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知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成29年7月11日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

熱中症の注意喚起(冒頭発言)
・九州北部の豪雨災害(冒頭発言)
山口県・三重県知事懇談会の開催(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・知事の熊本地震被災地訪問
・内閣支持率の推移
・ヒアリへの対策
・日EU経済連携協定(EPA)の大枠合意に伴う県内産業への影響
・三重県が放獣したツキノワグマ
・新しい選挙区における候補者
・みえジビエの取組
・加計学園の獣医学部新設をめぐる国会閉会中審査
・MICEの誘致
・G20の日本開催決定
・「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法の施行
・情報公開審査会の建議に対する三重県議会からの意見書
・三重県議会における議会改革の推移
・知事の小学校訪問
・日本の道徳教育
・東京都議会議員選挙

発表項目

(知事)発表事項はあるんですけど、その前に注意喚起などしたいと思います。まずは熱中症の注意喚起についてです。三重県では、これまでも熱中症予防の啓発を行っているところでありますが、先日、熱中症が原因と疑われる死亡事案が発生していることから、本日あらためて注意の呼びかけをさせていただきます。お亡くなりになられた方につきましては、心からご冥福をお祈りいたします。例年7月に入りますと熱中症による救急搬送数が急激に上昇します。熱中症を予防するためには、どこでも水分補給ができるよう飲み物を持ち歩き、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分を補給することが大切です。スポーツ飲料など、体に吸収されやすい飲み物が最適です。それから外出時は帽子や日傘を利用し、通気性の良い涼しい服装を心がけていただき、こまめに休憩を取るなど、無理をしないことも大切です。また、室内でも注意が必要です。室内では窓を開け、風通しをよくしたり、カーテンなどで日ざしを防ぎ室温が上がりにくい環境を整えるほか、扇風機やエアコンを上手に使って温度調整をするよう心がけてください。熱中症の初期症状である、めまいや顔のほてり、筋肉の痙攣(けいれん)を感じたときには、まず、涼しいところへ避難し、身体を冷やしてください。そして水分を補給してください。万が一、自力で水を飲めない、また、本人に意識がないという人を見つけた場合は、周りの方が緊急事態であることを認識し、直ちに救急車を呼ぶとともに、現場ですぐに体を冷やし始めることが必要です。特に乳幼児は体内の水分の割合が高く、また高齢者は暑さに対する調整機能が低下しているので、周囲の方の注意が必要です。自分自身はもちろん、周囲の人にも気を配り熱中症の発生を防いで下さい。熱中症の注意喚起は以上です。
 
 それから、九州北部での記録的な豪雨の後、最初の会見ですので少し発言いたします。九州北部における記録的な豪雨により、福岡県、大分県を中心に、甚大な被害が発生しています。亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。現在もまだ、懸命な捜索活動が続いており、連絡が取れない方々のご無事を心から願う次第です。発災直後より全国知事会等と緊密に連絡を取り合い、現地の情報収集を行ってまいりました。現在のところ、国、自衛隊、近県における支援が行われておりまして、両県から、人的・物的支援の三重県への要請はありませんが、災害のフェーズにより求められる対応は刻一刻と変化していきますので、今後、被災者支援や復旧に向けた対応など、広域応援の要請が入った場合には、平成23年9月の紀伊半島大水害の経験も踏まえ、被災地のお役に立てるよう速やかに対応していきたいと考えておりますし、現在におきましても様々なニーズを想定して、万全の備えを取ってまいりたいというふうに思っております。
 
 続いて発表事項です。「山口県・三重県知事懇談会」の開催についてです。発表項目の前にお知らせですが、去る7月6日、7日の2日間、和歌山県田辺市で「第28回紀伊半島知事会議」が開催されました。今週13日、14日にも、宮城県南三陸町において「宮城・三重・広島3県知事会議」が開催されます。隣接する県はもちろん、注力する政策課題に共通点のある県と連携することで、本県の施策の推進に繋げていきたいと考えています。では、今回の発表項目であります「山口県・三重県知事懇談会」の開催について発表します。来週18日と19日、山口県の村岡知事に三重県へお越しいただき、両県の政策課題の解決に向けて連携を進めていくため、知事懇談会を開催します。山口県との知事懇談会は、平成28年3月に初めて山口県で開催し、今回で2回目となります。28年3月ですけど27年度なので、基本的には1年置きというのかな、2年に1回やるというスキームです。懇談会に先立ち、7月18日に「本居宣長記念館」と「松浦武四郎記念館」を視察いただきます。山口県では来年、明治改元150年を迎えるにあたり、「やまぐち未来維新」として、幕末や明治期の先人たちの「志」や「行動力」を未来に繋ぐプロジェクトを予定されています。日本人古来の世界観や価値観を長きにわたって探究した本居宣長や、吉田松陰をはじめ幕末の志士とも交流があった松浦武四郎を紹介することは、本県のPRになるだけでなく、山口県にとっても実りの多い視察になるものと考えています。翌19日、懇談会を桑名市の「ホテル花水木」で開催し、4つのテーマ「県産食材の販路拡大」、「働き方改革の推進」、「海岸漂着物対策」、「若者の人材育成」について意見交換します。三重県からは、サミットでも注目を浴びた県産食材の販路拡大の取組や、長い海岸線を持つ両県の共通課題である漂着物対策の取組について提案します。山口県からは、働き方改革を地域社会や県内企業に展開していく取組と、未来を切り開く若者の人材育成の取組について提案していただきます。前回の懇談会では、学校と地域が一体となった学力向上の取組について意見交換を行いました。山口県は、保護者や地域の方々が、公立小・中学校の教育活動を支援する「コミュニティ・スクール」の設置率が全国1位であり、その取組は非常に参考になるものでした。この懇談会をきっかけに、本県でも学校と地域との連携が進み、「コミュニティ・スクール」が設置された学校は、平成27年度の77校から、本年度は40パーセント増の108校へと大幅に増えており、平成31年度には138校となる見込みです。また、三重県で品種登録された、いちご「かおり野」の普及に向けた取組では、両県の生産者団体の連携に発展するなど成果が出ています。こうした連携が、いちごの新品種である「よつぼし」の共同研究に繋がるなど新たな取組にも発展しています。今回の懇談会においても、具体的な成果に繋げていけるよう積極的な意見交換を行い、しっかりと連携して取り組んでいきたいと思います。
 
発表項目等に関する質疑
○九州北部の豪雨災害(冒頭発言)
(質)九州の豪雨の関係ですけど、支援する準備をしていきたいということですけど、何か具体的に今どういうことを検討しているとか何かございましたら。
(答)紀伊半島大水害の経験から、土砂の、家とか学校施設とか公共施設からの泥かきですね。これに多くの人員を要しますので、今ボランティアセンターの設置状況などについて情報収集を行い、それを情報提供したり場合によってはうちの災害ボランティアセンターの対応も検討してもらうということであろうと思います。物資の面においては、近隣県で対応できておるようですけれども、こういう夏の時期ですので、水などの不足が想定されますから、物資については水などの準備をしっかりしておくということです。それから避難生活、避難している方が1,800人ぐらいという報道もあります。避難生活や孤立などが長引きますと、健康問題、健康不安もあると思いますので、保健師の派遣の要請などがあれば、それに対応できるようにしたいというふうに考えています。主に紀伊半島大水害の経験から、今申し上げたようなことを備えていかなければならないと感じています。
 
(質)三重県も紀伊半島大水害があったり、それから昨日もちょっと桑名で強い雨があったり、今どこでも短時間の豪雨ということが想定されるわけなんですけども、三重県として、これにどのように今備えているのか、あたらめて教えてください。
(答)今本当に貴方がおっしゃったように、三重県でもいつ起こるか分からない、そういう地域です。過去も伊勢湾台風であるとか、あるいは平成20年だったと思いますけど、菰野などを中心として大きな被害もありましたし、平成16年、宮川村で大きな被害もあった、紀伊半島大水害もあったということですので、今は特に防災の日常化、先ほど申し上げましたような、この自助としての物資をしっかり持ってもらうというようなこと、それから早めに避難をしていただくような取組、そうことに自助としては力を入れていますし、県行政全体としては、今年度から特にタイムラインというのを運用し、またツイッターなどでの情報提供、避難を取るための情報提供、そういうものなどに力を入れているというような状況です。いずれにしても今貴方がおっしゃったように本当にいつうちで、三重県で起こるかも分かりませんので、そういう意識をぜひ高めていくことが大事だと思います。
 
○山口県・三重県知事懇談会の開催(発表)
(質)山口の知事と鈴木知事が特に交流をされる経緯をちょっと不勉強で、もう一度教えてください。
(答)今うちは広島、長野、何ていうか、接していない地域としては、山口の他、宮城、広島、長野、過去には北海道、島根ともやってきました。山口は沿岸部にコンビナートを有したり、山口も大きい市が無くて市町のバランスとか、産業構造とか、そういうのが、隣に大きい広島県とか福岡県があったりとか、そういう地理的要件とか、産業構造が非常に似ているというようなこともあって、お互いの政策のレベルアップに連携をしていけないかということで、他の県もそうですけど、やっています。山口は今申し上げたようなことであります。私どもは特に当時この27年度からスタートしましたけども、もともと今コミュニティ・スクールの話と、障がい者雇用の実雇用率が山口県って全国1位なんですよね。当時は障がい者雇用のことも非常に念頭に強くありましたので、そういう部分の連携ができないかというふうに思って、こちらから、実は村岡知事が私の次に知事では若い方でありますし、私の神野ゼミの先輩でもありますので、そういう関係もあってスタートした。結果、障がい者雇用のことは、他県のことなんであんまり言うのもあれなんですけども、ユニクロの本社があってユニクロのいろんな全国的な数字の計上が、なっているという事情もあるので、ちょっとそれは議論はなかなかあれかなということだったので、コミュニティ・スクール一本で、あといちご「かおり野」の話でいったということがありましたけど、経緯としてはそういうことです。今申し上げたようなコミュニティ・スクールの増加や、新しいいちごの品種の共同研究にも繋がっていますので、ぜひやっていきたいと思います。今回は特に桑名市で7月19日に開催をいたしますので、7月19日というのは「蛤御門(はまぐりごもん)の変」の日でありまして、これは長州の人たちが京都に攻め入り、それを幕府側である桑名藩や会津藩がなぎ倒したという日でありますので、歴史的和解を村岡知事とやる。それを桑名の場を使ってやるというようなことで、ハマグリも食っていただこうと、そんな感じで、それはまあ、あれですけど、桑名でやるのは本当に「蛤御門(はまぐりごもん)の変」の日だから、桑名でやろうと思ったんで、そんなことでした。
 
その他の項目に関する質疑
○熊本地震の被災地訪問
(質)被災地の支援についてなんですけど、熊本に前回行かれてから、まだ知事からどういった内容だったかというのを伺っていなかったような気がするんですけど、熊本をご覧になった感想というか、今後どのように対応していきたいかを伺えますでしょうか。
(答)熊本で熊本県庁、それから熊本市は市役所は行きませんでしたけども熊本市、益城町、それから南阿蘇村を訪問いたしました。いずれも蒲島知事をはじめ、各町長、村長の皆さんも事務方の幹部の皆さんもおっしゃっていたのは、まさか熊本で地震が起こるとは思わなかったと、企業誘致のうたい文句も「安全な熊本」であったと、そういうような状況の中で起きた被害なので準備に足りない部分が多くあったと、とりわけ受援、全国からたくさんの皆さんに応援しに来ていただいて、人的な応援、物的な応援、それをうまく活用することができなかったケースが多かったというふうにおっしゃっておられましたんで、今年度三重県では、広域受援計画を策定しておりますので、それをその策定に熊本にもその計画を見てもらって生かしていきたいというふうに思っています。それからいくつかの避難所において、非構造部材が壊れたことにより、避難所として機能しなかったというケースがありましたので、これ予算の関係もいろいろありますけども、非構造部材の耐震化、そういうのをしっかりやっていかないといけないなというふうにあらためて思いました。それからやはり住宅被害も多かったということで、住宅の耐震化、これをしっかり進めていかなければならないというふうに思っておりまして、これにつきましては、明日全国知事会の危機管理・防災特別委員会をやりますけれども、そこで月末の全国知事会で住宅の耐震化に関する緊急提言を出せるように準備をしたいというふうに思っておりますので、住宅の耐震化のところについては三重県のみならず、全国的な動きにぜひしていければというふうに思っています。あとは物資の管理、プッシュ型支援との関係でトラック協会とかと配送のところはうまくいったんだけども、倉庫の物資拠点の中の管理・仕分けとかがうまくいかなかったので、避難所とかにうまく到達しなかったという教訓があったというふうに聞きましたんで、我々もトラック協会とかと配送の協定だけじゃなくて物資の管理・仕分けについてももっと念頭に置いた対応をしないといけないなということなども感じました。いずれにしても現在、阿蘇地域の土木事務所に派遣している、三重県から派遣している職員とも意見交換をしましたし、激励もしてまいりましたけども、そういう人的支援など、まだ刻々と変化するニーズについて対応していきたいというふうに思います。蒲島知事からは三重県にということもさることながら、全国知事会の委員長として、これから蒲島知事がおっしゃっている創造的復興、そういうのに向けて力を貸してほしいということと、自分たちの教訓を良いことも悪いことも全て開示するので、次の日本の防災力の向上に繋げてほしいというふうなご依頼がありましたので、それをしっかり受け止めてやっていきたいと思います。
 
○内閣支持率の推移
(質)内閣支持率についてなんですけども、各社の世論調査で急落していますけれども、どう見ていらっしゃるのかということと、原因は何だと考えていらっしゃるのか。
(答)僕がそれを論評する立場にありませんけれども、数字なんで一喜一憂しないということが大事だろうと思いますけども、よく昔の格言で「負けに理由の無い負けは無い」というようなことを言うと思うんですよね。だからそういうこの何かきっと理由があるはずなんですよ。こうやって支持率が下がっているということについては。それは僕は何なのかっていうのは分からないというか、僕が分析する立場ではないですけども、関係する政党、あるいは内閣においては、なぜこういうふうに支持率が落ちているのかっていうのをしっかり分析し、真摯に受け止めて対応していただくということが大事なんじゃないかなというふうに思いますけどね。そういう何ていうか、しっかりというか真摯にいろんなご批判も受け止めるという姿勢が大事かなと思いますけどね。あとはしっかりそういう支持率などはどういう状況にあっても、しっかり政策はちゃんと進めていただいたり、何かそういうので地方との連携とかがおろそかになったりとか、そういうことをせずにやっていただければなと思いますけどね。
 
○ヒアリへの対策
(質)昨日のヒアリの関係ですけど、内陸のほうで昨日愛知県で見つかったという話があって、ちょっと1つフェーズが上がったかなという感じがしますけれども、知事のちょっと受け止めと、何か県内で対策とか何かございましたら。
(答)まずこれまで港でしたので、四日市港において捕獲トラップをやりました。結果188匹、在来種と特定できないアリが見つかりましたけれども、それがヒアリ、アカカミアリというのは確認できなかったということでありますが、これからも継続的なモニタリングをしっかり国の機関とか、あるいは港湾関係者、県・市の環境部局と連携をしてやっていきたいというふうに思っております。内陸の状況についても情報収集しながら、我々が対応すべきことがあれば、しっかり対応していきたいというふうに思います。いずれにしても入口たる可能性の高い港などについては、今申し上げた継続的なモニタリングをしっかりやっていきたいというふうに思います。
 
○日EU経済連携協定(EPA)の大枠合意に伴う県内産業への影響
(質)EUとの経済連携協定、EPAが大枠で合意されましたけれども、三重県への影響、それに対して知事がどのような対応を取るかお伺いできますか。
(答)全国知事会全体では、この月末の全国知事会で日欧EPA大枠合意に伴う緊急提言というのを出す予定で、現在準備がされているというふうに聞いています。私もその農林商工委員会の一員ですので、その提言内容をしっかり見ていきたいと思っています。三重県におきましては、しっかり対応を、注視をしていかなければならない品目と、あるいは逆に大きなチャンスになっていく品目と、そういうのが両方ある今回の大枠合意だったと思います。注視が必要なのは豚、これ豚はなかなか差別化が難しいので、価格の低下などに繋がって国産のやつ、三重県産の豚などもこの価格が一緒に低下してしまうというようなことがあってはなりませんので、豚が注視すべき品目の1つ。もう1つは木材です。木材の輸入、これも同じく価格の低下などに繋がってしまうとだめですので、この2品目は特に注視が必要な品目だと思います。一方でお茶が即時関税撤廃、日本酒も撤廃ということで、三重県はお茶生産量3位ですので、また日本酒も今IWCや全国鑑評会で好成績を収めていますからチャンスですので、そういうのはしっかりやっていきたいと思います。あと牛肉とか酪農関係は三重県はそんなに大きい影響は無いと思っています。一方で自動車部品の関税も撤廃されましたんで、これは三重県内の、関税撤廃というか自動車部品の部分もありましたので、これは三重県の自動車関連の中小企業にとってもチャンスであろうというふうに思いますから、そういう部分は生かしていきたいと思います。いずれにしても今申し上げた品目、豚、木材はしっかり注視をし、そしてチャンスになるようなお茶、日本酒、自動車部品、そういうような物はしっかりやっていくということだと思います。
 
○三重県が放獣したツキノワグマ
(質)2年ぐらい前にクマが騒動を起こしまして、滋賀に放していろいろあったと思いますが、昨日岐阜で捕まったということがありました。それについて。
(答)当時、平成27年5月であったと思いますけれども、県外に放獣をしたということで、結果、そのクマがけがを負わせたというようなことではないということが、DNA鑑定で分かりましたけれども、やはりお騒がせをしたということであったということには間違いありませんので、その点についてはあらためておわびを申し上げたいというふうに思います。今回、そのクマが捕まって射殺されるにあたっては、そういう周りに人的被害などが無かったということは、安堵しておりますし、三重県はその放獣の課題があった後、27年11月にクマの対応に関するマニュアルを整備をし、岐阜県さんなどとも協議をしてまいりましたので、これからそのマニュアルに基づいて適正に対応していきたいと思っています。直近では、平成29年度は6月末時点で目撃情報が10頭、誤捕獲による放獣、放獣はありません。というようなことですので、しっかりマニュアルに基づいて、市町、地元自治会の皆さんと協議をしながら、安全確保をしっかりやりながら取組を進めていきたいと思っています。
 
○新しい選挙区における候補者
(質)やや聞きづらい質問なんですけど、自民党の衆議院の三重での区割がやや煮詰まってきたのかなと聞いておりますが、あらためて知事は2期目を全うするというお考えに変わりはないかをお聞かせください。
(答)貴方とか、その前任の人もその質問好きですよね。お立場上もいろいろあるんだと思いますけど、任期を全うするという、そのことには変わりはありませんし、一有権者あるいは区割改定の周知をする選挙管理委員会も持っている立場からすれば、持っているというか選挙管理委員会もこの県の組織にある立場からいえば、やっぱり早く決まっていくということは有権者の皆さんにとっても大事なことだと思いますから、党本部や県連との調整によって早く決まっていくということが有権者の皆さんもいろんな選択をしたりするのにいいと思いますので、それは早く決まっていくということは望ましいんじゃないかと思います。でも個別に誰がどうこうというのは私から申し上げることではないと思います。
 
○みえジビエの取組
(質)昨日から農林水産省の消費者の展示コーナーに全国のジビエの先進的な取組が展示始まってるんですけど、そこに三重も展示されてるので受け止めと、あと先日も内閣府のほうで三重のジビエの取組が紹介されたと思うんですけど、どういうことを説明されたのかをちょっと伺ってもよろしいでしょうか。
(答)三重県はこれまでジビエの取組について、他県に先駆けて、全国に先駆けて先進的に取り組んできたという自負があります。これまで安全・安心の衛生マニュアルを作ったり、あるいは商標登録をしたり、ジビエの登録制度、川上から川下までの登録制度というのは全国で初めてでしたけれども、そういうのを作ったり協議会を作ったり、そういうようなことで様々取り組んでまいりました。先般も現在国のジビエの関係省庁連絡会議の座長である菅官房長官にも、三重県の取組をご説明をさせていただきましたので、また来年度予算ではジビエの、国ですね、モデル地区を何個か指定するというような動きもありますので、それに指名されると移動解体車とかを導入できる支援、費用とかも付いてるので、ぜひこれからもジビエの取組を進めていって、この獣害対策の出口として農家の皆さんが安心したりしてもらえるような、そんな形にしていきたいと思いますし、あとはそこから一歩進んで単純に獣害対策の出口だけじゃなくて、食のブランド品として多くの皆さんに食していただけるような文化づくりというか、啓発というか、そういうのもやっていきたいと思いますね。 
 
(質)一部では移動解体車より保冷車のほうが安いし、役に立つんじゃないのみたいな声もありますけど。
(答)距離の問題もあるんでね。だからうちマニュアルで夏は何分以内やったかな、時間決めてるんで。全国の衛生、国のガイドラインって移動までの時間と温度の数字が決まってないんですけど、うちのマニュアルは数字も時間も決まってるんで、結構それで保冷車で行ける範囲も限られてますから、まあまあどっちも、場所によってはそれぞれメリットあると思うんで。いずれにしてもそういのもどんどん導入、保冷とかの流通の対策もやりなさいというのは今度のモデル地区なると思うんで、ぜひいろいろ研究してやっていきたいと思います。
 
(質)選ばれるように。
(答)はい。
 
○加計学園の獣医学部新設をめぐる国会閉会中審査
(質)加計学園の問題で、昨日、前川喜平さんを国会に招致していろいろ審議が行われましたけども、その時に前愛媛県知事の加戸氏がゆがめられた行政が元に戻ったんだと、岩盤規制があったんだというような主張をされたんですけども、知事が岩盤規制の取り壊しというかですね、こういう、まず昨日の議論というのはご覧になりましたでしょうか。 
(答)報道で。何か閉会中審査を見てるようなことはありませんでしたけど、報道で、今日の新聞とかテレビとか、そういうので見ましたけど。 
 
(質)加戸氏の主張で、岩盤規制があったんだけどそれが無くなって、それがゆがめられた行政が治ったんだという主張については、あれは知事は評価というか、どういうふうに受け止められていますか。
(答)加戸前知事のお言葉の前後の文脈が分からないので、ちょっと私が評価するのはちょっと難しいと思いますけどね。それは何か僕が評価をするようなことではないと思います。どんな、感想ですか。
 
(質)感想というか、岩盤規制っていえばいろいろ、いろんな部分で多分言われていることだと思うんですけど、それが今回は友人だったからとかそういったことで外されたんじゃないかというようなことがやられているようなんですけども。
(答)私、三重県知事として何ていうか、大学設置委員会のあれもありませんし、国家戦略特区のそういうのも出してないんで、何か全く部外者だと思いますけども、例えば私も農地PTの座長とかをやらせていただいて、地方がいろんな地方の事業を進めていく時に、国の規制で固い規制とか、なかなかこれまで変わってこなかった規制とか、たくさんあるのは事実だと思いますので、これは我々はそういう特区という手法を使う人もいるだろうし、全国知事会とか地方6団体がワンボイスにしてそれを国に届けて変えていくという方法もあるだろうし、規制というのは時代に応じていろいろあり方が、変えないものもあれば見直されるべきものもあると思うので、そういう規制に関する一般論でしかないですけど、個々の事情や経緯とか僕よくあんまり分からないんで、申し訳ないけどこんな感じです。
 
(質)三重県内で何か、獣医学部をつくろうとか、そういったお考えは。
(答)無いと思いますね。今回、公務員の県庁に入ってもらう獣医師職の人の採用の手当は引き上げましたんで、獣医師を確保する重要性は高いというのは、行政のね、間違いないです。だからといって何か、学部の設置とかいうこところまで、僕はうちは三重県は考えてません。
 
○MICEの誘致
(質)先週のトリップアドバイザーの観光の国際会議を受けて、何か今後三重県の観光政策をこういうふうにしていこうとか、そういった方針というのは何かありますでしょうか。
(答)あれを受けてというか、あれもその一環ですけれども、今、昨年のサミットを踏まえて、国際会議、世界最高峰の国際会議の開催実績、安全な開催実績がありますので、MICEの誘致を力入れていこうということでありますので、そのデスティネーション・アカデミーですね、トリップアドバイザーの、それのような国際会議であるとか、インセンティブツアーであるとか、そういうのをもっとたくさん誘致できるように、アンテナ高くして取り組んでいきたいと思います。やはり普通の旅行だと為替の影響を受けたりして、経済的な影響でキャンセルとかがあったりしますけども、国際会議のお客さんは2年前とか3年前から決まって来てるわけでありますので、底固い需要であるのと、一般のインバウンドが1人当たりの消費額が14万円ぐらいであるところを、国際会議の場合は30万円といわれていますので、消費額も高いということでありますから、ああいうこの前のデスティネーション・アカデミーで変えたというよりは、それも一環としてのMICEの誘致などに引き続き力を入れてやっていきたいと思います。
 
(質)今後、招致を予定している国際会議などというのは、どういったとこを狙っていきたいとか、そういうのもしありましたらお願いします。 
(答)今、公表しているものの他に、この秋に観光庁とUNWTOの持続可能な観光についての国際会議もありますように、三重県らしい観光とか、環境とか、防災とか、文化とか、食、あとは産業とか、そういう三重県と何か全然関係無いものというよりは、三重県ならではというか、三重県に一定強みのあるそういう国際会議の誘致を重点的に、それ以外のももちろん来てもらっていいので、重点的にやっていきたいと思います。それは、じゃあ来てもらいました、観光は実はいろんな観光資源があるんですねと、こう次に繋がっていくと思うんですね。全然三重県と関係無いテーマのやつよりは、三重県と関係あるもののほうが次に繋がると思いますので。そういう今回のデスティネーション・アカデミーも観光のエージェントの人とか政府の皆さんでしたので、そういうとこからの来てくれた国からの新しい旅行商品とか、そういうのに繋げていければと思いますし、そういうようなものを重点的に取り組んでいきたいと思います。 
 
○G20の日本開催決定
(質)G20が日本で開催されることが決まりまして、三重県にとってはG7があって、次のG7まではポストサミット期間と言ってた中で、やや何かそこに割り込まれる感もありつつ、協力できるところもあると思うんですけれども、どんな思いが。 
(答)種類も違いますので、どこに決まるとかによって、僕らもポストサミットの戦略の描き方も変わってくると思います。多分三重県と本当に酷似した、あんまり無いと思います、酷似したリゾート地でG20が開催されたら、かなり競合するんでそのポストサミットの訴え方が違ってくると思いますけど。選ばれた地域を見て戦略の練り直しとかを、そういうのをぜひやりたいと思います。うちとしては、やっぱりテロ対策、G7よりもG20のほうがかなり数も多いですし、セキュリティ面とか大変だと思いますので、我々が得た知見で協力できるところは、安全・安心のところなんかを中心にご協力をしたいと思います。また、G20がどこになるかにもよりますけども、うちも他県産の食べ物とか飲み物も、ワインとかですね、日本酒は違いましたけど、幾つか使いましたので、G20の時には三重県の物も使ってもらうような押し出しを。それは翌年のオリパラに向けての延長線上になると思いますので、やっていきたいと思います。どこでやるんでしょうね、G20きっと大変だと思いますけどね。
(質)率直にいうと、虚を突かれたとか、驚いたとか何かどんな。
(答)全然、全然。いずれ、もうやってないのが、G7でやってないのが日本とイタリアともう1個ぐらいやったかな、日本とイタリアだけやったかな、というの聞いてましたんで、いずれ回ってくるやろというのはありましたけど。なのであんまり驚きは無いです。
 
(質)もう手は挙げないんですか、G20には。
(答)どうですかね、挙げたほうがいいですか。ちょっと前サミット局長とよく相談します。
 
○「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法の施行
(質)また国の件で、テロ等準備罪、今日から施行になりましたので、あらためて知事から何かありましたら。
(答)いずれにしても、そういう捜査機関とかの濫用などと受け止められないように、法と証拠に基づいて適切な運用をしっかりやっていただくということが大事だと思います。また、法の成立して施行されたばかりでありますから、まだ、その法についてご不安を持たれてるような国民の皆さんもお見えだと思いますから、政府におかれては丁寧な説明を、施行したから終わりというのではなくて、丁寧な説明をしっかりされるということが大事だと思います。
 
(質)第二県政記者クラブの方、お願いします。
 
○情報公開審査会の建議に対する三重県議会からの意見書
(質)6月30日付けで舟橋議長のほうから、情報公開審査会と及びその事務体制であるとか、それについて文書が出てると思いますけど、その中に公開審査会が事実誤認してるんじゃないかとか、あるいは公開センターの事務局体制がなってないんじゃないかとか、割とA4版12枚に及ぶ厳しい内容だったんですけど、知事の受け止め方はいかがでしょうか。 
(答)審査会自体は知事の附属機関でありますし、その事務作業のサポートは情報公開課の職員がやっていますので、事実関係の確認のこととかそういうような事務は適切にできるように、情報公開課の職員にあらためて指示をしたところでありますので、ご指摘について真摯に受け止めるということだと思います。
 
(質)ご指摘に真摯に受け止めるというのじゃなくて、怒りは覚えなかったのか。ここまで議会に言われる筋合いは無いとか。
(答)いやいや、我々は実際に、何ていうんですかね、そういう事実確認の方法とかについて、少し疑義があるということであるならば、それはやっぱり真摯に受け止めてやっていかないといけないと思います。何か怒りを覚えるというようなこととかは特段無いです。
 
(質)要は大人の鈴木知事は、子どもである舟橋議長の手には乗らないと。
(答)いやいや。そこまで言ってませんけども、自分たちもそういう至らぬ点も、あるいはそういう疑義を持たれるようなことがあったわけですから、しっかり受け止めるというのが大事だと思います。
 
○三重県議会における議会改革の推移
(質)有り体に言って、改革先進議会と言われた三重県議会ですけど、ここのところの議長選のあり方であるとか、あるいは選挙区調査特別委員会のこの1年かけても成案ができなかった状態であるとか、結構、改革度というかその実力は落ちてると思うんですね、私が見る限り。その辺を眺めてられて、知事の側からはどんな印象をお持ちですか。
(答)どうですかね。議会のことなんで私のほうからこういろいろ申し上げることではないですけど、どうですかね、そういう何か、改革度が落ちたとかどうこうとかいうことではないと、僕がそういうのを評価するところではないと思いますけども、議会改革の基本条例とか出した頃と比べたら、そういうこう何か、大きい事案みたいなのがなかなか無いかもしれないので、いろんな議論をしっかり積み重ねていっていただくということなのではないかと思いますので、僕がどうこう申し上げることではないと思いますけどね。
 
(質)ただ過去を振り返ると、平成7年に北川知事が誕生して、その時に執行部だけの改革では、要はまずいと、そこだけでは達成できないと改革は。だから議会の側も当然改革していかないと、これは車の両輪であるということで、議会事務局人事も含めて北川さんが手を入れて、それなりの人を送ったじゃないですか。当時、議長が岩名さんがたまたまなられて、共に二人で結果的に手を携えて改革進んだとこあるじゃないですか、三重県の改革。それからいくと、結局、これは議会事だからとかいうことじゃなくて、人事も含め、知事の側にもある程度の応分の責任と義務はあると思うんですね。その辺はどう考えますか。 
(答)人事においてはそうですね、知事部局からいってるメンバーでありますから、そういう意味では応分の責任というか、その人事が原因で今貴方がおっしゃたような改革が進んでないとするならば、それは応分の責任があると思います。それが人事が責任でそういうのが進んでないとするならばでありますので、そこはいろんな受け止めがあると思いますけど、我々もその場その場、その時その時の適材適所という形で、しっかり人事をやっていかなければならないとは思ってますけどね。 
 
(質)それは何らかの要請があれば考えるって、要は平成7年の時に岩名議長が北川知事におっしゃったのは、将来、部長級になれるような人材を議会事務局へ送れと、それまではどっちかっていうと議会事務局は人財の墓場だったと、っていう話で、それなりの方を送って結局そこから政策部長の小林さんとか誕生したじゃないですか。南川さん亡くなりましたけど。そういう要請があれば、それなりにそこは配慮するっていうことですか。
(答)どうですかね、それを何か、一般論としてそういうこういろんなこういうタイミングでこういう改革の必要性があるので、それをサポートできる人材について配慮してほしいというような、一般論としての要請が一定仮にあったとしたら、それは全体人事回す中でそういうのは全く配慮しなくもないと思いますけど、個別に誰々をどうこうしてくれとかそういうのが来ると、それは一定の働きかけにもなってしまいますし、そういう何か忖度(そんたく)とかしてしまうのは良くないと思いますので、一般論としてこういう改革をやるので、それに必要な人事局体制のサポートも配慮願いたいというようなことがあれば、それは人事を回す中で、そこだけ特別というのはいきません、いろんな、三重県この知事部局でもいろんな課題山積ですから、そういう中でもちろん視野に入れるというのはあるとは思いますけどね。
 
○知事の小学校訪問
(質)昨日桑名の市立星見ヶ丘小学校視察行かれたんですよね。もともとこれ決められたのは教育ジャーナルさんなりで、あそこの山田校長が紹介されてたりとか、結構それなりに著名だからということですか。
(答)もともと三重県道徳教育の推進委員会だったっけ、名前ちょっと忘れましたけど、その有識者会議の委員に山田校長なっていただいていたので、山田校長のことは存じ上げていて、実際教育ジャーナルとか見て、あらためてこれはぜひ1度現場を見てみたいなということを思ったのでお邪魔をしたと、議会においても道徳教育の家庭や地域との連携をどうすんだということとか、あるいは昨年のこととかもはじめとして子どもたちによる人をあやめたり、自分が自殺をしてしまったりという事案もあって、道徳教育の重要性を感じていましたんで、ぜひこの機に、これまでも申し上げたような命を大切にする教育と言いながら子どもたちに心に届いてないのではないかということをずっと申し上げてきましたので、実際効果を上げておられるということですから1回行ってみようということでお邪魔したということです。なので、教育ジャーナル大きなきっかけでした。でもその前にも委員やっていただいてたんで存じ上げていました。
 
(質)行ってみての感想は。
(答)やっぱり子どもたち自身が、非常に納得しながら考え議論する道徳っていうものに臨んでいると思いましたね。つまり、道徳の授業っていうのは押し付けとか、読んだりするだけの道徳であってはならず、多様な価値観を考えたり議論したり認め合ったりする時間であるべきだと思うんですよね。そういうのを子どもたち自身が違和感無く、みんなで一緒に議論をしたり、考えたりするような授業になっていたので、大変すばらしい取組だったと思いましたし、校長自身のリーダーシップが相当あったと見受けられましたし、そういうお話も聞きました。あと加えて、校長先生から聞いても、それ以外の子どもたちの普段のあいさつとか、表現力とか、コミュニケーション力とか、学力とか、体力とかにも好影響を与えたというふうに聞きましたので、非常に気付きが多い視察でしたね。子どもたちがやっぱり何て言うか、僕のイメージ、自分が小さい時もそうだったんですけど、何かこう道徳の授業っていうのはビデオ見るだけで何かあんまおもんないなという時間とかもあったんですけども、非常に考え議論する道徳っていうような形で、子どもたちが真剣に臨んでる雰囲気があったのでよかったと思いましたね。
 
(質)対象学年は。
(答)4年生ですね。
 
(質)だとすれば、知事のイメージする道徳教育っていうのはどういうものですか。
(答)道徳教育、中身ですか、やり方ですか。
 
(質)中身とやり方。
(答)中身は今申し上げたように、特定の価値観とかを押し付けたりするものではなくて、多様な価値観を寛容に受け入れたり、あるいはそういう立場の違いがあるというようなこととかを理解するということと、やはり昨日のやつも「新次の将棋」というので、ずるをして勝ったというような、ルール違反をして勝った、それで後悔した、反省したということなんですけど、そういうルールを守らなければならないというような規範意識とか、悪いことをしたら人に謝らなければならないという規範意識とか、そういうことを学んでもらうそういう場であろうというふうに思っています。やり方としては、今申し上げたような何か、一方的にコンテンツを示して受動的に受ける授業ではなくて、子どもたち自身が考えて、議論を交わし合うようなそういう道徳のやり方、道徳の授業のやり方であるべきだと思いますけどね。 
 
○日本の道徳教育
(質)だけど、自民党系の人って、知事が自民党系かどうかはあるとして、例えば安倍総理とか安倍昭恵夫人とか、あるいは鴻池さんとか、森友を見学された時に教育勅語を幼稚園児に教え込まれるというところの、今知事がまさにおっしゃった後半の部分のやり方、これがイコール道徳教育だと考える人たちが結構多いじゃないですか。そこには知事はくみしないんですか。
(答)だから僕は今申し上げたように、内容についてそれぞれ寛容に受け入れるということと、さっきのルールを守るとか、人にひどいことをしたらちゃんと謝るというのは一定の規範意識みたいな、社会で多くの人たちと一緒に協力して社会生活を営んでいく時に必要なマナーとかルールとかそういうのは知るべきと思いますけど、何か特定のものを押し付けるというような道徳教育、それが何かにはよりますけれども、それはどんな価値観でも何か特定の、例えばそういう自民党系の人たちと相反する価値観のものを押し付けるようなことでもあってはならないと思いますし、いろんな価値観、いろんな立場の人がいるということを踏まえた道徳教育であるべきだと思いますけどね。何か自民党系が必ずしも全員そうだとは限らないですし、もし押し付け型の道徳には、それが自民党系の人たちがそうかどうかは別として押し付け的な道徳にはくみしないということです。
 
(質)有り体に言って森友学園の教育勅語を暗唱させるというような、そういう道徳教育は知事はどういうふうにお考えですか。
(答)1つそれを何ていうか、教材として選択することは、政府も言っているように、各自治体とか各教育機関の判断ではあるものの、教育勅語を選んだかどうかということではなくて、それを何か1つのことを押し付けるということであったとするならば、それはあまり良くないですよね。教育勅語の是非じゃなくて、それを何か押し付ける、教育勅語はさっきも言いましたように、教材として使うかどうかはそれぞれの判断というふうに政府も言っているわけですので、それはそれぞれの判断で。何か特定のものを押し付けるようなっていうのはやっぱり、それがあったとするならば、僕森友行ったことないんで分かりませんけども、あったとするならばそれは良くないんじゃないですかね。
 
(質)でも間違いなく教育勅語は主権在民の観点で作られたものではないし、そこの観点からずれてますよね。それを他にもいいところはたくさんあるんだけど、それを抜きにして仕込むっていうことが本来はちょっと違和感を覚えるし、逆に知事のお子さんが、ご長男が教育勅語を教えるような幼稚園に通わすか通わさないかっていったらどうされますか。
(答)それは仮定の話なので、お答えできませんけども、別にそこの側面だけで幼稚園とか保育園選ぶんじゃないので、もちろん教育内容はいろいろ吟味しますけど、それはもうあまりに仮定というか前提条件が多すぎるんでそれはお答えしませんが、今申し上げたような何か1つの価値観を押し付けるような教育内容であったとするならばそれはよろしくないですよね。
 
○東京都議会議員選挙
(質)都議選ですけど、あの結果をどういうふうにご覧になってますか。小池さんとはある程度面識あるじゃないですか。知事が衆院選先に出られたときに最初に小池さんが応援演説来られて、小池さんの私設秘書の方か何か知事お知り合いで、その結婚式の司会をされて、その時にいろいろ服装着替えて小池さんが多分奥さんより私のほうが鈴木さんの下着姿を初めて見たのは早いって言ってたじゃないですか。
(答)よく覚えてますね。
 
(質)そのくらいの関係じゃないですか、どうなんですか。
(答)小池都知事のそういうこの都民の皆さんのニーズとか空気感とか、そういうのを読むことに優れたそういう形が出たんだろうというふうに思いますし、一方で、対峙する側となった自民党の党に関係無いところも含めて不祥事というか不適切な事案が頻出した、続出したというのが相まってそうなったんだと思いますけどね。やっぱり小池都知事のもちろんそういう都民のニーズとか空気感の汲み取り方の上手さというのは大きくあったと思いますけどね。
 
(質)知事が考える不祥事っていうのは何ですか。
(答)例えば、暴言、元秘書に対する暴言とか、あるいは発言、応援時に行った発言とかそういうあたりなどもあるんじゃないですかね。
 
(質)稲田さんを直接指すのではなく。
(答)応援の時に言った発言などがあるんじゃないですか。それが全部敗因というのではなくて、今申し上げたように、もう何かこれ単なる政治コメンテーターみたいな感じですけど、小池さん要因と今の自民党要因の、自民党要因の不適切とは何かなので、それが敗因だとは言っていませんので、それが何か敗因だとは言っていないというか、直接それが結果を全部左右したということではないと思いますけどね。
 
(質)都議選終わった後に小池さんとどこかでお会いになるとか、あるいは電話とかメールとか何かする機会はあったんですか。
(答)都議選後は無いです。小池さんに極めて近い都民ファーストの会の人とはしゃべりましたけど、小池さんご本人とはメール、電話などはしていないです。
 
(質)この前知事会?
(答)知事会、東京の時ですか。前々回やったかな、1回当選されてすぐの時に来られてその時はあいさつしましたよ。
 
(質)後はもう会ってないですか。
(答)会ってないですね。
 
(質)この都議選の結果っていうのは、都議選は普通国政選挙に影響されるとずっと言われているじゃないですか、マスコミ神話かもしれないですけど。その辺はどう考えられますか。
(答)これも僕は別に三重県知事としての答えというか、一単なる政治家としての何かあれです、感想でしかないですけど、選挙いつあるかということじゃないですか、国政選挙が。
 
(質)つまり遅かったらあまり影響しないと。
(答)分からないです。その間のさっきの最初に質問された支持率が下がっているということなどに対してどういう受止めとかどういう対応するかとかにも関係すると思いますけどね。
 
(質)加計学園の件を含めて、今の支持率の件でも出ましたけど、第一次安倍内閣の官邸スタッフにいた時の知事の経験と政治観と経験値からいって、今のこの安倍内閣っていうのは第一次安倍内閣の終末期に近い感じがあるか無いかどうですか。
(答)どうですかね。やっぱり中にいるのと外にいるのとでは大分違いますんでちょっと比べられないですけれども、第一次安倍政権の時は特に年金問題もそうでしたけども、松岡農水大臣が自殺をされた時の衝撃とか追い込まれ感は半端なかったんで、僕ちょっと中にいるのと外にいるのとではちょっと比べられないですけど、当時は追い込まれ感半端なかったですけどね。
 
(質)外にいると岡目八目で余計に見えるじゃないですか、今知事という立場で。
(答)いやいや、情報が限られているので正しく論評するには足らないということですね、外にいると。
 
○山口県・三重県知事懇談会の開催(発表)
(質)最後に、最後じゃないけど、発表項目の山口県知事との2県知事の会談ですけど、これ知事はもともとよく、私はお叱りじゃない指摘を受けましたけど、知事は明治維新と幕末好きじゃないですか。志士が好きですよね。それからいくと山口県を選んだというのはある程度趣味と実益を兼ねておられると思いますけど、山口県の村岡知事はそういう志士とかそういうものに対して、あそこの県の歴史的背景はあるにしてもそこに関心は深いんですか。 
(答)お好きだと思いますよ。そういう歴史的背景、でも、知事になられてからかもしれませんけど、もともと宇部のご出身なんで、でも1回目は萩でやらせてもらって、僕のたっての願いで村岡知事のフェイスブックのトップページになっていた松下村塾の中に上がらせてもらってというのをたっての願いで上がらせてもらいましたので、別に趣味と実益を兼ねてるわけじゃないですけど、この時も一緒に何か人力車に乗って高杉晋作の生家とか回りましたけれども、僕は以前行ったことありましたけどね、そこでいろんな歴史的会話しましたけど、非常に幕末の時期のことを踏まえてお好きであったと思いますね。
 
(質)宣長は要は村岡さん、山口県のほうからそういう要望があったんですか。
(答)いえ、こっちからです。あと、武四郎のほうも。宣長と武四郎を見ていただこうと思って。来年明治150年であるとともに武四郎の生誕200年ですし、北海道も150年ですし、吉田松陰とも交流がありましたから。
 
                           
                                    
                                                                                       了
 

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