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知事定例記者会見

知事定例会見録

令和3年10月5日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた無料PCR検査事業の実施について(発表)
武田/モデルナ社ワクチンによる県営の集団接種会場(四日市市総合体育館)の接種日の追加について(発表)
「三重県飲食店時短要請協力金(第5期)」の早期支給について(発表)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・三重県リバウンド阻止重点期間の早期解除
・みえGoToイートキャンペーンの再開
・岸田新内閣への期待
・国体の代替大会
・松阪市の風力発電計画
・多気郡3町の印象
・知事職としての県政の考え方
・知事公舎
・新型コロナウイルス感染症

発表項目等

(知事)皆さんおはようございます。定例記者会見を始めさせていただきます。今日、私から冒頭3件、ご説明を申し上げます。無料PCR検査の実施についてが1点目。2点目が県営の集団接種会場の接種日の追加について、これは28日に皆様にご報告をさせていただいたものの詳細の追加であります。3点目が、三重県飲食店時短要請協力金でありますが、この早期支給についてという、その3点であります。
まず1点目でありますけれども、無料PCR検査でございますけれども、これは行政検査に加えまして、新たに一般検査とでも言うんでしょうか、一般の方々への検査を行うというものであります。前回ご説明申し上げた時に、行政検査については民間の検査能力を使わせていただくという話をさせていただきました。あれは保健所で行う行政検査でありますが、これは街中で実施をするものでありまして、前回お話をした民間検査の能力を使わせていただき、濃厚接触者の方を対象とするものですが、今回は、症状がなくても無症状っていう方も街中におられますので、その方々に検査を実施するというものであります。唾液を用いましたPCRの検査であります。横へ出ましょうか。大丈夫ですか、ここで。アクリル板との関係、大丈夫、出た方がいい。出たほうがいい。ありがとうございます。お手元の資料をもう一度見ていただきますと、無料PCR検査事業を実施するということでございまして、10月の11日から12月10日までを今予定しておりますけれども、これで無料PCRの検査を実施をするということであります。2枚目見ていただきますとイメージが、ちょっと検査の流れというふうに書いてますけれども、ホームページ等で申し込みをしていただきまして、私どもの方から検査キットをお渡しをするということになります。自宅で唾液を採取していただいて、ポストへ投函していただいて、その検査結果が通知される。私どもにも検査結果が通知されるということになっております。対象の方は県内に居住されてる方、就業、就学されている無症状の方ということで、有症状の方は行政検査の方で対応するということでございます。申し込みですが、1人当たり月1回までと、毎日やりたいわとこう言われても数に限りがあります。基本は、今回ですね、12万回分ということで前回10万回というふうに申し上げましたが、精査をいたしまして12万回分可能であるということでございます。どんなふうにやるかということでございますけども、県内の商業施設とか、主要駅、ここをですね、巡回をするような形で、ブースを設置しまして啓発活動して、案内をするというもので、もちろんホームページでも案内をいたします。資料の3枚目をご覧いただきますと、今もうすでに予定が入っているブースの設置、日時と場所でありますが、10月11日から15日まで、そこにあります5点で対応します。それから16日から17日まで、ここにございます3点で対応いたします。追加でまた、これ出てきますんで、大体1週間ぐらい前までにホームページで、どこで案内をしますということをお知らせをすることとなります。PCRの検査の結果、陽性になりましたら診察を受けていただくということになります。検査費用はこれ無料であります。基本ホームページ上で申し込みをしていただくわけでありますけれども、ホームページがお使いにならない方もおいでになりますので、その方のコールセンターを設けることにしてまして、コールセンターにつきましてもプレス資料の裏側に1枚目の裏側に書いてありますけども、コールセンターこれ設けるということでございまして、このコールセンターに問い合わせをしていただけますと、FAXとか郵送で申し込みも可能になっております。それから、商業施設の設置ブースでは、どうしてもという方がおられましたら密を避けないといけないので、順番を待っていただくことになるかもしれませんけれども、そこでも受付を対応するということにしておるところでございます。1点目、無料のPCR検査については以上であります。
それでは2点目よろしいでしょうか。2点目は、集団接種会場の接種日の追加であります。28日に四日市の総合体育館集団接種会場の日程の追加、10月23と24を追加いたしますと、人数については従来と同様千人ずつということで発表したところでございますが、その詳細を発表させていただきます。今回の特色は、12歳から29歳までの方、若年層の特別枠を設けているということでございます。原則、この方々からの予約が、千名分両日埋まれば、追加の募集はしないということになっております。若年層これは過去の会見でも申し上げましたけれども、これからですね、受験期にも入ってくるということでございまして、また仮に感染してしまって後遺症があるという不幸なことになってしまうと、その後遺症の時期も長引くということでございます。加えて、若い人かかりつけ医がいない方も多いので、そう意味ではこういう集団接種会場を使っていただきたいというのが直接的な理由でありますけど、若い方が感染されて無症状で家に持ち込まれて、そこで高齢者やあるいは基礎疾患のある人にブレークスルー感染するっていうことをやっぱ防いでいかなきゃいけないということであります。それで、若い人の特別枠を設けるということにしたところでございまして、先日の知事会議でも、各県の知事から複数若い人へのワクチン接種については必要なのではないか、国に働きかけるべきであるというご意見も出てましたし、私もそれを申し上げたところであります。したがいまして、先ほど見ていただきましたように、お手元の資料でございますが10月23日と24日、それにおうとうする4週間後の日も当然2回目の接種があるわけでありますけども、若年層の特別枠を設けた集団接種を行うというものであります。なお、四日市とツッキードームで、すでに県の集団接種やってるわけでありますけど、四日市の方は予約埋まってるんですが、ツッキードームはまだ若干の空きがあります。10月9日これ700名の予定でありますけど、今のところ88名、今日の朝の時点で88名の枠の余裕があります。10日の日曜日、先ほど申し上げたのは9日の土曜日ですが、10日の日曜日には700名のうちの378名の余裕があるということでございますので、皆さんできれば、まだ余裕がありますよということも合わせて、ご報道いただければありがたいと思います。津の方ですね。それが2点目。
それから3点目であります。飲食店の時短要請の協力金。これ第5波の時もやらせていただきましたけれども、時短要請をしているお店、相当苦しいところもあるということでございますので、早めに協力金をお渡ししようというものでございます。すでに受給の実績があられるお店で、かつ不支給というふうになっておられないお店、今回は強化区域4市ございます。四日市、鈴鹿、亀山、津ということですが、その方々にお渡しをするということで、金額は17万5千円。これ前回と同様ですけれども、申請をいただきましたら2週間程度、9日間ですけど振り込みをさせていただくというもので、申し込みの期間は6日から13日までということで、今のところですね。以上が、私からの冒頭の発言でございます。
 
発表項目等に関する質疑
 
○新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた無料PCR検査事業の実施について(発表)
(質)ありがとうございます。では幹事社から何点か質問をさせていただきます。無料PCR検査なんですけれども、キットが送られてきて、それから検体取って、返送してからその結果が出る、本人に結果通知が行くまで大体どれくらいの期間がかかるんですか。
(答)これ1日か2日でいくんですか。
(答:医療保健部)3日ぐらい。
(質)送ってから3日ぐらいで。
(答)はい。私もやりましたけど、翌日ぐらいには来ますんで、検査機関にどのぐらいの検体が集まるかによって、一応バッファー見て3日ぐらいということですけど、1日か2日で来ると思います。
 
(質)他県の方とかでは、無料PCRっていうと、例えば飲食店の従業員さんであったりだとか、その県外の往来が頻繁な方だったりとかっていうのがあると思うんですけども、今回これはあくまでそういった枠ってのは一切設けずに、県内のすべての無症状の形で考えてよろしいですか。
(答)そういった方々も対象に当然なるわけでありますし、それから街中の方、一般の方々がちょっと気になるという方も受けていただいて、早めに感染をしている方々を把握をしたいということでありますので、飲食店限定ということでもなしにやらせていただきたい。逆に飲食店の方々は自主的に、自分ところの会社で費用を出して、こういう民間の検査を受けられる方もおられると伺ってるんですが、そういった費用の拠出が難しいという方でも受けていただけるというもので、用意をさせていただいてるものであります。
 
(質)それから確認なんですけど、無料検査事業ブースで、受け付けのことは基本的にホームページとコールセンターの電話でっていうことおっしゃられてるので、商業施設のブースでは一応受け付けるが、駅のブースで受け付けないといった認識でよろしいでしょうか。
(答)その通りです。駅は、やはり通行される方たくさんおられますので、そこで受け付けってなかなか難しいんですけれども、商業区域の商業地のブースは、少し場所も取れますんで、ただ密を避けたいので、本当はホームページとかコールセンターがいいんですけどでも、そこで是非申し込みたいという方がおられた場合には、それを拒否する必要もないということで、受け付けをさせていただこうと思っております。
 
(質)幹事社から以上です。各社さんお願いします。
 
(質)12万回ということなんですが、これは希望、枠に達したらば止めてしまうものなのか、それとも継続して続けていくものなのかが一つと、それと街頭で検査キットを申し込むという形なのがいいなと理解してますが、12万のうちの何回を考えてらっしゃるもんなのかということを教えてください。
(答)まず、この予算については、8月の補正予算で組んでいて、以下にお認めいただきました5億4,000万を考えているところであります。12万回っていうのは、5億4,000万ということで計算をしますと、12万回ということになるものなんですけれども、もし、こういうやり方を追加してやったほうがいいということになってまいりますと、それはその第6波はいつ来るかにもよるとは思いますので、その時には場合によると、追加の補正というのも考えていく可能性がありまして、従いまして、そのときには12万回が増えていく可能性があると、こういうものであります。それからコールセンターと、それからホームページ、それから加えて申し上げるとその大規模商店、商業施設、そこでどのぐらいの比率で考えてるかっていうのは、実際にそこで申し込みをどうやってされるかによりますので、基本、申し込みをしていただいた方に対応していくということですけど、結果は出てくると思いますが、事前に想定は特段しておりません。
 
(質)無料PCRの関係なんですけども、現在、新規感染者数の推移でいうと、県内もだいぶ落ち着いていて、全国的にもかなり減少傾向にあるかと思うんですけど、このタイミングであえて、その大規模な無料PCRをやるということの意義について教えていただけますでしょうか。
(答)これ開始の時期が、10月の11日ということであります。開始してすぐには申し込みをされる方、そんなに増えてこないだろうと思ってます。我々も周知はしていきますし、皆さんにもご協力をお願いしたいところではありますけれども、そうしますとそれから1週間、2週間後、この検査を利用される方が増えてくるとしますと、10月の1日から、緊急事態宣言は解除されておりますので、場合によると、その辺りから感染者が増えてくる可能性もありますので、時期的には今やり始めていいんじゃないかということであります。
 
(質)それは念頭に冬を迎える前ですとか、あるいは第6波といった存在も念頭に置かれてると?
(答)そうですね、はい。我々それも考えて、無料検査、とにかく検査というのは数を増やした方がいいというのが、第5波の時の反省点ではないかというふうにも考えてます。これ実際にはきちんとレビューをして、総括をしなきゃいけないところではありますけども、可能な限り検査を増やした方が、その後の対応っていうのはやりやすいんだろうというふうに思いますので、今この時期から始めて、かつ緊急事態宣言が解除をされて、1週間、2週間後ぐらいから実質的な無料検査が始まるということで、タイミング的にもこのタイミングではないかなというふうには考えております。
 
(質)無料PCRで、ブース、商業施設や主要駅を巡回するということなんですけど、これはエリアの場所によっての濃淡とかをつけるようなご予定っていうのはあるんでしょうか。
(答)ご覧いただきますと、だいたい人口集積しているところをやるというふうに今は考えてるところでありますけど、今後方針何かありますか。
(答:医療保健部)東紀州地域と伊勢志摩地域の方も候補地として調整の方今かかっております。
(答)そういう意味では、全県でできればっていうことで考えていて、今のところ北と、それから南は伊勢ということでありますね。
 
(質)こういう縛りのない、希望者が受けられるPCR検査、県で都道府県でやってる例ってどこがありますか。
(答)街中でやって、確か東京、愛知もそうだったかな。詳細はちょっとまた後でお知らせいたしますけれども、報道によりますと、東京とか確か愛知がやっていたんじゃないかなというふうに思います。
 
(質)無料PCRのところで、この検査で陽性になった場合は診察っていう流れになると思うんですけども、社会的検査のように、またもう1回保健所か何かで検査新しく受けて、陽性確定っていうような流れになるのでしょうか。
(答)確定が、それはどうですか、確定しますか。
(答:医療保健部)陽性になった方については、医療機関に行って受診していただくようにつなぎまして、その結果医師の判断の下で確定されるわけでございます。
 
(質)2度検査するという?
(答:医療保健部)という形にはならないです。
 
(質)今回のこの無料のPCR検査の事業の補正予算の際に、議会の方から一部、現在の保健所の検査体制をしっかり行うことと、まずはそれが優先だというようなご指摘もあったと思うんですけれども、そこら辺はどのように対応された上でこの事業されることになったか聞いていいですか。
(答)行政検査でできるのは、やっぱり行政検査で対応しようということでありますし、行政検査の場合は、やっぱり感染の疑いがある人ですから、そこをしっかり対応しなきゃいけない、もう議会のご指摘どおりだと思います。ただ、ご承知のように保健所の方、マンパワーの問題もありましてなかなか対応できなかったと、第5波の時には、濃厚接触者の方々への検査も十分にできなかったっていうのがあるのは、これ反省しなきゃいけない点であります。従いまして、その後でありますけれども、要員を増やしまして、保健所のそこの調査調整を、まず調査調整をしてから検査ということなんですが、調査調整できる人間を増やしたということ、それから検査については、こないだもちょっと発表申し上げましたけれども、民間検査機関を使ういうことで、行政検査の検査を民間に委託をする部分もつくりまして、1日約200件程度でありますけれども、その検査をやるということで、議会からご指摘をいただいた行政検査をしっかりやるということについては、私どもある程度対応はできているというふうに考えております。
 
その他項目に関する質疑
 
○三重県リバウンド阻止重点期間の早期解除
(質)冒頭3点の発表外のことなんですけれども、よろしいでしょうか。それは最後の方がいいですか。今リバウンドの重点阻止期間に入っている段階で、知事、解除する、緊急事態宣言解除するときに、感染状況によっては早期の重点阻止期間の解除もあり得るとおっしゃってました。現状、昨日新規感染者が3人で、3日連続で5人以下という状況です。早期の解除についての考えはあるんでしょうか。
(答)これは始まったばかりといいますか、緊急事態宣言明けたばかりでもあります。
それから人数は県民の皆様、それから事業者の皆様のご協力でかなり少ないレベルが数日、3日続いているということでありますが、中でまた相談をして、早期に解除するかどうかというのは議論してみたいというふうには思ってるところでございます。
 
○みえGoToイートキャンペーンの再開
(質)GoToイートキャンペーンの再開の目途とかはどのように見てますか。
(答)これは前回もご質問いただいたところであります。他県の状況も確認をしているところではありますけれども、私どもの考え方としては、この14日間、特別区域においてリバウンド防止措置をとっていただいている期間でありますので、アクセルとブレーキを同時に踏むということは適切ではないんじゃないかというふうに今考えておりまして、GoToイートは当然アクセルでありますので、現在ブレーキを踏んでいるところがあるということですから、今はまだGoToイートのサービス再開については、実施は考えておりません。そういう意味では、リバウンドを防止措置の期間が終了すれば、GoToイートについても進められるというふうに考えておりますので、ですから、GoToイートが使えるようになるという日の少し前には、皆さん方にも、あるいは県民の皆様にもお話をさせていただこうというふうに考えてるところではあります。
 
○岸田新内閣への期待
(質)国の関係で一つお伺いしたいんですけども、岸田新内閣が昨日発足しました。すでにコメント等も出されていますけども、三重県知事としていわゆる地方創生の分野での期待、デジタル田園都市ベースというような発言も岸田さんからは出ていましたけども、そういう地方創生の期待とですね、あと閣僚の顔ぶれを率直に見てどのように感じられたか、その部分を教えてください。
 
(答)地方への期待ということですが、前回のぶら下がりのときにも申し上げましたけど、総理は総裁選の時から地方こそ主役だというふうにおっしゃっていただいています。非常に我々地方としてはありがたい話、心強い限りでありまして、今回、新時代共創内閣というキャッチフレーズを掲げられて、力強く内閣を指導されるということでありまして、これも本当に素晴らしいことだというふうに考えています。その中には、やはり総理も地方の選挙区でいらっしゃるので、地方に目を向けていただけるというふうに考えております。デジタル田園都市国家構想でありますけれども、2番目のご質問にも関係しますが、デジタル相として牧島議員が大臣にご就任をされましたということでありますが、牧島大臣は私海上保安庁の時に何度かご説明にもお伺いをしておりますが、非常に丁寧な方でありますので、三重県はデジタル関係他県より進んでいるという自負がありますけれども、そういった点についても意見交換をさせていただける、要望もさせていただける方かなというふうに思ってます。また牧島大臣だけではなくて今回13名の方が新しく大臣になられる、初入閣ということであります。私も国で働いていた時に、例えば金子総務大臣でありますとか、鈴木財務大臣、あるいは末松文部科学大臣など多くの方々の所にご説明に行ったりしております。斉藤国土交通大臣もそうですし、西銘沖縄北方大臣、それから二之湯大臣、二之湯大臣はもともと三重県のご出身ですしね。それから小林経済安全保障大臣、あるいはその堀内ワクチン大臣などはご説明もさせていただいてお話もさせていただける間柄でありますので、そういった方々が大臣になっていただいてるってのは非常に心強いということでもありますし、また今回の内閣の大きな課題である新型コロナの関係、それから外交・安全保障の関係、それと新しい新主義、それと地方を大事にする行政展開するということでも、ふさわしい方々が選ばれたのではないかというふうに考えております。
 
○国体の代替大会
(質)国体の代替大会についてちょっとお伺いしたいんですけれども、県の陸上競技協会が中心となって10月の17日に伊勢市の陸上競技場で東海3県とかと静岡や長野の選手とかが参加しての代替大会が行われるという報道がありました。この大会に例えば県はどのように関与していくかということと、こうした競技団体とかで独自に大会を今後実施しているかと思うんですけど、県としてそういう大会をどのように支援していきたいかということを教えてください。
(答)陸上の大会が行われるということで陸上の競技団体と県の担当部局で話を始めております。県としてどのように支援できるかという観点から私どもお話をさせていただいているところでありますので、前回も申し上げましたけれども、大規模大会というのが行うのであれば、県としても支援をしていきたいということでやらせていただきます。陸上以外にも、確か他にも2、3競技大会を誘致しようっていう話もあると聞いてますんで、そういったところも同様に支援をしていきたいというふうに考えております。
 
(質)昨日の津の市長の記者会見の中で、国体にかかった予算の一部を振興する基金にするというアイデアという話、そういう発表があったかと思うんですけども、県としてもスポーツを振興していく基金を作るような、そういう考えがあるんでしょうか。
(答)今日、前葉市長が?
 
(質)昨日ですね。
(答)あ、昨日、基金を作る。そこはちょっとまだ、私も承知はしておりませんが、どういった考えがあるのかってのはこれからまたよく話をしていきたいというふうに考えています。今この場で、そういう考え方があるということは申し上げられる段階じゃないっていうことですね。
 
○松阪市の風力発電計画
(質)先日、知事意見書も出されていましたが、松阪市飯高町の風力発電計画についてですけれどもあらためてどういうご見解を持つのかということと。まず、そのどういうご見解をお持ちなのかということかということをお伺いしたいです。
(答)意見書の中にある通りでありまして、かなり今回大規模な風力発電施設であります。環境への影響、地元の住民の方々も心配されているところがあるというふうに聞いておりますので、見直すべき点があれば見直しをしていただきたいということで意見書を出させていただいたところであります。そう意味では今、ボールが申請をされた方に行ってますんで、そういった形で次のアクションがあるかということを見守っていきたいというふうに考えているところであります。
 
(質)続けてなんですけど、一方で三重県としては、三重県って非常に風況が良くてですね、風力発電に向いた土地も多いということで、新エネルギービジョンというのにも風力を推進するような考えもあると思うんですけれども、そういう一般論で言うとこの風力発電というものについてはどういうふうに、扱っていきたいというふうに考えていますか。
(答)一般論で言うと、私も海洋政策担当してた時に洋上風力発電の担当してましたので、これからはエネルギーは化石燃料から自然エネルギーのほうに移ってくるというふうに考えています。三重県では、おっしゃる通り風況も非常に良くて、それから太陽光発電の施設も割と多く設置されてるというふうに考えてますんで、自然エネルギーへシフトする土壌はあるというふうに考えてます。既に度会町だとか、青山高原もそうですし、それから津の久居のあたり、松阪もそうですけど風力発電で、これは洋上じゃなくて陸上ですけど、設置をされている風車もよくあります。一般論で申し上げると自然エネルギーのほうにシフトしていくんだろうというふうに思います。その時重要なのは、環境でありますとか、生態系、そこへの影響というのも十分考えていかなきゃいけないということです。それから自然、三重県は自然が豊かでありますので、ある程度その自然を使った、今もこれからも進めていきたいと思ってるんですけど、直近でも進めていきたいと思ってるんですけど、観光ですね。そういったものへの影響っていうのも考えながら自然エネルギーと、それから今申し上げたようなものの調和を図りながら進めていっていただくということやと考えています。
 
○多気郡3町の印象
(質)今松阪の話が出ました。知事、松阪地域の、まあ多気郡3町ございますが、印象といいますか、亀山のご出身ということですが、何かございましたらお願いいたします。
(答)多気は自然も豊かでもありますし、それからお茶、茶業も非常に盛んであります。そういう意味では第一次産品も良いものがありますし、それから自然が豊かでありますんで、観光の拠点としては、観光資源としては十分なものを持っておられると思います。宿泊施設も多気VISONなんかもできておりますし、滞在型の拠点観光ができる素材っていうのは徐々に整ってきてるんじゃないかというふうに思います。また食材もこれも言わずもがなでありますが、おいしい野菜や牛肉もありますんで、観光客十分呼び込めると思います。そういった点でも発展余地はありますし、さらに産業についても中京圏から、あるいは近畿圏からの交通が十分整いつつある、まあある意味整っている所でありますので、製造業のほうもまだまだ発展余地があるというふうに思います。両方で発展していただける土地柄だというふうに考えています。
 
○新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた無料PCR検査事業の実施について(発表)
(質)では、第二さんお願いします。
 
(質)じゃあ、振り出しに戻って、無料PCR検査なんですけど、これは商業施設のブースを設けられるということで、ただこれは、告知的な要素が非常に、今の発表内容を聞いていると大きいんですけど、ここでその検査キット渡すとか、そこに至らなかったのは何なんですか。
(答)一つの理由は、密になってしまう可能性があるだろうということでありますので、そこで申し込みをしていただいて、後程、検査キットをお渡しするということですね。
(質)密になるからそこは避ける。
(答)そうですね、はい。県によっては、そこでもう検査キットをお渡しして、確かにやっているところもあるんですけれども、我々はやはり密になることを避けたいという思いがありましたものですから、そこでは検査キットはお渡しせずに、ただそこでの申し込みはしていただけますので。それも密にならないように調整しますけど。例えば、番号札をお渡ししてお呼び出しをする、連絡をしてから来ていただくというような形をとっていくということでありますので、念には念を入れた、というふうにご理解いただければと思います。
 
(質)あと、検査結果等が、感染していませんよという証明とか、あるいはワクチン接種の証明とか、国がいずれそれをやるんでしょうけど、県も先んじてそこにリンクさせるとかいう考えは、今段階ないんですか。
(答)今の段階では、そこは考えていないですね。陰性証明書を、これから場合によるとそういう話が出てくるかもしれませんが、現段階では、国の動向を見ながら考えていきたいというふうに考えております。
 
○知事職としての県政の考え方
(答)あと、発表項目外でちょっと空中戦になりますけど、一見知事の知事職としての県政にあたってのお考えとかに関して、例えば3割自治という言葉がありますけど、その辺はどのようにお考えですか。
(答)私自身、国の役人をやってきて、3割自治っていう話は聞いておりましたけど、今まだ日は浅いんですけれども、1カ月もまだ経っていませんけど、知事に就任して3割自治ということを意識したことはあまりないですね。ですから、県行政として必要なものは、県庁で決めてやっていけるという気はしていますけれども、これから、その実感が出てくるかもしれませんね。
(質)例えば、部局長レクを漏れ聞くところによると、一見知事が、これは国が基本的にやる話であるとか、あるいは国の施策ですでに入っているというふうなことを、中央官僚の行政官としてのご経験から、35年でしたっけ、おっしゃることが割とあるという話なんですけど、その辺は、地方は知事に限らず、首長はそうなんでしょうけど、政務と公務の部分があるじゃないですか。そこのところの政務の部分をある程度重視するとなると、国の形がどうであろうと、それを、この地方分権一括法を、12年度から13年度にできてからは、この20年それを打ち破ってきて地方っていうのは、存在している部分があるじゃないですか。その辺はどうお考えですか。
(答)まだそこは、実はあんまり時間がなくて、やっている仕事が、国体の関係とコロナぐらいだったからかもしれませんけど、そこはある意味、国と地方の役割分担がありますので、そこは国がそうは言っているけれども、県としてはこうじゃなきゃいけないっていうのを感じたのは、あんまりないですね。あんまりないというのは、コロナの関係で、これも知事会議でちょっと発言しましたので、聞いておられる方もおられたかもしれませんけれども、県をまたいだワクチンの融通というのは、今認められてないんですよね。でもそれって、あまり合理性がなくて、かつ、愛知県で、これは3県知事会議の時に大村知事がおっしゃっていたんですけど、ワクチンが余っているかどうか、これちょっと検証しないといけないっていう感じもおっしゃっていましたが、もし余っているんなら、三重県にも融通していただけませんかという話は申し上げました。これは、どっちかというと財源というよりは規制の部分ですよね。規制の部分で、国が、県をまたぐワクチンの融通は認められない、今はですね、認めないというふうに言っていることに対して、あまり合理性がないと思うので、そこはまず、愛知県と調整が整ってからですけど、それが整えば、国に言っていくということもあると思いますし、知事会議では、少し先触れ的に作ったものもありますよねっていうことは申し上げたところであります。岐阜県さんも同じようなことをおっしゃっておられたと思います。
 
(質)現実に知事をやられると、そういうことに突き当たっていくじゃないですか。つまり、行政官をやられていた、お国の立場で考えていたところは、地方のそういう声があっても、ある程度全体のバランスが必要なんで、国全体で見た時に、その一部、県から上がってくる話っていうのはなかなか聞けないとか、そういうこともあったと思うんですけど。逆に、立場が変わるわけじゃないですか。その時に、どう切り込んでいけるかっていうのが、政治家知事の場合、いわゆる党人派知事の場合は、割と政治的に切り込んでいかれるんだけど、行政官のご出身の知事であるとか首長の場合は、そこのところが、ある程度お行儀がいいじゃないですか。その辺をどう変えておられますか。
(答)それは当然、県のために働く立場におりますので、三重県民のために、三重県のために働くわけでありまして、行政官をやっていた経験と両方わかるわけですね。私、大臣秘書官をやっていたので、国の政治もわかっているつもりでもあります。秘書官ってそういうのを見れる立場にありますので。かつ、いろんな先生とのつき合いも、知事になってからもありますし、その前からもありますけれども、行政官としてはここのボタンを押した方がいいなっていうのはわかります。それから、政治的には、行政はそうは言っても、これは、例えば大臣とも話をして進めれば進められるものかっていうのも、ある程度わかりますので、そちらも使ってやっていくというのは、これは当然のことかなっていうふうに思いますね。ですから、両方やっていけますよ、ということを申し上げたいと思います。
 
(質)国の仕切りの中で甘んじていれば、木曽岬干拓地の塩漬けっていうのは、こんなに早く解除されて工業団地になることもなかったろうし、農水省が反対していたわけですし。それと、県議会で言えば、議長の諮問機関というのが地方自治法では認められていなかったけど、三重県が先行して諮問機関を作ったから、地方自治法が変わりましたよね。そういうところの切り分けが必要じゃないですか。ただ、政治で動く場合に、恩を仇で返すというのが政治家なので、とか。前に、北川さんがは言っていましたけど、例えば5,000万円をもらって立候補をやめてくれと言われたら、逆に俺なら5,000万もらって立候補すると、そういうのが政治家だっていう話があるんで。そこへ切り替える部分というのは、一見知事の場合は、これは難しくないですか。
(答)「信無くば立たず」というふうに申し上げていますし、それは県民との間でもそうですけど、人との間でもやっぱり信頼っていうのは一番大事だと思いますから、私はそういうことが、今おっしゃったことが本当かどうかわからないところではありますので、私自身はそういう人間ではないとは思いますけど。ただ、県民のためにやんなきゃいけないことがあって、木曽岬干拓地もそうですけど、その理由がいかようにも解釈できるようなもの、あるいは、時点的に言うと、もう少し行けば認められるものであれば、政治力を使うのは当然だというふうに思っています。先ほども岸田内閣の顔ぶれで申し上げましたけど、私、お話をできる大臣はたくさんおいでになられますので、事務方と事前に話をするかどうかは、局面、局面で変わってくると思いますが、事務方に事前に話をしておいた方がスムーズなものもあるかもしれませんし、これは事務方と話をしても無理だなというふうに思えば、そこはもう直接、大臣に話をするという手法も打っていくということになると思います。局長をやっていましたので、どこの部分が、事務方だと大臣に持っていかれるのを嫌がるかっていうのをわかると思っていますから、そういったやり方、どちらもとっていくというふうには考えています。
 
(質)歴代、政治家知事も、別に自分のためっていうのもあったかもしれないけど、多くは県民本位で考えられるかが大きいですよね。だから、中部国際空港を作る時も、結局、三重県側の漁業補償について、漁協との交渉というのを、当時の愛知県の神田知事は、三重県の北川知事に一任すると。これ、取り付けて、最初、愛知が提示した額は約60億だったんだけど、愛知は70億ぐらいで収まると思ったら、北川知事はそれを120億の倍額にして、結局一任したから、もう引き返すことができなくて、愛知県側は騙されたとかなり議会で揉めたこともありますけど、そういう本来のあり方っていうのがあるじゃないすか。これも、当然、三重県のためにやられたことなので。そういうところの腹のくくり方っていうのは、一見知事はあんまりそこまでは目指さないわけですよね。
(答)これからでしょうね。いろんな場面が出てくると思うので、それは最終判断者として判断をしなきゃいけないとこって出てくると思いますよ。結局はそこで腹をくくるっていうことやと思いますけども。
 
○知事公舎
(質)就任会見の時におっしゃいましたけど、今でも亀山のご自宅というか、ご実家から通ってらっしゃるんですよね。危機管理のプロとおっしゃるならば、少なくとも、ある程度、津市内に住まなきゃいけなくなるし、この辺の切り分けと、あと、知事公舎を使う、使わないというのは、検討中だっておっしゃったんですけど、この辺は何らかの方向転換はあるんですか。
(答)今、知事公舎が修理中ということですので、その状況を見ながら、知事公舎に入るかどうかというのも考えていきたいというふうに考えています。知事公舎は、かなり広い部分がありますので、そうすると、入って自分で掃除をしなきゃいけないというところも出てきますが、その時間、広いところを自分で掃除する時間を、県民のための時間に使えるかどうかということもいろいろ考えなきゃいけないというふうに思っていますので、そういったものも考えながら、どうするか。なるべく早急に、亀山やなしにこっちに来んといかんなっていう気持ちは持っております。
(質)だから、知事公舎は広いけど、二部屋とか限定して使えばいいだけで、公設の部分と私設の部分があるじゃないですか。私設については、賃料を払ってられるじゃないですか。それでも、全部使う必要はないので、セキュリティからいっても、津市内に移るにしても、幹部宿舎に入るならともかく、そうでない限り、もし民間のを借りるとか、何か余っている公設の施設を使うなら、セキュリティは多分、知事公舎が一番高いと思うので。その辺は、そうされるお考えがあるかなと思っているんですけど。
(答)私も知事公舎を見に行きましたけど、結構、部屋数を限って住んだとしても、例えば民間の2DKとか2LDKのマンションよりも広いんですよね。なので、結構、手間がかかるやろなっていう気はしました。これから考えていくことです。知事公舎の修復ができるタイミングっていうのがありますので、その時にどうするかというのを考えるということやと思っています。結構、他の県だと、知事公舎を保有していない県もあったりしますしね。保有していて、利用していないところもあったりもしますし。これは、総理大臣も同じですけれども、総理公邸にお入りにならずに、議員会館からお通いになられている方もおられるので、いろいろなタイプが、形があると思います。何に優先度を置くかということかもしれませんし、これからしっかり考えていきたいと思っています。
 
(質)ご夫人が仕事を持っていらっしゃるから、それはそれでいいとは思うんですけど、就任会見の時にちょっと単身赴任的なことをおっしゃって、これでいくと、地方、特に三重県の場合は、歴代知事は必ずご家族も一緒だったんで、他県から来られていたとしてもですね。それからいくと、ちょっと県民から見ると、若干、言葉は悪いですけど、腰掛け的な感じがするんですよね。その辺のイメージの払拭っていうのは、どのようにお考えでしょうか。
(答)腰掛けっていうのは全くなくて、我が一族は、800年ぐらい前から三重県からおりますので、一族も三重県中、三重県中とは言いませんけれども、大体、北の方に散っていますけど、腰掛けでは全くないということでありますね。あとは、時代、時代によって、なんて言うんですかね、家族のあり方っていうのは変わってくると思うので、私自身は、妻の仕事をしたいっていう気持ちは尊重したいと思っています。その上で、自分の仕事にも邁進しなきゃいけないということは考えているということでしょうね。
 
(質)そう言えば、退職金で東京にご自宅を新築されたんですか。
(答)いえ。それはそんなことはないです。
(質)何か、選挙期間中にそういう事をおっしゃったと聞いたんですけど。それはないですか。
(答)いや違いますね。
 
○新型コロナウイルス感染症
(質)あと、2親等以内の方に医療関係者、ドクターがいらっしゃるということで。その辺のことがあって、割と初期の段階というか、就任の時に、コロナ対策大綱であるとか、あるいは、レビューであるとか、その辺のことっていうのは、そういうサジェスチョンを背景にするんですか。
(答)まず、レビューをして大綱を作って県民の皆さんにお示しするという、これは私の考え方ですね。ただ、おっしゃったように弟2人が医者ですので、彼らとは、週末がメインですけれども、よく話をして、どういう対策を打っていかなきゃいけないかというような意見交換をしています。かなり有意義な意見をもらえているというふうに考えていますので、それを自分自身が咀嚼をして、彼らの言う通りではないんで、咀嚼をした上で、県庁の職員の人たちと話をするということをやっているところであります。
(質)そこは、大いに現場の声を聞けて役立っているということですね。
(答)はい。
 
(質)どうも。
 
(質)他に、質問のある方いらっしゃいますか。よろしいですか。ではこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。
(答)どうもありがとうございました。

 了

 

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