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知事定例記者会見

知事定例会見録

平成14年7月9日
       於 部長会議室

1.発表項目 

  • ITを活用した障害者の自立支援策 支援組織「eふぉーらむ」(仮)の設立について

2.質疑応答

(知事)おはようございます。それでは私から、ITを活用した障害者の自立支援、さらに支援組織の設立についてご報告を申し上げます。本県は、障害のある人が積極的にITを活用して、生き生きと自由に社会参加や自己実現ができる社会、いわゆる新しい価値観を持つ社会づくりを目的とした、ITを活用した障害者の自立支援策、IT支援策を推進しています。IT支援策では、障害のある人のニーズに応じた、ITリテラシーの向上やSOHOをはじめとする新しい就労形態の創出も含めた就労支援などの機会提供、ITを効果的に利活用していく手段などの情報提供に努めていくことが重要であるとしています。さらに、このような取り組みを推進していくためには、行政だけではなく、障害のある人を含めた個人やNPO、企業、団体などの関係者が、ニーズを把握し、お互いのノウハウを共有するなど、連携して取り組むことが必要であるとしています。そこで、IT支援策の推進役として、これら関係者からなる支援組織の設立に向けて、昨年7月に、その設立準備会への参加者を公募し、当面、県が事務局として同年、昨年ですが、10月に設立準備会を設置いたしました。準備会には、現在、100人を超える関係者の方々が参加し、全体会議や「サテライトオフィスよっかいち」をはじめとした地域の取り組みなど、積極的な連携のもとに設立準備活動が進められてきました。そこで、このたび、これらの関係者からなる支援組織、仮称でございますが、「eふぉーらむ」が設立されることになりました。現在、設立準備会の核となるメンバーの方々については、資料の推進メンバー一覧のとおりですが、現在、「eふぉーらむ」の基本方針ともいうべきマスタープランを策定しており、設立総会へ提案する準備を進めています。なお、設立総会につきましては、平成14年7月21日、今月の21日に三重県津庁舎において、設立準備会の参加者にお集まりをいただき、開催をいたします。また、設立総会終了後、記念イベントとして、「座談会 ITが拓くチャレンジド・ワークみえ」が開催されます。出席者は、このプロジェクトにご協力をいただいている、東京工科大学メディア学部長の清原慶子さん、社会福祉法人プロップ・ステーション理事長の竹中ナミさん、それと私でございます。この記念イベントにつきましては、設立準備会参加者だけではなく、一般の方々にも是非ご参加いただけたらと思っております。以上がITを活用した障害者の自立支援策における支援組織がいよいよ設立されるということでございますが、障害のある人の社会参加、特に就労という面で、いかにITを活用した新しい就労形態が新しい価値として生み出されていくのか、そのためにはさまざまな試行錯誤を繰り返すことになろうかと思いますが、今までなかなか連携を持っていくことができなかったメンバーの方々が、ノウハウを共有しながら、積極的な展開を図ろうとしていることは意義のあることであろうと思っています。また、プロジェクトとして効果的に進めていく中で、県の役割も明確にし、積極的な取り組みを進めていきたいと考えており、是非、雇用、就労という観点からも、企業の方々にも積極的な参画を期待したいと考えております。これは実は、この段階で私が会見で申し上げるというのは今までではなかったことだと思います。7月の21日に関係の皆さんにお集まりをいただいて、そこでマスタープランと言いますか、そういったことも決めさせていただく準備中でございますが、県としては最大サポートをさせていただくということで、現在進行していますが、そこで寄ってきていただく皆さん方と今までも協議していますが、例えば伊勢とか津とか上野ですね、四日市の次で、こういった所で是非お立ち上げいただきたいという設立総会でございますので、今後中身はまだまだ変わっていったり、進化したりするということを前提に、7月の21日に設立の総会を開くと、こういうことでございます。私からは以上でございます。


2.質疑応答
(質)eふぉーらむのeはどういう意味ですか。
(答:地域振興部)エレクトロニクス、電子です。

(質)電子ふぉーらむ。
(答)ITを活用した障害者の社会参画支援組織。そのeですね。
(答:地域振興部)はい、そうです。

(質)きっかけは去年のチャレンジド・フォーラムになるんですか。
(答)いや、チャレンジド・フォーラムは途中経過で、その前に、サテライトなんかもありまして、元々計画があってですね、それが具体化してきていると、まだ過程、途中ですけど、そういう感じです。

(質)ということはチャレンジドがきっかけになったということではない。
(答)え、チャレンジドはきっかけですよ。だから去年でしたか、チャレンジド・フォーラム開いたの。

(質)阿児町で。
(答)阿児町でやったのは、あれもそれは途中、経過報告ですから、その以前からこういう計画があって、だんだんご努力をいただいて、今度新たに四日市以外でも全体的にフォーラムは開催できることになってきた、ということです。

(質)全国組織を目指すんでしたっけ。
(答)いや、今回これは三重県での取り組みです。

(質)竹中さんも呼んだり。
(答)竹中ナミさんなんかが神戸なんかで成功されていますので、そういった指導を今までも受けておりますし、このeフォーラムは三重県内というイメージです。

(質)県内。指導を仰ぐという意味で清原さんとか竹中さんに入ってもらう。
(答)今までも指導を仰いできましたし、ノウハウを、竹中さんところは自分でプロップステーション持ってみえる訳ですから、ITを活用して障害者が納税者にという、今もう既にお世話になっているんですね。

(質)じゃあプロップステーションの三重県版みたいな。
(答)若干それは事情が都会的なことと違うところがあるかもわかりませんが、方向としては障害を持たれる方の社会参画を目指して就労、ITを使って就労をしていただくという感じです。

(質)規模が想像できないんですけれども、ここに行けば必ず就職できるとかいうところまで持っていきたい訳ですか。
(答)できたらそうしたいんですけれども、今まだ、だけど相談とですね、なかなかやっぱりミスマッチというか、合わない、あるいは金額的な問題もいろいろあるので、そういったことを全て含めて、手探りの状態のところもあると申し上げざるを得ないというか、そういうふうなことでだんだん今積み上がってきていると、こんな感じです。

(質)ただ将来的にはワンストップで行きたい訳ですね。
(答)そうです。障害持たれる方も社会参画ということで、できたら税金を納めていただくまでの社会参画、自立というのを目指してます。

(質)組織の具体的な活動としてはどういうようなのが、いくつか例をあげていただくと。
(答)じゃあ、ちょっと。
(答:地域振興部)はい、まず人材育成という形が必要だと思っていますので、IT教育とかIT講習をですね、想定される仕事に応じた、例えばデータ入力とかホームページの作成とかに多分なってくると思うんですが、その講習とか教育をまずやりたいと。で後は、当然それの普及啓発をどんどんやっていくということで、もう一点はパソコンを使うことに当たってのさまざまなバリアがありますので、アクセシビリティ、使いやすさを改善するために、そういった器具をベンチマークするとか、研究開発していくかという、そういう切り口になると思います。

(質)それは成功したら商売になりますね、使いやすいITができたら。どこよりも。
(答)それはもう、そうなってくれればこんなありがたいことはないですね。

(質)シャープで、工場の建設にあたって、一部住民の方から違法ではないかというようなお話があったりですね、今日仮処分の申請があるそうなのは聞いていらっしゃると思いますが、それについては、シャープを押し進める県としては、知事のお考えは。
(答)担当の方から聞いて、問題はないと言いますか、そういう感じ受けていますので、今後もきちっとした対応を続けていく努力をしてほしいということを申しておきました。

(質)そういうふうに県民の方から見られているという現れでもあると思うんですね、注目されているというか、シャープの動向について、それは知事としてはどうですか。
(答)それはそうでしょう。

(質)今の所問題はないので。
(答)ええ、今後も問題なく対応をさせていただかなければと思っております。

(質)従来手法と違って、ある程度、ああいう大きな企業さん来ていただいて雇用も税金も納めていただくということならば、ある程度特化的にやる場合もありますよね。
(答)まあ、だけど守られるべきものは守っていかなければいかんですしですね、行政はそういう役割も背負っています。今後、大きな課題として、将来課題としていろんなことは考えていかないとだめでしょうけど、それは法整備とか、あるいは国の考え方とかですね、それぞれの対応で努力していくということはあると思います。現在はきちっとした対応をしていただいてます。

(質)ただ全く無視する訳じゃなくて、少々手続きが遅れるとかそういうことがあっても、例えばそういう規制のいろいろなかけ方自身が、例えば日本の産業が海外に出たりとか、あるいは外国企業が参入しにくくなっているという状況を考えると、逆に三重県の方ではそういうのは割とクリーンにするということも考えとしてはお有りになるんですか。
(答)法律的な事とかつらいところありますから、規制を緩和できるような面とかいろんなところがあれば、またそれは議論の余地はあると思います。

(質)津西高校の問題で、常任委員会に前の校長先生が参考人招致ということで呼ばれることが委員会として決まったそうですが、知事はいろいろ聞いていますとおっしゃってましたが、今もこの問題続いていて、議会でも話し合いの場に持ってこられることになった訳ですが、これについてはいかがでしょう。
(答)まあ、そういうことで教育委員会と県議会でお話ができたんだと思います。それに従われていろんなことご議論いただいくと思います。そんな感じです。

(質)明日東京で地方分権の勉強会が、他の知事さんらと開かれると思います。で、知事の意気込みというものが何かありましたら。
(答)地方分権って、5県知事が寄ってというやつね、これはいくつかある内の一つで、まあそんなことですけれどもね。

(質)一部で民主党とのからみですとか、新党かとかありましたけど。
(答)全くありません。自分たちで考えて。

(質)政治がらみの話ではないと。
(答)特にそんなのはありません。

(質)先週、知事はお休みを取ってらっしゃったんですか。
(答)そうそう。

(質)どちらに行ってらっしゃんたんですか。
(答)東京におりました。

(質)何をなさっていた。
(答)寝たり、歩いたり。

(質)東京で。
(答)そうそう。

(質)長野県で田中知事の問題が起きた日にコメントをお願いした際に、あの時、東京に行ってらっしゃると言われたんですが、あれは出張ですか。
(答)何時です、それ。
(答:総合企画局)5日の金曜日です。
(答)5日の日は休んでいました。

(質)秘書の方もご一緒だったと聞いているんですが。
(答:総合企画局)2日から5日まで休暇ということで、たまたま3日は公務が入ってしまいましたが、そういう状況です。

(質)改めて、田中長野県知事の感想を。
(答)あの時どういうコメントだったっけ。

(質)そっけなかった。
(答)本当に詳しい事情とか、いろんな事情おありだと思いますから、様子見守っていきたいなという感じですね。

(質)政策の違いによって不信任が出たという、一般論でも結構なんですけれども、そのことについてはどのような感想をお持ちですか。
(答)私たちでは分からないようないろんな経緯とか、いろんなことあるんでしょうから、その辺りが明確でないままに、私が語る資格はないと思っています。

(質)いわゆる、言われているダムの是非だけではなくて、もっといろいろなものが底辺にあるというふうに考えてらっしゃいますか。
(答)それほど、個別で、具体的なことでやっていただかなくても、トータルの流の中で、我々が計り知れないようなことがあったんじゃないでしょうかね。それは分からないですね、現場にいないと。そういうことだったんだろうという感じがしますけれどね。

(質)一般的に、外から見ると、政策についての是非を問うということが、今、表面的には問題になっていますよね。それだけで言うと、いわゆる、不祥事とか事件とかじゃなくても不信任になってしまうという状況に今なっているんですが。それは、どこの知事にも今後起こり得ることなのかなという気がするんですけれども、その辺りはどうですか。
(答)いろんな場面が出て来るんでしょうね。機関委任事務が原則廃止になってきますと、そういった地域、地域で判断をせざるを得ない場面がいっぱい出てくると、そう思います。その時には相当な議論が起こるんでしょう。地方分権の一つの現れかも分かりません。

(質)知事ご自身は、田中知事の政治手法というのはどのように評価されてみえるんでしょうか。2年間近くいろいろ報道されてきたと思うんですけれども、報道されているような範囲で、北川知事の理解されている範囲で結構なんですが、そういう田中知事の政治手法、要は根回しをせずに政策をぶつけてくるという、そういう手法についてはどのように評価されていますか。
(答)私も全部が全部分かっていないし、政策とか知事の在り方なんかは総合的なものですから、部分的に断面捉えてどうのこうのというのはできないですよね、そんな感じします。

(質)今回の議会と知事当局の関係で、それが焦点になっているわけなんですけれども、翻って、それを三重県政と議会の関係に捉えた時に、今回の件で今後心しなきゃいけないこととか、あるいは何か考えておられることがありますか。前回の、6月議会閉会間際の議運で、当局の答弁等が、文章を読むとか、正確な答弁になっていないというような苦情もあって、今後、ちょっと質問通告やめるとか、そういう意見も出てたみたいなんですけれども、議会と当局の関係で何か考えられることはありますか。
(答)地方分権一括法で、国との上下主従が原則的に取れ始めてきていますから、緊張感のあるパートナーシップという言葉で、議会と我々執行部との関係は捉えているんです。県議会もそういう点では、ご理解いただいたり、あるいは、より積極的に発言もされているというふうに思っています。私は、実は、基本的な理念とか基本的な方向、方針でしたか、それを昨年作られているわけですが、すごいことだと思って敬意を表しています。したがって、そういう中で議論が行われることはいいことだと、そう考えています。

(質)つまり、三重県においては、長野のような、そういうことは今のところあり得ないと。
(答)いや、前提条件とか、いろんな場面がいくらでもあるから、一概にそれは返事できない質問ですよね。だから、三重県で起こり得るとしても、ちょっと質的に、展開が違うところも出て来るんじゃないでしょうか。

(質)ダムは無駄という基本理念はどう評価されますか。
(答)一概に、やっぱりきちっとした技術的な計算だとか、さまざまな、土地の形とか、そういったことで一つ一つは議論はしていくべきでしょうね。

(質)確認ですが、そうすると、ダムというのは一概に、田中知事の言われるように排除すべきではないという、そういう考え方ですか。
(答)田中知事が言われるようにとか、そういう言葉がすぐ付くんですよね。私は言っていませんから。仮定の話を言われて、はいと言うと、それで全部そうなっちゃうというのはおかしな質問だと思うな。

(質)ダムそのものを排除すべきではないという、一般論で。
(答)いや、よく精査はする必要あると思うんです。

(質)ダムに関しては、北川知事ご自身も、長野県で言われているような、要は、大手ゼネコンが利益を持っていくというふうな思いというのはお感じになることあるんですか。政治家長い間やられてて。
(答)どうなんでしょうかね、むしろ小さなダムが多かったんじゃないでしょうか、今まで。

(質)三重県で。
(答)三重県とか、恐らく長野県でも数から言えばそうじゃないですかね。ちょっと私、それ分かりませんけれどね。それは、巨大ダムになれば、大手が技術的にも持っているでしょうね。その差は分かりません。いくら以上が大手だとかね。

(質)さきほどおっしゃられたんですが、トータルなものの中で計り知れないものがあったのではないかという感じがするというふうにおしゃったんですが、形からすると、今回の長野県で行われたことは、結局、県議会側が自分たちに根回しをされずにいろいろ決められていくことに対する反発という単純な構図だったと思うんですけれども、いわゆる、行政側が議会に対して根回しをするという、そういう手法というのは、北川知事のお考えではどうなんでしょう。やっぱり必要なものなのか、根回しという言い方が悪いのかもしれないんですが、議会と行政との在り方という点で、どうしても、やっぱりそういうものは必要だというふうにお考えですか。
(答)
こういうことは、二項対立だとか二者択一とか、そんなことで推し量れないということだと思います。だから、やっぱり、その場その場のいろんな状況があり、その中に、知事としてあるいは政治家としてといいますか、あるいは責任者として、感覚の違いとか判断の違いというのは出てくるんだと思います。だから、一概に、AかBかとかいうような形で語れない部分じゃないでしょうか、そんな感じします。

(質)
田中知事が割と、改革とか、長野県モデルとか、割と北川県政の中でも使われているような、そういう考え方というか方針みたいなもの、似かよっているんですけれども、その辺はどうお考えですか、片腹痛い。
(答)そうやって勝手に言われて、はいそうですと言うと、それがもうそうなるから、そんなことは思っていません。いろいろ、手法とかは違うんでしょうけれども、それはそれで、やっぱり、長野県民が選ばれたとか、長野県民が決められることとか、やっぱり、田中さんは田中さんの感性があると思います。だから、そういうことだと思います。

(質)逆に、三重県だけじゃなくて、長野県とか他の、全国的にもそういう感じになってきていること自身が、やっぱり、分権の現れとか、あるいは、知事の目指される全体方向としては、地方の時代で、合っているというふうな、そんなお考えですか。
(答)そう思います。それは、そうです。

(質)職員さんの懲戒処分とかがたまに発表になるんですけれども、その際に、所属などが非常に曖昧というか、途中までしか教えていただけないということがあるんですね。で、生活者起点という点からも、その辺は、知事としては、曖昧なままにされるということについて何かお考えはありますか。
(答)今後の検討課題だと思います。これでも徐々には直ってきていると思うんですけれども、さらに一層検討して、改善すべきは改善していくということだと思います。

(質)検討している風情がなさそうなんですけれども。
(答)そうでもないと思います。少しずつは直ってきているんだと思うんですけれども、さらに直していきたいというか、改善していきたいと思います。

(質)長とか次長がそう決め込んで、会議で諮ったらその通りになってしまって、検討してないような気がするんですけれども。発表形態ね、あいまいな抽象的な発表形態。
(答)少しずつ変化はあると思うんですが、今後さらに一層、検討していきたいと、こういうことです。

(質)処分の関係で、教師の暴力というんですか、体罰がなかなか減らないんですけれども、教育委員会にどうして先生はなぐるんだというふうに聞くと、教育委員会は、それは調べていないと、要は、なぐったという事実と、どれだけの怪我があれば処分はできるので、そんなことは調べる必要がないという回答がよく返ってくるんですが、それについてはどのように思われますか。
(答)ちょっと個々の事象が分からないので。

(質)たいがい、毎回そうなんですけれども。
(答)そうですか。コメント、ちょっと控えたいと思いますが、どうなんでしょうね、ちょっと、私自身も聞いてみたいと思います。

(質)多分、県教委の言い訳は、細かい体罰でも、細かい処罰でも今は公表するようになったんだというような言い訳が多分出てくると思うんですけれども。で、なぜ、そういう全体状況調べていないんですかと言ったら、調べてないと。なぜ増えているんだと。要するに、縦割りの答弁しかない。それを指導されるおつもりはありませんか。
(答)
私が申し上げたのは知事部局の話を、できたら検討していくということですが、それと並行してお願いしていきたいと思います。

(質)昨日来られた、台湾の大阪の事務所長ですか、来られましたですね。で、その時に、修学旅行生の交換という話で、割と知事が関心を示されたようにお見受けしたんですけれども、今後、何か伊勢志摩再生プロジェクトとか、その兼ね合いで検討される余地はありますか。
(答)もともと東南アジアの観光客に対してどうするという議論は少しずつ進展していると思うんですね。で、昨日そういうお話いただいて、検討課題に載せたいなというふうに思っております。一遍、議論を重ねていきながら、実態、私らも、絶対的な商売で、合うのか合わないのかとか、そういうこと分かりませんから、そういうご希望があるのなら、こちらも、やっぱりそういう努力をして、いわゆる検討課題になると思います。

(質)それ以上に、あっ、閃いたみたいな感じでしたけれども、久々に。どんなことが閃いたんですか。
(答)閃いたというよりは、そういう話ですから、承って、検討してという、そういう感じだったんですけれども。

(質)これはいけるという表情でしたけれども。
(答)そう。
(質)ええ。

(質)
香川県にやられたという感じがしたんですけれども、昨日。
(答)香川県にやられたという感じは、台湾と関係深いんですよ、彼。僕が非常によく知っている人ですが。で、その人がやってたんでしょう。あ、面白いなと思って、また、その彼にも聞いてみたいなとか、そんな思いです。昔の話ですね。

(質)あれ全部、代議士時代のお話、その台湾云々とかいうのは、行かれたというのは。
(答)主に代議士でしょうね。

(質)議長。
(答)議長に彼はなっていたと思います、去年だったかな。

(質)それは県議会。
(答)県議会議長です。

(質)それは、県議レベルの交流の時、県議と国会議員の時、知事が国会議員の時。
(答)もあったし、彼は当時、自民党の職員だったんです。

(質)なるほど、そういう。
(答)もうだけど議長になっていますから、彼も随分となったわけです。そんな関係です。

(質)台湾の方は四日市の方にはあまり関心は示してられないような感じがしたんですけれども。知事としては四日市を売り込みたいみたいな。
(答)行ってますからね、高雄やあっちの方へ。また、一つのきっかけになればなと思って。
(質)なるほど。

(質)住基ネットですけども、県議会でああいう決議がされたんですけども、少し慎重に検討した方がいいと。知事としては。
(答)個人情報の保護法とか色々な問題もこれありで、悩ましい問題であることは事実ですよね。しかし、私共としては、法に乗っかって一応粛々と進められていることについて、これはなかなか止める訳にもいきませんので、よほどそういった方のは、しっかり個人情報の方ですね、守られること前提に私共は今粛々と事務的に進めているとこういうことでございますので、状況変化が国の方で起これば、また考えたいとは思います。

(質)昨日、中川衆議院議員が面談に来られたそうですが、どのような内容をお話されたんでしょうか。
(答)いや、特にそんな。それ程お話申し上げることではない。特に久しぶりにということだった。
(質)そうですか。

(質)先週の暮れに大日本土木、岐阜の建設会社ですけども、破綻というか民事再生法を申請して、岐阜の方ではかなり影響出ているようなんですけども、県の発注の中に2つ程あるというふうに聞いているんですけども、あと県内への影響、それから県の工事への影響は知事はどういうふうにご覧になるでしょうか。
(答)それは色々な点であると思います。したがって、検討課題にして、今までのこと、二つ作るのそれもあるし、今後のことなんかも公共事業推進の担当の方でこれは真剣に対応しておかないといけないだろうと。推移を見守りどうなるかということなんかも検討しているということです。

(質)発注から今後、大日本が外れるということはないんですか。
(答)ちょっと私そこまで。よく検討してからでしょう。そこまで今言い切れる状況は常にはないですね。

(質)政治家の公務員に対する口利きが色々問題になってまして、上野市議会ではもし職員に口利きがあったらそれを文書化して、情報公開の対象にするというような決議案が決定したりとか、鳥取県でも同様なルールを検討しているようなんですけども、三重県でも口利きに対して何かそういうルールを決めるとか、何か対策を練るとかというようなお考えはありますか。
(答)いろんな所で動きが出てきていますから、いっぺんそういうことは参考にもさせてもらわなければいけないと思いますし、検討課題ですね。

(質)何とかしないといけないということは知事としても考えてらっしゃいますか。
(答)いっぺん色々な様子を見ながら、今後の検討の課題として取り組んで行きたいなというそんな感じです。

(質)三重県にも口利きというのは多々あるんでしょうか。上野市は多々あるというふうに言ってましたけど。
(答)それは個々具体的には私は分かりませんが、三重県は少ないんじゃないかなという気はします。

(質)少ないけどもあることは。
(答)私、分かりません。

(質)昔はどうですか。
(答)どこまでがどうかとか難しいとこでしょうね。

(質)知事、お願いがあるんですが、検討課題を今日100回言われたんですけども、5つ星で表現してもらえませんか。
(答)えっ。

(質)重要度を示してメリハリ付けて検討課題を言ってもらえませんか。1ランク目の検討課題、最重要の検討課題、5段階くらいで表現してもらわないと分からないです。重要度が。
(答)どういうこと。

(質)メリハリ付けて、検討課題も本当にやるのか、軽い検討課題なのか付けていただけますか。
(答)それも検討課題なんです。

(質)明後日の衛星知事会議、知事、東京で出られるそうなんですが、東京でやられる何か理由があるんでしょうか。
(答)うん。東京で仕事の関係だと思います。

(質)仕事の関係でと言ったら、その前後に仕事が挟んで抜けられないだとかそういうことですか。
(答)うん。そうですね。首相公選制のあれがあって、その時出れなかったんですね。実は向こうからのあれで、10日だったんですよ。それでそれを中心にこうセットしたんだと思うんですが、それが総理の関係で。どっか行かれるんですかね。それでちょっと延期してくれというような話になって、若干そこは日程が変わってはいると思いますが、そんな感じですかね。

(質)今日付けで食の安全安心推進本部が設置されて知事が本部長になられるということなんですが、その設置についての知事の思いというか、意気込みをお聞かせ願いたいんですけども。
(答)安全安心ということで、再生プラン、農水省だと思いましたが、そんなこともお考えいただいております。そこで私共としても本当に生産から消費に至るまでの間をずっと安全安心な体制というものを是非確立をして行きたいということでプロジェクトチームを組んで、3月程はかかるんだと思いますが、課題整理をして、そしてまた半年程トータルでかけてさまざまな対応をしていこうと、こういうことで真剣にやっていきたいとそう思っています。

(質)知事が今思われる、課題整理とおっしゃいましたが、今の段階での一番の課題って何なんだと思いますか。
(答)一番という程、頭整理されていませんが、やはり消費者サイドに立って、安全安心というのは一体何かというようなことが、今度の再生プランの中にも書き込まれている訳ですね。非常に良いことだと思います。私共、地産池消なんかも進めておりますし、もう一つブランド化なんかも進めてますから、そういったこととの関連性も含めて、やっぱり安心して消費者が食べれるというような体制というのは、相当頑張って作っていかなければいけないと、そう思っております。

(質)シャープに戻りますけど、総じて市民の方の告発の動きは別にして、進捗状況いかがですか。うまく進んでいると、シャープ。
(答)その度合いがどういうあれかも分かりませんが、今後更に努力をして集積図れるような努力も続けていきたいと思いますし、色々な点でご一緒にいい町を作りたいなということなんかも、それぞれ市町の皆さんともこれから更に話し合いを続けていきたいなと、そんな感じでございます。

(質)凸版さんに次いで、ビッグな企業が来そうな気配はありますか。
(答)どうなんでしょうね、まあ努力していきます。

(質)その関連なんですけども、IT特区的なやつで検討の組織を立ち上げている形で昨日資料出てましたけども、あの市町村中心で例えばIT特区等を構成していくという意味ではないんですか。
(答)それどこで出てました。

(質)IT抜きで特区構想、四日市の特区プロジェクト。
(答)どっちかいうと、それ経済特区的なことだと思いますね。あるいは四日市のどっちかいうとコンビナート全体だというふうに捉えていただいて、将来、IT特区とかそういうことが考えられれば、またそれは付加していくというか、加えていく場合もあるでしょうと、そんな感じ。

(質)それでは固定したものではないと。あれは四日市に関してはそうですけど、前おっしゃってたのは、四日市も含まれるし、例えば亀山とか多気とか、そういうのも含まれて全体として考えなければいけないとおっしゃってましたよね。
(答)話がね、その特区構想とちょっと別かもわかりません、前話したのは。必ずしも整理されて、その時話したかどうかはちょっと私定かではありませんが、要はシャープ関連、あるいは液晶関係でどうしてもそれは亀山とか関とか、多気町が中心になりがちですけども、それがさまざまな点で及ぼす影響というのはあると思うんですよね。立地の場合でも。だから、そういうことについては、ぎゅうぎゅうに限定した場所ではなしに、というふうな話をしたのかも分かりません、その時には。で、それによって、例えば液晶関係の仕事が増えていくなら、例えば四日市なんかは化学工業地帯ですよね、そこの内容がまた変わるかはわかりませんわね。そういう意味では特別決定的に限定した場所ではないという表現になった、こういうちょっと私も定かではないし、そういう感じなんです。

(質)そういう意図ということですよね。お考え。
(答)大体そんな意味ですよね。

(質)特区そのものなんですけど、四日市ですけども、担当レベルでは具体的な構想はあんまりお示しにならないんですけども、知事としてはいかがですか。
(答)これは今から進めていくんで、今まだ具体的にこれとこれということは言いにくいと思うんですね。したがって、曲がり角に来ていることは事実だと思います。そこでそういうふうなこと、さまざまな問題点を精査して取り組んでいくというスタートということにご理解いただきたいと思います。

(質)例えばどんな事があるんでしょうか。それが分からないんですけど。
(答)今から精査をして、議論していくんだということです。

(質)県内の他の地域で、例えば伊勢とかですね、これ経済特区で、あそこは工業地帯ですけど、観光に関する特区とかですね、色々な規制緩和都市とか、そういう他の都市、あるいは地域からのこの特区に関しての県への要請とかはないですか。
(答)まだ、それは地域からの要望というのは多分ないと思います。ただ、先ほどの話と同じことで、コンクリートされているというか、そういうことじゃなしに、こう動いているんですよね。で、国も考え方が少しずつ変わってきたり、新しい試みですから、だから今各地区から個別の要望、例えばその要望も、例えば担当のところへ市長さんか、町長さんが直接来られて、こんなことがあったらいいねというのが要望になるのかどうかとかいうのもあるので、ちょっと私が今ここでぽんと決めかねますが、公式にというか、というのはないと思うんですよ。だからIT的なことだとか、考え方ですからね、観光とか、そういうのが段々煮詰まってくれば比較的これは予算とは関係が薄いというか、縁遠いことですから、いい内容だったら入りやすい場合もあるかも分かりませんからね。そういうふうに今後煮詰めていく段階です。


( 以 上 )

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