多くは判断しがたい状況にあって、今、根抵当権以前に今年度のものが判断できないんで、来年度も判断できない以上それを予算付けることは難しいだろうという話で聞いてるんですけれども、そうすると何らか良いにしても悪いにしても今年度分については、やはり何らかの判断を3月末までにはされるということですか。
(答)今年度分はそうですね。
 
(質)ああそうですか。
(答)はい。ちょっと事務方がどう言っているか分かりませんけども、僕の認識としては29年度以降はもう明らかに根抵当権のことがあるので、そこが最大ポイントです。国の通知とかと関係なくうちがずっと、関係なくというか、教育内容の改善もずっと言ってきましたので、議会からもご指摘をいただいて拉致のこととかそういうことをしっかり教育した上で、あと教科書の内容も肩入れの無いようにせよと、こうずっと言ってきた話もありますから、29年度のことは根抵当権のことが大きいですけど、そういう教育内容とかも見ると。28年度は根抵当権のこともあるけれども、それは改善を求めてきたけども、国の通知や我々が調査した教育内容、学校の運営方法、朝鮮総連との関係、そういうのを見て3月中旬ぐらいには、そして文部科学省の通知の部分をどう解釈するかというのも、もちろん子どもたちへの影響もありますから、三重県だけで判断するのではなくて、いろんな県の解釈も参考にしながらしたいというようなことで3月中旬ぐらいには判断をしたいと思っています。
 
(質)関連してなんですけど、朝鮮学校で一部報道なんかを受けて県のほうに何かしら関係団体の要望だったりだとか、何かしらの申し入れというかそういったものは今のところは無いということで。
(答)例えば2月3日に四日市市長が言って報道があっての後は無いですけども、その前に数回、毎年の要望としてしっかり予算を確保してほしいということとか、あるいは今年度分の補助金を執行してほしいというご要望は数回いただいています。それはこの報道とかが最近あった前にありました。
 
○平成29年度当初予算にかかる財源調整
(質)ちょっと細かいニュアンスで聞かせてもらえますか。来年度予算の編成において、 サミットが編成を難しくさせる要因になったのか、なってないのか。またその要因の1つなのかというところはどうなんですか。
(答)負担があったのは間違いないですけれども、それが、県費で10億円出てます、それが決定的要因で財政が悪化しているということは無いです。
 
(質)第二記者クラブ含めてお願いします。
 
○朝鮮学校への補助金
(質)我々もゆっくりしゃべったほうがいいですか。
(答)いえいえ、いいです。いいんじゃないですか。
 
(質)朝鮮人学校の件なんですけど、もともと四日市選出の県会議員の方が割と強硬に補助金を打ち切れというふうなことを言われて、25年ぐらいの時の常任委員会等で問題になって、当時環境生活部長が竹内さんでしたか答弁されてましたけど、その段階で根抵当の件は掴(つか)んでおられたんですか。 
(答)根抵当のことはさっきも言ったように23年度の補助金の執行の時にうちから通知をしてますので、四日市の議員のご質問やその常任委員会のやつがある前からずっと認識しています。通知をうちが送ったのも23年度予算の執行に当たって送ったと。5年の猶予を置いたと。
 
(質)なるほど。ただ25年常任員会等ではできたら補助金を打ち切りたくないというふうな方向で、当局そのものが割と委員会の中で強硬論の県議たちに説得にかかってた部分があるじゃないですか。説得というか理由を示して補助金はできたら協力したいと、教育内容についても当然指導はしてるので向こうも応じてるという話だったんですけど、それが結局履行されないまま来てるんで、ここらで1つの判断というそういうことですか。
(答)そうです、そうですねというか、履行されてないということについて僕らは非常に残念に思って重く受け止めていますし、その後の北朝鮮のミサイル発射とかの国際動向や、先ほどの平成28年3月の文部科学省からの通知、こういうことなどの情勢変化も一定加味するということだと思います。最終判断はまだこれからですけど。
 
(質)ということはある程度、政治的要素も絡むということですか。
(答)基本的には政治的要素というか文部科学省からの通知、これを政治的要素というかどうかは分かりませんけども、なるべくはそういう政治的な背景とかではなくて、客観的に公平な教育が行われているかどうかとか、根抵当権によって学校の存続が危ぶまれないような状況にちゃんとするとか、そういうようなことで判断していきたいと思ってますけどね。
 
(質)だけど今ミサイル飛んでうんぬんとおっしゃったじゃないですか。
(答)ああ、なるほど。
 
(質)それからいくと県議会もあのミサイル発射に関しては反対意見を出してるので、当局と議会というのが一枚岩の形でなってますから、そこについては問題ないと思うんですけど、ある程度そういう要素もあるということですか。
(答)そうですね。
 
○平成29年度当初予算にかかる財源調整
(質)職員給与なんですけど、これ3カ年っていうふうになってるじゃないですか。額をある程度薄切りにして職員の負担を軽くするというのは分かるんですけど、31年までということは年をまたぐだけじゃなくて知事の任期もまたぐじゃないですか。この辺のことについての、当局内でちょっとこれはやっぱり2年にしてほしいなとか、何かそういうせめぎ合いはあったんですか。
(答)僕が交渉の過程で聞いていることは、何か三重県知事さんという人の任期をまたぐことについて何か論点があったということは聞いてないです。むしろ職員の負担の軽減をどうするかということと、財政健全化の集中取組期間が31年度までであるということでそういうふうになっていったというふうに認識してますけどね、交渉においては。 
 
(質)要は当局内で次の知事の。
(答)次の知事?
 
(質)それは知事が3選されるかもしれないし、他の方かもしれないし、それは分からないですけど、とりあえずこの任期は31年で切れるわけですから、その段階で次の知事の予算組みであるとかそういうことは取りあえず頭になかったというか、そこは考えなかったんですね。 
(答)我々は財源不足がありますので、31億円何とかしなければならないという中でありましたから、そこは次の知事さんの予算編成に縛りをかけるというようなことなどについては議論は特に無かったですけども、その時のまた財政状況などでどうなるか分かりませんが、今回の交渉においてはそこの知事の任期をまたぐという議論は無かったですけどね。
 
(質)知事が3期目もお出になれば何の問題も無いと思いますけど。
(答)はい。
 
○伊勢志摩サミット記念館(仮称)の愛称募集(発表)
(質)サミット記念館ですけど、あえて何で愛称募集というとこに走るんですか、その心は。
(答)2つあって、1つは身近に感じてもらえるような、例えば三重県総合博物館よりはMieMu(みえむ)ということで親しみを感じてもらったりしているのでそういうことと、今のはそんなん変わるかなって貴方は言うかもしれませんけども、2つ目はそういう記念館ができるぞということを皆さんに知ってもらうためのアナウンスの1つというのもあります。
 
(質)1つは多分愛称募集してもどういう形で当選作がなるか分からないですけど、サミットという言葉は多分ほとんど外せないと思うんですよね。仮にこのサミットという言葉を外して、例えばミポラちゃんとか何かそういう名前が付いて、そしたらサミットの意味が無いじゃないですか。元々「伊勢志摩サミット」という名称そのものも、本来は知事は、あの時総理に「三重伊勢志摩サミット」と三重県を入れたかったとおっしゃいましたやん。それからいくと、あえて愛称でそれを紛らわしてしまうという意味がいまいち分からないんですけど、その辺の論議は無かったんですか。
(答)正式名称で「伊勢志摩サミット記念館」今仮称ですけどもありますので、サミット記念館の存在を説明する相手の方、あるいは情報発信の仕方などでうまく工夫するのかなと。まずはそういう記念館ができて親しみを持ってもらおうということを優先させた、今貴方がおっしゃったような、仮に何か全然あさっての方向の愛称とか出てきて、それが薄まるという弊害があるのではないかという、それはおっしゃるとおりだと思いますけど、うまく正式名称と愛称との情報発信の使い分けと、あと親しみを持ってもらうための策ということで議論したということですね。何か局内ではあったかもしれませんけども、そういう伊勢志摩サミットという名前が薄まるではないかという懸念がありますということは僕は少なくとも指摘をしなかったですね。
 
(質)これ事業費は、担当職員の人件費以外ほとんど掛からないんですか。
(答)どうですか。
(答:雇用経済部)最優秀のペア宿泊券等については掛かっております。
 
(質)それ志摩観光ホテルの寄附じゃなくて?県費使うんですか。
(答:雇用経済部)県費ではないです。県民会議ですね。
 
(質)要はあの寄附金の中から使うんですか。
(答:雇用経済部)はい。
 
○三重県政策アドバイザーの就任
(質)この前、山田桂一郎さんをアドバイザーにするっていう発表があったじゃないですか。元々観光審議会に入っておられましたよね、県の。あえて山田さんを特化して今回アドバイザーっていう形で別枠でいくっていう意図は何ですか。
(答)昨年度からですかね、観光のDMOの話が上がってきましたし、県内でも菰野とか大台とか伊勢志摩とかDMOやりたいというところが非常に増えてきて、スイスとかは正にDMOの進んでいるとこで、山田さんが非常にDMOについて知見があるので、審議会のメンバーとして意見を言ってもらうだけじゃなくて、県や県内市町のDMOとかそれに関連した街づくりのアドバイスもしてほしいという、そういう思いでアドバイザーとして特化して就任してもらったという感じですかね。主にDMOのことが大きいですけどね。
 
(質)東員町が既に山田さんをアドバイザーで入れてるじゃないですか、契約されて。別に東員からの引き合いとかそういうことじゃないですね。
(答)違います。山田さんご自身も三重県に、ふるさとにもっと貢献したいんです、っていうようなこともおっしゃっていただいてましたんで、東員町からってことではなく、むしろご本人と我々のさっきのDMOの関係ですね。
 
(質)津のご出身ですか。
(答)津のご出身です。
 
○四日市市におけるマーケティング部門の設置
(質)四日市市が何かマーケティング課を作るとかいう話をされてたみたいですけど、県としては部局の中で知事お得意のマーケティング部門のそういうところっていうのは、課として今回平成29年度でお作りになるとか何かそういうのはないですか。検討させるとか。
(答)今のところは考えてないですね。流山市とか、あとはマーケティングの担当職員を置いて成功しているのは宮崎県日南市とか、そういう基礎自治体における街づくりとかブランド化みたいなのでより威力を発揮するのかなっていうふうに思っているので、もちろん県もマーケティングをやらないといけないとは思っておりますけれども、課として設置するっていうのは今は考えてないです。でもいいことだと思います。僕、日南の﨑田市長と仲良いんですけども、彼は本当にうまく民間の方2人入ってもらって、マーケティングの部署をうまく活用して成功してますんでね。四日市市さんがそういうのをやられるっていうのであれば非常にいいことだと思います。
 
○亀山市長選挙
(質)この前、亀山市長選結果が出ましたが、知事がこれをどういうふうに眺められて、なおかつ、3選された櫻井市長3期目に県として何か期待とか望まれることっていうのは何かありますか。
(答)やっぱり櫻井市長のこれまでの安定した市政運営と、それから相手候補の方の、市会議員をやられておられましたけど、少し知名度やあるいは争点の設定、そういうところ政策的な解決策、そういう部分がやや不足されていたので、その辺りでああいう結果となったのかなというふうに思っています。櫻井市長にはとりわけリニアの関係が具体化していくそういうタイミングですので、リニアを生かした街づくりとか、そういうことにおいてしっかり県と連携をしていくそういう先頭に、まだ駅が亀山に決まったわけではないですけど、2020年代前半には決めなきゃいけないので、そういう引き続き先頭に立って、またそれを生かしていくぞっていう具体策をいろいろ提示していただくということを期待したいと思いますね。我々は、僕の希望やこれまで建設促進同盟会とかで議論しているのは、交通結節性の高い場所に駅があるべきだということですから、そういうことを考えた街づくりですよね。そういうリニアのこととかでも連携をしていくことだと思います。
 
(質)昨日が次の任期の初登庁で、県へはもう来られたんですか。
(答)今日この後。
 
(質)この後なんですか。
(答)はい、お見えになります。
 
○平成28年度MIE職員力アワード
(質)身近な、じゃあ昨日の職員アワード。もう5年目でしたっけ。
(答)そうですね。リニューアルして5年目ですね。
 
(質)何かご感想は。
(答)今回最後グランプリ取った防災ヘリのやつは、相当研究尽くした良い取組だったんじゃないかなというふうに思います。僕らも聞いてましたけど、いろんな大使館とか領事館からもいろんなアプローチがあったりしながらも、とにかくしっかり頑張るんだというのでやってきて、非常に良い取組だったなというふうに思ってますので、これからもああいう取組がたくさん出てくるような職員力アワードに日々改善していかなければならないとは思いますけどね。
 
(質)副参事がしゃべられたってのはちょっと引っ掛かるとこでしたよね。あとはみんな若手グループでやってましたけど。
(答)ああ、なるほど。
 
(質)やめる気はないんですか。
(答)職員力アワードですか。今のところは一定の職員やグループのモチベーションにも繋がっていると聞いていますので、あとああいう新規採用職員の皆さんの人材育成の場でもありますので、今のところは継続していきたいというふうに思ってます。
 
○知事の1対1対談及びすごいやんかトーク
(質)1対1対談がこの前鳥羽の木田市長ので平成28年度分の対談を終えましたけど、平成29年度も1対1対談とすごいやんかトークは事業として組み込んでいるんですか。
(答)そうですね。やっていく予定でおりますけども、今年度もそうでしたけど、相手方市町の方の状況とか思いとかそういうので柔軟な対応は良くしたいと思いますけど、対談の中身とか時間とかそういうのを含めて。柔軟に対応するような形でいきたいと思いますけどね。
 
(質)基本的なスタイルは今までのやつとそんなに変わらないんですか。
(答)そうですね。
 
(質)相手市町の意見を尊重して、1対1対談じゃなくて、プラスすごいやんかトーク色の強い1対1対談もあるじゃないですか。
(答)ありますね。
 
(質)それはそれで可と。
(答)元々は趣旨が違いますけども、それと関連した話で、市長として町長として話をしたいということもあるかもしれないので、そこは市町の皆さんの思いをなるべく汲んだ形でやりたいと思いますけどね。
 
○衆院選挙区画定審議会の答申
(質)ちょっとワールドワイドに、小選挙区区割審の答申が前倒しで1カ月早まりましたけど、これについて率直なご感想はどうですか。
(答)我々、結果というか審議のプロセスっていうのは非常に情報管理徹底した中でやっているので、どういう議論なされているのか分かりませんけども、東京都議選とかそういうのを考えて通常国会がなかなか延長しにくいという状況とか、一方で陛下の特例法、仮に出るならですね、とか。あるいは共謀罪とか、非常に審議の難しい、共謀罪じゃないテロ等準備罪ですね、そういうものとかあるので、早めに審議を開始したいということの国会の事情からそういう前になっているっていうのは一定理解できます。しかし、かといってじゃあ区割審における審議の内容が地域の実情とかそういうのをすっ飛ばして薄い審議に終わるということは無いようにしてほしいと、そういうふうに思いますけどね。
 
(質)1カ月近く早めて4月中旬に出て、4月中に法案を出すっていうふうなことが共同通信さんの記事で書いてあるんですけど、仮にそうだとするならば知事の政治家としての勘として衆議院解散は年内かなとか普通考えるじゃないですか。そこはどういうふうにお考えですか。
(答)僕はでも何か法案っていうか、結論を前に倒すということが解散戦略と絡んでるとはあんまり思ってなかったですね。今申し上げたような国会運営との関係で、今回通常国会を長く延長できないので、そっちの対応の中身のほうが、中っていうか対応への配慮のほうが大きいんじゃないかと思ってますけどね。そこは僕の一政治家としての感覚的なことで言えば、区割審の出る法案が5月であろうが4月であろうが、解散の日程はあんまり変わらないというふうに思いますけどね。でもそれは総理が決めることですから、僕はよく分かりませんけれど。
 
(質)別に解散絡みの1カ月前倒しではないと、あくまでも国会運営っていう?
(答)と僕はそうじゃないかなと、別に誰から聞いたわけじゃないけど僕が何となくそう思ってると。ワールドワイドな話なんですか。
 
(質)さっきのに比べて。
(答)なるほど。
 
 
                               了

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