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知事定例記者会見

知事定例会見録

平成13年3月13日
      於 部長会議室

1.発表項目 

  • 第14回全国スポーツ・レクリエーション祭スポレク応援団自主企画『アイミー体操 いち・にのアイミー』の制作について

(知事)おはようございます。それでは私から先に発表項目、スポレクについて申し上げます。第14回全国スポーツ・レクリエーション祭スポレク応援団自主企画『アイミー体操 いち・にのアイミー』の制作について発表をさせていただきます。これは今日、昼から担当部局において詳しく説明があると思います。今年11月に本県で第14回全国スポーツ・レクリエーション祭が開催されます。これは、全国から約1万人の選手をお迎えし、交流を深めるという趣旨の生涯スポーツの祭典であり、私、知事が実行委員会の会長を務め、準備を進めているところです。この祭典を行政と住民との協働で、コラボレーションで創り出し盛り上げていこうと、企画運営のボランティアを昨年夏に公募し、「スポレク応援団」としてさまざまな活動を展開をしているところでございます。応援団の皆様は、三重県でのスポレク祭をともに盛り上げようと大変な熱意を持って取り組み、スポレク祭の成功のために頑張っていただいております。そのみなさんに応援団の活動時に使うための歌「いち・にのアイミー」と、これに併せて体を動かしていただく「アイミー体操」を自主的に企画、制作していただきました。午後1時からの記者発表では、歌と体操を応援団のみなさんから紹介してくださるので、ぜひ、取材をしていただいて、かわいいアイミーと元気な応援団が頑張っている姿を取り上げていただければとお願いをいたします。


2.質疑応答

(質)それに知事は出られるのですか。可愛いアイミー。
(答)いえいえ。あのこれ応援団がおっていただくわけですよ。60数名。その人たちが一緒にコラボレーションで盛り上げていただいているということがとてもありがたいことだし、その方々がアイミー体操とか、あるいは歌、こういうのを作っていただいているというので、非常にいい雰囲気だと思いますが。

(質)やったらどうですか。おやりになったらいかがですか。
(答)まあ担当部局でいろいろと。それではあなたがアイミーかぶっていただいて、おやりになったらどうですか。担当者いますか、今日。

(質)いいですわ。
(答)あなたがアイミー、それはやっぱりせっかくだからしていただいて。以上。

(質)まず三教組の問題なんですが、昨日教育長会からもいろいろ申し入れがあったり、一般質問、代表質問でもいろいろ年度内に解決するように、知事が仲介に入るようにというようないろいろな要請みたいなものがありますけれども、まず昨日の申し入れについてはどのように考えてますでしょうか。
(答)それぞれご心配いただいてのことだと側聞いたしております。やはり、当事者が本当に真剣に話し合いをして、学習者起点というようなことでご議論いただければ解決できないはずはないと私は思っておりますので、ぜひ最大の努力をしていただくように強く要望しているところでございます。

(質)年度内ということを再三おっしゃてますけれども。
(答)それはもうご本人たちがやる気になりゃできるんです、そんなの。私はそう思っています。

(質)そこに今の段階で知事が中に入っていくようなことは現時点では考えられてはいない。
(答)考えていません。

(質)教育長の人事ですね、昨日議会の方で中林教育長の教育委員への就任を求める案を提出されたということで、おそらく私は教育長含みだと思っているのですが、三教組の問題と今回の人事というのはどのように関係あるのかもしくは全く関係ないのか、どのように考えているのか。
(答)法が変わりまして、教育委員さんの互選ということで教育長が決まっていくというようなことから、私どもはそういう形で議会に同意を求めたとこういうことです。それだけのことです。

(質)改めて中林教育長の続投ということを含んでられるんですけども、そのことについての意味合いを。
(答)意味合いというのは。

(質)続投していただくことの。
(答)これは教育委員で、それぞれがまた互選ということになればお決めいただくことになろうかと思いますから、私どもとしてはそういったことも想定して同意を求めているということ、そういうことです。

(質)教育委員になってもらうということで、続いて仕事をしていただくということですね、中林さんに。
(答)まあお決めいただく段では私どもはそういうことも想定して同意を求めているということです。

(質)そういったことというのは、教育長になれる道をいわば開いたわけだと思うのですが、その開いたことが、今非常に懸案となっている三教組問題とどのような関係にあるのか、もしくは全く関係ないのか、いかがですか。
(答)いやいや、現実のことで行政は流れていますから、当然それは様々な点は含んでいると無関係ではないでしょう。行政上の流れとして努力して、淡々と進めていくということの一環ですから。

(質)取りようによれば、話し合い、努力すれば年度内にできるということになれば別に替わってもいいわけですね。年度内に解決できるのであれば、そこらへんどうなのかと思うのですが。
(答)思い過ごしじゃないですか。そういう考え方はしてなかったですね。

(質)昨日の市町村教育長会さんの申し入れの中で、第一義的には県教委と三教組の問題であると知事は繰り返されているのですけれども、市町村教育長会さんは県政、県教委、三教組のその三者の長年の悪しき慣行の問題であると捉えられている、はっきり明言されているのですけれども、県政も責任があるんだと。でその意味合いにおける県政の責任の取り方についてはどう考えてられますか。
(答)今はですね、教育委員会の仕事で独立した機関でもありますから、それで着実に仕事をしていっていただきたいとそう考えております。それで、経過、推移を私は見なければいけませんし、なんとか解決してほしいと思っています。ただ、今日まで様々な点でご批判いただいたいろいろな点について、全てが100%じゃありません、100点満点じゃありませんから、いつも責任を感じながら仕事はしていかなければいけないとそのように感じております。そういうことです。

(質)改めて市町村教育長会さんは、県政、県も責任があるんだと、だから積極的に県も関わって解決の方法を見い出していくべきだとおっしゃっているんですけど、その点については。
(答)まず当事者が本当に最大の努力をされるべきで、当事者が今一所懸命努力をされているわけですから、私は見守っているわけです。大いに仕事を一所懸命やっていただきたい、そう思っています。

(質)県政として支援、話し合い解決に向ける支援のアイデアは何かないか、今の時点で。
(答)ありません。現在ありません。

(質)あと一点、今問題は地公法上法的違反であるかどうかが争点となって争われてるんですけども、もしくは三教組さんは法的には問題はないと、県側も県教委も認めていた行動であるから法的には問題ないのだと主張されているんですけども、法的に問題であるかどうかは置くとして、この市町村教育長会さんは道義的に問題があったんじゃないかと、そのことについて態度を表明するべきだと三教組さんに言われたわけなんですけども、その点について知事はどのようにお考えですか。
(答)それは、教育長会、地教委教育長さん方がそういうふうにおっしゃんだと思いますね。それはそれで教育長さんらのお考えだったのでしょうな。

(質)
繰り返しになりますけども、県政と県教委と三教組と、三者による長年の悪しき慣行だったという捉え方なんですけれども、地教委の代表の方々の。それについて知事として行政の継続性という観点からそういう認識をどういうふうに考えているという点を伺いたい。
(答)一言でなかなか言いにくい問題がありますから、それは地教委の教育長さん方のお考えであろうと思いますから、ご一緒にこの問題をじゃあそういう問題があるなら解決を是非、教育委員会の中で県教委と地教委とが力合わせて解決していってほしいと私は強く願います。

(質)県政としてはそういう責任はないですか。
(答)いやいやそんなことは思っていません。責任も感じていますから、まず担当部局において、独立機関であるのなら、本当に話し合いを見つめていきながら、じゃあ悪しき慣行とおっしゃるなら何が悪しき慣行であったのかという議論も含めて、やはり真剣な解決を図っていただくことが一番の重要な仕事だと、私は思っておるわけです。

(質)県政というのは当事者ではないと、一歩下がっている。
(答)当事者、関係している重要なひとつですよ、それは。だけども、まず本当に責任あるそれぞれの担当の教育委員会という制度がある以上は教育委員会でもっと努力を私はしていただきたいと思っておるわけです。

(質)知事は何に対して責任を感じてらっしゃるのか。
(答)それはいろいろ、例えば学校で本当にいじめの問題がありはしないか、学級崩壊はどうか、様々な問題について、それぞれがみんなが、社会全体の問題と言えばそれまでのことでもありますけども、それぞれの司、司で、学校あるいは社会あるいは家庭それぞれがみんなが責任を感じてやっていかなければいけないという大きな意味の責任も感じています。あるいは今日までずっと今おっしゃられた教育長会議の話ですけれども、いろんな点できちっとアカウンタビリティが果たせるようなことに教育界がなっていただけるようにしていただきたいと思いますから、まだまだそこまで至っていないというようなことについては、私どもも責任を感じているとそういうことです。

(質)知事は平成9年まで、あるいは平成10年までこのような慣行があるということはご存知なかったわけですか。
(答)いやいやそんなことはないですよ。薄々は感じておりますし、様々な点でいろんな直すべき点はあると思います。それは何も教組だけのこと、三教組だけのことではないですね。教育委員会もあるいは知事部局もあると思いますよ。さらに社会全体もいろんな点であると思います。それはもうそういうことで、今、一所懸命教育委員会と教組がお話をいただいているということですから、その努力を尊し、さらに一層努力を重ねていただくということがとても今重要なことだと思っていますから、ぜひ真剣な話し合いをさらに一層していただきたいとそう思っています。

(質)関連で、今現在は、県教委は公式には個々の教職員に求める、長年の慣行ではあったけれども個々の教職員にいくという姿勢を示しているかと思うんですけども、長年の慣行であれば、組織として責任をとればいいのであって、個人までいかなくていいんじゃないかという考え方も一方にあると思うんですけどもいかがですか。
(答)どうぞ教育委員会によく聞いてあげてください。

(質)責任を感じているということですけども、勤務時間中組合活動を継続していたことに関して責任を感じているということなんですけども、県はどのように責任を感じてらっしゃるのですか。
(答)いろんな中で教育委員会と教職員組合とが、いくつかの点で話し合ってそういった活動があいまいな部分もあったんでしょう、おそらく。そういうことは行われていたと思うんですよね。そのあたりがきちっと明示されてなかったという問題点も含めて、やっぱりきれいにこの際は整理をしていかなきゃいけないのではないかというような点等々で、私どももきちっとした対応を求めていなかったのではというような点について反省もしているということです。

(質)県も知っていて見逃していたとそういうことですか。
(答)100%ではありませんけれどもそういった今ずっとこういう問題点が出てきましてね、決算委員会でも不認定という重い裁定をいただいているわけですから、私どもはそれを厳しく受け止めて、それに対して答えを出していかなければいけないと、そのためにはまず教育委員会と教職員組合が真剣な話し合いをして何とか解決の道を作ってもらわなきゃいけないと私はそう思っています。

(質)改めて年度内は強く要望されるわけですね。
(答)もちろんです。

(質)知事としてなぜ年度内でしょうか。改めて。
(答)これは、お互いが学生のみなさん、学習をされるみなさんのためにということであれば、お互いが本当に話し合いをして一刻も早くということは当然であって、もしそれがないとしたら、お互い学習者のためではないということに当然なるわけです。したがってひとつのけじめとして、長く時間をかければということではなしに、一定の期間内で最大の努力を重ねていただければ必ずこれはなるということを申し上げているとそういう意味合いです。

(質)四日市の処理センターの話ですが、住民が直訴に来られて、やはり今のところお会いにならないということを昨日も議会で答えられていましたけれど、お会いにならない理由をちょっともう一度教えていただきますか。
(答)今までずっとこう、積み立ててきた、話し合いをしてきた経緯もございます。それは環境部長を中心にして環境部で、それぞれ事業団なんかとも力を合わせて積み上げてきました。それは環境部長を中心とした環境部対応で、それぞれの皆さんにお話も申し上げ、そしていろんな話し合いの中で、いろんな、ちょっと言葉はまずいかもわかりませんが、協定書といいますか、あるいは様々な点で積み上げてきたことがございます。したがいまして、その間の一番事情を詳しい担当部長がそれぞれに対応していくということで、今、お願いをしているわけでございまして、技術的な点でとか、あるいは今までのいきさつ的な点ということについては、一番、前後左右詳しい担当部長に任せたわけですから、彼がお会いをしてご説明も申し上げるということが、一番、話としてはスムーズにいくということを持っているところでございまして、環境部長に任すと、こういうことでございます。

(質)現実、スムーズにいっていないし、それではどうしようもない状態に陥っているんではないかと思うんですけれども、今のままの環境部対応で最終的に理解が得られるというような見通しをお持ちになっているのですか。
(答)これも努力をして、理解を求めるようにしていかないといけないと思います。また、14年の暮れにはどうしてもいい形でしないと、法的な問題とか、各市町村の皆さん方にもご迷惑が掛かるというようなことも踏まえて、本当にご理解をいただきたいなと、その努力をぜひお願いしたいと。わかっていただくように努力をしていると、こういうことです。

(質)それでもダメなら。
(答)仮定の話はお答えできません。

(質)差し止め命令がもし出たらどうするんですか。
(答)そっちのほうのことについては、あまり言及は避けるべきだと思います。

(質)判決は差し止め命令が出ないと信じられていますか。
(答)言及は差し控えます。

(質)知事の考え方ですると、昨日の議会質問でちょっと出たんですが、生活者起点を言いながら、公共関与の場合は住民同意が必要ないというのは官尊民卑ではないかと、知事の普段言っていることと違うではないかという意見が出てましたけれど、そこを知事の言葉で言うとどういうことなんですか。
(答)今の状態で、私はトータルの責任者ですから、一つひとつを言いますと、言葉尻を捉えられたりとか語弊を恐れます。したがって一言ではなかなか答えにくいんですけども、本当にこの公的に、現在の社会状況の中で産業活動なり一般生活を我々もしているわけですけれども、その問題についてどう対応していくかということは、とても大きな問題です。したがって、原発の時もそうでしたが、トイレ無きマンションを建て続けることが本当にいいのかという議論は、当時もありましたですよね。したがって、私どもはゴミをゼロにするという、ゼロエミッションに最大の努力をこれから傾けていかなければいけませんが、現時点でそれが全部、ゼロエミッションになるとはとても考えられません。したがって環境負荷をいかに小さくし、そして的確に、より安全より安心な精度を高めるためには、どうすればいいかという現実の問題があろうかと思います。今までとかく廃棄物処理については、いろんな環境負荷の問題で多くの問題が出ておりました。したがいまして、これ、市町村の皆さん方とも、本当にご要望もいただきいろんなお話し合いもした中で、環境負荷をどうやって下げていくか、より安心なところをどうつくるかというようなことから、今回はそういう法律、条例のもとで積み上げてきた、こういういきさつがございますので、私どもとしては14年に間に合わせ、しかもより安全でより安心で、そして県として一事業団のことではございますけれども、責任ある対応をするということでご理解をいただくことが一番現実的な対応ではないかと、まあそういうことを判断して私どもは今回お願いしていると、こういうふうにご理解いただきたいと思います。

(質)例えば福井県なんかですと、より安全より安心なものをつくるために公的関与のものも住民同意を求めているんですね。知事のおっしゃるその生活者起点より三重県のものに近いと思うんですけれども、そういったものが今回、公害防止条例の改正の中にも盛り込まれていない。14年12月、まあ今回はどうしてもと言うならば、じゃあ今後はという姿勢があってもいいじゃないかと思うんですが、この件に関しては。
(答)現実の対応として、私ども本当に責任ある対応をどうするかということになれば、やはり公的関与をしていかざるを得ないだろうというところでございます。したがって、そのために私どもとしては今、こういったことでご迷惑はかけていますけれども、今後、私どもとしてはやはりきちっとした対応をして、なるほどなという模範施設をつくることこそが、私は住民の皆さん方にもご安心いただく一番の基になっていくというようなことで、ご了解をいただいていきたいということでございます。

(質)模範的な施設をつくれば、今後も公的なものについては同意は求めなくてもやっていけると、こういうことですか。
(答)そこのところは、将来の課題としては私は残っていくと思いますが、今のところはそういう状況でお願いをしたいと思っています。

(質)なぜ環境部は、公的関与施設の住民同意は要らないとおっしゃっているんですか。
(答)様々な問題で、本当にどちらがいいかという議論を時間をかけて検討していきたいという気持ちがあるんだと思います。

(質)不公平ですよね。私的機関は住民同意が要って公的機関は要らないというのは。
(答)現実の問題として、産業活動をずっと継続していったり、市民生活をしていくときに、処理場というのは必要だと思うんですね。だから我々としてはそれを出来るだけ先延ばししたり、あるいはそこへ持っていかないような努力は政策的にはうんとしていかなければいけませんが、まだやっぱり現実の問題としては処理場は要ると。そうしたときに、より質の高いことをつくっていこうと、こういうことになろうかと思うんですね。したがって、なかなかこれは難しい問題でございますし、一概にですよ、私がこれを言うと差し障りというかまた誤解を生むといかんので言い難いんですが、用地買収の問題なんかでも、本当に苦労しているとこなんです。市民の権利をどこまで認めるかということと、公のことをどう見るかという議論はあると思うんですね。それでこそやっぱり我々はそういう責任を果たしていかなければいけないという問題もございまして、現実の問題をどう解決するかということも合わせて、苦労に苦労を重ねながら一番いい解決をしていこうと、まあこんなことで今、ご理解をいただくようにお願いをしているということです。

(質)そこのところを一つひとつ積み重ねていくのが、やっぱり生活者起点の。
(答)教えていただいてありがとうございます。

(質)一つひとつ積み重ねていくのがやっぱりプロセスとして大事であるというのは、北川県政のポリシーでは。
(答)そうです。それも合っています。例えば、本当に私どもも今のこの法律、条例を前提に積み上げてきましたよね。14年12月というので目標にやってきましたと、こういうことでございます。だから今回、一つお願い、ご理解をぜひいただきたいとこういうことでございます。今後も私どもとしては、時間の限られた問題とかあるいはその用地買収的なことでも、公のいろんなことのあれをどうするかという議論、それとの整合性はとっていかなければいけない点がありますので、これは相当時間をかけて議論する必要があるというふうにご理解ください。

(質)そうすると同意というのは説明責任には入らないということになるんですか。住民の同意というのは。
(答)
明確なことではなしに、私どもとしては一番現実の生活をしていただく方々にご迷惑が掛からないようにするためには、じゃあどうしたらいいかという議論も合わせて考えていかなければいけない課題だと思うんですね。40市町村で全部、処理センターをつくっていただいたら環境負荷ははるかにオーバーしますし、それぞれのまちで本当にそういうことが出来たかどうかという議論も、現実の問題を司る我々としてもこれは真剣に考えなければいけない問題だということで、ぜひご理解をいただきたいと。

(質)私が聞いているのは、住民の同意は知事として説明責任として捉えているか捉えていないかということなんですけれども。
(答)今回は我々は法律、条例に基づき、それで、そういういろんなことをそれを前提として皆さん方にご理解をいただいてきたということですから、その点ではご理解をいただきたいと思います。

(質)新政みえさんも慎重にという要望書を、昨日渡されたみたいですが。この点に関して。どう受け止められましたか。
(答)ええ、重く受け止めさせていただき、本当にそれに基づき模範的なといいますか、本当に真摯な対応をしてつくるように、私どもも保全事業団のほうに強いお願いもし、ご助言も申し上げていきたいと思います。

(質)そういう、その理解を求めたいというところで、一番最初の質問に戻るんですけれども、環境部長では行き詰まっているわけですから、ここで知事が出て何らかの理解を求める行動を起こす必要はないでしょうか。
(答)やはり、今までの経緯、いきさつ。それを積み上げてきたものもございますので、そこはやはり部長対応が一番いいと私は思います。

(質)じゃあ知事として、住民の理解を得るために何をされましょう。
(答)環境部長が努力するようにします。

(質)で、行き詰まっているんですがどうしましょう。
(答)更にそれを乗り越えて努力しましょう。

(質)先程と同じ質問なんですが、住民同意は説明責任の中に含まれるんですか。
(答)ん。

(質)知事の中で住民同意というのは説明責任の中に含まれているんですか。
(答)どの場面でですか。

(質)住民同意というのは説明責任の中に含まれているんですか。
(答)どういう意味ですかね。今回、小山の処理センターについては、我々は法律なんかを前提にして条例も含めてですけれども、それでご説明を申し上げてきたということでございます。それでずっと積み上げてきておりますので、それでご了解をいただきたいと。それで住民の方にも、今、一生懸命伸ばしてお話をしたり、更に市民の代表の市長さんなんかとも、4本の何というか協議をしたことで我々もそれを重く受け止めて、お互いが調印をし合っているわけでございますから、それでご了解をいただければと、そういうことです。

(質)でも最初に説明したのは一部の自治会長だけなんでしょ。
(答)え。

(質)最初に説明したのは自治会長だけなんでしょ。
(答)今回の形がずっと積み上げていく中で、時間も限られておりましたし、全体の構築は一つの法律、条例に基づいた中でしてきたということで進めてきたわけでございますから、ご理解をいただきたいと。しかしなお、住民の方からいろんな点で問題提起されましたので、我々は期限を延ばしたりご説明を申し上げたいと、こういうことで今、努力をしていると、こういうことでございます。引き続きまた努力はしていきますが、ぜひご理解をいただきたいということです。

(質)質問を変えますけれども、知事は今、県のこの問題について説明責任を果たしていると、十分果たしているというふうにお考えですか。
(答)説明責任を果たすべくずっと今日までも努力してきましたし、時間がございますのでこれからも建設する中で、あるいは建設してからも我々は事業団に対して、県も責任ある対応をしていくということで、ご説明申し上げているところでございますので、そういう点でご理解をいただきたいと思います。

(質)今の住民の方の態度を見ると、説明責任を果たされていないように見えるのですが、それはどう思いますか。
(答)今後もまたご理解をいただくべく、それぞれの部で努力をしていきたいと思っています。

(質)しつこくいきます。それは今の段階では説明責任は果たされていない。
(答)こういった問題で我々は努力をしていきますが、更に一層努力を重ねるということでご理解をいただく以外に今のところはないと思います。

(質)日本語で言えば、それは今はしていないということに繋がるのでは。そう解釈するんですが。
(答)100%ではないかも知れませんが、努力をしていきます。

(質)今現在、100%ではない説明責任の状態なんですけれども、その後これからも責任ある対応をしていきたいというのは、やっぱり100%でない責任対応であったら、十分な説明責任にならないと思うんですが、今後。
(答)更に一層努力を重ねていくという問題ではないでしょうか。道路一つとっても、様々な施策をするにとっても、様々なご意見がありますよ。それは行政ですから100%ですね、何かの政治、税制変えたら、その税制が直接税から間接税に振ったらまたご議論いただくし、そういった問題もいっぱいあると思います。だからそういうことについては、やはり大いに努力をしていかなければいけないと思っています。

(質)何と言いますか、住民のやり方はともかくとして、現状で3つも4つも処分場があるところに、そこへ更に県が住民の説明がない形で施設をつくろうとしているというところに、やっぱり住民の感情的な反発があると思うんですよね。そこをやっぱり解きほぐすのがやはり行政の努力だというふうに思うんですが。
(答)そうです。一所懸命努力します。

(質)そこをどうするかということを。
(答)だから努力を我々今までしてきましてね、それでまだ十分な同意が得られないという点については、更に一層努力をしていきますし、総合的な環境政策をあの地域で更に重ねていきながら、更に一層ご理解いただくということも我々は努力目標として持っていなければいけないし、そういうことからいって、私が県としても責任ある対応をするということを申し上げているわけです。

(質)環境でもう一つ、桑名の不法投棄に関して、桑名市の調査と県の調査がかなり数値が違って、住民なんかもやっぱり若干不安を抱いていると思います。あと、期限が5月末でだんだん近づいてきていますが、そのへんの対応はどのようにされるのですか。
(答)タイミング的に抽出場所、時間的なことが少しずれたのかもわかりません。こういったことについてはよりきちっと、的確に状況報告しなければいけなかったんではないかと私は思いますが、要は域内の問題として、域内というのはその一定の処理場の中と言いますか、不法投棄した場所の中で、定点観測、定時観測しておりますので、それの変動も見ていかなければいけないと、まあそんなことを思いますが、桑名市さんが抽出されたところについて、また今、測っていると思います。近々またその点について、アップしている部分とかダウンしている部分とかございますので、きちっとした、何と言うのかな測り方というのかな、をお出しをしていきたいという報告を受けていますので、ぜひ、あれは何と言うんですかね、定点観測というかそういうので。

(質)県が定点でやっているものがあるということですか。
(答・環境部)観測井戸を投棄現場と周辺へつくっていますので、そこらへんのものを近々発表させていただきます。

(質)それは県がやっているんですね。
(答・環境部)県が観測しています。定点といっても毎日ではありませんので。月1回水をとっているということです。

(質)それは今までもそうすると月々のデータというのは何回かはあるわけですね。もう既に。ということですね。知事が最初言われたのはそれを今までの段階で公表してこなかったのが、公表した方が良かったというそういう意味ですか。
(答・環境部)投棄現場そのものは高濃度で汚染されていますので、外の嘉例川の近くのところのものはしっかり、有害物質がそこへ出ているどうかというのを重点的にやっていますので、捨てられたそのものはやはり穴へ捨てたという感じになっていますので、やっぱり中は動いていますので数値はやっぱり上がったり下がったりしています。

(質)木曽岬干拓地に野鳥の会が自然に配慮して開発をするように、場合によっては干潟に戻してほしいというような要望が出ましたけれども、これについては。やっと買ったものですから。
(答)いろんなご意見がこれから出てくると思います。いろんな角度で。努力をして一つひとつ解決をしていかなければいけないと思いますが、現在のところ、どうするかというようなことは、一応公共的なことでスタートして、アセスもいろいろしなければいけませんから、その後のこととして判断していきたいと思って。いただいたことは承知しておりますので、当然、頭の中に入れておきます。

(質)干潟に戻すというのはあり得ないですか。知事の頭の中では。
(答)まだ今のところはあり得ませんね。それは。

(質)知事は野鳥観測されたことは。
(答)何回か一緒に、ウォーキングとか、ウォーキングの時に野鳥観測というのもよく入っていましてね、教えてもらったりして時々ご一緒しますよ。

(質)どうですか野鳥観測は。馴染みますか。心が和みますか。
(答)いやー、それ、わからないんですよ。鳥とか草花ですね。不得手で。それでも神島で「さしば」が渡ってくるのを教えてもらいながら、ああなるほどなと、あれは感動しましたね。的確に渡ってきますね。

(質)ワシとかタカが好きなんですか。
(答)スズメとかハトが。

(質)そうするとアセスを見ていろいろ今後考えていくと。今のところは。
(答)私一存でもいかない本当に大きな土地ですからね。いろんな方とご相談申し上げながらしていかなければいけないということを考えています。

(質)これまで、基本的に愛知県と足並みを揃える形でしたが、今後そういうあれは変わりないのですか。それとももう買ってしまえばこっちはこっち、あっちはあっち。
(答)ということではなかなか決まらないと思うんですね。だから例えば、将来のことについてはどういうことが起こりうるか難しいところですが、例えば愛知県の皆さん、経済界の皆さんとかその他のいろんな方々がいらっしゃいますね。そういった方と相談をして、将来構想は描いていかなければいけないだろうと、そう思っておりますから、三重県独自でどうのこうのとかね、単独でとかいう考えは今のところありません。

(質)紀南のゴルフ場ですね、昨日の議会でも、迷っていた、迷っている。本音が出たんではないかという話しもありますが。
(答)昨日は少し考え方を申し上げようかなと思って、水谷議員がああいうことを言われたものですから。本当に中央集権で、戦後東京一極集中の中でどんどんとさびれていくということを感じるわけです。私も42号線を何回も行ったり来たりしながらいろんな地域を見させていただきましたが、やはり閉まっているんですね、お店なんかもあるいは民家も。これをこのままにしておいたらすごく加速度的に空き家が多くなると、閉まった店が多くなるということを大変心配しておりまして、何も銀座とか東京を作るということではないんですが、基本的なインフラが残り得るような、学校とか診療所とか様々な福祉的なこととかそういったことを考える時にどうしようと、こんなことを思いながら、これは平成5年の頃からの話でございますから、私としては何とかあの地域に人が誇りを持って住めるような部分というものをしていかなければいけないなと。それで様々な方のご努力によって熊野古道とか楯ケ崎とかあるいはグルメですね、みかんとか梅とか、あるいは魚とか干物とか、そういったことも大分努力いただいていますし、あるいはインターネットを使って新たな仕事始められた方も大分出てきております。そういったことを踏まえ、あの地域のあり方、今までの中央集権から地方分権へ行く時にそういったことを本当に真剣に考えるきっかけとして交流拠点は、前から要るということを前提に組み立ててきましたから、なんとかそういう交流拠点が出来ないものかなということで先に走らせたのが一つは健康長寿です。これはかなり具体化されて政策的にもなってきておりまして、むしろ長寿を誇るべきものとして、健康寿命ということを考えた地域にしていきたい。あるいは、電子回廊構想ということで、時間、空間を無くしてというようなことを走らせながら拠点として何がいるかと言った時に、熊野市には山崎公園というのがありますが、ここが今野球場の改修をやられていますが、立派なものです。それに、屋内のドームといいますかそういったこともして、スポーツで安くて、暖かいのを利用して、そういったゾーンを是非造りたいという強い希望もございまして、それとあわせてゴルフ場の問題も是非これはお願いしたいというようなことでもございました。私も紀南の柑橘の金山パイロッットの土地がまだまだうまく、みかん園が機能せずに本当に困ってらっしゃるんですね。そこへ熊野市も土地を持ってらっしゃるというようなことから、この土地をどう有効に使うかということも、ちょうど紀南の地域の真ん中のところでございますので、そういったとこも考えあわせ、さらにゴルフは国体種目にもなってきましたし、それにバリアフリーでやっていきたいというようなことをあわせて考えた時に、正直に随分本当にいいのかどうか迷いましたという表現になったのかなと思います。ちょっとまだ議事録全部読んでいませんが、そういうふうに思いました。それで、コンサルに出して民間でもどうかというようなことでPFIにたどり着き、そして今現在真剣に議論していただいておりますので、その結果を待ちたいと、こう思っておりますが、私はあの地域を本当に自立出来る地域になんとしてもすることが我々、南北格差、ちょっと言葉いやなんです、南北格差という言葉は非常に限定されますからあれですが、あの地域の良さを本当にオンリーワンの地域でやるようなことにするべきだと、ちょっと言葉限定されますが、南北格差是正というのは私に与えられた大きな使命だと思います。したがってそこを本当に直すためにどうするかということで、地域の皆さん方が真剣に考えていただく場所を作らなければいけないし、なるほどそうかというところまであわせて考えていただく必要がもう出てきているし、そういう力がだんだんついてきたと思います、活性化協議会等々通じまして。そういう意味で申し上げて少し言葉が足らなかったり、飛んだ話しで聞かれたものですから飛んだ話しをしたものですから、少し言葉足らずであったり間違ったりというのでご迷惑かけました。そんな気持ちを持っていると、こういうことでございます。

(質)迷っているのは、迷っていた。過去形。
(答)そうそう。それでやり方については本当に何がいいかものすごい議論しました。彼が宮崎県の綾町の話しもされましたが、湯布院も話しされました。先日も黒川温泉とか綾町も行って町長さんの話しも聞き、それは大変な努力を重ねてきているんですが。綾町なんか宮崎市から30分くらいのとこですからなかなかいいところなんですね。針葉樹林のところですから。それよりはまだ条件不利な地域かなと私は思っておりますが。有機農法・燒{当に考えていかなければいけないだろうというふうなことも考えて、地域特性をどう出していくかという時に、根拠といいますか拠点といいますか、これやっぱり必要なのではないかと、そう思って少し昨日考え方をお話申し上げたと、こういうことです。

(質)今は迷っていない。
(答)迷っているというのは、ゴルフ場だけじゃなしに、あそこの地域をどうすればオンリーワンのいい地域にするかというのはこれは迷いの連続ですわね。その辺りが、バッバッと聞かれたことに対して話ししてるので混線したと思います。ただ、ゴルフ場についてはコンサルティングも任し今議論しているわけですから、その点については迷いはなく、これをどう活用するかというようなこととか、あるいはその他の有機農法とどうからめていくかというようなことについては考えているという、迷っているという言い方とほぼ同義語にとっていただきたいと思います。これはもう大変大課題なんです。それは昨日少し申し上げましたけれども、市町村合併の話しも当然頭の中にありますし、広域連合も当然頭の中にありますし、職員の満足ということも考え様々な安全も考えれば熊野庁舎の問題も頭にあるところでございますから、そういったこと諸々がいっぱいあるということを相当腹固めて取り組むということをお伝えしたかったものでお話申し上げたので、決意のほど披瀝したので、詳細については相当話しをしているので、「す」か「た」かというのは、「迷ってます」と「迷ってました」と、「す」と「た」と、一つ決意のほどを語ったということでご理解いただきたい。

(質)私が聞いた限りでは、縷々地域振興図りたいと言った時に、その後ゴルフ場の質問されてたからゴルフ場のことにつなげやなあかんのやけどどうつかげたらいいのかな、迷っているんですがと、そういう形に捉えたんですけれども。
(答)いやいや、二つありまして。「た」と「す」の違いと、水谷議員が最後に言われたことで、短い時間に、だからここの拠点はゴルフ場が必要なんだということをうまく説明できなかったというのと、「迷ってますと」と「迷っていました」という二つあったと。

(質)説明の意味合いもあったんですよね。どう繋げようかみたいな。
(答)そうそう。皆さんも是非あそこに一遍住んでいただいたらありがたいと思うし、一遍見に行って下さい。何回も私そのために通っているんですから。本当に日本の国このままでいいのかなと思いますよ。三重県も、確かに北で稼いだ税を向こうへ投入するのは何かという議論も成り立つと思いますよ。だけど、本当に向こうが自立出来るようなことになれば向こうへ行く必要ないわけですから、やっぱり私はちゃんとそこを考えると、あちらを本当にずっと戦後の体制の中でキャッチアップのことばかりやっていたから差が出来たからこちらの税収があちらへ行くということで、こちらを上げれば行かないわけですから。というようなことも発想の転換といいますか考え方だと思うんですが。そこで、地域特性に応じて何も東京的なものとか四日市の工場群ということではない別の、あの地域はあの地域で住んでてよかったと誇りが持てるということは、私この頃どんどん出てきていると思いますよ、東紀州も。だからそういうふうなことで、人が住まいし経済的な行為に結びついてどうするかということを是非我々は考えていかないかんと思うんです。松本峠を歩かれた方も多いと思いますが、鬼ヶ城があります。それで、まず緋寒桜、寒緋桜とも言うらしいですが、早く咲く桜を鬼ヶ城とこの松本峠の山のところを結ぶところを地元の皆さんと県が一体となって掘り起こしたんです、そしたらそれがすごく良くなって。この松本峠作ったらやっぱり松本峠を地元の人が歩くようになり始めた。そういうのが全部リンクし始めていますから、そういうのをリンクするような努力を初めて気がつかれた方も沢山いらっしゃると思います。今度はみんなで今からどこまでいけるか分かりませんが、干物なんかも熊野灘の干物としてのブランドをどう高めるかというような議論が今盛んに言われ始めていますのでこれを我々サポートします。そういうふうなことで全部リンクし始めた時に絶えずやっぱり東紀州に光が当たっていないと、忘れ去られてきたところですから光を当てていく。で、あそこへ人が行けば、そこで皆が努力をすればさらにもっとおいしい赤福よりも以上のブランドのお菓子を作ろうよと、包装紙はもっと綺麗にしようよとか、あるいは干物を日本のどこにも負けない、どこの商売人さんから買ってもやっぱり品質、クオリティーは高いとか、そういうふうに地元の人が気づいていただくことを今まで努力してきたんですが、これ・{当に気づいていただくための拠点ということであればいいだろうし。皆さんが紀和町へ、48%ぐらいの高齢率ですから全国2番目なんですね、それでこちらの人たちが大変な同情をして大変だろうと思って紀和町へ視察に行かれると、そうすると高齢者というよりは超高齢者の方々から励まされて帰ってくると。若い時は苦労はしたけれども今が一番いいんだと、手帳の中にびっしり予定が書かれてて本当に健康なんですね。だから高齢社会をピンチととるかチャンスととるかというのは、そのご老人にとっては今一番いいというんですね。だからそういう健康体の面があるわけですから否定的に捉えずに健康長寿ということで、今冊子も出来てますので是非見て下さい。タイトルがいきいき元気夢プランですね。そういったことも踏まえて考えていこうと、こういったことを考える拠点がいるでしょと、そういう意味です。これは紀南健康長寿推進協議会ということですね。元気夢プランと言います。

(質)紀南までも行かないまでも、スペイン村もだんだん集客力が落ちているとか、県内の観光事情もあまり芳しくないような気配も見えてきてますけれども。
(答)このこともやっぱり見直していかないといけないということになってきていると思うんですね。四日市とか津、伊勢の繁華街が非常に力が無くなってきているということもあわせまして、タウン・マネジメント・オーガナイゼーション、TMOというのが出てきましたが、やっと街をマネジメントしようという発想が出てきて非常にいい傾向だと思います。だから造り替えだと思います。今まで商店街をやっていく時に、商工会の人だとか商店街だとかいう方だけでやった時にはタウン・マネジメントというのは出てこない。住むということについては出てこなくていかに売るかという供給の論理できたと思うんです。売る論理からいけば郊外型にシフトしてそして車社会を見越してやった方が強いに決まってますが、さてその車で行っていた人もやがてご老人になりつつあるということになれば、街の中に老人の住まいできるバリアフリーの施設を造ってそこで買い周り品をどうするかというような形が出てくると思います。あるいは伊勢志摩も2005年に向かって戦略プランを立てましたが、やっぱり私は俳句の国づくりなんかを一所懸命しているということは三重県の良さというものをもう一回見ようよと。デジタルな社会というのは非常にストレスの高い社会でありますから落ち着いた自分たちの街を本当にみんな誇りに思っているのと、みんな銀座になりたいのではないのというようなことの意識を変えていかないということで、歴史街道構想に基づいて今度の計画でも四日市の伝馬制度、東海道やりますが、これなんかもお宝探しなんですね。伊勢志摩なんかでもいっぱいありますよ。まちかど博物館、最近あちらこちらで立ち上がっていただいているというのは本当にいいことだと私は思っています。そういうふうなそこに住まいしている人が誇り持てなければ何でリピートしますかということにもなりますし、相当今鳥羽の皆さん方ともシビアな話し合いをしながら観光地のあり方を今議論していますが、やはり三重県にある一つの切り口としては街道文化でございますので、参宮道中心にしてお伊勢さんへの道があったわけですから、それを本当に一つ一つ掘り起こしてそしてやっていくということで、まちかど博物館なんというのは本当に良くやっていただいているなと思います。あるいは川を綺麗にしようという運動が時々皆さんのマスコミに載りますね、あれとってもいいことだと思います。だから、ああいうふうにして本当に綺麗にして、綺麗にして綺麗にしてという形にすれば、私は伊勢志摩地域は非常にいい地域ですから必ず復活すると。それは単にその場的な対処だけではない様々な努力重ねていきながら初めて変わっていくと思っております。それで、スペイン村さんもバリアフリーという施設にしていただきました。あるいは温泉も掘っていただきました。そういうふうなことでやはり努力をされていますので、USJとかディズニーシーとは別のシステムで是非お考えをいただきたいと、そんなことを思っています。

(質)海山町の議会が原発のからみで、賛成、反対両方の請願が出ていますけれども、芦浜から1年経ってまた新たな対立の火種みたいなものが出てきていることについてはどう思われますか。
(答)私もマスコミ等で知っておりまして心配しております。注意深く見守っていきたいというのが今のコメントです。

(質)心配しているというのはどういう意味で。
(答)どういう成り行きになるかとか様々な点で注意深く見守っていきたいと。いろんなことが心配の種です。どれというとこではないトータルで。

(質)推進派がここに来てまた力を入れている背景の一つに、知事ご自身が県内の立地自身までは否定していないということが一つあるかと思うんですが、この点いかがですか。
(答)私の権限の問題を少し申し上げただけで、事実関係において。だから芦浜の時も私は法律とか制度に基づいて発言したわけではなしに政治的発言としてやるかどうかで私はその時に悩んだということでございまして、そもそも権限が無いわけでございます。したがってそういう点で申し上げてきたことろでございますので、今回のことと直接的に結びつかないというふうに考えています。

(質)商工会の方が推進を出した理由の一つとして、長年地域振興策を協議してきたけれど他に妙案が浮かばなかった。地域振興策として原発だという判断をせざるを得なかったということなんですけれども、地域振興策として原発を考えるということについて知事はいかがお考えでしょう。
(答)様々なことがありますから、私は今コメントは差し控えたいと思います。

(質)長野県の田中知事が脱ダム宣言を出されましたけれども、これについて率直な感想と三重県はどうするか、この2点について。
(答)それぞれの県でそれぞれの知事とかいろんな立場の人がやられることはそれはそれでコメントすることは出来ないといいますか、コメントする必要はないとは思います。いろんなやり方があってそれぞれの考え方に基づいてやられているわけですから、私も詳細に存じ上げませんので、今回そのことについてコメントすることは少し差し控えたいと思います。その発言によって長野県で今どういう状況が起こっているかというのはテレビで知る程度でございますから、ちょっと本当にいろんなハレーション起こっているんでしょうから申し上げにくいんでございます。私は出来たら私の立場からすれば、出来ることあるいは出来ないこと、あるいは努力目標、そういったことは私なりに真剣に目測をし真剣に議論をし、そして決めていくというようなことで今日までもやってきておりましたので、田中さん的なボーンとやってという手法は若干私にはなじまないのかなという感じがします。コメントとしてはその程度のことです。

(質)当面三重県で脱ダムをやるつもりはないと。
(答)そうやって限定されると困りますよね。いろんなダムをはじめ様々な事業いっぱいありますから、そういった点では三重県でも見直すべき点はいっぱい見直していますから、検討委員会の先生方にもお願いして再評価していただいたりしてますから、そのことは限定は出来ません。

(質)一律に全部やめちゃうということではない。
(答)田中さん的に発表するとかそういう意味ですか。やっぱりいろんなこと全部調べ上げてからじゃないとそれはなかなか私は発表しかねますね。

(質)知事がよく言われるカナリア理論の、田中さんが生きてそのまま炭坑に辿り着くのかどうか知りませんけれども、辿りつけばカナリアの一つかなという感じがしますけれども。
(答)だから私はコメント差し控えるということはいろんな考え方でやられるわけですから拝見させていただきます。

(質)四日市の処理センターと桑名の場所ですが、知事ご自身で現地をご覧になったことは。
(答)近くは何回も通ったことありますが、現地の中へ入ったことはありません。

(質)今後ご覧になる予定はないですか。
(答)場合によってはあるでしょう。

(質)場合によってはというのはどういう場合ですか。
(答)いろんな場合。

(質)例えば近々にありますか、そういう予定。
(答)今のところ予定はありません。

(質)両方ともかなり大きな問題にはなっていますね。で、一時的にせよ行政代執行ということになれば桑名の場合なんかは10億円を超える税金を投入するという話しでもありますし、そういう意味からは先ほど紀南のゴルフ場は何回も足をお運びになっていろいろ年輩の方の手帳までご覧になっているのに、なんでこの二つについては実際に現地をご覧になったりなさらないのかなというそいう思いがあるんですが、それはどうしてなんですか
(答)私はあの辺りはよく知っていますから。従来から処理場のところとかですね、雰囲気分かりますから、紀南の状況とはまた違うと思います。

(質)実際4000トンの不法投棄のある桑名の場合なんかだとその現地をご覧になったりとか、かなりいろいろ汚泥が染み出しているような状況もあるんですが、そういうものを実際に知事ご自身の目でご覧になろうと思われないですか。
(答)それは頭の中にあります。

(質)頭の中にあるということは、じゃあその状態の中で5月いっぱいまでじゃないとそういう状況は見られないですよね。
(答)それは分かりません、日にちはね。

(質)四日市の処理センターの建設現場はどうですか。行かれる予定はないですか。
(答)時と場合よってはまたそういう場面もあるとは思いますが。

(質)政局ですが。
(答)知りません。

(質)また密室の中で退陣劇が繰り広げられているという批判も出ているんですけれども、一連の森降ろしの流れについてどんなご感想をお持ちでしょうか。
(答)私はこういう立場に立って今までずっと聞かれることもなかなかしんどいんで、コメント控えたいという感じがします。なかなか大変ですね、これは。一応退陣されるんだろうと思います。これからまた次期総裁選びがすごい駆け引きが始まるんだろうと思います。だからその辺りで国民の方々がどう見られるかというのはそれぞれ政党人として大変な時を迎えられているんだろうなというふうに思います。野党のほうもどういうふうに対応するかというのは力量が問われている、両方にとってなかなかしんどいことだと思います。ただ、私はやっぱり今民主主義が、いい言葉が見つからないんで皆さんにもまた教えていただきたいんですが、新しく創造していくということと、再生、生まれ変わることと二つあると思いますが、そういったトレンドの中で、流れの中で今回のこういった創造劇が起こっていると私は見ていますから、単に永田町だけのいわゆる国会議事堂を中心とした中での数の論理だけでは動かないと思います。したがって大きな流れがとうとうと流れ始めているなと、そういう中であの政局を見ていると、そんな感じします。

(質)次の首相にはどういう方を期待されます。
(答)私ずっと一緒にいた仲間ばかりですから。差し控えます。

(質)今日、株が相当また下落しています。今2年間デフレだと言われてて経済状態非常に悪いんですけれども、政府の経済政策に対して現時点で何か要望、こうすべきだみたいなご意見はいかがでしょう。
(答)私も経済素人ですから生意気なことは申し上げられませんが、全てが閉塞感で安心した社会といいますか、例えば老後の問題とか今ずっとご指摘いただいてます環境の問題とかあるいは民主主義のあり方とか、あるいは政界と官界と経済界と民間の皆さんとかいろんな方のシステムというのが不透明だと思うんです。したがってそういったトータル、部分最適じゃない全体最適な社会、いわゆる戦後国破れて山河ありということだから、とにかく軽軍備で重経済というようなこと決められましたね。そうすると民心はわりかし安定されると思います。結果、経済豊になって50年来て耐用年数が来ているのかなという、今そこで混乱が起こっていますから、やはり私はいろんな方向性というのが出せたらなという感じがします。私は先ほどからの議論でいけば少々辛いですけれども、タックスペイヤーの立場に立った社会構造、政治構造、経済構造を作っていかないといけないと、それが生活者起点になるわけですが、そういうふうに早く脱皮していただくことが、株が今一時の問題、今の今ということになれば無責任か分かりませんが、将来全体最適の社会が作れていけば人々の民力あるいは様々な総合的な力で株価というのはこれから決まっていくと私は思っていますから、早く構造的な改革をしていただくことがとても重要ではないかと、そう思っています。

(質)昨日の知事の県議会答弁もフランクに喋られたんですけれども、森首相も昨日参院でフランクに喋られて失言が多かったですけれども、それはやっぱり辞めるということを腹に決められたからフランクに話されたと思うんです、森首相。ガード下云々とかいう発言されているんです。軽妙なやり取りをされたんですが。
(答)その内容ちょっと詳しく分かりません。ニュースは少し見ましたけども。本質的にどうなんですかね。

(質)いつもの慎重な答弁ではなくて。
(答)ご自分のことで辞めるか辞められないかとかそういうことだったからで、経済政策とかその他の政策面で総理は慎重にならざるを得ませんから。そういうことを離れたからじゃないんでしょうか。ちょっと聞かれてそんなものかなと思っただけのことですけれど。

(質)知事の昨日の答弁も気になったんですけれど、フランクに喋られていたんですけれども。
(答)あれはご理解いただきたいと思ったからです。紀南交流とかあるいは今後21世紀に望むに当たってはという話しを少し。昨日そういう質問の仕方だったでしょ、限定されなかって、ピシッと囲った質問じゃなかったものですから。

(質)辞めることが前提じゃないんですね。
(質)秋田局長を監査委員に推されることですが、そのコメントはいかがですか。
(答)どうしてそんなことが。

(質)議会提示されているんです。
(答)それどうして分かったんですか。

(質)選任同意案が議会提示されているんです。
(答)そんなのもう出ちゃうの。

(質)ええ。
(答)正式に決まってからコメントします。

(質)松岡出納長も選任同意求められているんですけども。やっぱり続投していただきたい。
(答)正式に決まってからコメントします。

(質)選任同意案が出てるんですけれど。
(答)何故分かるんですか。

(質)あったから。
(答)どこにあった。
(質)そこに。

 

( 以 上 )

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