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平成20年10月07日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平成15年1月22日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目 

  • な  し

(知事)今日私からの発表項目はないんですが、1月の25、26日で、「シンポジウム三重、分権時代の自治体変革-自らの手でどう壁を破るか-」というシンポジウムを開催いたします。それで、これは四日市のザ・プラトンホテルで開催をする訳ですが、参加者数は、最初300名を見込んでいたんですが、600名を超えるということになってきておりますが、これは東西の、まあ、大阪とか東京を中心とした学界、4学界の皆さんが、東京と関西の両学界が参加するということもあったと思います。また6人の知事が出ての熱論というようなこともございまして、これからは東京発のこういった情報発信だけではなしに、各地域で発信をしていくというようなことでの、ことを続けていきたいと。従って、今度来られる知事の皆さん方にも話をして、ビエンナーレと言いますか、地域でこういうシンポジウムをやっていって、地域から発信というようなことになればと、そういうふうに思っておりますので、どうぞせいぜい取材をしていただければと、そのようにお願いをいたしておきたいと思います。私からは以上でございます。すいません、700人を超えた、現在706人ということでございますので、訂正しておきます。北海道から沖縄までと、こういうことですね。どうもすいませんでした。


2.質疑応答
(質)先日の大王町長選挙で、元町議の野名澄代さんが初当選されましたが、三重県内初の女性の市町村長ということで、それについてはどう思われますか。
(答)私も相当夜遅くに、新たな女性町長が誕生されたということで、正直驚きだと言いますかね、現職の町長さんの方が勝たれるんじゃないかというか、情報があったものですから、それで聞いて、あそうか、すごいなと、世の中は変わってきているなという、そういう感じしましたので、今度女性町長が誕生されたわけですから、今までの経験とかその感性を生かされて立派な町政をしていただくようにということで、また近々お会いすることになるんだろうと思います、まだ約束はないと思いますが、その時にいろんなお話をさせていただきたいと、そんな感じしてます。

(質)その、すごいなと具体的に思われたところは。
(答)選挙戦で女性の方が出られて戦われたわけですから、僕ちょっと詳細なことは分かりませんが、いずれにしても勝利をされたということはすごいなと、そんな総括的な意味での、感覚で今申しあげました。

(質)これまで女性の市町村長が出てこなかったのはどうしてだと思われますか。
(答)やっぱり今までの体制の中で、男性が就くような習慣とか、あるいは感覚とか思い込みとかいろいろなことあったと思うんですね、そういうこともあったと思います。

(質)三重県の男女共同参画基本計画が平成14年の3月20日に出されていますけれども、それと照らし合わせて今後どのようなことをお考えですか。
(答)実は選挙のやり方いろいろあると思うんですが、私も知事の立場ですから、100%言い切って発言してきたわけではありませんが、民主主義は手続きですから、例えばクォーター制度とかいうことでですね、男性が50%、議員数が達したらもうそこで打ち止めと、で、後女性が50%行くまで待っていると。今度は全く反対の立場で、女性が50%まで行ったら男性も50%までという、そういうようなのもルールですから、それは決め方なんですね。だから、そういうふうなことも考え合わせていったら、男女共同参画はもっと本当は進むだろうというようなことを随分もう何十年もこんなことばっかりやってきたわけですけれども、ま、しかし、それあんまり私が知事の立場で言い過ぎるとね、どうかなというようなことを思ってました。従って、今後は女性の社会進出ということは必然の経過でございますし、女性の社会進出は実は男性にとってもすばらしくいいことだという、こういうことが男女共同の条例なんかには謳われているわけですから、そういう社会になっていくことは非常に望ましいことだと、そういう努力は我々はしていかなければいけないと、そう思っております。

(質)知事選についてなんですが、今日午後に、村・≠ェ知事選への正式の出馬を表明しますし、また、野呂松阪市長ですとか水谷俊郎県議の名前も挙がってきているんですが、この様子を見ていかがですか。
(答)今一番ナーバスな神経質なところですから、ノーコメントです。

(質)知事が考える、後を任せたい理想の知事像とはどんな人物ですか。
(答)それも差し控えた方がいいと思うので、ノーコメントです。

(質)住民からいろいろ出てくる形でですね、以前、知事が不出馬の発言をされた時に、次はこんなふうに知事を選んでいただければというような形でおっしゃったと思うんですけど、住民からいろいろ出てくるような形で選挙をしてもらえればというようなことをおっしゃっておられましたけれども、そういうふうになってますかね。
(答)今日はノーコメントにしておきます。

(質)14日の日本記者クラブの講演で、橋本大二郎知事が、知事連合で推薦したいというお話をされましたが、知事はその話、合意の上でのお話でしたか。
(答)いや、全く知らなかった。彼、突然言われたと思うんです。それで、去年の暮れに別の会議があった時に、知事連合これからもやっていきましょうねというような話はあったんですよ。だから、その時に何か出たかわかりませんが、そんなの全く、みんなあれっということで、全く初耳というか、私はそういう感じです。

(質)北川さんに、知事という肩書きを離れ自由に活動してもらいたい。
(答)という話はあったわけですよ。だから、ちょっと申し上げたように、なんかこう、別の会議の時に。だから、今までどおり、そういう知事会議に参画して、是非やってほしいというような話はあったという、そこはありまして、その後のことについての、推薦するとか、それは、そんな話は、ひょっとしてあったかも分かりませんが、私は記憶にはないんですよ。

(質)考えは、ちらちら、四方山話でそういう話は出ましたか。既成政党離れて、我々で面接して推薦していく。
(答)そんなに明確な話とか、そんなのはなかったと思うんですね。

(質)現時点で、これは合意したことなんですか、その後、発言後。
(答)いや、全くしてません。

(質)全く放りっぱなし。
(答)放りっぱなし。

(質)個人の意見。橋本大二郎知事の意見。
(答)意見。だから、なんかすれ違う、その名前が出たね、知事会議とかそんな話の時に、まいったなと、あんなんで問い合わせがあったりするなというような話ですから、みんな、そんな、あれっという感じですね。

(質)ただし、それは大反対。やぶさかではない。
(答)まあ、これから議論していくんでしょう。いちいちそれ、煮詰められるほどの話ではありませんから、今コメントはそれこそしにくいわね、それは。彼の願望というか、そういう話だったんでしょう。

(質)知事が三選不出馬理由でずっと述べられていることとも符帳が合うんですが、既成政党によらないと、中央政界でしなくても違う形でやっていけると。そういうトーンは合うことは合うんですけれども。
(答)私に対する期待ね。今の、橋本さんがその時に言ったとかいうの、なんかそういうのも書いてあったかな。

(質)知事が言う、既成政党ではなくて、知事連合なりで一つの発言力を作っていきたいと、三選不出馬で言われましたよね。それと理論的には一緒ですわね、橋本さんがおっしゃっていることは。
(答)まあ、少し似ているんでしょうね。まあ、だけど勝手勝手に言っているわけですよ、そんなの。だから、それがどうのこうのということではなしに、だから、決まっていないから、これからどうするというような相談は、段々していきながら決まって行くんじゃないでしょうかと、そういうイメージで、煮詰めたとか、話し合ってということではなしに、という感じするんですけれどね。

(質)大反対ではないですね。そういうことがあってもいいだろうなとは思われますね。
(答)まあ、相談していかなきゃ分からないわね。

(質)個人的にはどうですか。
(答)私が今、個人的な立場と分けられることができますか。

(質)知事連合の一人としてお聞きしているんです。
(答)また、よく相談します。

(質)それは、次の統一地方選までの間に相談されます。
(答)煮詰まるかどうか分かりませんが、寄る機会があったらそんな話はでるんでしょうな。別に、どこまでどうなるかは分かりませんが、軽いタッチですからね。そんな感じですよ。だから、本当にガチガチにどう煮詰めるとか、それは分かりません。いつ会うかも分かりませんし、今そういう約束ないですけどね。

(質)25、26というのは。
(答)そうそう、そこでは会いますね、そう言えば。

(質)そうですよね。
(答)それは、分権時代の自治体変革ということが中心になるんじゃないでしょうか。ついでに出るかは分からないですね、それは。

(質)自治体変革の一つのツールとして、選挙でそういう候補を立てることも一つのツールですわね。
(答)どうなんですかね、橋本さんあんなことでボンと言っちゃったから迷惑してますけども。

(質)それは、これから皆さんが質問するでしょうけども、例えば、知事が辞める前後から思い描いている次の選挙に対するイメージがあって、そのことを橋本知事が北川知事の思いを慮ってこういう発言をされたんじゃないですか。
(答)ほー、なるほど、すごい推理ね。なるほどと思いましたね、今。いや、全然関係ないと思います。

(質)でも、あながち、北川知事の心の中とは違う像ではないわけですね。こういう像は、イメージがあってもいいわけでしょ。
(答)仮説立てられて聞かれることは事実ですけど、あまり仮説が進むとあかんので。だから、分からないんですよ。まあ、そんなことです。

(質)後継指名されないというのはお変わりないんですか。
(答)ええ。

(質)今回、知事選に関しては、一切そういう、理想の知事像がどうだとか、そういった発言は一切控えられるんですか。
(答)いや、分かりませんよ、それは。後継指名というか、私はこの方ですというようなことは、後継指名するというのは言わなかったんですね。

(質)後継指名は今後もされない。
(答)今後というのは、皆さん、決まってきた時にどうするかということで、最初の時も確か会見で聞かれたと思うんですが、その時はまたその時で考えるというだけの話で。

(質)誰か候補を応援することはあり得る。
(答)分かりませんね、それは。

(質)だから、後継指名しないと言ったのはあの時点での発言ですね。
(答)いや、あの時点もそうでしょ。だって、後継というのは、私が約束して、後継指名で約束した上で私が不出馬をするということで、次の人を約束して不出馬宣言したわけではないということを言ったことですね。

(質)そういう意味の後継指名はなかった。
(答)そうそう。

(質)あの時点ではね。あの時点では、約束した上で、後継指名した上で不出馬宣言したんじゃないという意味なんですね。
(答)そうそう。で、いろんな方が出てこられて、そういう時には、場合によっては考えなければいけないだろうなというくらいのことは思っていますよ。

(質)場合によってはというのは、どういう場合ですか。
(答)政策が一致したりとか、いろんなことがある場合があるんでしょと。だから、それは一県民としても縛られるものではないでしょという、そういうことを、あれ同時に言っているはずなんですよ、11月25日の日に、あの会見の時に。

(質)それは、指名する場合、政策が一致したらというのが大きな条件ですか、やはり。
(答)でしょうね、まあそういうことでしょう。それは分かりませんよ。だって、なんで全部縛られるんですかということですよね。

(質)一県民と知事との使い分けがちょっとよく分からないんですが。先ほどの知事連合の話は知事の立場だから言えないと、で、今回は一県民だから応援しても差し支えないだろうというふうに私は受け取ったんですが、それはどこら辺で一応線引きされてるんですか。
(答)その辺り、どっちでもいいんじゃないですかね。なんでそういうことがそんなに聞かれるかという。

(質)普段知事が、北川という名前には知事というのが付いているから、私が個人で動くことはあり得ない、個人で動くというふうには捉えないと言うじゃないですか。
(答)それならそれで、個人的でも、それが最終的に知事ということについては、まあ仕方ないですね、それは区別つかない。

(質)知事として応援することはあり得るということでよろしいんですね。
(答)だから、ウエートのかけ方として、個人としてという形と、仕事的に知事としてという場合はあるんでしょう。だけど、それは区別が付くか付かんか難しいとこでしょうな。

(質)普段付かないから、そういうことは避けてきましたよね。
(答)そういう場合もあるでしょ。だけど、みんなが出馬されるというか、表明されてからどうするかという議論は出たっていいじゃないですか。

(質)でも、北川知事が、北川正恭さんが個人で動いても県民は北川知事が動いているというふうに取ると思うんですが。
(答)そうかも分かりません。それはどうぞ、それは県民が判断されることでしょう。

(質)それは県民に予断を与えることにはならないんですか。知事が応援してるということは。普段おっしゃってますよね、予断を与えるので知事選についてはコメントをしないというふうにこれまでおっしゃってきたことに。
(答)それは、私が後継を決めてやったわけじゃありませんから、その段階で、誰々をということで後継指名をするということはなかったんですということですわ。で、それで、出馬が全部決まってきたらそれはそうでしょうと。表明されてきて、揃ってきたら。

(質)で、もう既に、知事が村尾氏をよろしくと言っている場面があると聞いているんですが、それはいかがですか。
(答)あのね、そういうことは私的なことで、いろんな憶測もありますけども、いずれはっきりする時あると思いますが、公共の場でそのコメントすることはありません、できません。

(質)そうですね、公式のマイクの前では言われませんね。言われないけれども、舞台裏なり袖なりで、村尾をよろしくと言われたということを側聞しているんですが、それは否定されますか、肯定されますか。
(答)それは前提条件とか、いろんな、いっぱいいろんなことがありますから、なかったことにします。

(質)なかったことにする。
(答)いや、今コメントしたらおかしくなるでしょ。だから、どう言うのかな、こんなこといちいちコメントし始めるとまたあれですから、ノーコメントにしておいてください。

(質)こんなことって、大事な話だと、我々は認識しているんですが。
(答)いや、だから、出馬に至る経過の中でも、いろんなことが、それこそ予見を、予断を与える可能性がありますから、コメントは差し控えます。

(質)そういった事実は認められるんですか。
(答)いや、詳細なことについて、もしいずれかの時期に説明するならしますけどね、さまざまな要素があってのいろんな発言だし、聞かれた時のいろんなことですから、そんなことも含めて、私はコメントしません。

(質)なかったことにしますというのは、私が推測するには、村尾氏をよろしくというトーンがあったんですけれども、今はそういう、例えば、いろんな水谷さんとか野呂さんの声も出てるから、やっぱり村尾さんだけに言うわけにはいかんというトーンの変化と捉えていいんですか。
(答)違います。私がどういう角度でどういう発言をしたかという真意は私しか分からないわけですから、具体的な話で、それは言っていませんとか、この前はこういう事情があってこのような話になりましたとかいうのはいろいろあるわけですよ、そんなのは、前後左右。それで、一部のとこだけ特化して、発言したとかしないというのは、今はノーコメントです。それは、それで取り上げられたら、勝手なことで書かれたんではたまったものじゃないということです。そういう意味です。

(質)今現在、知事選に名前が取りざたされている方3人全て、北川知事とある意味、ご関係の深い方ばかりなんですけれども、それについてはご自身、何かコメントありますか。
(答)ノーコメント。

(質)一般論でもいいんですが、知事という公的な立場の者が、知事選などに係わって、特定の候補者を応援するとか、そういうこと自体についてはどうお考えですか。
(答)まあ、ノーコメントにしておきましょうか。また、いろいろ言われるとかなわんので、またいずれかの時期に言うことあると思いますから、ノーコメントにしておきましょう。

(質)知事選が終わったら。
(答)それは分からんですよ。

(質)いや、終わった段階なら言えますよ。
(答)いやいや、途中かも分かりませんよ。それはもうちょっと、分かりません。別に、それこそ、民主主義だからコメントはしてもいいとは思っているんですよ。ただ、それが今こんなこと、状態の中でどうのこうのと言うとまた、揣摩憶測を呼ぶからということですから、終わったということには限定してませんけど。

(質)一般論の続きですけれども、中立はあり得ないわけですよね。まあ、中立もあり得るけども、好き嫌い、もしくは支持する、しないは言うこともあり得るわけですよね。
(答)だから、ノーコメントにしておきます。

(質)例えば、2期8年の間に、橋本知事の応援に行かれたり、梶原知事の応援に行かれたり、奈良県知事ですか。
(答)そういやそうですね。

(質)あれは能動的な行為ですわね、中立じゃなくて。橋本さんをよろしくと言われたわけですよね。
(答)受動的かもわからんけど、よろしくと言っとるわな。

(質)言われましたよね。それは一般論として、許されることだとお思いですよね。
(答)それはそうですね。

(質)三重県知事選でもそれもあり得ると考えて。
(答)ノーコメントですね。だって、それはそうでしょう、そんなのは。当たり前と思うんです。

(質)応援することは当たり前。
(答)というか、応援しないことも当たり前というか、それは束縛できないでしょということ。

(質)民主主義ではね。
(答)そうです。

(質)そのお話と、県民が新知事を主体的に選ぶ機会を提供したとおっしゃっていたことと、どう整合性が。
(答)私が出ないということです。私のイメージでは。だから、私が最初からこの方ですよと決めといて不出馬をして、それが後継指名でしょ、まあ言えば。そういうのはないわけですよ。そして、それぞれが、いろんな人に推薦されたり、ご自分が出られたりというのは、いろいろあって、出揃った時にはまた、知事の立場ということじゃないんでしょ、民主主義だと、個人の立場というのは知事が付随しているか分かりませんが、その時に判断するのは、それはやぶさかじゃないですよという、当然のことでしょという、こういうことです。

(質)つまり、知事が何らかの形で誰かを支援しても、それは、県民がそれも含めて判断するべきだと、そういうことですね。
(答)そうです。

(質)もし、そのような応援をするという意思を表す時には、それまでの経過も説明できるんですか。
(答)できるんでしょ、多分それは。

(質)本当のところも。
(答)何が本当のとこ。もちろん、別にちゃんとした話になるでしょ。やるならですよ。分からない、だから、コメントしない、できない。

(質)じゃあ、もしそういう応援というようなことがある場合は、きちんと公的に表明して行うという受け止めでいいんですか。
(答)分からない。だから、いちいちまたそんなこと、段々入り込んでいったりするので、分からないのに、だから、コメント、今しないほうがいいでしょう。いろんな場面があったら、またお話しますよ。

(質)もし、仮に複数の候補者がそれぞれ北川県政を継承したいというふうにおっしゃられた時に、その内の一人を選択して応援するということもあり得ますか。
(答)ノーコメント。だから、いちいちそんなこと言ってたら、また段々、段々。

(質)元というか、前の知事が具体的に候補者を応援するというようなことがあっても、県民が主体的に知事を選ぶことってできますでしょうか。もうそういうところまで三重県は来ているとお考えでしょうか。
(答)どういう意味ですか、それは一体。僕は分からない。

(質)三重県の民主主義のレベルについてどのようにお考えになっておられるかを。
(答)かなり高いと思いますよ。

(質)かなり高いというのは、もう少し具体的に言うと、こういうところまで来ているんで高いと言うとすれば、どういうところまで来てますか。
(答)きちっと判断されるレベルと言いますか、それが具体的にどうだということではありませんが、イメージとして、ご判断いただけるんではないかという、そう思いますけれどね。

(質)イメージで判断しているという意味ですか、県民が。
(答)今あなたが聞かれたのは、イメージと違って、私が判断しているのに、三重県は、そういう民主主義のレベルというのがかなり高いということについてどうだと言うから、僕のイメージで。

(質)ああ、知事のイメージで。
(答)そうそう、そういう意味。

(質)例えば、影響力を与える方が何か発言したとしても、そういうことがあっても主体的に選べるんだと、そういうものに流されずに。
(答)ええ。

(質)知事のイメージの中で、例えば出揃った上で、この人は政策が同じだなと言う場合は、例え応援したとしても、後継者という認識ではないというふうに受けとめていいですかね。
(答)そうでしょう。

(質)例え応援したとしても
(答)またこれ、段々、段々入っていくとかなわんけども。

(質)後継者という意識ではないと。
(答)そんなイメージですね。

(質)なるほど。
(答)ええ、そんな感じ。

(質)そこって、分けられます。
(答)分からない。

(質)分からないじゃなくて。
(答)イメージとして、そんなこと、いちいち言われるから。

(質)分からないじゃなくて、他府県とかでも、辞められるという知事が、後継指名という、はっきりその文言は使わなくても、その人を応援すれば、普通後継指名と言われますよね。だから、今回の場合でも、知事がある段階で、この人がいいだろうと判断して、応援演説なりなんなり立たれた時に、それは、その候補が当然後継指名というイメージはみんな持ちますわね。
(答)なんで後継指名ですか。後継指名じゃないじゃないですか。別に、考え方が合えば、この人がいいというのは、言うだけの話ですから。後継指名というのは、僕のイメージでは、最初から決まっていてね、この人に私は譲りますということで、皆さんどうぞという時が後継指名じゃないですか。

(質)狭義はいいんですけども、大きな意味で捉えたら、この人よろしくは、世間的には後継指名だと。知事が今言われたのは、狭い意味での後継指名ですけども、限定的なね。
(答)そうじゃないですよ、本質的な意味ですよ、それは。それは小さな意味じゃなしに本質的な意味ですよ。

(質)いや、でも、世間で言うには、この人よろしくと言ったら後継指名ですよ。
(答)いや、そうですか。それなら、民主主義の権利放棄じゃないですか。個人の自由がなぜ縛られるんですか。

(質)いや、投票側はそうですけども、この人よろしくと言った人にとって後継指名でしょ。
(答)そうじゃないでしょう。

(質)自分の後継知事として相応しい人を支援するということは後継指名ですね。
(答)そういうプライベートな、私の後継ということじゃなしに、次の知事選挙については、いろんな判断をすれば、どの方を支持するということはどなたも言える権利を持っているでしょということを言うんですよ。そんなの当然じゃないですか。

(質)だとすれば、知事の頭の中で、後継指名でないにしても、ある候補者をもし仮に応援されたと、演説なりなんなり立たれると、した場合に、それが一人の人じゃなくて、例えば3人、4人候補者が出られて、そのうち、政策とか、あるいは考えとか合えば、Aという候補者のとこへも応援行くし、Bという候補者にも応援に行くということはあるんですか、それは全然ないですか。
(答)イメージとしてはないわな。

(質)一人ですね。
(答)恐らくそうでしょうね。

(質)まあ、そうなりますね。世間ではそれを後継指名と考えるんですけど。
(答)僕は25日の会見の場所でしたかね、で、申し上げた時には、後継指名はしてませんと、それで、聞かれて、じゃあその時はどうしますかという、もし立ってきた時にはどうしますかというから、後者の方で選びますと、いわゆる、すなわち、メンバーを見てですね、という色彩で、というのは終始一貫してるんですけど。

(質)分かりました。今、ノーコメントはいいですけれども、いつ言われます。
(答)分かりません。

(質)明日。今日の午後を見て。
(答)それは分からないです。どういうことかな、皆さん聞かれるから申し上げておるわけですが、言うか言わんか、それは分かりませんが、一県民、私は知事という肩書きが付いていますが、県民としての発言がなぜ縛られるんですかという前提で僕は言っているだけの話で。

(質)いや、言っていただいていいんですよ、どんどん。好き嫌いも、後継指名もしていただいていいんですけど、ただ、さっきの25日の解釈で、しないとみんな思い込んだんですけど、あれは、約束した上で後継指名していなかったという、過去形なんですよね。11月25日は。
(答)そうですよ。

(質)それ以後は状況が変わってきているわけですよね。
(答)いや、状況というよりは、私は、みんなが出揃ったり、いろんな形にした場合には、後者の場合を取りうるということを言っているんですよ、25日の日に。

(質)という真意やったわけですね。それは分かりました。
(答)真意というより、そのものですよ。

(質)ちょっと分かりずらかったんですけども。
(答)そうですか。

(質)いつのタイミングで言うんですか。それはみなさん出揃ってからということですね。
(答)それは分かりませんと言うのに。

(質)可能性もあるわけですね。出揃ってから言う可能性は。
(答)だから、それは否定しないということですよ。それまで否定したら、本当にこれ、だけど、選挙権とかね、基本的人権ということに。僕が今の立場でおかしいでしょ。そういう意味ですよ、僕の、むしろ申し上げているのは。

(質)いや、分かるんですよ。11月25日にそういう意図だったというのはよく分からなかったんで。逆に言うと、僕は今日そのこと初めて聞いたかなという気がするんですね。
(答)調べてみてください。どう喋っているか、コメントを。僕は、それは明確に言うているつもりです。どうぞ調べてみてください、本当に。

(質)ちょっとずれるんですけども、例えば、三重県の知事の歴史を見ると、知事よく言われているように、10期40年を二人の知事が、官僚出身の知事でずっとやってこられたと、で、平成7年の出馬時には、そういう閉塞状況を打破しようと、知事が出られたわけですけど。で、それで2期8年、非官僚でやってこられたんですけども、今後はどうですか。
(答)ノーコメントです、そんなの。

(質)10期40年の官僚政治が閉塞感を招いたという認識は7年にはあったわけですよね。で、それを打破しようとされたわけですよね。で、次の知事はやっぱり、どうお思いになられます。
(答)ノーコメントです。

(質)官僚であってもいい。
(答)そんなこと申し上げたら、また段々、段々、絞ってくるから、だから答えないだけの話じゃないですか。ノーコメントです。

(質)あろうとなかろうと、改革ができる人ならいい。
(答)ノーコメントです。

(質)さっき大王町の新町長の話が出ましたが、新町長は選挙中の公約の中で住民投票にかけたいと、志摩郡5町の合併について。
(答)あ、そうですか、ちょっとそれ。

(質)で、そう言われてて、今、磯部が戻ってある程度志摩郡5町が平成9年の時のように、立ち上がろうとしている時に、ある程度足踏みがあると思うんですね。そういうものに対しては県はどのように。
(答)ちょっと申し訳ない。そこのコメント知らなかったんで、あ、これでまた市町村合併いろいろな議論が出るなという、中身わからずにですね、今の橋爪町長が進められてきたんで、それは場面転換したから選挙の話とかそういうの、一遍詳細に聞いてみないといけないなという思いがあってね、その内容については今ご指摘いただいたの、ちょっと僕は分からなかったもんですから、そんなことも含めて、今後合併議論はそれは慎重に、真剣に進めていかなければいけないとは思っていますから、そんなお話も一遍お聞きしたりいろんなことをして進めていきたいと。

(質)新町長に聞かれるということですか。
(答)それはそうでしょう。

(質)そういうことで。
(答)それは、そういうことにもなっていくと思います。

(質)RDFの関係なんですけれども、発電機止まってたとか、それがちょっと流されてなかったとか、情報の危機管理の面もあるし、それと残廃がまだ処分でききれないという、今後の対策についてはどのような見解ですか。
(答)このことについては、暮れにそういう報告が1回あったんですが、その後発電機が止まったというようなことは、ちょっと私のところに来るのも遅かったんですね。それは私は注意をいたしました。そこで、原因究明だとかいろんな対策をとっておりますので、その対策を逐次指示もし、報告も受けながら、真剣に対応していかなければいけないということを思っております。

(質)情報公開県を標榜する三重県で、隠蔽体質だとは思われませんか。
(答)時間的に経ってましたので、当然内部の検討では、何だこんなことという話にはなった訳ですけれども、発電機が止まるといった時にですね、時間的な問題で懸命にやれば済むんではないかというようなことですが、それがだめなんじゃないかというような話は内的にしておりましたので、もっと早くに情報は公開すべきだったと、そのように思います。そこで、現場で対応の時間的な設定がうまくいかなかったんだと、こういうことでございますから、以後そんなことのないように注意はしました。

(質)それは企業庁だけの体質、本庁はもう情報公開体質ですか、企業庁だけがそういう体質ですか。
(答)いや、そうじゃなしに、一つ一つの事件というのはいつでも起こると思うんですね。それに対しての対応の仕方が生ぬるかったし、もっと真剣に対応すべきだったという注意を与えました。それは何も本庁であろうが、企業庁であろうが同じことでございます。

(質)総じて三重県は情報公開先進県ですか。
(答)トータルでいけばそういうことなんじゃないでしょうか。

(質)でもやっぱり、こういう事象事象を一つずつ見ると。
(答)あ、トータルね、未だしの感はありますけれども、比較論で言われるからそういうことをお話申しあげたわけでですね、今後も更に努力をしていかんならん課題はいっぱいあると思います。

(質)昨日なんですけれども、東京で、竹村健一さんの何かで講演されたと思うんですけれども、その中で、今後の活動に関することなのかもしれないですけれども、政党に対して何かこう知事の側から何か提案するか何かを示して、で、政党がそれに対する答を何かしてきた時に、こちらが何か判断するというようなことをおっしゃったというふうにちょっと間接的に伺ったんですけれども、これは今後の活動の中で何かをやっていくということを、お考えとして表明されたものなんでしょうか。
(答)まあ、マニフェストのことなんですけれども、講演の中でそういったことも活動の一つになるんではないかというようなことは言いました。で、マニフェストというのはですね、選挙の公約ですね。今まではスローガンみたいなことを並べてやってきたのが日本の公約だったと、それを期限付き、あるいは財源付きで責任ある公約の形というのが、ごく簡単にいえばマニフェストになるんですが、そんなことを一遍検討するのもね、まあこれから知事を退任した後はそんなことはどうかなと、定形はありませんが、そんなイメージが一つありますねというようなことは昨日申しあげました。そんな感じです。

(質)これ村尾さんがやってきたNPOの活動と何かリンクしてくるんですか。
(答)それは、彼はずっとやってきたじゃない、WHY NOTでね。それとは別の話で、僕は僕で学者の世界でずっとやってきたことなんですよ、そういうことです。

(質)村尾さんが知事の手法を真似したと、そんなことはない。
(答)むしろ彼の方が先じゃないでしょうかね。ちょっと分かりません、それは。

(質)別の場所で同じような考えで。
(答)いや、違います違います。あのね、彼は向こうで、主計官なんかやってる時にそういうことを感じたんだと思うんですね。その時は時々東京でも会ってましたから、そういうイメージはあったんでしょうね。だけど彼がマニフェストというイメージは僕は、じゃなしにもっとむしろ何かな、契約のような、まあ契約ですわね。だけど、ちょっと違うんで、今言われたらそれはそういうことでもあるなという感じはしますね、そんな感じです。

(質)知事はあくまで政党、まあ選挙に関して、政党とのそういう。
(答)ええ、地方の首長選挙なんかもだんだんそういうことをしていきたいとは思っています。そんな感じです。

(質)それ、冒頭の橋本知事が言っておられることと一緒とちゃいますか。
(答)何ですか。

(質)団体で推薦したり、政党に関与したり、全然違う話ですか、橋本知事がおっしゃってることと、知事連合で何かをやっていくという。
(答)多分ね、僕詳細に分析、橋本さんのはしてませんが、全然別角度ではないかなという気がしますけれどもね。

(質)先日二酸化炭素の排出量取引の実験がございましたよね、その結果というのは何か聞かれているんですか。
(答)いや、詳細についてはあれですけれども、始めたということでですね、これからだと思いますが、内容等については。

(質)今後3回実験をして国に報告するということですが、三重県として今後の展開というか、どんなふうにお考えでしょうか。
(答)これ初めてのことですし、神経使わなければいけないこともあってですね、100%こう決めたからこのようにこうなっていくということではなしに、一遍やってみて努力目標掲げてやっていくという過程の中で、だんだんそういう意識なんかが出てくればね、非常にいいなと思っていますので、絶対的にこうなるとかいうことではなしに、やりながら相談しながらですね、進めさせていただくと、こういうことだと思いますがね。

(質)さっきのマニフェストの話ですが、それは今後知事が加わる何かグループを作って、そこがマニフェストを出したりとか、そういう活動をするという、そういうイメージですか。
(答)いや、もっと別の学者さんの集まりのようなイメージでいるんですけれどもね。そんな感じ、学者さんなんかともやるというような感じじゃないですかね。

(質)そこに知事が加わるという意味ですよね。
(答)そうそうそうそう。

(質)それは、橋本さんの言っている知事連合みたいなものとはまたちょっと違うんですか。
(答)やがて引っ付いていくかもわかりませんよ、それは。それはだから定形がないからみんなくっつくんじゃないでしょうかね、やがては。私隠しているわけでも何でもないんですよ。だから、分からないの、今から相談していくということだから、学者の人とだいぶ話していますから現在のところは、それを他の知事とはまだ、具体的に多少話したかもわかりませんが、煮詰まった話でも何でもないと、こういうことですから、やがては一緒になるかもわかりません。分からない、定形がないですから。

(質)それ、いつごろからそういう活動をしようという話なんですか。
(答)いや、だから辞めてからですね、いろんなことを東京で、いろんな活動をせんならん場面の中の一つぐらいにイメージとしてあったという感じですわね。だからそれがいつというのはちょっと定かじゃないですね。

(質)それは国政でも地方選でもそういう活動をするということですか。
(答)そうなるんじゃないですかね。何か、あれはね、多分、まだ詳しくは分かりませんが、私が事務事業で評価システム入れたでしょ、PDSサイクルというのを。で、あの時もこういう公共自治体、公共事業体ですね、国なんかでも学界では絶対入らないって言われていたんですよ、当時。それが入ったものだから、行政学の教科書が書き換わったと、こういうことに実はなったわけですね。それで、今度のマニフェストも最初はすごくラフなことでないと入っていかないのかなという感じがしてますから、そしてやがては、それは政党とかご本人が約束されることですから、そういったひな型を作ったりですね、だんだんと精緻なものにするには、なんだこんなものがマニフェストかというところぐらいから入った方がうまく入っていくのかなという気がするんですよ。それはだから、だんだんと学者の先生なんかと詰めしていかないけないし、ということになるんじゃないかなという、ちょっとどこまで申しあげていいか、私自身がまだ明確なイメージ持ってませんから、そんなことを少し考えているというか、そんな段階なんですよ。


( 以 上 )

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