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平成20年10月07日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平成15年5月7日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目 

  • 「膝づめミーティング」について
  • SARS(新型肺炎)に関する県民への呼びかけについて

(知事)おはようございます。定例記者会見ということで、これ、まあ初めてでございますけれども、先ほどお知らせしました項目について、私の方からまずは皆さんにご報告を申し上げていきたいと思います。まず、知事に就任しまして半月ちょっと経ちましたけれども、連休等がありましたので、実質この県庁舎へ出てきて、勤務しているのが、今日がまだ12日目でございまして、まあ連日これまでの県政概要について、まずは知ろうということで、ヒアリングを行っていると、こういう状況でございます。したがいまして、今後の新たな県政の展開については、今しばらく準備を、もう少し時間をかけていくという予定でございます。またご質問あれば後ほどお答え申し上げたいと思います。
 まず今日の会見の1点目でございます、「膝づめミーティング」についてでございますけれども、これ選挙の際に公約といたしました事柄の一つでございまして、知事選の時の公約の「県民しあわせプラン」というのがございましたが、それの具体化を図って行く中で、地域との連携を深める、特に最大の行政の担い手であります市町村との連携が必要だということを指摘をしてまいりました。そして、市町村長と直接対話をするところの「膝づめミーティング」をやりたいと申し上げてまいりましたが、これにつきまして、6月議会に先立ちまして、お手元にございます資料のとおり実施をしてまいりたいとこう思っております。東紀州につきましては南北を一つにしまして、計6地域でやらせていただくということになっております。この「膝づめミーティング」につきましては、各市町村長の皆様が、普段から取り組んでおられます地域づくりに対しての思いをお聞かせをいただく、あるいは具体的な取組をお話しいただくという形でお聞きをいたしまして、これからの県政の進め方や、市町村と県との協働の考え方、進め方などについて、いただいた意見を大いに参考にさせていただきたいと考えているところであります。このミーティングにつきましては、県民の皆さんの意向を把握するシステムの一つという形に位置付けておりますが、特に市町村を始め地域との連携強化、市町村との対話を積極的に行っていくということで、分権型社会の協働によります新しい地方自治のしくみを創っていく大事なものであるというふうに考えてございます。
 それから第2点目でございますけれども、三重県におけますSARS対策についてということでございます。SARSの感染が中国など、いくつかの国で広がっておるところでございまして、国際的に深刻な問題となっておるところです。今のところ、幸いにして、日本国内への伝播は確認されていませんが、国内での感染を防止するためには、十分な対策が必要でございます。このため、三重県におきましても、先日、「SARS対応行動計画」を策定したところでございますが、加えて、県内で患者が発生した場合、各分野で生ずる諸問題に迅速かつ的確に対応するために、「三重県SARS対策本部」を設置することについて、あらかじめ定めておくことにいたしました。また、連休明けで、旅行者、留学生、海外駐在員など、SARS感染地域等からの帰国者が増えていることから、県民の皆様には、SARSの予防に関して、再度、次の点についてご注意をいただきますようお願いをいたします。
 まずSARS感染地域から日本に入国された方は、入国後10日間は、特に次のことに注意をしていただきたいということです。1点目は、38度以上の急な発熱、せき、呼吸困難の症状がありましたら、まず、保健所に電話で相談して下さい。直接、医療機関に受診する場合でも、まず受診希望医療機関に電話で相談して、その指示に従って下さい。2点目でありますが、医療機関で受診するときを含め、外出時はマスクの着用と手洗いを心がけてください。また、公共交通機関の利用についてもできるだけ避けて下さい。3点目は、家族・友人を含め、できるだけ人混みや他者との濃厚な接触を避けるようにして下さい。以上が感染地域から日本に入国された方々にご注意をお願いしたいということでございますが、その他、感染地域に渡航されていない方につきましては、予防には、SARSの場合でも一般的な感染症と同様に、うがい、手洗いが有効でございますので、励行していただきたいと思います。なお、県におきましては、ポスターとチラシを作成をいたしまして、県民の皆様にこれらの注意事項等をお知らせするとともに、引き続き、県のホームページやテレビ、ラジオ等での情報提供を行うこととしております。チラシにつきましてはお手元にあるようなことでございます。以上2点について申し上げました。私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(質)お聞きしたいこと2点あったのですが、それをもう最初にご回答いただきましたので、あまりお聞きすることはないんですけれども、膝づめミーティングですが、段取りを示していただいたんですが、その心構え、じっくり市町村長さんの話を聞くというのか、その辺のところを聞かせていただけませんか。
(答)まずは私も知事に就任してまだ早々でございます。それから市町村の状況ですが、私自身は松阪市長という経験はいたしてきておるところでありますが、地域地域でいろんな状況等も違うのかなと、こう思っております。したがいまして、それぞれの地域ごとに、県民局単位でグループ分けした中で、できるだけ時間もかけて、お話を聞くという事において、私を含め県としてもですね、地域の事情、認識を深めることができるでしょうし、また市町村においても、県との対等協力の関係からの今後の協働のあり方について、ご理解を深めていただけるんではないかなと、こう思っております。格式張ってこういうふうにやっていこうというんではなくて、まずはやりながら、より良い方向へ改善しながら積み上げていったらいいのではないかなと、できるだけ、あまり格式張らずにフランクに、そしてできるだけ本音でいろいろと話し合いをしていきたいと、こういうふうに思っています。

(質)多いところで1県民局あたり10いくつの自治体がありますよね。それで2時間か3時間ということなんですが、自治体の首長さんの中には1対1で本当は話がしたいな、と思ってらっしゃる方も中にはいらっしゃるようですが、今後こういうことをきっかけにして、そういう方向性もお考えでしょうか。
(答)できるだけ、いろいろ私に対して話したいことがあるとか、そういうご要望があれば最大限こちらも時間をとるようにいたしてまいります。

(質)
これ6パートというか、6つで開催されるわけですけれども、首長さんは69市町村の皆さん、現時点での予定で結構なんですが、全員ご参加される予定なんでしょうか。
(答)一つだけ例外がございますのは、勢和村の方が、これは選挙でしたね、任期が切れて、そして次の村長さんが決まるまでの間、いわゆる執行代理人、村長代理者が務めているという状況でありますので、そういう点ではちょっと例外がございますけれども、しかしその職務代行者も、その時点では、その村を代表するきちっとした方、法律的にはそういう位置付けにありますから、そういう意味では全員参加していただけるというふうなことになるかと思います。
(答:地域振興部)日程については一応調整させていただいて、代理もあるかも分かりません。

(質)
そもそもの公約立てる時の「膝づめミーティング」の問題意識なんですけれども、どういう弊害があったとお考えですか。
(答)そういう弊害というふうな後ろ向きに考えるのではなくて、前向きにですね、これからの県と市町村とのあり方を考えたときには、やはりもっと地域の問題だとか、あるいは県政上いろんな政策を遂行していく中でもですね、市町村と同じ共通の理解の中で、より効果を出しながら、地域づくり等を行っていくということが大事でありまして、そういう意味では、もっと意志の疎通を図った方がいいのではないかという意見が多かったこともございますし、前向きに考えていく中では非常に大事なことだと、こういうふうに思っています。特に県民の意向をどうやって把握していくのか、ということでありますけれども、直接的にいろんな形で県民の意向を把握していくということは大事であります。一方では、行政の門戸を直接的に住民に対して行っております市町村につきましては、それぞれが、それぞれの市町村内におけるところの、皆さんの意向把握に努められているところでありますから、そういう意味では市町村そのものの意見も伺い、そして、そういうものも把握しながら、また事業遂行についてもより協力をしながら、あるいは一体的になってとかかわる必要があるものもございますから、そういう観点からやるということが、県政を今後推進していく上で極めて大事なことであり、有効な手だてではないかと、こういうふうに思っているところでございます。

(質)後ろ向きとか、前の批判とかそういうことを求めないんですけれども、分かりやすい例で、どんな意志疎通のなさがあったでしょう。ご自身の経験で結構ですけれども。
(答)私はまだなったばかりですから、そういう事例にぶつかっておりませんけれども。
(質)ああ、いや、松阪市長としての経験で、こういうところ。
(答)説明不十分というようなことであったり、説明不十分であるために、いわゆる対等協力と言いながらですね、県の一方的な押し付けであって、旧来の上下主従の時と変わらないのではないかというような指摘がいくつかありましたね。

(質)松阪で。
(答)松阪でもある、ありましたかね。
(質)それは中空のアクセスとかはどうなんですか。一方的な押し付け。
(答)ありましたかね。

(質)
意思確認ができてなかったという反省ですか。松阪、アクセスで。
(答)まあ私の経験してきた松阪市長という例にこだわることなく、全般的にそういう意見も耳にしましたから、そういう意味では非常に大事な観点ではないかと思います。

(質)松阪以外で結構ですけれども、他の市町村さんから。
(答)いやだから、この間から何人か、知事に就任しましてから、県庁へ来たんで寄ったんやと言って、市町村長訪ねてこられましたが、おしなべて、このことについて皆さん大変ありがたいし、結構なことだというふうに高く評価してくださっておりましたので、ありがたいことでありますが、やってみないとまだ分かりませんので、そんなことで喜んでいるようなことではありません。

(質)首長の民意はどんな声でしたか。一方的な押し付けもあるんだろうと言うんですけれども、それも具体的な例でどんなことがありますか。特定しなくて結構ですけれども。
(答)どんな、え。
(質)首長さんの嘆き、県との意志疎通のなさ、嘆き。
(答)さっき言ったような程度でいいんじゃないでしょうか。

(質)もっと卑近な例があれば、書きやすいんですが。
(答)そういう卑近な例については、今申し上げると思い出しません。

(質)これ各6地域の、例えばそれぞれで共通のテーマあると思うんですけれども、今回はそういうテーマ設定はされないんですか。
(答)特にしてませんけれども、私の方から、若干就任いたしましたことからのご挨拶申し上げてまいりますけれども、できましたらやはり市町村長さん方が一番ご苦労いただいている、まちづくりを含めたそれぞれの地域づくり、地域の活性化の問題、そういったことについてのいろいろ取り組み、お考え方をお聞かせいただいてくることができれば、私としても非常にありがたいのかなと、こう思っておるところです。決して個々の陳情等の、そういった会にならないように、できたら一緒にいろいろと地域の将来を語り考える、そういう会でありたいと、そういうふうに願っております。

(質)ということは今後、ある程度定期的な形になる。
(答)そうですね、まず1回やってみて、その感触を得ていかなければなりません。それから、これまでには全69市町村長さんにお集まりいただく中で、県全体のやつをやっていたのは私も承知をしておるんでありますけれども、そういうものについてどうするのかというようなことについても、まだはっきり決定をいたしておりませんけれども、まあこれまでのやり方になかった今回のこういうことをやりますので、これと絡ませてですね、たった1回やるというのではなくて、1年間に、他の機会を持つとすれば、もう一つまた別のやり方もあるかもしれませんから、そういうものについては、終わった後検討していきたいと思います。

(質)例えば嘆きですけれども、市町村合併でもっと指導力を発揮してくれと、前の質問と一緒ですけれども。そういうお嘆きも首長にはおありでしょうけども、そういうことはいかがですか。
(答)とにかく私も就任してすぐなので、おめでとうと言いに来たという程度の簡単な挨拶だけでありますし、また私と同じようにこの春選挙をされて、当選された方、あるいは再任された方もいらっしゃいますので、短い話ですからそんな突っ込んだ話は今のところしておりません。

(質)SARSに関してですけれども、今日も新聞で1面で書いてあるんですけども、専門医が足らんという、これについてどういうふうにお考えになりますか。
(答)県の医療センターにおきましては、今、確かに専門医そのものはいないと、こういうことでありますけれども、感染症の専門医はおりませんけれども、呼吸器専門医につきましては、この総合医療センターに3名いるところでございます。呼吸器の専門医でございますから、感染症も含めて十分対応できると思っております。それからインフェクションコントロールドクター、院内感染防止認定資格医師、これがやはり3名います。それから感染管理認定看護師、これが1名います。こういったことから新聞では、感染症専門医だけでの記述がございますけれども、県としてはSARSには十分対応できるというふうに考えております。

(質)対応できるんですか。
(答)はい。呼吸器の専門医が3名いますのと、院内感染とかには感染管理認定看護師がいると。

(質)先ほど最初に述べられておりました、県SARS対策本部の設置についておっしゃられてましたが、これは患者が発生したときに立ち上げるものなのか、あらかじめとかいうようなお話ですか。そこをもうちょっと詳しく教えていただけますでしょうか。
(答)一応ですね、要綱として、この対策本部の設置要綱というのを準備をいたしておりますけれども、これにつきましてもですね、いわゆるSARS患者が発生した場合の対策本部、一応患者が発生した際に、どう対応していくのか。疑い例が起こったような状況のときには、当然設置をしなければならないだろうと、こういうふうに思っております。実は今朝、部長会議でこの件についても、いろいろとみんなで相談をし、検討をしましたが、できるだけ迅速に対応できるようにしていく必要があるだろうと、こういうふうなことについて、いろいろ意見が出たところでございます。状況を見ながら、すぐにそういった本部を置いた方がいいと判断したときには設置をいたしたいと思います。ただ一応患者発生時の対策本部という形で、今、先ほど申し上げたような形の準備をいたしたというところでございます。

(質)
本部長は知事ということでよろしいわけですか。
(答)本部長は、これは副知事にお願いをして、そしてこの本部につきましては、各部門の責任者等で構成をすると同時に、実務的な幹事会というのも別途持っていくと、こういう形にしております。

(質)そういう流れとか、形とか、それから肺の医師の数とか、そういうなんたらかんたらって、何かペーパーで示してもらえませんでしょうか。そういうこと可能ですか。
(答)どういうことですか。

(質)組織とか、どういうふうに対応しているのか。
(答)必要あれば担当部長の方から、皆さんに発表してもらうようにいたしますけれども、そういう資料が出せるかどうか、部局の方で検討してもらいますから。
(答:健康福祉部)
確認しますけれども、総合医療センターのSARSの対応の概要でということでよろしいでしょうか。
(質)今、野呂さんがおっしゃった肺の医師の数とか、そういう体制も含めてですね。
(答:健康福祉部)はい。総合医療センターのということでよろしいですね。
(質)県全体の。
(質)いやいや、2つ2つ。総合医療センターの問題と、それから対策本部の立ち上げ方とか、組織図とか。
(答)対策本部の設置要綱みたいなやつですね。
(質)そうですね。流れとか。
(答:健康福祉部)それはもうすぐお出しします。

(質)確認ですけど、感染症の専門医というのは、県内全域に誰もいないということですね。県の総合医療センターだけの話ではなしに。
(答:健康福祉部)ここで書いてるのは、日本感染症学会の認定医のことをもって、感染症専門医と言っているようですので、ちょっとそれは行政ではその数は把握はできないです。ただ、感染症に関する医師自体が全国的に少ないことは事実だと思います。

(質)何人くらいいるんですか。
(質)発足はいつから。
(答)だからさっき言いましたように、いつでも設けられるように要綱を作って準備をいたしますと。しかし、実際にはそういう設置の必要性が認知されたときに設置すると。
(質)じゃあ疑い例が起きたときに設置するということですね。
(答)そうです。

(質)帰国子女は何人くらい結局帰ってきているんですか。香港、中国等。
(答)帰国子女につきましてはですね、今、8市1町で幼稚園が4人、それから小学校が22人、中学校が1人、合計27名ということですね。

(質)
で発症はないわけですよね。
(答)そうです。

(質)これは香港、中国、台湾。
(答)香港、広州でございます。

(質)いつ現在の数字でした、それは。
(答)4月7日以降、昨日までに把握した分だと思います。

(質)帰国子女の取り扱いについてなんですけども、少し前に問題になって、最初に帰ってみえるという時に、結局経過を見ずに受け入れるということでしたよね。確か文部科学省の方から、ある程度の経過を見た上で、受け入れるようにというような指針のようなものが最近出たと思うんですけども、県としてこれを今後見直していく、今の県の受け入れ状況を見直していくといくようなお考えというのはありますか。
(答)教育委員会いないか。
(質)縦割りだめ。
(質)すぐに変えるというような、あれは受けていないんですね。それではまあいいですわ。
(答)教育委員会直接聞きに行ってください。
(答:健康福祉部)昨日の時点でペーパー変えてますので、その前の時点での私共知ってますけども、違うといけませんので教育委員会の方でちょっと確認していただきたいと思います。

(質)あと行動計画についてなんですけども、知事は行動計画ご覧になられてどうですか。その出来というか、中身としてのご感想。
(答)取りあえずですね、どういうふうにするかということについての基本マニュアルとしてはそういうことでいいのではないかと思っておりますけれども、私自身はただ、あって欲しくないし、多分ないことを希望いたしながらも、やはりこういったリスクマネジメントについては、最悪のケースを常に頭に置きながら、責任ある者の対応を常に意識し、行動していただければいいなということを申しております。したがって、こういったマニュアル化されたものだけに限らず、常に最悪事態になったときにも、きちっと対応できるような心構え、これについては申しているところでございます。

(質)それは狂牛病で体験されたことだと思うんですけれども、そういう強い意志というのは各部長には伝達されました。まだヘラヘラしている部局長もおられるかも分かりませんけども。
(答)よく主旨は伝わっているだろうと思いますけれども、今日、部長会議の中でも、そういったことを私の方からも申し上げました。SARSにつきましては、それぞれかなり熱心にいろんな意見言われておりましたので、非常にリスクマネジメントの一環としてですね幹部職員意識高く持っているとこういうふうに思ってます。

(質)その行動計画の中の可能性例の受け入れ体制についてなんですが、行動計画の中では一般の医療機関に引き続きお願いしたいということになっているわけですけれども、地方地方の医療機関ではなかなか準備体制が整ってなくて、難しいのではないかという声も聞かれるんですが、この辺りどうでしょう。特にある程度の医療機関を指定して公表するというような、そういうお考えはありますか。
(答)医療機関を事前にですか。

(質)そうですね。ある程度特定して。
(答)これについてはやはり、いろんなそれにかかる影響がありますので、ご協力をお願いする協力病院や、こういった医療関係の皆さんと相談を申し上げまして、事前的には発表しないとこういうことにいたしているところでございます。

(質)そうすると引き続き一般の医療機関を含めて、対応していただくということでよろしんでしょうかね。ある程度拠点病院を設けるという形ではなくて。
(答)はい。ポスターにもありますように、まずそういったご相談を保健所へご連絡下さいよ、ということを申し上げているところです。

(質)野呂さんは厚生族でありましたし、たばこの害についてはよくご存じになっておると思いますけれども、健康増進法の三重版とか、三重モデルみたいなのをお作りなる気持ちはありませんか。
(答)まだ相談何もいたしておりませんし、現場からのそういった声も聞いておりません。

(質)分かりました。もう一点だけ聞かさせて下さい。ある方が知事事務の引継書の展示というのをおやりになるみたいんなんですけどね、僕不勉強でして、こういうの初めてじゃないかと思うんですけども、これについて野呂さんは、どういうふうにお考えになりますか。
(答)行政は継続的なものでありますから、したがって、いろんな観点につきましてですね、県政の遂行に支障をきたさないように、それをきちんと引き継いでいくという観点が必要でありますし、こういったものについてはですね、全般広く渡っているものでありますけれども、県民の皆様にも開示できるものは開示していくということで、これは多くの市町村でも今現在開示しているものだと、こういうふうに思っております。松阪もそのようにいたしております。

(質)全部はいりませんけども、要旨を配っていただけませんか。
(答)要旨を。一回見たらどうですか。要旨なんて作ってません。
(答:総合企画局)作ってないです。
(答)ないですよね。そんなものはパラパラっとめくってね、気がひくところだけ。
(質)84項目の項目だけでもいいんですがね。
(質)クラブの方に置いてあります、分厚いのが。

(質)このSARSのチラシですが、細かい事ですみません。何枚お刷りになったんでしたか。
(答)何枚でした。
(答:健康福祉部)チラシは20万枚です。ポスターが3000枚。

(質)どうやって配りますか。
(答:健康福祉部)基本的には市町村と、医療機関からのご希望もありましたので、医療機関のご協力をいただいてと思っています。

(質)それと知事にお尋ねしたいんですが、SARS全般についてなんですけど、国の対応が非常に後手後手だという批判が上がってですね、で市町村との間に挟まれる都道府県が非常に苦しい立場に置かれているというか、対応が二転三転してしまうと、どうしても。知事というお立場で国に対する何か、ご意見というか、このSARSに関連してもっとこうするべきだとか、何かそういうお考えがあればお聞かせ下さい。
(答)そうですね、国のリスクマネジメントもですね、そういう意味ではきちっとまだマニュアル化されていない事柄極めて多いんじゃないかなと、こう思いますし、こと国の防衛問題だとかそういうことになりますと、まだ国会でもですね、イデオロギー等も含めて議論の差があって、集約できない部分もいくつかあると思いますね。少なくてもいろんな問題点ありますけれども、BSEに見られたようにですね、国民の生命、あるいは健康、こういったものにかかわるようなもののリスクマネジメントについては、それこそ主権者の国民、あるいは消費者の立場、生活者の立場、こういう立場からですね、きちっとした基本マニュアルが必要ではないかなと、こう思います。こういったSARSのように、これまで未知であった新しい病気というのは、今後も発生してくることがあり得るわけでございますから、そういった未知のものに遭遇したときにも、どうするのかということが大事だと思います。今回SARSにつきましては、中国を始め、いくつかの地域でかなり患者、感染者が出ているにもかかわらず、幸い我が国は未だそういった例が出ていない。そういう意味で割とこれ、こういった事に対応する考え方も時間をかけて、リスクとは言いながら、かなり時間かけて私共、心構えをし、準備をできるということでありますけれども、それこそそういった対応を改めてしているような時間もないような、そういう急激な事態が発生するということもあり得ることでありますから、そういう意味では普段からの準備が大事だと、こう思っております。国に対しても、いろいろ申し上げるべきは申し上げていきますけども、県のリスクマネジメントのあり方等についてですね、こういったことで学んだことを活かしていくべきだと、こういうふうに思ってます。

(質)県のリスクマネジメント、ヒアリングして感想はどうですか。
(答)そうですね、まだ内部でのリスク意識に重きは出されている感じはいたしますけれども、しかしマネジメントシステムそれぞれですね、相当知恵出しながら今日まで取り組んできたなという努力は非常に感じるものがあります。
(質)努力感じるが。
(答)ただこれから子細、まだそんなに皆さんの方がよく知っているぐらいで、私の方が勉強中ですから。

(質)引継書の関連ですけども、引継で何が重荷だな、何をどうしたいというのは特に。
(答)特に申し上げることがあるときには、申し上げます。今は申し上げることは何もありません。

(質)先だっておっしゃったトータルマネジメントシステムの関係でちょっとお聞きしたいのですが、1つは、市長の時にお出しになった、これ松阪のやつですが、この中の市民参加参画協働システムというのが県でやってきた中では比較的どっちかというと県はやってないという形になってるんですけど、ただ、元々、県と市町村は役割が違って、県は中間行政体で、市町村は市町村民と直接接する直接的な行政組織、ということであれば、当然松阪市として、このシステムが入ってきてもいいとは思うんですけども、県でおやりになるときに、この辺りをどの辺まで中間行政体にもかかわらず入れてくのか、というのをどういうお考えですか。
(答)これは、三重県はさっきのご指摘では、県民参画が市ほど進んでないとおっしゃいましたが、逆に私はいや県の方がですね、かなりリードしてそれをやってきたというふうに高く評価をしております。特に、NPOとかですね、いろんな地域でのまちおこし、まちづくり、環境改善活動とか、環境対策に取り組んでおるグループとか、そういう人たちとの、県は協働はかなり私は全国でも最もリードしながら進めてきた方だ、とこういうふうに思っております。ただ注意しなければならないのは、そういった協働といいましても、住民と直接向き合っておる部分が多いのは市町村でありますから、市町村もやっぱりその協働システムの中にきちんと組み込んでおくということが必要ではあろうかなと、これは課題ごとによっても違います。で、少なくとも県政においては、県政でやらなければならないことについての県民との協働という観点から、今日まで進めてきたわけであります。やはり、これから、この市町村ともやはり連携しながらですね、県民との協働というのは、やはり生活者起点ということ、あるいは県民が主役ということを考えてもですね、当然もっともっと推し進めて行かなければならないことだ、こういうふうに思っております。それのやり方というのは、またいろいろあるんだと思いますけれども、先般申し上げているトータルマネージメントシステムというのは、そういうことも含めて、マネージメントシステム全体について、よりトータルに、より有効にできるような、そういうようなシステム全体を構築して行きたい、したがって、今まで取り組んで来ているシステムそれぞれですね、相当努力して取り組んできたわけでありますから、それを進化させる形でですね、構築できるということがいいのではないかなと、こういうふうに思っております。これもとにかく議論をもっと詰めてですね、それから、いろんな人に知恵を、議論でも意見もらい、知恵も出してもらい、そして、やっていくということで、市のマネージメントシステムとは、レベルも違いますから当然同じ形であるはずがないということであります。

(質)これを何か話し合うための組織、プロジェクトを含めてですね、何かそういうものは、お考えなんですか。
(答)このことについてはですね、少なくとも近いうちにですね、内部できちっとした準備会的ものを設けて、正式に検討会というのはこの6月議会ありますので、議会の後くらいには、きちっとした検討会を立ち上げていきたいと思いますが、あらかたの方向なり、どういう観点から取り組んで行くのか、メンバー構成もどういうふうに考えていくのか、というようなことは、準備会といいますか、内部の中に設けます内部だけでの検討会といいますか、あるいは準備会といいますか、そういったものでまとめて行きたいとこう思います。で、それについては、今日皆さんに発表する段階ではありません。で、いつやったかな、今度、戦略会議やるのは。金曜日でしたね。金曜日に部長会と同じような形で戦略会議というのがありますけれども、そこへもお話を申し上げて皆さんの意見も幹部職員の意見ももらっておこうと、こういうふうに思います。

(質)今度12日だったかと思います。日付間違っていたらすみません。労使協働委員会があると思いますが、知事としては初めのことになると思います。何かこう、心構えがあれば教えて下さい。
(答)実は選挙の後ですね。今日まで、組合の県職の方とですね、きちっと県政においてお互いどういうふうにしていくのか、協力してやっていこう、いく、あるいは、こういったことについて、方向性を認識ともに持ち語ろう、といった話全くしてなんですよ。したがって、今度の場合に臨むとしても白紙でとにかく臨んで、これまでのことにこだわらずに、私は、私としてこれからのあり方を相談していきたい、議論していきたい、こういうふうに思います。

(質)16億円の補正予算についてですね、どういう方向で重きを置きたいとか、どういう方向で進めて行きたいといった、現在の状況をご説明願います。
(答)この15年度予算につきましては骨格予算とはいいながら、もうほとんど北川さんのもとで作ってまいりました。新価値創造予算につきましての21億円についても、その5億円についてはもうすでに付けられているところであり、残っておる16億円についてのみ残されている、ということでございます。一方で私は選挙で公約をいたしました「しあわせプラン」につきましてもですね。これは具体的なプランの中身を詰めてまいりますのは、これからということでありますので、いろいろ緊急的なものはともかくもですね、今年度の予算につきましては、北川さんの組み立ててまいりましたこの予算の中に、すなわち元気プランの今の実施計画に基づいた形の中で基本的にやっていくと、こういうことで対応せざるを得ないと、こういうふうに考えております。財源がいくらでも余裕がある時ならあれですが、そうでありませんので、そういった基本を持ちながらこの6月補正に臨んでいきたいと思いますし、それ以降の補正については、そういった考察を積み重ねる中で、その先のことはまた考えていくということにしたいと思います。

(質)あの統一地方選全般なんですけども、御自身の知事選でお忙しいから、まわりをよく見られてないかも分からなかったかもしれませんけども知事選、県議選、首長選、各種議員選挙全部投票率下がったんですけども、そういったこと含めて県民の選挙に対する意識というのはどうお考えですか。
(答)選挙についてはですね、やはり、唯一最大の、国民、住民がですね、この政治に直接的に参加していただく機会でありますので、投票率が、そのご認識を深めていただいて投票率が高いということが極めて望ましいことだと、こういうふうに思っております。いろんな状況の分析の仕方あるのかもしれませんけれども、知事という立場からいけばですね、今後更にこういったことに関心を深めていただけるようにですね、常に意識しながら県政に取り組んで行くということが、大事なのかなと、こういうふうに思っております。まあ、それ以上コメントできるものはありません。

(質)舌にモノが挟まったで言い方で聞きますけど、何というか、低投票率であるからこそ、こういう結果、いろんな選挙の結果。質問わかりませんね。続けて下さい。
(答)それは、皆さんの方がそういう分析はお得意ですから、そういう非常に面白い分析結果が出ましたら、是非、教えていただきたいと思います。

(質)体は休められましたか。選挙後、連休で。
(答)そうですね。何か、バタバタっときましたので、今度の選挙くらいえらい選挙はなかったという感じもありました。まあ、ほっとしておるところです。

(質)数日は休まれているわけですね。
(答)そうですね、この3日間は何も行事も持たずに休ませていただきました。

(質)何してられたですか。
(答)どうしょう、聞きたい。
(質)聞かせてください。
(答)言えません。

(質)念願の釣りはどうやったんですか。
(答)してません。
(質)パソコン、絵も。言えません。どうぞ。

(質)
一点だけ、公舎に移られる時期なんですが、見通しは。
(答)議会が、6月議会ですが、6月の10日からでしたか、それでですね、それまでにはできれば移っておきたいな、とこういうふうに思っております。

(質)もう一点だけ、公舎を見せていただきたいとお願いしてるんですが、それは可能ですか。
(答)可能でありません。お断りいたします。
(質)いや、入る前ですけど。
(答)セキュリティーやそういう問題もありますし、今、プライベートにしか使っていないということですので、お断りをいたします。

( 以 上 )

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

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