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平成20年10月07日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平成15年3月25日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目 

  • 三重地震対策アクションプログラムについて
  • 三重県地方分権推進方針について

(知事)それでは私から三重地震対策アクションプログラムについてご説明を申し上げます。三重地震対策アクションプログラムについて、3月8日の三重地震対策アクションプログラム策定委員会から答申を頂き、3月12日の地震対策会議及び3月18日の地震対策協議会において説明し了承を得られましたので、本日報告をいたします。アクションプログラムの体系としては、4つの目標を掲げ、それに対応する12の施策の柱と50のアクションを体系付け、355項目の具体的なアクションを、緊急度に応じて短期、中長期の5箇年計画、平成14年度から平成18年度でございますが、5箇年計画に区分し、すぐにでも実践すべきアクションについては平成14年度から平成15年度の2カ年間で着手することとしております。また、基本的な考え方としては、自らの身の安全は自らが守るとの防災の基本に立ち、自助・共助・公助の役割分担を明確にし、県民の方々とともに地震対策を推進することとしております。具体的には、施設整備といったハード対策は行政が中心となって推進していきますが、地震被害を最小限にくい止め、被害を軽減する最も重要で効果的な地域住民や地域コミュニティの連携によるソフト対策に重点を置き、県・市町村及び防災関係機関は積極的に支援していくこととしております。今後は、アクションプログラムに基づき、県民一人ひとりが自分でできる対策や地域でできる対策を推進していただき、安全で安心な県土みえを目指します。
  2項目目の三重県地方分権推進方針策定でございますが、これについてご説明申し上げます。昨年11月、三重県の分権型社会を推進する懇話会から提言をいただきましたが、これを受けて、三重県地方分権推進方針を県として策定しました。この方針は、分権型社会の実現を目指し、県として取り組むべき基本的な方針を定めたものです。地方分権の推進には、地方自らが積極的に取組み、地方から国を創りなおしていく気概と姿勢が必要であると考えています。このため、今後は、市町村などと十分議論を重ねながら、この方針の具体化に積極的に取り組んでいきたいと考えています。私からは以上でございます。


2.質疑応答
(質)地震についてなんですが、知事ご自身がこのプログラムの中で特に優先的に、改革としてどうしっかりやっていこうと思っておられるのかということについて。
(答)一つはですね、自助・共助・公助という発想ですが、公のやれる仕事は精一杯頑張るという、さらに踏み込んだことは重要なんですが、最初の3分とか、3時間とか、3日間とか、頑張っても実は限界もあるということを明確にしていかなければいけないと。それで、自主防災組織をはじめ、消防団のみなさん、地域の方々が、自助といいますか、共助ということで、ご自分たちでやると。今回特に、津波対策は、言い方が少し単純で語弊を恐れますが、とにかく逃げていただくということ、そのためのルートであるとか場所であるとかいうものの確保は行政側でも随分努力しますが、そういった初動動作等々で、自助・共助ということも含めて、是非、県民が危機意識といいますか、いわゆる地震に対する感覚というものを絶えず持っていただいて、やっていただくということをして、それをトータルで、一部分だけでなしに、50のアクションプラン、あるいは355というようなことで、相対的、総合的に市町村の方々、そして市町村民の皆さん方共々作り上げていくと、こういうことですから、構え方が全然違ってきているというふうに思っております。

(質)まずイラク情勢ですけれども、武力行使ということで戦争が始まりましたけども、知事ご自身は、戦争始まった時にどんなお気持ちというか、どんな感想を持たれましたか。
(答)本当に戦争始めるのにあたって、私も現場にいませんから決定的な事申し上げられませんが、随分の積み上げはあったとは思いますが、私なんかから見ると、こんなに簡単に戦争が始まっていいのかなという、そんな感じが正直しました。

(質)世論調査なんかするとですね、大半が戦争に反対という中で踏み切った訳ですけれども、民主党や野党は戦争に反対してますけども、知事ご自身はどちらの立場というか。
(答)詳細なこと分かりませんから申し上げかねますが、私としては戦争ということについては慎重の上にも慎重でなければいけないし、今回日本が取った態度について、私は戦後のヤルタ体制が壊れて、その間にこの58年間の間にいろんなことありました。私なんか記憶に生々しいというのは、1972年の日中国交回復なんかがそうですが、そういうことから始まり、そして東欧・ソビエトの崩壊がありました。あるいは85年にプラザ合意がありましたが、そういうふうに戦後の戦勝国側の論理がだんだんと破綻をしてきて、今回それが大きなウェーブが来てますから、私は主体的な日本を作る本当に凄い良いチャンスだなというふうに思っております。従いまして、所与の条件と言いますか、今まではこういうことで日本の平和が保たれてきた、日本の経済復興はなったということから、新しい秩序を、大構想を打ち立ててやっていくことが必要であり、今まさに非常に難しいところではありますが、このピンチをチャンスに切り替える大構想が、国において要るんではないかなと、そんな感じがします。

(質)知事としてですね、三重県とかこの地方への影響何か心配されているところは。
(答)様々な点で20日のイラク侵攻が始まった時点で各部局でリスクマネジメントを徹底的にするようにということで指示をいたしまして、当然平行してその担当は考えていた訳ですが、問題を先に予防できるように、起こった場合はどうする、あるいは連絡はどうするということで、改めてその体制を取ったと。

(質)リスクマネジメント云々というのは、例えば県内でのテロ行為とかそういう類も入るんですか。
(答)そうです。

(質)じゃあ県警とかとも協議はされたんですか。
(答)そうです。

(質)知事の4月以降の身の振り方というか、今後のことなんですが、先日早稲田大学院の教授になられるという発表がありましたが、あの時インタビューさせてもらった時に、まだ決まったばかりであんまり具体的な感想はなかったかと思うんですが、改めて大学院の教授になられることについて今の心境を。
(答)いや特にありませんよ。どうってことありません。この間と同じことですよ。

(質)で、教授になられるということなんですが、それ以外に政策シンクタンクの設立が決まったとか週刊誌に出てますけども、決まってることってあるんですか。
(答)いや全然ないです。

(質)全くない。
(答)ええ。いろんなこう聞かれて、聞かれたからそれに対してそうですねとかね、そういう感じもありますからね。まだ全然決まってません。

(質)白鳳大学の福岡政行さんが先日三重で講演されたんですが、その時に北川知事と会って、北川さんがムーブメントという言葉を使って、4月以降何か起こしたいという話をされてたということを皆さんの前で喋っていたんですけども、その件は。
(答)うん。だからそんな範囲ですよ。だから何かこう、例えばマニフェストなんかでもこの国に入るように、そういうムーブメントを起こしていきたいなという、そういうのはあるわけですよ。だから、それが具体的でもないんでね、知事辞めてからいろんな方と相談しながらでしょうねと、そんな感じだと思います。

(質)9月からということなんですけども、それまで何されるんですか。
(答)いやそれも知らん。そうか9月からだったのかというので、あれでハッと気が付いたんですよ。それまでいろんな相談していく、どうするのかということでしょう。

(質)例の週4コマ、さっき話してたんですけども、1日で済めば6日は空くということになるんですけども、6日は何するんですか。
(答)だからそれはまだ分からないですよ、全然。

(質)東京への引っ越しはいつ頃されるご予定ですか。
(答)4月20日にここ、公舎出ろと言われてますから、まあ、その頃になるんじゃないでしょうかね。

(質)単身ですか、奥さんも一緒に。
(答)一緒に行くんですね。

(質)選挙について、三重県知事選挙ですが、お伺いしたいんですけども、候補者4人が出揃ったというか、4人の方が立候補を表明されましたけども、改めて今のご感想というか。
(答)それは4人の方がそれぞれ立派な政見を持たれて、立派な戦いをしていただければと、そう思います。

(質)政策論議を十分にして欲しいというような発言が前の会見であったかと思うんですが、現時点での選挙戦の盛り上がりというか、気運については。
(答)ちょっと全くノータッチというか、詳細分からないんですけどね。徐々に盛り上がって来てるんじゃないでしょうか。

(質)3月議会の本会議場で中立宣言という文言を使われて、そういうふうなことをおっしゃったんですけれども、任期までに後どなたかの候補の応援とかに入るとかいうことはあるんですか。まあ就職先も決まった訳ですし。
(答)えっ。

(質)いや、今後の身の振り方一応お決めになった訳ですが、フリーな立場になる部分もあるじゃないですか。
(答)それで何。。

(質)ですから、誰かの候補の応援に入られるとかいうことは、要請があって。
(答)いや、ありません。

(質)数ヶ月前から宣言はされてますから、いろんな方が来て、いろんな毀誉褒貶、いろんなこと、噂が立てられるだろうとおっしゃられてたんですけども、沢山、東京の方、福岡さんにしろ、福岡さんとある候補者、別に面識がなかったのに突然親しくなったとか、で、それが熱心に応援されるとか、そういうことあるんですけども、それは全然北川知事のあずかり知らないところ。
(答)そうです。

(質)ご自身のお立場もある。止められない。
(答)止めるも止めないも、知らないですから。

(質)来県された方はその来県目的とは別に会われているんですよね。
(答)どなたが。

(質)福岡さんにしろ。福岡さんは会うことできないか。
(答)会ってないね。

(質)あちらの方では、東京の方ではこの1ヶ月、2ヶ月の間に会うこともなかった。
(答)うん。それは会ってますよ、何人かの方とね。その中の一人には入ってるんでしょうね。

(質)榊原さんが来られた時にですね、知事と東京でお会いになる予定があるみたいな話をちらっと聞いたんですが、榊原さんとどんな話されましたか。
(答)どんな話って。今後どうするのっていうような話とか、そんな話はしますから、まあ、その程度の話はしましたね。

(質)何か選挙の対応についても一番言いそうな雰囲気なんですけども、言われたんじゃないですか、実は。
(答)いやいや。

(質)それは何か田原さんと3人でお会いになると榊原さんおっしゃってたんですけども。
(答)それもありましたよ。

(質)番組の打ち合わせか何か。
(答)前から食事しよかというような、そんなことあったですからね。

(質)それやっぱり、なかなか分けて考えにくいんですけどね。
(答)いや、私は私の立場があるから、私は用事があれば会うし、向こうから会いたいと言えば会うだけの話で、そんなに無理に結びつけなくていいよ。

(質)ある日知事と会って、別の日にある候補と一緒に歩いとったら、それはなかなか分けにくいんですけどね。
(答)だって他の候補者の支持者とも会ってますから。

(質)だけど他の3候補とはあんまりお会いになられてないような気がするんですけども。
(答)いや、支持をする人といっぱいあるじゃないですか。

(質)野呂さん、挨拶に見えたのはいつ頃ですか。
(答)あれいつでしたっけ、2、3週間前。

(質)で、野呂さんがあなたの思うような改革を当選されたらそういうふうにして下さいというようなことを知事から言われたということなんですけども、大体そんなお話。
(答)まあ二人で話した事ですから。まあ、多分、そんなこと辺りでしょうな、深く覚えてませんけども。

(質)今のご心境は、中立宣言した時と変わっておられませんか。
(答)うん、変わってないよ。

(質)翌日からもう選挙には係わらない。
(答)そうです。

(質)知事選とか県議選とかノータッチとおっしゃって、それはもう、例えばマスコミ関係の新聞とかテレビでその様子を眺められているような今、状態ですか。
(答)まあ、それもないぐらいのことじゃないですかね。

(質)そういうのも、もう。
(答)新聞読んでますから、読んだら目に入ってくるけどね。

(質)それはもう興味がないんですか。
(答)いや別に、見るくらい見ますがね。

(質)さっき、徐々に盛り上がって来てるとおっしゃたんですけども、現場にいる我々自身が判断ちょっとそういうの区切るというのおかしいんですけども、あんまり県議選とかも含めて盛り上がっているような感じがしないんですけども、その辺はどうです。
(答)そうですか、それは分からないです。私はそんな感じしたから言っただけの話ですからね。
(質)盛り上がっているような感じなんですか。
(答)徐々に盛り上がって来てるいうような感じはありますね。

(質)それはどんな所で感じられますか。
(答)記事が多くなって来てるじゃないですか。

(質)それはいつものことであってですね。
(答)そうやって上がって来るんですよ、選挙というものは。

(質)まあ、イラク開戦で紙面とかもなくなってきてますし。
(答)うん。そういう事情は、それは差し引くべきでしょうけどね。

(質)北川知事として知事選も含めて、今度の統一地方選で問われるものというのは、一体なんだというふうにお考えですか。
(答)地方選挙ですからね、やはり今まで、先程も申し上げましたけども、所与の条件の中で国の言うことを聞いて、一所懸命お願いしてというような形をどう脱却していくかという抜本的な事ができていかなければ、地方の時代なんて永遠に来ないでしょうね。だから、私はむしろそういう所へウエートを掛けて欲しいなという気がしますけどね、私の願望ですけどね。それで、やっぱり自立をして、そして自己決定、自己責任を取っていくというようなことをみんなが決意を固めていかないと、やっぱり国に一所懸命お願いに行ってという、それを認め始めると、一つも時代は変わっていかないというふう思う。ウェートの問題なんですけどね。行政は現実ですから。そんなことを期待します。

(質)知事が提言されてるマニフェストですけれども、三重県の4候補者の中では、取り敢えず水谷さんは出したいというふうに言ってるんですが、残りの3人は今回出さないというふうに言っている状況を知事はどういうふうにご覧になりますか。
(答)それぞれでしょう。

(質)まだ、今の段階では早いというか、そういうことを思ってらっしゃる候補が多いみたいなんですけども。
(答)うん、そうかも分かりませんですね。徐々にまた浸透できるようなことになればと思いますけども。

(質)マニフェストの定義もそれぞれの解釈が違うみたいなんですけども。
(答)それはそうでしょう。それでいいじゃないですか。

(質)知事が言うマニフェストは何ですか。
(答)まだその定義もこれから決めていかなければいけないでしょうしね、イギリスのものそっくりそのまま持ってきて当てはまるというのは、民主主義というのは文化の程度とか土台によって変わってきます。風土によって変わってきますから、それをどうつなげていくかという、今、試金石で100%ではないけれども、できたら入れていただけませんかというようなことで、この統一地方選挙で幾つか入ると思いますね。そうすると今度は政党が入れる努力をしてくれると思うんで、その中で精度は高めていくと。だから、最初からこれは定義は何だ、こうだああだということはあまり言わない方がいいだろうと。ただ期限付きで、数値付きで、財源付きで、まあ言えば工程表付いて、という、基本的なことで民主主義が形づくられていかないと、本当の住民参画は起こり得ないだろうというところを理解していただいて、取り組んでいただければ有難いなと、そういうふうに思ってます。

(質)だから、その財源付きが皆さんネックで、その辺はどうされますか。
(答)やり方でしょう。決意で、見方によって、だんだんと情報公開がされていってね、現職の場合にはむしろ勤務評価的なことにもなるわけですし、新人の方はそれを見てやっていく時に、それが分かりにくかったら、行政にもっと情報公開をすべきだとか、もっと分かり易くすべきだというのが、だんだんこれでスタートしていくわけですね。だから、これで学習効果なんですよ。財源はあまり書けないじゃないかと言ったら、もう地方分権というのがすぐに問題になってくる。財源が書けないということは地方分権になってないから、国が勝手にパッと地方財政計画変えてしまったらそれまでということになる訳ですから、地方分権しなさいよという声と同じことになるから、やっぱり分権を進めていくというふうに変わっていかなきゃいけないでしょうしね、だから、限界はあるんでしょうけれども、書いて書ききれないことはないだろうという所は、そこの考え方こそが候補者の資質だとか、候補者を選択する基準にしてきて良いと思いますね。

(質)現職は勤務評価とおっしゃった。
(答)そうそう、やられてきた時のその数値が全部出てきますからね。

(質)成果。
(答)成果は出てくるわけですね。だからだんだんと。

(質)それをじゃあ、北川知事が公開したらどうですか。情報公開したらどうですか。
(答)してるじゃないですか。だから、私共の国づくり宣言は毎年白書を出して、それで80%で行っているのが7割行ってますよというような、そういうことについての事の評価を、それ見てまたご判断いただければ。

(質)それで財調基金がこれだけあると公開してますわね。で、本当にそれだけなんかどうか分からないけども、で、問題は後、交付税がどれだけ来るかですね。それが分からなかったら、結局今、誰もできないじゃないですか。
(答)いや、そうではなしに、例えば公共事業のこれぐらいのことになってきたら、岩手県の増田さんがやられたように、15%カットするという方向性でも出せますしね、だから、それが出せない仕組みは地方分権なってないんですよ。だから、そこの問題を解決して、仕組みが変わっていけばいいわけで、マニフェストはツールですから、道具ですから、それによって民主主義の、日本の民主主義の在り方をもう一回本当に決めていかないと、このまま行ったら衆愚政治に陥る可能性は大だと思ってます。

(質)だとしたらマニフェストを公開しようとされている方は評価されるべきですね、その論理から行くと。
(答)いやそれはみんなの、それぞれが、有権者が判断されることであって、今まだその段階にないといわれる方はその方の判断でしょうし、私はできるだけマニフェスト的なものをね、まだまだ精度が全部整っていませんから、難しいけれども作っていただけませんかというのを、これからまたさらに運動して行こうというだけの話です。

(質)増田知事とか片山知事がマニュアルみたいなもの欲しいとかいうことで要請があって、それで知事が出されたというのはあるんですか。四日市のシンポジウムでそんなの出してもいいみたいなことおっしゃって。
(答)ええ出しましたよ。

(質)出された。
(答)ええ。

(質)あ、それ公開できませんか。
(答)そんなの別に出してもいいんじゃないですか。だいたい行ってますよこれ。

(質)知事選の、この県内の候補者に。
(答)行っているんじゃないですか。

(質)鈴木さん一番後から出ましたけど、後のお三方に。
(答)鈴木さんは行ってないのかな。

(質)マニュアル。
(答)マニュアルということじゃないけど、なんかこう、イギリスのはこうですよとか、本当の初歩的なことがね、書いてあるのが。

(質)マニフェストの北川マニュアルを3候補には既に配付済み。
(答)3候補というかね、あれ、だって水谷さんは四日市大学行っているから四日市大学でしょう。だからそこでもうやられたんじゃないのかな。僕ちょっとそこだけは分からない。野呂さんには行っている。

(質)北川知事が出されたんですか。マニュアルを送られました。
(答)あれどうなのかな。最初私が、本当の見本みたいなものはできててね、できててというか、ですよ。

(質)それは例えば。
(答)出していいですよ、何か。

(質)見せてください。
(答)後で。

(質)それは知事ご自身が、例えばイギリスなりなんなりのものを参考にして新たに作られたものなのか、それとも。
(答)私はそういう能力あんまりないからね、大学の先生らに作ってもらったという、そういうことですよね。

(質)そうすると四日市大学の教授。
(答)あの、本出ているでしょ、あの本ですよ。あの本の元。あの本で見ていただければいい。本出たでしょ、ローカルマニフェストって。

(質)その本の一部分をこう。
(答)そうそう、あれもう1回書き直していますからね、加筆して。

(質)それを2陣営に渡された。村尾さんの所と。
(答)村尾さんとこ行っとったんと違うかな、私ちょっと分からない。

(質)それは誰が。
(答)野呂さんには渡しました、来たときに。

(質)野呂さんには渡した、手渡された。
(答)そうそう。だから水谷さんの場合は、そう言えば四日市大学とやってらっしゃるから、ということでしょう。

(質)知事が出されたということは、北川正恭監修のマニュアルなんですね。
(答)監修じゃないですよ。だって、私は作ってくださいよというようなことで、私も見ましたよそれは。

(質)じゃあ決裁印を押したマニュアルなんですね。
(答)いやいや違う違う、決裁印を押したとか、別にその、あっ、こんなことかなと。僕も一緒に勉強していく仲だからね。作っていくんですよ、今からそんなの。

(質)薄かったらいいですけど、分厚いんですか。
(答)薄いよそんなの、さっきのあの本ですもん。あれもまだ加筆した方ですから。

(質)参考資料程度。
(答)そうそう、あの本でいいですよ、ローカルマニフェスト。

(質)村尾さんには誰が送ったんですか。知事がご自身で。
(答)私分からないな、私は渡していないね。

(質)どなたが、県の職員ですか。
(答)いや分からない。行ってないか行っているか。

(質)管理はどなたがされているんですか。
(答)管理って別にないですよ、僕は四日市大学頼んだから。

(質)四日市大学に頼まれた。
(答)そうそう。

(質)マニフェストは、現職は勤務評価と。達成したこと、評価、結果が出て、4年後余りにも達成されてないと、これそれなりの責任を。
(答)そうそう、だんだん。

(質)これはもう自分から責任取るべきなのか、それでもやっぱり。
(答)それはだって県民の皆さんの評価でしょう。出られる以上はね、それでいい。

(質)達成率3割でも次の選挙で通っちゃう可能性もある。その人柄とかで。
(答)それはもう、ものによるでしょう、全部3割とか、全部行ってなかったら、それは当選しにくいんじゃないでしょうかね。だから、どこにウェート掛けたというようなことがだんだん出てきてですね、そういうことがだんだんはっきりとやっていった方がいいと思うんですよ。だから定性的なものと定量的なものがあると思うんですね、今まではちょっと定性的なものが多すぎた点もあるでしょう、だから、どっちか言うとそういうふうなことでしてった方がいいんじゃないかというところがありますよ。

(質)四日市大学のどの先生ですか。
(答)丸山さんとこのあれですから、竹下さんに聞けば一番よく分かると思います。

(質)そのマニュアル、県庁内で誰かレクチャーできるんですか、後でお配りいただくとして。知事しかレクチャーできない。
(答)決定的にはできないから、四日市大学にもしあれなら聞いていただいて。

(質)セクションは、知事室。
(答)企画じゃないのかな、どっちがいいのかな。企画であの25、26でやったでしょう。

(質)四日市のやつ。
(答)あの時に、前後でお願いしているんですよ。あの頃にお願いしている。

(質)ということは政策開発研修センター。
(答)でもいいし。

(質)そこでも分かるわけ。
(答)飯塚局長でもいいんちゃうかな。

(質)では飯塚さんにお願いできます。言っておいてもらえますか、説明してやってくれと。
(答)彼でできるのかどうかわからんけれども、どうぞ。

(質)先ほどの質問の中で、統一地方選挙に向けた期待というところで、有権者が自立した自己決定をするということで、みんなが決意を固めるような、そういったふうにならないと地方の時代は始まらないと、そういうのにウェートをかける選挙に期待を込めているというふうな話をおっしゃいましたけれども。
(答)むしろ今のイメージ、候補者ね。

(質)で、今回の三重県知事選挙っていうのはそういうふうな、先ほどおっしゃったような期待に沿ったような形になっていると思われますか、それともなってない。
(答)なっているんじゃないでしょうか。

(質)それはどんな所で思われますか。
(答)全体の雰囲気で。

(質)雰囲気、どんな雰囲気ですか。
(答)こんな雰囲気で。

(質)こんな雰囲気というのは。
(答)個別具体というのは分からないけれども、だんだん政策なんかですね、聞かれて、だんだんこれ絞られてきますよ、あれ一番大変な仕事なんですけれどもね、選挙事務のね。

(質)絞られてくるというのは。
(答)どういう考えだ、どういう考えだというのでですね、皆さんからも聞かれるでしょうし、だんだんそういうふうに政策の問い詰めがね、情報公開とともに厳しくなってくるから、そうなると思います。

(質)それはこれまでとはまた少し違う感じは持ってらっしゃいますか。
(答)それは違ってきている、そういう意味で僕は申し上げているんですよね。

(質)かなり政策にウェートを置いた選挙運動というとあれですけれども、そういったような形になっていると思ってらっしゃる。
(答)うん、これからもっとなっていくべきだと思いますけれども。

(質)ただし、まだまだイメージ選挙、ムード選挙というか、7割が未決定というイメージはないですか。
(答)ああ、じゃあ皆さん大いに盛り上げていただいて。

(質)いや、知事が盛り上げたらどうですか。
(答)はは、いや私は。

(質)水谷さんのマニフェスト作りに、梅田さんが参加されるというのは、どう。
(答)いいんじゃないですか、私はもう全然分からなかったですけれども、それはもう、みなさんがそれぞれで、それぞれの立場で作られたらいい。

(質)なんか驚かれたとか、そんなことは。
(答)いや別に、新聞で知りましたけれどもね。

(質)知事の方から特に、いや、そういうの作るんだったら、まあ例えば梅田君なんかもいるね、という話をされたとかそんなことも。
(答)ない、ありません。

(質)梅田さんが唱える行政改革論というのは知事はだいたい把握されますか。
(答)今のところの現時点では分かりませんけどね、昔のことは分かるつもりですが。

(質)かつての時点でも、論点はあったと聞いているんです。
(答)どういう論点がですか。

(質)いわゆるサッチャー型行革なのか、福祉型行革なのか。
(答)それはみんながね、100%一致するということじゃなしに、大議論を何回も何回も重ねてきながら、お互いの整合性を取りながらやっていくと、そういうことだと思いますけど。

(質)だから梅田さんにとったら、市場原理一辺倒行革は危険すぎるという思いがあるように思われるんですけれども。
(答)僕もそう思ってますけれどもね。だからリストラとかそういうことではなしに、サービスの受け手に立った改革というのはどういうことかということですね。さらに市場に入れない人たちをどうセーフティネット張るかという、それは大変大きな課題だと思います。

(質)それは北川知事は8年間はセーフティネット張ろうと努力はされつつ、行革を進めようとした。
(答)もちろんそうだった。自分はウェートをそっちにかけてきたという、その時々によってね、余りにもガチガチの官僚主導体制の場合には、それ崩すために右に振った場合もあるでしょうしね、トータル、自分の考え方のベースにはそれを置いてきたということです。

(質)今の4候補者、まあ、3候補者は新しいOSを提示されてますか。
(答)それぞれあれでしょ。私自身、私なんかを超えようと努力されてると思いますけど。

(質)好き嫌い、善し悪しは別にして、北川知事8年間のOSと違うバージョン、行革の延長としてのバージョンを提示されていると思われてますか。
(答)越えようという努力されているんじゃないでしょうか。私も詳しく政見を見たわけでもないし、詳細には分かりませんがね。

(質)知事ご自身で2期8年やられて、自分としてはここをこういうふうに直して欲しいとか、超えて欲しいとかいうものってあるんですか。
(答)それはもう今度なられる方の個性でどうぞやっていただいたら、それでいいと思います。

(質)それは知事の思われる方向と違ってもですか。
(答)私はどうぞ中立だから、どうぞ。

(質)各候補に北川県政で、ちょっと課題というか、を振ってみたら、3人の方が市町村と県との対話がちょっと足りなかったんじゃないかというのが異口同音に返ってきたんですけども、それは、知事ご自身はそういった声に対してどういうふうに思われますか。
(答)権力は変われば次の方の権力に移るわけですから、もうその方がやられればいいわけですから、その方の判断でやっていただくと、これはもうすっきりしているでしょう。

(質)知事ご自身はこの2期8年はそれなりに、各県内自治体との対話はやってきたと。
(答)改革をどうやって進めていくかという度合いで、市町村のみなさんと相談もしたつもりではありますけど、逆に言うたら先にバッと走った方が効果が上がる場合もあるだろうとか、それはそれぞれのマネジメント、その時のマネジメント、あるいは置かれた状況ですね、プロセスの中でどういう状況に置かれているかというので、理念の一致と状況認識の一致、二つあると思うんですね。だから、理念は同じだと、だけど状況認識の違いをいろいろ言われると思うんですね。それはそれでどうぞということです。

(質)先に結構ワーっと走った部分がおありですか。
(答)だから、それの方が効果があったという手法を取るのか、相談していったらだんだん低い方に行っちゃったとかね、いう場合もあるのかなとかね、それはいろいろ議論あるから、そこは進捗状況によって見ていかないと、何年か先でしょう、これは。5年とか10年とか20年経ってどうだったということになるんじゃないでしょうかね。

(質)その今の話、先に走ったということはあるんですか、具体的に。
(答)それは当然そうでしょう。

(質)例えば、1、2挙げていただくと。
(答)例えば評価システムなんかも先に走り始めるとか、例えばフラットにするとかですね、それはマネージメントと一体なものですから、ソフトと組織は一体なものですからというふうなことなんかも含めて、そうでしょう。

(質)知事としての職はこれで去られることになるとは思うんですけども、政治家として、この統一地方選が終わった後に、三重県がどのようになっていればいいとお考えですか。
(答)今度の知事さんや市町村長さんや議員のみなさんが県民の付託に応えて立派に務めていただくということで、やっぱり、私は自己決定と言いますか、自己責任という、そういう形がそれぞれの単位で取られるような、そういうふうになっていただくことがやっぱり一番いいんじゃないでしょうかね。

(質)先ほどは候補者についてというふうにおっしゃいましたけれども、それは県民一人ひとりがという意味なんでしょうか。
(答)両方と、両々相まってそういうふうになっていかなければいけないとは思いますね。もちろん、だからそういう候補者が出られて、そういう方が当選をされて、住民の、県民の皆さんと協働でそういうことをしていくということにならないと、本当の地域社会というのは、地方の時代というのは来ないでしょうね、という思いが強いですね。

(質)今の選挙の流れというのは地方の時代を作る第一歩という布石としての立派な選挙になりそうでしょうか。
(答)足跡、一歩記すことになると思います。

(質)具体的には大体どんな結末を想定されてますか。想定というか想像されるというか。
(答)どういう意味で、ご質問がどうか分かりませんが、やっぱり変わってきてますね。自立というか、地域でそれぞれが自立しようというのは相対的にね、例えば10年前の選挙と5年前と今と比べると格段に上がってきていると思います。だから、自立しなければいけないという思いが、候補者の方々、相対的にですよ、以前と比べてあると思うし、地域の方もだんだんとそういうことだなと、自立していかないけないなというか、そういう思いは醸成されてきていますね、そう思います。

(質)例えば、誰かに頼んでそれをやってもらいたいという住民ではなくて、自分もちゃんとやるので一緒にやりましょうという住民が、三重県にも増えてきたと。
(答)そうですね。例えば、そういうイメージもその部分としてあるでしょうね。

(質)それも方法論であって、県民と協働することは理念として、それを実際に県民と協働する方法でやる方法も一つの方法論ですけれども、そうじゃなくて、まだまだ市町村との対話が少ないんだから市町村との対話を進めるという方法論もあり得ますよね。
(答)同じことです、言うてるのは。そのことを言っているんです。同じこと。

(質)さっきの、地域の方の自立云々というのの中には市町村というのも入っているんですね。
(答)そりゃそうでしょう。皆さんが、それぞれが、みんながやられたら一番いいんじゃないですかね。

(質)住民だけじゃなくてですか。
(答)トータルでしょうな、それは。

(質)この際なんでストレートに伺いますが、一番、今回、4人の候補者を並べた場合に、今、知事のおっしゃっておられたことは村尾さんの言ってたことに近いのかなという気がするんですが。
(答)どうぞ、勝手にどうぞ。

(質)ある候補は真っ向北川県政否定されていますね、冷たい政治だったと。もっと福祉に優しいのが自治体であるべきだと。そのコメントについてはどう思われますか。
(答)それはそれぞれの方が、どうぞご自由にやられたらいいんでしょう。

(質)福祉には冷たくなかったと思われますか。
(答)努力はしたつもりですけどね。

(質)8年前に知事選、それから4年前にも知事選やられてこられたと思うんですけども、新聞記事等読む限り、ご存じの範囲で結構なんですが、選挙のあり方として変わってきた点というか、今回の選挙、どのようにご覧になっているかというところをお聞きしたいんですけど。要は候補者の政策の中身とか、あとは有権者への広がりとか、選挙運動の形とかを見てこられて、なんらか変わってきたようなところとか、そういうところで、何か感じてみえるところはあるのかな、それとも相変わらず、あまり変わってないなとお感じなのか、その辺り、ご自身選挙されてきたことと比べてどうでしょうか。
(答)まあ、ITが入ってきたことが大きいことでしょうね、まず。そういう変わり方があると思います。あと、やっぱり有権者の方がだんだんと自立されてきてるんじゃないでしょうか、今までと比べたら。

(質)有権者が自立しているというはどういう。
(答)例えばこういう団体だから団体の言うことを聞いて、スッーとそれで流れるという部分は少なくなっているんじゃないでしょうかね。ご自分の判断になっていくんじゃないでしょうかね。それは、情報がやっぱり双方向に流れているからだと思いますね。

(質)平成7年の選挙は確かに有権者が選択して、北川知事を選ばれたんですけども、11年は思考停止して、まあ思考停止じゃないのか。8割方の北川知事への支持を得られたんで、ある意味思考停止してたと思うんですけども、今回の選挙は、有権者は活性化するというか、選択されるんですね。
(答)されるんでしょう。そんな気がします。

(質)というか、改めて問われると。
(答)まあ、そういうことじゃないんでしょうかね。

(質)大学で教鞭とられる際に、例えば今出ているような話なんかも含めて、研究ということについてはどうでしょうか。
(答)分かりません、まだね。ああそうというので、教授ならなろうかというところですから、まだ考えていないですね。

(質)研究と実践とどっちが大事ですか。
(答)まあ、両方とないと世の中回っていかんでしょうね。

(質)講義にマニフェストなんかもやることはあるんでしょう。
(答)だから分からないと言うのに、まだ今からだからね。

(質)検討の中にはあるでしょう。得意分野、だってやらざるを得ない部分あるじゃないですか。
(答)かも分かりませんけれどね。まあ、これから大いに考えていきます。

(質)先日の情報公開審査会の答申で、意図的な情報隠しとも取れるという厳しい指摘があったんですけれども、それについてのご感想なりを。
(答)どこであったの。何の情報公開。

(質)審査会の答申です。
(答)何かあったな。それ、何でしたっけ。

(質)何かの答申で、情報公開した人からの異議申し立てで、県が資料を隠しているんじゃかと、意図的な情報隠しがあったと認められるというような指摘が審査会からなされているんですけれども。
(答)ああそうですか。

(質)ご存じじゃなかった。
(答)なんかそれありましたね。
(答:総合企画局)公文書が少し簡略すぎなんじゃないかという。
(答)いうようなことでしたね。それは大いに直さないといけないんじゃないでしょうか。

(質)情報公開を金看板に掲げている県ではありますけども、他にもあるんじゃないかと勘ぐりたくもなるんですが。
(答)そんなことはどんどん直していかなあかんと思いますね。

(質)他にもあるかも知れないけれども、どんどん直していけばいいと。
(答)どんどんご指摘いただいて、見解の相違もあるだろうし、あるいはこっちが至らん点もあるかも分かりませんから、もしそういうことなら、こっちも積極的にいろいろ見直しもしてますし、ご指摘いただいた時は謙虚に承って、直せるものはどんどん直していけばいいと、そう思います。

(質)任期切れまで一ヶ月を切ったわけですけれど、残りの過ごされ方とかやりたいこととかあったら教えていただけますか。
(答)もう淡々と、いろんなことを、仕事をさしていただくというかね、そういうことです。

(質)まだ残っている課題とか、これだけはやっておかなければいけないことっていうのはありますか。
(答)いっぱい事業ありますから、それをできるだけ問題も上がってきて、次の政権に渡す時に、できるだけ問題の少ないような、そういう努力はしておりますし、これからもずっと。

(質)12月議会なり2月議会で2期8年のまとめを、今やってますよと言われたんですけれども、それはまとめられたんでしたっけ。
(答)順番に、それぞれの問題点を整理しながらバトンタッチをしていくということが私の仕事だという、そういう意味で申し上げたんですね。

(質)別に、数字となってのまとめはしてないんですか。
(答)それはできないでしょう。

(質)結局はできなかった。あの時はやるという雰囲気でしたけれども。
(答)それは、それぞれ引き継ぐ時に最大限努力しながら、我々で解決すべき点はできるだけ解決していきますという決意を申し上げた。

(質)くどいようですけど、何か数字にしてちゃんと出すというイメージでしたけれども。
(答)私はいろんな問題、例えば中部開発の問題とかね。そういったことなんかでも努力をしていこうとか、そういうイメージで喋っています。


( 以 上 )

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