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知事定例記者会見

知事定例会見録

令和4年6月21日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

武田/モデルナ社ワクチンによる県営の集団接種会場の開設について(発表)
人口減少の課題を解決するアイデアの募集開始について(発表)
・万代(まんだい)における県産水産物の産地応援フェア開催と知事の店舗訪問(報告)
関西本線の利用促進に向けた協議会の設置等について(報告)
・新型コロナウイルスの感染状況等について(報告)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・みえ得トラベルクーポン
・リニア中央新幹線
・町立南伊勢病院における職員の着服
・参議院議員選挙
・菰野町役場のぼや騒ぎ等

発表項目等

(知事)おはようございます。私の方からは今日は発表と、それから報告あわせて4件お話を申し上げたいと思います。
 
1点目ですけれども、県営接種会場、ワクチン、コロナウイルスのワクチンの県営接種会場を設けます。これは4回目の接種に向けてということでありまして、6日間、北勢と中勢と南勢あわせて6日間、県営の接種会場、大規模接種会場を設けるという皆さんへの発表でございます。第2回、第3回のときもやっておりましたけれども、第4回目の接種ということでございまして、今のところの見込みなんですけど、6月中に約2万人、県内で接種をする見込みでございました。7月中ということで計算しますと26万人ということになります。6月は各市町で接種をしていただいておりましたけど、7月は数が増えるいうこともありまして、ここにございます四日市、総合体育館とそれから四日市大学、それから津ではツッキードームここで、それから南勢でいいますと伊勢の県営サンアリーナの接種会場、それぞれ接種人数700人ということでありまして、接種日につきましても、翌日がお休みになれる日ということで土曜日、それから日曜日にありますけど、これは3連休ということで月曜日がお休みということでありますので、接種日を設けさせていただいております。3回目の接種から5カ月を経過をされた方ということで接種券をお持ちの方、60歳以上の方、あるいは18歳以上60歳未満の方で基礎疾患を有するか、あるいは重症化リスクが高いと医師が認める方の接種を行うこととしています。3回目接種が未接種で接種を希望される方の予約も受け付けることとしています。これが1点目であります。
 
2点目ですが、今までみんなでつくる予算、みんつく予算ということでやってきましたが、それと同様のものでございますが、「人口減少の課題を解決するアイデア」について必要な予算を伴うもの、それを提案を募集しようということであります。今までもDXでありますとか、コロナ対策でありますとか、県民の皆さんから予算が必要な施策の提案を受け付けてきましたけど、来年度ということで人口減少対策いうことですね。この予算を、テーマを絞っておりますけれども、提案を受け付けようというものでございます。お手元に資料がございますが、19の個別項目というので、ここに挙げております19個の項目、例えばこんなものがあるんじゃないですかっていうことで見ていただいて、ご応募をしていただこうと思います。20番目にその他自由提案とこう書いておりますけれども、人口減少対策でさまざまなものがあるでしょう、どうぞ応募をしてくださいということで、県民の皆さんからのご意見をいただきたいというふうに思っております。それからお手元の資料の1番目、募集テーマ及び項目というふうに書いてありますけれども、そこの、またという記述があると思います。人口減少ということで19個の項目を挙げてますけども、人口減少にかかわらず、いやこんなんに予算を使ってほしいということで、県政のさまざまな課題に対しても県民の皆様の意見を、自由な意見も受け付けたいというふうに思っているところであります。今までですと、大体年間5,000 万ぐらいの予算規模で、県民の皆さんから受け付けさせていただいた提案を予算に反映をするということをやっておりました。これが2点目であります。
 
続きまして3点目でありますけど、スーパー、万代さんというのが大阪を中心に展開をされておられるスーパーがあります。大阪、兵庫、京都、奈良、三重、三重は名張に1店舗を持っておられますけど、そこで三重県の海産物、水産物の三重県フェアを開催していただけるということであります。万代さんで水産物を扱う三重県フェアが開催されるのは今回が初めてでございます。6月の24日の金曜日から26日の日曜までの3日間開催ということでありまして、フェアの開催中には三重県産のアジですとか、サワラですとか、あるいはマグロですとか、マダイですとか、アサリ、さまざまな水産物が扱っていただける予定であります。そのフェアの期間中の6月25日ですけれども、東大阪市にあります万代さんの渋川店、私訪問させていただいて、フェアの開催状況などを視察をさせていただきたいと思っています。その後、ぶら下がりのご要望がありましたら対応させていただきたいということであります。これは三重県の海産物、農産物、サプライチェーンを多様化していこうということの一環でありますので、私どもしっかり力を入れて頑張っていきたいと思っております。
 
それともう一つですが、関西本線の利用促進に向けた協議会でありますけれども、以前からお話をしてますが、JR西さんも入っていただいて、関西本線の沿線自治体であります伊賀市さん、亀山市さん、それから県も入って協議会を設けようということでありますが、6月の27日、今月中にやりますということで月初めにお話を申し上げておりましたけれども、6月27日の月曜日に第1回の会議を開催するということになりました。名称は仮称ではありますけれども、「関西本線利用促進三重県会議」という名前であります。私も冒頭出席をさせていただきまして、挨拶をさせていただいて関係者の協力、利用促進に向けて、それぞれが協力をして進めていきましょうという話をさせていただく予定にしております。それからお手元に資料を配らせていただいてますが、鉄道ということで、関西本線とは直接関係ありませんけれども、近鉄さんの運賃改定の関係の資料を配らせていただいています。6月10日に三重県としまして、要望書を近鉄さんに提出をして、お渡ししております。要望内容はそこにございます3点でありまして、まず運賃の値上げ幅が最小限となるようにお願いをしたいということ、それから特に通学の定期、これ家計を直撃しますので、値上げ幅の一層の縮減をお願いしたいということ、それから安全確保、利用者サービスのさらなる向上、それから賃金の上昇についてもお願いを、アップについてもお願いをしますということで、賃金とか労働条件の処遇改善などについても申し入れをしているところであります。こういったことで要望させていただきました。近鉄さんからは運輸審議会、国でございますけれども、運輸審議会の結果を受けて検討しますと、それから安全確保やサービス向上については引き続き努力をするというふうな回答があったということを聞いているところでございます。
 
最後に感染状況でありますけれども、今、小康状態が続いております。病床使用率も6月の19日の時点ではありますけども11.2パーセントということで、使用率は低い状況です。ほぼほぼ5月の14日以来ですが、5週間ぐらい、前の週の同じ曜日と比べて感染者数が減ってきている状況が続いてるんですが、ちょっと下げ止まってる感があります。昨日は108ということで、その前の週は90で、これは結果において感染者数増えてますけども、前の週がかなり低かったというのもあって、増えたという感じになってますけど、ただ、100をなかなか切らないような感じにはなってるんで、下げ止まってる感が出てきているというところであります。引き続き感染防止の対策はお願いをしたいというふうに思っております。私からは以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
○武田/モデルナ社ワクチンによる県営の集団接種会場の開設について(発表)
(質)まず、発表事項から伺います。まず、ワクチンの大規模接種会場の追加についてですけれども、今回かなりの大きな人数になりますけれども、この時期にこうした集団接種会場を改めて県として設ける狙いについて改めて教えてください。
(答)7月になりますと、県民の皆さんで、今んところ予測でありますけれども、約26万人の方が4回目の接種を受けられる可能性があるということであります。今までも市町で診療所など、あるいは市町の接種会場などで4回目の接種を受けていただいておりましたけれども、人数が増えるということもありまして、県営の接種会場を設けて希望される方にワクチンを打っていただく、そのための体制を整えたということです。
 
(質)このことで関連して伺いますが、この人数についてなんですけれども、これまでワクチンの期限切れの問題もあるようなことも、ワクチンの期限切れを迎えるワクチンが一定程度あるという話も会見で出ていましたけれども、そのワクチンの消費をするためにも、これだけの規模のものをやりたいということなんでしょうか。
(答)いや、直接はそれはきっかけではありません。多くの方が受けられるので、待っていただくことがないように、希望が叶えられるようにということで、6日間で4,000人対応できる接種会場を設けるというものであります。ワクチンにつきましては、ちなみに申し上げますと4,500回分というのを県でワクチンを保有していますので、それを使う予定でありまして、新たに国からもらうというものではありません。ちなみに、このワクチンの使用期限は9月ということですから、まだ少し間がありますので、8月中に使わなきゃいけないということもないので、期限が来るからやるということではないです。
 
(質)ワクチン接種に関して各社さんどうでしょうか。よろしいですか。
 
○人口減少の課題を解決するアイデアの募集開始について(発表)
(質)では、2番目の発表項目でいただいた人口減少課題を解決するアイデアのことで伺います。これまでも、三重県ではみんなでつくる予算ということで、県民のアイデアを県予算に反映しようという取り組みをされていたと思いますけれども、昨年度と今年度で仕組みを変えようという狙いについて、まず教えていただけないでしょうか。
(答)今年度予算から仕組みは変えております。まず、どういうふうに変えたかということですけれども、県民の皆さんに広くアイデアを募集する、これは変わりません。その上で、昨年度までは県民の皆さんが投票でどの予算が適切かというのを選んでいただきましたけれども、予算に関しては行政サイドに知見がたまっておりますので、その知見を活用してその予算が現実性を帯びているものなのか、それから県民にとって必要なものなのか、というのをまず行政サイドで選定をして、その上で最終的には県議会の皆さんにチェックをしていただいて予算を作っていく、そういう形に今年度の予算から変えました。それで来年度も同じような形でやろうと思っておりまして、来年度のテーマは人口減少に関するものというふうにさせていただこうと思っております。加えて、人口減少以外にもこういう予算を作ってほしいという動きはあると思います。それについても、県民の皆さんから募集をしようというものであります。
 
(質)予算額については、いいアイデアが出てきてから予算をつける判断になると思いますが、今想定されているのは5,000万円が上限ということですか。
(答)上限というか、トータルで大体そんなものなんですけれども、おっしゃるように非常にいいアイデアが出てきて、我々もそれをやるべきだということがあれば、これは別に上限があるということではありません。今までは大体、それぞれの事業で上限1,000 万ぐらいというふうには考えておりまして、トータルで過去でいいますと10件ぐらい出てきて、トータルで5,000 万ぐらいの中に収まっている、こんな感じです。
 
(質)せっかく県民の皆さんに募集するときに、愛称とかキャッチフレーズじゃないですけれども、非常に堅い呼びかけだと思うんですけれども、県民の皆さんにこう呼びかけるキャッチフレーズみたいなものは特にないのですか。
(答)それはちょっとこれから担当課において、知恵を絞って考えてもらうことになると思います。今のところ昨日それと同じようなことを私も聞いたんですけれども、県民提案型予算というような御説明をいただきましたので、また皆さんにも御質問させていただくかもしれませんが、お知恵をおかりしながら、県民の皆さんに受けがいいような予算の名前を考えていっていただけるものと考えていますので、ちょっとお時間いただけますでしょうか。
 
(質)この予算のことで各社さん他ありますか。アイデア募集のことで他にありますでしょうか。
 
(質)県民からアイデアを募ってという政策についてなんですけれども、本来は県庁の職員が考えてやるべきことを、発想が出てこないので県民にお願いしているのかなというふうに、うがった見方をするとそう見えてしまうのですが、これは県庁の考える政策と県民との間にミスマッチが起きているからなのかなというような印象を受けるとか、そのことについて知事はどういうふうにお考えでしょうか。
(答)私も行政官の経験がありますので、行政官としてやはり県民、国民が何を望んでおられるか、それをニーズとして捉えて、どういうふうにすればその課題が解決できるかというので、予算をどうやって使うか、あるいは法律をどう作っていこうかというのをやるのが行政官の仕事ですね。ただ、やはり自ずから限界があって、全ての県民の方々の御意見を聞くというのは難しいということもありますので、こういう手法をとろうとしているわけで、ミスマッチが起きているわけではないと思っています。県民の皆さんが考えておられることと同じことを県庁職員も考えるということは十分あるということですが、ただそこから抜けてて、確かにこの視点は必要だなというものを教えていただければ、それでいいというふうに思います。同じようなやり方をとっているのは、東京都だけというふうには聞いていますけれども、私自身はやはりいろいろな方の意見をいただいて、行政のプロが議会の了解も得て予算を作っていく、これは望ましい形ではないかなと、手間かかりますけれども、やはりやった方がいいというふうには思っているわけであります。
 
(質)今年度、人口減少対策というテーマを選ばれた理由をお伺いしたいです。
(答)これは人口減少元年ということを今年の年初の会見で申し上げましたけれども、三重県は地政学的には恵まれた位置に日本の中であるわけですけれども、それでも直近の令和2年の国勢調査ですね、それからもう一つ前の平成27年の国勢調査、その間で人口が2.5パーセント減少しています。三重県のある自治体では、5年間で14パーセントを超える人口減少をしている自治体もあります。やはり今からですね、人口減少に対して本当はもっと前からやっておくべきだったのかもしれませんけれども、気づいた時からですね、人口減少の対策をとっていかないかんと、一つは自然減の対策です、もう一つは社会減の対策、それをとっていかないかんということで対応していこうというふうにしております。この4月からは、人口減少対策課も設けておりますし、今年の3月からは県庁全体で全ての部局が人口減少について考えていこうという本部も設けておりまして、そういう動きもしている中で、来年度予算の募集のテーマを人口減少にさせていただいたということです。
 
(質)この件はよろしいですか。
 
○万代(まんだい)における県産水産物の産地応援フェア開催と知事の店舗訪問(報告)
(質)3番目伺います。大阪の万代さんに行かれるというわけですけれども、知事のこうしたスーパーのフェアに直接行かれて視察をする、これはよくあることなのですか。
(答)私自身にとっては2回目ということなんですけれども、先週の土曜、6月18日に埼玉のイオンさんの越谷レイクタウンに行ってきまして、三重県フェアをやっていただいています、視察をさせていただきました。イオンさんとも意見交換させていただいて、イオンリテールの社長さんとお会いし感謝をお伝えして、これからもよろしくお願いしますという話をさせていただいたところであります。万代さん今回初めて三重県フェアをやっていただけるということもありまして、私にとって2回目なんですけれども、万代さん初めてですが、お伺いをして万代さんにもお礼を申し上げるとともに、視察をしてこようというふうに思っているところであります。三重県の農産物、水産物は物凄くいいものがあるんです。サプライチェーンをやっぱり多様化して拡大をしていくということが望ましいというふうに思っていまして、これは以前から私が知っているサプライチェーンを構築される方にもお話をさせていただいて実現をしたものでもありますので、私も行って話をしていきたいというふうに思っているところです。規模的にも数千万の販売額になるということで、三重県の水産物がそのぐらいの規模で万代さんに卸せるということでありますので、県にとっても県の水産に携わっている方々にとっても大きなメリットがあるというふうにも考えております。
 
(質)水産物フェアのことで各社さんありますか。
 
(質)さっきおっしゃった万代さんの決まった経緯に関してなんですけれども、県の方で各地域いろんなスーパーに営業というか、水産物のフェアをやってくれませんか、みたいな営業というか売り込みをかけておられて、そこに乗って来てくださったのが万代ということなんですか。
(答)万代さんに決まったのは、私自身の知り合いがいまして、知り合いっていうか国で働いていたときに知り合った方がおられて、その方は長崎の農産物、水産物をサプライチェーンを多様化しようとやっておられる方なんですけど、三重県も何かいいところないですかねという話をしましたら、前から知り合いで万代さんがおられるから聞いてみるよということで、三重県の物を扱おうということを言っていただいたということもありまして、今回万代さんでお願いするということになります。万代さん積極的に産地を応援しようということでやっていただいているということもありますので、ぜひ三重県も応援してください、今回1回目なんですけどもこれからも可能性があれば、何回もやっていただけるとありがたいなというふうに思っています。万代さん今まで三重県の産物は扱ってはいただいていますけれども、フェアというのは初めてやっていただけるというふうに聞いております。
 
○関西本線の利用促進に向けた協議会の設置等について(報告)
(質)発表項目の4番目の関西本線のことで伺いたいと思います。今回1回目の会議ということですけれども、改めてその会議の目的と目指すべきゴールについて教えていただけないでしょうか。
(答)地方の鉄道というのは人口が減っていることもありまして、それから特に地方部は自動車交通が発達をしていることもありまして、なかなか経営は厳しい状況は全国変わらないと思います。関西本線はまさに国鉄時代は本線だったところでありますので、多くの人が行き来していたところですけれども、残念ながらやはり利用される方の数が減ってきているということです。ただ、やはり交通弱者という言葉は使われますけれども、学生さんですとか、あるいは高齢者の方にとってはですね、鉄道というのは主要な輸送機関であることは事実ですので、完璧に輸送人員が減ってしまって鉄道では運べないということになる前に、何とかしてこの鉄道を維持する方策を関係者が集まって議論するということも重要であるというふうに思います。私も交通関係の仕事をずっとやってきましたけれども、大事なのはもう危機的な状況になってから何とかして残してくれということではなくて、そこに至る前に関係者が集まって、場合によると利用促進のために通常は自動車で通勤している人も鉄道を使いましょうということに、自分の子どもやあるいは親のためにそういうこともやりましょうという手だてをとることも大事ですし、鉄道会社さんに場合によると、ダイヤちょっと使い勝手が悪いのでこう変えてくださいと提案も出てくるということもあると思います。そういったことを関係者集まって議論をして対応していくというのが重要だと思いますので、この会議を設けたということでございます。
 
(質)重ねて伺います。今回、1回目ということですけれども、今後のスケジュールですとか、いつ頃までにどのような結論を出したいといった目途みたいなものはあるんでしょうか。
(答)今後については、これから調整をするということになろうと思いますけれども、目途は特段、今のところありましたっけ。
(答:地域連携部)いつ頃までに、どういった成果を出すといったことについては、今のところは決めてはいませんけれども、まず今の現状というものをしっかり把握したうえで、何ができるのかというところを集まって考えていって、具体的な取組につなげていきたいというふうに考えております。
(答)今回、いろいろ意見が出る可能性があると思いますので、その中身を確認しながら、次回の開催についてもまた相談していくということで考えております。
 
(質)この件で各社さんいかがでしょうか。
 
(質)この件なんですけれども、関西線というと奈良にもつながっていきます。大阪にもつながっていきます。草津線ともつながっていって、滋賀県ともつながっていきますということなんですけれども、そういう他の県との共同的な対応というんでしょうか、これは将来的に考えておられるのでしょうか。
(答)まず、関西本線整備利用促進連盟というのがありまして、これは5月の30日に開催をされたんですけれども、愛知、三重、京都、奈良それから各府県内の市町村、合計で20の市町村というふうに聞いていますけれども、こういう団体があるんですね。それから、その下に関西本線、亀山から加茂間の自治体会議というのもありまして、これは三重県と京都府とそれから府県内の市町村、5市町村ありますけど、そこが5月6日に集まって、これは事務レベルでありますけど、会議を開催したというのがあります。こういった体制がある中で、三重県でも議論しようということですので、三重県で議論した結果を京都と一緒になっている自治体会議に話をして、そこで議論を再度やるということもできますし、さらに言うとその利用促進連盟がありますので、そこでほかの県も入れて議論するということは可能であるというふうに考えております。
 
(質)この件、よろしいでしょうか。
 
(質)1点お尋ねしたいんですけれども、これ路線を維持するためには、知事としては減便とか、本数の減便とか、終電の繰り上げとか、そのあたりというのはやむを得ないというお考えですか。
(答)やむを得ないかどうか。まだ具体的に関西本線に関してどうこうするという話は聞いていませんけれども、例えば伊賀で円卓会議をやりました時に乗り換えの時間ですね、ダイヤあんまりよくないという話もありましたので、そんなことも議論されるかと思っています。減便だとか、それから終電時間の繰り上げ、これは利用者にとってはやっぱりあんまりよくないことであると思いますので、そういったことがないように鉄道事業者さんに対応をお願いしたいというふうに、もしそういうことがあれば。今のところ、そういうことがあるとは聞いておりません、あればそういうことを言っていくこともあるんだろうと思います。
 
(質)よろしいですか。その他、発表事項では何かありますか。よろしいでしょうか。
 
(質)今のとこの関西本線とリンクする話ではあるんですけれども、先日の中部圏知事会議でも、地域鉄道の話が出ていたかと思うんですが、今回、三重県会議の方では、地元で何とか促進、利用促進を進めようという話。その一方で、中部圏知事会議では事業者であるとか、地元自治体に対して過度に求めるんじゃなくて、国に対しても強力な財政支援などを求めたいというお話も、福井県知事と長野県の副知事から出ていたと思うんですが、知事ご自身として、地元での取組はさておき、国に対して期待するものというのはどういうものがありますか。
(答)まず、国では全国の様子は確認できていると思いますので、地方鉄道がどんどん利用者が減っていく。その中で減る前に対応していくのが重要で、これは今三重県そうやっているわけですけど、実際に減ってしまって鉄道として維持できるかどうかわからないと、そういう時にどういう選択肢があるか。まず、その選択肢の提示というのをお願いしたいというふうには思っています。これは今、鉄道局で議論をしていただいているようでありますので、やがてその選択肢が出てくるだろうというふうに思います。一番いいのはその選択肢を使わなくて済むように、利用者数が増えていくということです。三重県は今そこを指向していますけど、全国ではそこまで戻すことはできないというようなものについては、どういうやり方があり得るのか、そこの選択肢、そこを国では提示してもらいたいと思いますし、支援の方策についても検討していただきたいというふうに考えています。法律も改正する可能性があるということを聞いてますんで、制度もきちんと対応してもらって、それから支援策も講じていただきたい、こういうふうに考えています。
 
(質)法律の改正というのはちょっと不勉強で恐縮なんですが、どういう方向への改正ということですか。
(答)そこはまだ私も詳細は聞いていませんが、おそらく鉄道事業法の改正だと思います。例えば、路線廃止をする前に自治体の意見をどんなふうに取り入れていくかというようなところを明確化するというのも、一つの改正の中身であろうとは思いますが、最終的には国で決められる話であろうかと思います。
 
(質)発表項目、よろしいですか。
 
(質)近鉄への旅客運賃の改定に係る要望書の件で教えていただきたいんですけれども、これ要望書を送って、この後は基本的に国の審議会を見守るというスタンスでいいのか、この後は見守るというスタンスでいいのか、奈良県知事のように意見を申し上げるというスタンス、審議会とかに出席するスタンスを取るつもりはないという姿勢は変わらないのか、そのあたりを教えてください。
(答)現段階で運輸審議会の地方公聴会に出席をする、私が出席をすることは考えておりません。6月10日に、この紙を送ったというか、担当の課長さんに行ってもらいまして、近鉄さんにこの要望書を渡してきてもらったという。部の次長も行ってくれたんかな、次長と課長に行ってもらったんですかね。
(答:地域連携部)地域連携部の副部長の竹内ですね。
(答)副部長ね、ごめんなさい。副部長と課長に行ってもらいまして、要望書を渡してきてもらいました。ということでありまして、先ほど近鉄さんの反応も申し上げましたけれども、しっかりと考えていきますというふうにも言っていただいておりますので、公聴会で私どもから何か言わなきゃいけないという状況にはないというふうに考えております。
 
その他項目に関する質疑
 
○みえ得トラベルクーポン
(質)発表項目以外で伺います。幹事社から1点伺いたいんですけど、「みえ得トラベルクーポン」のことなんですけれども、7月14日までの延長が発表されました。この件に関して、一つ、夏休み期間が明けた後については、知事として何か考えていらっしゃることがあるのかというのが1点とですね、もう一つは、三重県民が奈良県の制度を7月から使えるようになりますけれども、これは先日、知事と荒井知事が懇談された時に何かやりとりがあって決まったことなのか教えていただけないでしょうか。
(答)今度、7月1日から、「みえ得トラベルクーポン第4弾」ということで実施をするということで発表させていただきました。第2弾も第3弾もかなりの多くの方に使っていただいています。第2弾は92,000人程度の人だったと思います。それから、第3弾も10万人を超えている方に使っていただくということで、やっていただいておりますので、非常に好評であるというふうな受け止めをさせていただいています。7月からの第4弾についても、多くの方に使っていただければというふうに思います。それから、夏休み明けのトラベルクーポンにつきまして、これは国全体で検討していただいています県民割の拡大、これとの関係も出てくると思いますので、国の方針も見ながらどういうことができるかというのを考えていきたいというふうに思います。県民割を拡大するということになりましたら、我々全国から三重県の方に、多くの方来ていただきたいと思っていますので、おそらくそういったことで考えていくことになると思います。ただ、その時の感染状況も見ながら結果を出すということになると思います。それから、奈良県の方ですが、7月の1日から三重県居住者が奈良の県民割が使えるようになるということで、三重県の方が奈良県に行っていただきやすくなるということですから、これはいいことであるというふうに思っています。奈良県の方は前から三重県に来ていただいて県民割を使っていただける、これはもっとさらに使っていただけるとええなあと思いますけど、先週金曜日に奈良県知事こちらに来られまして、リニアの関係で総理との会談をしていただきましたけれども、一緒に会談させていただきましたけれど、その時にはこの話は出ませんでしたので、事前に事務方で調整しました、その結果ということになります。
 
(質)各社さん、どうでしょうか。よろしいですか。じゃあ第二さん、お願いします。
 
○人口減少の課題を解決するアイデアの募集開始について(発表)
(質)この人口減少問題のアイデア募集なんですけど、これは応募は報道機関もできるんですか。
(答)え。
 
(質)報道機関もできるんですか。
(答)報道機関もできるか。今のところ対象外は、県職員とそれから県議会の方と、法人は除いていますので、個人の資格で応募していただければ大丈夫です。
 
(質)個人、例えばどっかの社の記者で個人でだったら。
(答)大丈夫ですね。はい、大丈夫です。
 
(質)ということですか。
(答)そうです。
(質)わかりました。
 
○万代(まんだい)における県産水産物の産地応援フェア開催と知事の店舗訪問(報告)
(質)あと、万代さんなんですけど、前知事の場合、ほとんどこういうショッピングセンターでのフェアというのは、その時初めて三重県フェアってやってもらったみたいですけど、特に海外がそうでしたが。東南アジアで。シンガポールとかバンコクとか。ずっとイオンさん一色でやってたんだけど、一見知事の場合に、これを少しにもっと広げていこうよというふうな、何かそういう戦略的な意味というのはあるんですか。
(答)広げた方がいいとは思いますが、ただイオンさんには非常にお世話になっていまして、私もこの間行ってまいりましたけれども、イオンさんってやっぱりそれだけ全国展開されていますし、海外にも展開されて、多くの方が購入されていますので、イオンさんには引き続きお世話になっていきたいと思います。加えて、もし他のところでも三重県フェアをやっていただけるのはとてもありがたいということで、今回お伺いするというふうにしているものであります。
 
(質)イオンさんとしては、そこへ違う大阪中心のスーパーさんが入ってくるということによって、逆に言ったら、今まで三重県さんとの良好な関係が崩れるというふうなことは、あちらは大きな心なので、そういうことはないということですね。
(答)そこちょっと私も気にして確認してみたんですけど、大丈夫ですと。イオンさんは非常に懐が深いので、そんな細かいことは言いませんということをおっしゃっておられるようであります。これはありがたい話やなと思っております。
 
(質)コストコさんがここへ来られた時に、知事がこれだけのコストコさんのような大きな流通機関は県内にはないとおっしゃったので、わりとそこは、イオンさんを今後はイオン離れというか、そういう感じもあったのかなと勝手に思ったんですけど。
(答)そんなことないですね。コストコさんとイオンさんとは流通形態が違いますんでですね。
 
○リニア中央新幹線
(質)あと、この間の首相を入れての三者会談なんですけど、ここで岸田首相の方から静岡県はお二方はどうされたらいいと思うとかいう話はなかったんですか。
(答)それはなかったと。
 
(質)ああそうなんですか。
(答)はい。
 
(質)その午前中のこの定例記者会見で、その辺の話も出るかというふうな質問が出てたと思うんですけど、そういう話はなかったんですね。
(答)なかったですね。なかったです。
 
(質)あと、一見さんと荒井さんの共同記者会見の中で、荒井知事が首相に申し上げた中で印象に残ったのは、名古屋以西の工事を先にしたら、わりと東にも影響はあるんじゃないか、東の工区に関して。そう言ったら首相がうなずいていたのが印象的だったというのを荒井さんがおっしゃったんですけど、終わった後にちょっとぶら下がった時に、要は荒井知事は令和元年の奈良の三重奈良大阪の期成同盟の大会で、名古屋以西から着工ということを言われて、去年11月の大阪の大会では、いや今まで決めてある通り東京から大阪の着工でいいんじゃないかと言われて、この前ちょっと名古屋以西ということをまた言われたんで、その確認をちょっとさせていただいた時に、一見知事が横から「男子三日会わざれば」とおっしゃっていましたよね。高田学苑の教えは「不易流行」ですけど、そういうことを含めて、この名古屋以西から先行というお考えはどう思われますか。
(答)名古屋以西で早めに駅の位置を決めたりとかいうことは重要であるとは思っていますけど、今のところ、国の計画では東京-名古屋間を先に開業するということですので、そういう意味では、着工あるいは完成も名古屋以東でやるということであると思っています。以西で決めることは早めに決めておいた方がいいと思いますし、あとはスケジュールにのっとってやっていったらいいのかなという気がしています。
 
(質)ただ、現実問題として、もともと東京-名古屋でやると言ったのは、JR東海さんが国の財政支援とかを受けないで、単独でやると。この前、亡くなった葛西さんが主張されて、そういう形でやっていたじゃないですか。ところが、安倍さんの時に6年前に、8年前倒しで全線開業ですね。財投も使って3兆円使ってやるという話になったので、逆に言ったら東京-名古屋ルートじゃなくて比較的自治体が反対が少ない西からやって、そこのところを逆に東日本側の未着工のところにある程度プレッシャーをかけてやるという方法もあると思うんですけど、荒井さんは多分そういうことを言われているんでしょうが、その辺は現実にはあまりないですか。
(答)荒井さんも以前はそうおっしゃっておられたようですけど、去年の11月ですね。あの時、大阪で質問されましたけど、そういうことはおっしゃっておられなかったと思う。それで荒井さんも考えが変わったのかなと思って、先日発言をしたわけでありますけども、現段階においては8年間前倒しで3兆円財投を入れるということで、やる対象はまず最初にやっぱり名古屋以東をやるということは変わっていませんので、その方針で進んでいくんだろうというふうには考えています。
 
(質)あと、11月の時には荒井さんが神戸までの延伸とおっしゃったじゃないですか。
(答)神戸やったかな。
 
(質)大阪止まりじゃなくて。あの時だから神戸までの延伸。
(答)言うてました。
 
(質)はい。
(答)ちょっと私記憶にないですけど。神戸までの延伸というのは、あまり聞いたこと。
 
(質)確認していただいたらいいですけど。仮に神戸までの延伸というのは、今からそういう変更ってできるんですか。
(答)全幹法でやるんかなとは思いますけど、その話は神戸かな。空港とか言ってませんでしたっけね。
 
(質)だから神戸空港が近いので、神戸までの延伸。
(答)神戸かな。伊丹とかおっしゃってたような気はしましたけど。
 
(質)伊丹でしたっけ。どっちにしても大阪駅では止まらないんですよね。
(答)という荒井知事のご意見ということなんだと思います。
 
(質)それにはあんまりというか、その時はあんまり一見知事は、それは賛成とか反対じゃなくて、あまり今考えておられない。
(答)そうですね。国で検討いただいたらいいのかなということですね。
 
(質)どうも。
 
○町立南伊勢病院における職員の着服
(質)ちょっと話が飛んで恐縮なんですけど、町立南伊勢病院で職員の方が1億5,000万円を着服したというようなお話が今浮上しているんですけれども、これの受け止めをまずお伺いしたいのと、町側から何か県に対して相談などがないかということをわかれば教えてください。
(答)これは、事実関係は今明らかにしているところだと思います。事実であるとすると横領額もかなりの額になりますので。二つありまして、一つはこういうことを公務員としてやっちゃいけないことでありますので、しっかりと調べて必要な処分をしていくということ。それから、これは刑法犯になりますから、そういう意味では法のサンクションといいますか、処分を受けるということになりますね。それともう一つは、チェック体制、やっぱりきちんとしとかんとあかんなと思います。1億数千万、横領ができるという、できるというのはおかしいですけど、結果においてそういう横領が発生したとすると、事前にチェックをする体制もきちんと考えておかなあかんのではないかと。この2点についてはそう考えています。南伊勢町からは、町長かどうかちょっとはっきりしませんけれども、うちの事務方に対して話があったやに聞いているわけであります。
 
(質)県から町に対して例えば額の補てんだとか、そういったところで支援とかというのはあんまり考えてないですか。
(答)それは今のところ考えていないですね。
 
○参議院議員選挙
(質)聞き忘れていました。明日いよいよ選挙が幕を開けるわけですけれども、知事のお立場があるので国政のことをとやかく言うのはなかなかあれですけれども、どういう選挙に、三重県にとってどういう選挙になってほしいか、その辺りのお考えをお聞かせください。
(答)それぞれの、明日公示ということで、参議院選が幕を開けるわけですけれども、それぞれの候補が今の三重県の課題、自分として三重県をどのように良くしていくかということを訴えて、県民のご理解をいただくような活動をされるということであります。例えば、観光で訴えられる方もおられるというふうに思いますし、それから産業の振興についておっしゃる方もおられると思います。環境についておっしゃる方もおられると思います。そういったところで、県民の皆さんに訴えかけをされて、県民もそういった課題があるということに気づくのにも良い機会だと思います。それぞれで訴えをされて選挙期間を無事に終えていただくということを希望しているところでございます。
 
○菰野町役場のぼや騒ぎ等
(質)一ついいですか。ちょっと県内市町の話が出たので、南伊勢病院でしたっけ。関連というかなんというか、菰野町役場でぼや騒ぎがあったみたいで、それでちょっと町議会も揉めているみたいなんですけど、公共物というか公共施設等の中で実際火が使われて、そういうぼやが起こって、もうちょっと火事になりかけた。植え込みがちょっと燃えただけで済んだみたいですけど、こういう問題が起きるということに、知事として県のトップとして何かお考えがありますか。
(答)それはそれぞれの場所でお話をしていただいて、より良い方向を決めていただいたらいいんじゃないかなと思います。

(質)近々、菰野町の町長との円卓対話とかなんかあるんですか。
(答)まだスケジュールには入ってなかった。9月ぐらいまでは、確かスケジュール化されていると思いますけど、菰野町はまだその中に入っていなかったと思います。

(質)9月までは入っていないですね。
(答)確か入ってなかったと思いますね。
 
(質)どうも。
 
(質)よろしいですか。今日もありがとうございました。
 
(答)どうもありがとうございました。
 

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