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平成20年10月07日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平成15年 6月17日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目 

  • 平成15年度自動車税納期内納付率について

(知事)おはようございます。今日は自動車税納期内納付率について申し上げます。自動車税の納期内納付率につきましては、前年度比で1.6ポイントアップの70.9%と初めて70%の大台を越えました。税額ベースでは前年度比0.4ポイントアップの68.6%でございます。これ、いずれも過去最高値を記録をいたしております。自動車税につきましては、県の貴重な財源でございます。約7割の方は既に納付をしていただいておりますけど、残念ながら、3割の方はまだ納付いただいてないということでございます。未納の方につきましては、納付していただいた方との公平性を保っていくということが大事でありますので、6月25日に督促状を発送いたしまして、納付催告を行いますけれども、それでも未納の場合につきましては、預貯金とか給与などといった財産の差し押さえをするなど滞納処分を徹底的に行う予定でございます。さらに、12月から1月にかけましては「差押強化月間」として、各県税事務所単位で差し押さえを実施をいたしまして、滞納処分を強化していく予定でございます。今日は以上でございます。

2.質疑応答
(質)税金っていかがですか。払うべき、脱税もありますけども。
(答)とにかく今回この自動車税につきましては、過去最高値になっているということで、正直、非常に経済状況混迷、悪い中で税務関係の担当も努力をする中で、最高値を出しているということについては、その努力を評価をしたいと、こう思いますし、いろんなキャンペーンをやってきておりますけれども、特に納期内納付キャンペーンということで、大型ショッピングセンターの休日窓口等を県内で一斉に行ったというようなこと、こういった非常に効果の上がることもやってまいりました。そういう意味では、こういった活動が効果を結んで、県民の皆さんの意識の向上にもつながった、それが過去最高のいい成績になっているだろうと、こういうふうに思っております。引き続き担当の方も一所懸命努力をしていただいて、県として取り組んでまいりたいと思います。

(質)納税者も気持ちよく払おうと思ったら、気持ちよい県政が前提なんでしょうね。
(答)感性を磨けるような県政をやることによって、気持ちよく納めていただいたら、ありがたいですね。

(質)昨年度から「差押強化月間」というのをされたそうなんですが、最終的には何%ぐらいの納付率になるんでしょうかね、年度末に。
(答)差し押さえにつきましては、税務担当の方で平成14年度に4893件やっておりますけれども、そのうちの自動車税につきましては、3480件も行っているところです。非常にしたがって、自動車税での差し押さえというのについては、非常に率が高い、これ正確な数字はどれくらいか分からないけれども、ざっと7割ぐらいですかね。ちなみに全国的な順位を言いますと、税全体では23位ぐらいなんですけれども、この自動車税の納期内納付率につきましては、件数ベースで全国18位、税額のベースでは全国の12位になると、こういうことですから、この数字見てもですね、一応頑張っているということが出ているんじゃないかと思います。

(質)23位というのは率ですか。
(答:総務局)先ほど知事が申し上げたのは、14年度のデータでございます。15年度は残念ながらまだ全国データ出ておりませんので、未定でございますが、もうちょっと上がるだろうというものです。で、23位というのは徴収率でございます。23位か24位ということで、ちょっと正確には。

(質)車の18位というのも率。
(答:総務局)納付率でございます。

(質)12位が額。額で12位というのはそんなにたくさん。逆に少ないんですか、他が。三重県民、12位分の車税払っている。
(答:総務局)額の徴収率、納付率でございます。額でいうと68.6%でございますが、それについて上から12位ということで。
(答)件数の率と、額の率。

(質)三重県は昔から地頭が強かったんですか。文化として。
(答)何が強かったって。
(質)そういう取り締まりが強かったんですか。
(答)取り締まり。どうですか。過去のことは。
(答:総務局)ここ5年ぐらいで、やはり納税者との公平性ということをもって、差押件数等も上げてきております。目標数値という形でも取って、やはり手をこまねいているだけでは駄目だろうということで、最近5年くらい。
(質)分かりました。

(質)7割くらいまでにしかならないのは問題ない。つまり3割の人がが払わなくても、県政運営上大丈夫ですか。つまり歳入ベースで何か補填したりしなくてもいいんですか。
(答:総務局)最終的にはですね、96前後になるんですが、それはさっき申し上げましたように、あと督促状出して、きちっと差し押さえしてですね、最終的に96に持っていくということなんです。
(答)納期内ということで、納期内入れましても、30%のうち、約26%合わせて96%くらいの方は最終的には払っていただいているとこういうことですね。

(質)キャンペーン額はどのくらいかけているんですか。
(答:総務局)今、申し訳ございません。後でお渡しをします。

(質)でキャンペーンやり出したのは、強化したのは今年から。
(答:総務局)ずっとやってますけれども、今年は特にチラシと、それからポスター等作ってですね、より充実させたという。

(質)それ過去の比率等も含めて。
(答:総務局)そうです。

(質)後で。
(答:総務局)額についてはまた後ほど。

(質)14年度の最終的な徴収率というのはもう出てますか。
(答:総務局)14年度まだ出てないです。13年度は出ています。
(答)その効果が非常に出ていると思いますのは、着実に棒グラフで見ても、成果が上がっているのが、この棒グラフ見ていただいたら分かると思います。

(質)サテライトの徴収が一番ですね。ショッピングセンターの。
(答)そうですね。そういうことは大きいかも分かりませんね。

(質)体育協会の社長は。
(答)会長。
(質)会長は就任されないと。で、一連のその会長、社長等々は個別によって判断していくという考えでよろしいですね。全て辞めるということではないですね。
(答)基本的には知事に就任いたしまして、いろんな団体だとか、セクターの責任者等を今日までやっていた関係をどうするかという問題がありますけれども、基本的に知事という役職に就いておりますと、実質、他のいろんなそういった代表者をお引き受けいたしましても機能できないというようなことがございます。私としては自らその責任もって、責任を果たすことができない状況については、なるべく避けさせていただきたいというのが、前々からの思いで、市長の時もそういう立場でまいりましたし、今回も当然のことながらそういう基本的な考えを持っておりました。一方、県におきましても役職を兼任するということにつきまして、既に昨年も北川県政の下でも議論を重ねて来られたというふうに聞いているところでございます。そういうことから、いくつかこう整理をいたしましたが、ただ、旧来のいきさつであるとか、あるいは、会そのものの性格だとか、あるいは県民の皆さんはじめ、一般の方にお断りするということは、今までの知事であったのが、知事でなくなるということの影響だとかね、いろんなこともございまして、そういう点について考慮しながら、整理を今回させていただいてきていると、こういうことです。

(質)サイバーウェーブは総会がまだでしたか、株主総会。内定としては会長。
(答)これは今後ですね、正式にしていくところでございますけれども、さっきも言いましたように、実質的になかなか機能できないということについては、好ましくないのではないかと、しかし、かかる事業の重大性を考えますと、それにもきちっと対応できることを県として考えていかなければいかんと。したがって私自身も、よりそれに対する協力支援もできる形で、しかも実質的に機能が強化できる、そういう方法を検討してきていると、こういうことでございます。具体的には最終的に確定してから、皆さんにお知らせしたいと思います。

(質)県のサイバー電脳基地事業、志摩に。あの事業はいかが、評価どうするわけですか。
(答)ITの関係というのは、もう半年1年でくるくるくるくる状況が変わってまいります。特に、技術面での進歩も激しいわけでありますし、それから競争も非常に過当な競争とまで言えるめまぐるしさがございます。したがいまして、取り囲む環境として楽なものではない。極めて厳しい状況にございます。既にあの会社は設立されて、これまで県議会でもですね、北川さんとの議論の間で来たわけでありますから、それを踏まえて、私としては、今後しっかりその目的としたものが十分に効果出るような方向へ持っていきたい。少なくとも公共という立場、行政という立場からしっかりこれについては支援をし、見守っていきたいと、こう思ってます。

(質)かつての幹部、もしくはサイバーベース構想大ブレイクするんだと、日本をリードするんだという意気込みで語られてたんですけども、あまり成果が表れてないんですけども、今後どうですか、感性として。
(答)もともとの発想からいって、そんなものではないでしょう。
(質)そんなものというのは。
(答)私の発想の中にはなかなか考えにくいことだと思います。

(質)サイバーベース。だけど、サイバーウェーブジャパンは、それをまだ基本にしてやろうとしてるんですよね。
(答)もちろん、やり出した以上はしっかり成果を上げていくということが必要でありますから、私なりにできるだけのフォローはして、支援をしていきたいと、こう思ってます。

(質)ITにお詳しい知事ですからお聞きしたいんですけども、サイバーベースはナンセンスですか。
(答)とにかく始まっていることでありますから、一番最初の発想は私の頭では発想しないことであります。そういう意味です。

(質)いや分かりづらいです。IXで中継基地にして、ベースにして、企業集積して、企業城下町にしてという大構想でしたが。確かに時代は変わってきて、いろんなベースもできてきますし、現実は違うんでしょうけれども。
(答)とにかく北川さんらしい発想でやられたんで、できるだけ始めてしまったものでありますから、これは成果をしっかり出せるようにしていかなければいかんと、こういうことです。

(質)海底ケーブルの陸揚げ地点というメリットは。
(答)そんなメリットありません。

(質)ない。どこであろうと。
(答)この世界にはそんなメリットはないですね。宣伝文句のメリットぐらい。

(質)アナログの世界ですね。揚がった所に基地ができると。翻って津近辺でもIX構想ありましたけれども。
(答)IX構想そのものをいろんなレベルで考えるということは、これは私はもちろんIT時代の新展開を図っていく、あるいは新規事業をこう展開していくこと、これは意味があると、こういうふうに思います。さて、そういうのを行政がどういうふうにかかわっていくかということについては、これもいろんな考えがあるんじゃないですかね。したがって、行政がかかわる場合には、特に行政面から、何を県民に対してリードして、しっかりサービス強化の面でも結び付けていくかと、こういうことがしっかりしていないと駄目だろうなと思います。もちろんサイバーウェーブについては、地域振興とかといった観点も含まれていたわけですね。したがって、いろんな考え方を網羅して、ああいう構想が出されたと、こういうことでございますね。

(質)例えば県内のケーブルテレビ網とか、大容量網の利点とはおありとお考えですか。
(答)これは非常にその利点はあると思いますよ。とにかくこの会社がこういう形で設立されて、事業展開してきているんですから、最大やっぱり活かせるようにしていくと、そういう意味ではケーブルテレビは今、県内全域に整備をされている、これは全国的にも非常に先進的、最も進んでいるということでありますから、それをまさに行政体も電子自治体、電子行政体を目指していく。一般家庭、県民の方もIT時代をやはり十分に先取りして活用できる、こういう整備のためにこれは大いに活用しなければならないと、こういうふうに思います。

(質)知事の頭では発想されないというのは、問題点いくつかあると思うんですけれども、IXをもとに誘致をするという、その発想があまり普通では考えられないと。
(答)行政がやるべきことかどうかというのは非常に難しい判断だろうと、こう思いますね。しかし、私としては今やってきたことについては、それをとにかく最大限効果上げられるようにしていかなければいかんと、それだけに会社の経営については、私がもう少し実際のところ時間を割いてですね、その社長職をできるんなら、あれなんですけど、なかなかそれはできにくい中で最大限支援をしながら、どういうふうに会社の運営もきちっとやっていくかと、こういうことでありますので、いろいろこの人選についても考えているとこういうことです。

(質)知事は長期計画の中にIT戦略はどんな位置づけ。
(答)IT戦略につきましては、全体、時代の流れに遅れないようにしっかりやっていくということであります。何もかも初めて全国ナンバー1を狙うというような、コストだけかかってリスクが高いというようなことを、あえてやる必要がない。素直にこれはやっていけばいいことだと、こういうふうに思ってます。

(質)それにしても知事自身はだいぶ投資してますけど、ITに関して。そういうものではないんですか。
(答)趣味の。

(質)行政は違う。行政は確実に。
(答)行政は趣味でやったらいかん。

(質)松阪食肉公社の会長を引き受けるかどうか、あちらの方で気にされてますけども、どうでしょうか。
(答)松阪市長の時には社長やれと言われて、お断りをしましたけれども、断り切れずに3ヶ月後に受けた経緯がございます。今回は松阪市の公社の会長これまでもずっと知事だったということがございます。私としてはできたら名前だけの会長は避けたらと、こう思ってきましたけれども、これについては各市町村、関係団体等が出資をして、やってきているということで、束ね役であります県の立場から社長はともかくも、会長というその名前には留まって欲しいと、こういう強い要請でありますので、これはいわゆる社長そのものとは違いますから、そういう意味ではお受けしてもいいんではないかということを答えてございます。

(質)そのような回答をもうされたということですか。
(答)事務当局にはしてあります。

(質)総会等、最終決定はいつ頃でしたか、食肉公社の。
(答)知りません。

(質)社長は市長がやられるんですか。
(答)知りません。私が答えることとは違います。

(質)サイバーウェーブなんですけれども、始まってしまったことだから、成果を上げるようにと、成果が上がらなかった場合にですね、行き詰まってしまっても止めるとかという形にするとか、そういう考えは今のところは。
(答)いろんな努力していますからね、しかも民間の皆さんのお知恵も借りてやってますから、必ずいい形で、これについては私としては、後の持っていき方はちゃんとやらせていただこうとこう思ってますから。ご心配なく。

(質)CWJ(サイバーウェーブジャパン)、会社が3月までに単年度黒字目標に掲げて達成できませんでしたけれども、そういった意味でまた新たな目標設定するなどですね。
(答)まだそんな単年度黒字起こせるような中身何もそこまで来てない。ただようやく売り上げも出てきている状況でありますから、これを今後しっかり伸ばしていくと、いうことであります。それからCALSであるとか、BtoBの認証、ネット販売のネットワークですね、ああいったものについても今後、そういった需要がどんどんどんどん増えてくるでありましょうし、三重県の産業支援センター辺りの中小企業等を見ても、市場の拡大の可能性というのは大分あるんではないかなと、こう思ってますから、そういったことにしっかり取り組んで、会社としてやっているということが大事だろうと思っておりますので、今度の取締役会で新しい役員体制が決まっていくんだろうと、こう思ってますが、その役員の方々にはそういう中でしっかり頑張ってもらいたい、こう思ってますし、私も知事という立場からしっかりこれは応援できるところはしていきたいと、こういうふうに考えております。

(質)第3セクターだから県がどうこうでないかも知れませんけれども、掲げた目標達成できなくて、誰も責任を取ってないような気も見受けられるんですけれども、それはこのご時世でやむを得なかったわけですか。
(答)そういう質問の認識は分かりません。何の責任をですか。

(質)単年度黒字を達成できなかったという、目標に掲げてですね。
(答)黒字にするということを目標にしていたのにということですか。

(質)
前の知事の時代の話ではありますけどね。
(答)それよく分かりません。そういう認識は僕は持っていません。

(質)目標を達成できなかったという認識がないと。
(答)いや、それは知りません。私が立てた目標と違いますから。

(質)万博とか愛知県知事、観光関連お聞きしたいんですけど、今日午後から来られるんですね。
(答)ええ。

(質)愛知万博どのようなご感想を、もしくは愛知万博に関してどのような戦略を立てられましょうか。
(答)愛知万博は2005年愛知県で開催される久しぶりの国際博覧会ということになるわけですね。隣県の三重県として、常々連携してやってきた最大のパートナーでもあります愛知県さん中心になってやられておりますが、これが本当に大成功に終わるように、これはぜひ期待をし、お祈りをしたいと、こう思います。また三重県につきましても、各種出展等のご依頼、協力等の依頼もございます。今日は神田知事がお見えになりまして、そういったお話、ご要請もあるんだろうと思いますが、三重県としてはできる限りの応援、支援、協力、これをさせていただくのは当然だと、こういうふうに思っております。ちょうど直前には中部国際空港も開港されると、こういうことで、2005年は相当インパクトある年になるんではないかなと思いますし、それに向けて、非常に経済、景気が低迷する中で、愛知県中心の東海のところはまだ、そういう意味で、これに向けた元気さというものがございますので、三重県も共に、そういった中で、三重県のためにも、活性化に結び付いていくような、そういうことも合わせて考えていきたいと思っています。で特に、2005年は万博と、それから中部国際空港の開港で、多くの方がこちらに来られるであろうと、特に外国からもたくさんの方が見えるんではないかなと、こう思っているところであります。したがって、せっかくこちらへお見えになったら、三重県の地へも当然足を運んでいただけるような、そういったことが期待をされるところでございます。この間、近畿ブロック知事会についても、ぜひ2005年のこういったこともあるので、近畿ブロックとしても2005年の誘客、観光客の誘致について、合わせて各県も考えていただきたいということを私からもお願いをしておきましたが、三重県そのものも、そういう観光の一つのネットワーク、ルートを組んだ中に、ぜひ三重県にもおいでをいただくと、いうようなことをしっかりとっていきたいなと思います。昨日、県議会の方で新しい観光戦略というようなことも申し上げました。これについてはまだこれから組み立てていくという形になりますけれども、一つの焦点として2005年、これはしっかり捉えて取り組みをしていきたいと思ってます。

(質)
万博、開催意義というのはやはり経済効果があるからよしとする。
(答)そうですね、これはまあ、いろいろとまた実際にはいろんなご意見もあるんだろうと、こういうふうに思っております。しかし、今、私どもにとっては、これをそういうふうな契機になるように、ぜひ長く、その開催の時はもちろんのこと、その後へも経済的効果が残ることを期待したいと、こう思っています。

(質)三重県のまつり博は成功でしたか、失敗でしたか。
(答)私は成功だったというふうには思います。ただ、後への経済的効果へのインパクトがどうであったのかとか、これについてはいろいろ議論もあるでしょう。ただ非常に、太鼓だとか地域のまつり、文化、こういったものをやはり掘り起こし、あるいは住民がしっかり取り組んで、いわば手作りのまちづくり、むらづくりというような、その後の動きに大きく、まつり博というのは影響したと、こう思っていますから、そういう意味では効果も大きかったと思いますね。

(質)私、当時いたんですけれども、まつり博1回も行っていなかったんです、私事ですいませんですけれども、ここにいる記者は全部知らんと思うんですけれども、今取材してもまつり博効果って何も残っていない、むしろ否定的な、文化センターの公債費が残っているとか、いうことだけのような気がするんですけれども。
(答)評価の仕方がいろいろ議論あるでしょうね。経済的な効果をそれだけで見る方もいるでしょうし、それから期待した効果と実際のところ比較したときに、期待度が大きければ大きい程それはまたいろんな評価も違ってくるんでしょうね。まあそんなことです。

(質)観光戦略ですけれども、ビジターズインダストリーはよく分からないとおっしゃるわけですね。
(答)いや私は少なくとも結果として、その成果が出てくるということを非常に重視をしたいと、こう思います。理屈ではなかなかしっかり考え、なるほど、こう、耳にはいいなと思っても、それが現実に効果として出てこなければなりませんから、実際に効果上げられるためには、もっともっとその戦略そのものも検討されるべきだろうし、もっと迫力のあるものができないのかどうか考えていくべきだと思いますね。

(質)松阪港ルート、海上アクセスルートとはちょっと別の時に語られた言葉は、ルート一つ語る前にまず観光戦略を語るべきだとおっしゃったんですけれども、この万博に関して観光戦略、それに関連して観光戦略どう立てられますか。
(答)これからいろいろと皆さんと考えていきますから、具体的にはまだ申し述べることはございません。

(質)愛知で万博を開いて、四日市、津ぐらいまでは来ても、松阪、伊勢、鳥羽には行かないかも分かりませんね。
(答)それは知りません。

(質)でも県内観光効果も高めるべく考えるわけですよ。
(答)もちろんそうです。だから貴方の言うように、前提置いて、ああだこうだと言っても、それにいちいち答えられる状況ではありませんので。

(質)万博に対して、具体的に今検討しているような協議内容というのはどういったものなんでしょうか。
(答)僕もね、まだ出展する、その具体的に中身は聞いていないんですけれども、多分まだ万博の事務局、あるいは他の県、特に愛知県を含めてですね、そういう方と相談しているんだというふうに思います。まだ、ですから具体的には詰められていないのではないかと思うんですけれどもね。

(質)知事の考えとしては、隣県だし2005年という契機もあるんで、全面的にバックアップしたいというお気持ちなのか、それとも経済環境もあまりよくないんで、できる範囲内でやりたいというのか、その辺のスタンスはいかがですか。
(答)全面的にという言葉や、その言葉の使い方いろいろありますけれども、できる範囲でしかできないことは、これはもう当たり前の話であります。まあ気持ちとしてはしっかり協力できるところはしていきたいと、こういうふうに思ってます。

(質)まつり博、伊勢道がきれいになりましたね。それは便利になりました。アリーナはお荷物になったけれども。
(質)万博に絡んで、構想これ、計画これからということなんですけれども、県内産業の育成というか、活性化というか、その辺のリンクはどういうふうにお考えになっていますか。万博需要というか特需というか、その辺を県内産業の活性化にいかにつなげていくかというのは、知事としてはどういうふうにお考えですか。期待はちょっと難しいですかね。
(答)まだちょっとそこまで、私も思いをめぐらすことができずにおります。

(質)観光戦略を浮かべたときに、どんなことを考えられます。それと関連した質問のつもりなんですけれども。
(答)さっき言ったこと以外に申し上げることありませんけどね。

(質)熊野古道センターというのを造るということで、土地の予算だけを組んでいたと思うんですが、建物はいつごろ、どういうものを考えてらっしゃるんでしょうか。
(答)ちょっと担当の人おらんわな。また担当へ聞きに行ったって下さい。

(質)担当まだ分からないとおっしゃったんですが。
(答)じゃ分からない。

(質)それで知事がイメージするものはどういうものなのかを聞いてみたかったんですが。
(答)これもまだ、これからでありますので、まだイメージはありません。

(質)新しい観光戦略を万博がらみで練られるときに、伊勢志摩再生プロジェクトが上げている案がありますよね、伊勢志摩の再生化ということで、あれは一応ベースにはなるんですか。
(答)いや、だから、今までやってきているものも、これ充分評価できるもの、それから、やってきた成果についてもそれは生かしていけばいいんだろうと思いますけれども、ただ今、何もそんな前提を置いたりしてやっているんじゃなくて、まさにこれからまだ検討していくと。

(質)知事のお考えで0からある程度考えていかれる。
(答)0からといいますか、今までやってきたことを踏まえ、それから効果のことも予測しながらやっていくということですね。

(質)長期総合計画ですけれども、昨日改めて正式に、「三重のくにづくり宣言」は役割を終え、「しあわせプラン」をスタートさせたいと、3年計画で、長期的には10年スパンでやりたいと、その2部構成云々ですけれども、「くにづくり宣言」一言で、まあ時代が変わったからそぐわなくなってきているんでしょうか。どういう判断で、「くにづくり宣言」をそのまま。
(答)私は選挙の時に、「県民しあわせプラン」というのを出させていただきまして、当然ああいった、本当に多数の県民の皆さんにご支持いただいた訳であります。したがって、お約束したことを着実にこなしていくということでありますから、したがって「しあわせプラン」を今後きちっと肉付けをしていこうと、幸い今年の予算は骨格とはいえ、ほとんどもう北川さんの下で組まれてきておりますし、今年は北川さんの「くにづくり宣言」に基づく実施計画の中で動いていくということですけれども、この期間に「しあわせプラン」については、時間少しあるとはいえ、全庁挙げて取り組むの大変ですけれども、取り組んで「しあわせプラン」を構築していこうということにしたわけであります。その際これまでの「くにづくり宣言」との関係をどうするんだということでありますけれども、10年間の総合計画が必要なのかどうなのかとか、いろんなこれ議論もあって、片山さんのところなんか、総合計画やめたとかですね、府県によっても取り組みいろいろあるようで、かといって全然計画性なしにやっていくとか、そういう意味合いではありません。それから今の時代ですと、IT関係は半年、1年でぐるぐる変わってくるように、本当に2年、3年というのはまだ手の届くところでの計画なのかもしれないけれども、もう5年以上先、特に10年先等ということになると、なかなか実際には見通せない状況が多いわけであります。そういう意味では、やはり着実に到達すべき時期の狙いというところに、まずゴールを一つ置きながら、それ以上先のことは、やはりビジョンとか理念で方向性はやはりしっかりと示しながら、しかし一方では、やはりより短期的に戦略的に取り掛かることを整理していった方がいいのではないかなと。ただ「くにづくり宣言」も北川政権の時の総合計画を、しっかり中身は引き継いでいるわけですから、私としても「くにづくり宣言」の全体を網羅した部分を、「しあわせプラン」だけの、選挙の時だけの形でいくと網羅できない部分が出てきますから、そういう意味では、その部分も含めて、戦略プランを全体をお示しをする、それにはもちろん数値目標もいれて個々の経営について、管理しやすいようにしていくということも取り入れながら、まあやっていこうと。ただ、もちろん長期の中身増しについてはビジョン編で、これもほぼ10年程度を見通したものをやっていこうかと、こう思っています。で、それをつくっていくのに今までの「くにづくり」いろいろとやってきていることについて、しっかり継続して引き継いでいくものについてはですね、それをしっかり引き継いでいくという考え方で、言ってみれば、まったく新しい形にはなりますけれども、気持ちの上では「くにづくり宣言」を一つ進化をさせるんだと、こういう思いでやらせていただきたいなと、こう思っています。

(質)職員も当然「くにづくり宣言」つくった人がいて、それに向かってやろうとしているんですけれども、職員自身は問題意識なかったと思うんですけれども、知事自身が、とにかく公約実行するためにやるとはいえ、今の「くにづくり宣言」のどこが悪いんだという指摘、議論があると、職員には指摘して欲しいと思うんですけれども。職員側が望まれると思うんですが、どこが悪いんだ、どこを変えたらいいんだと、その辺はどうですか。
(答)だから、これから検討していく。

(質)1、2事例はどうですか。
(答)職員がどうなのか知りませんけれども、そういう評価であると、あなた言い切るけれど、必ずしもそうでないというふうに思いますよ。

(質)事例として、どの辺を、特にどの辺を見直そうと思われる。いいとは思いませんよ別に、「くにづくり」がいいとは言わないけども、例えばどの辺を。
(答)まだそんな個別のことについては答えられる訳ではありませんから、これからとにかく検討していくということです。

(質)それにしても、15年度1年間でいろんなことをやるのは大変でしょうね。
(答)そうですね。事務局にも頑張ってもらいます。

(質)松阪は何年でつくったんでしたっけ。
(答)何の話でした。
(質)トータルマネジメントシステム。1年掛けてつくられたんですか。
(答)いやいや、もうちょっとかかったと思いますけどね。はい。

(質)新しい「くにづくり宣言」に代わるものとして、議会の中で昨日もちょっとおっしゃってましたけれども、本音でトークというのが議会明けて始まるっておっしゃってましたが、どういう、10市町村ぐらいというような、バクっとした言い方されましたけど、相手県民ですから、どんな対象を選んで、どういうふうにしていくというのは、何かもうプランはおありですか。
(答)まだこれから詰めていくところですけども、「県民しあわせプラン」にこれもご意見を活かしていこうということになると、県内全域ですね、県民局単位か、あるいは、この間膝づめミーティング、市町村長とやりましたね。あの範囲ではちょっと大分けすぎるのかな、特に、たとえば北勢県民局管内というと、桑員地区から鈴鹿までというとちょっと広すぎるんじゃないかなというような感じもしますので、そこらをどういうふうに分けるのか、それからやり方の中身、これについてもこれから検討して7月までには具体的に決めて、そして県民の皆さんにご参加をお呼びかけしようと、こういうことです。

(質)基本的には公募というような形をとるということですか。
(答)そうです。県民の皆さんにおいでいただける方といいますか、出席したいという方は、原則的に皆さん来てもらうという考え方で良いのかなと思っています。会場の問題とか、そんなんいろいろあるかもしれませんけどね。人数どれだけとか。

(質)当面は10とおっしゃられたんですよね。当面は10市町村という言い方じゃなかったでしたっけ。年末までにという言い方でしたっけ。10の前後の言葉は。
(答)とにかく、この間膝づめミーティングを6会場やりましたけれども、もう少し増えるのかなと、10ヶ所くらいということになるのかなというところです。いずれにしろ今月中には詰めていきます。

(質)昨日の答弁の中で、市町村との連携とは何かと聞かれた時に、首長と断定されたですよね。
(答)「膝づめミーティング」でやる市町村の相手というのは首長と言いましたけれども、市町村との連携ということについては、その後で、「あたたか分権ミーティング」なんかは、県の担当者と分権担当者と、市町村の職員とやるということですから、広くは違いますけれども、「膝づめミーティング」というのは、市町村長と私とで、しっかり地域のことを議論し意見交換しましょうということです。そういう意味です。

(質)哲学議論ですけれども、漠然とした首長、職員との連携ではなく、市町村との連携という言い方で飲み込んでたんですけれども、その辺はどうですか。
(答)市町村との連携ですけれども、それの最高責任者である市町村長と私とこうやったり、それから県庁の職員は普段から、今でもそうでありますけれども、市町村の職員の方とはいろんな接触をしているわけですよね。

(質)これも哲学論議ですけども、市町村合併に関して、国の施策がなかったことが不満だと。ではどうあるべきだとお考えでしたか。
(答)本来的には、やはり国がやるべき範囲を、防衛だとか、外交であるとか、あるいは教育だとか社会保障に及ぶ場合も、その基本的な制度の部分をやるべきだと思うんですね。いわゆる国のやるべき範囲をしっかり、まず打ち出して、そして国民生活に密接に関係のある多くの分野は地方に委ねるんだと、まずそういう仕切りがあって、したがって、そういった国と地方との役割分担を責任持って担える能力を持つ地方行政体というのはどういうものが必要なんだろうと。で、その中でもちろん、県のあり方だとか、そういったことについてもどうするのかということが出てくるんですよね。地方行政の2層制がいいのか、3層制といったような議論も中にはあるようですし、いやもうそんなものはいらないんだというようなことについてもありますよね。その上で、住民に直接向き合うところの市町村というのは、そういった行政、どこまでの行政を担っているのか、それに必要な相応しい行政能力を発揮できるために、あるいは経済的にも財政的にも効果的、効率的にもその市町村というのは、どういう市町村がいいのか、というのが想定されて、だから合併しなさいよというのなら、これはもう非常に分かりやすいですよね。けれども、そうではなくて、今の場合には、とにかく国の財政破綻で、とにかくもうどうにもならない、それをなんとか凌ぐ手立てとして、市町村に合併しろ、合併しろというようなことで煽ってきた、という感じがして、私はそこが非常に残念であります。

(質)仕切りの一つが三位一体の税源移譲なりをしっかりして欲しいと。
(答)それを裏付けるものになるわけですね。

(質)ただし、その地方自治体の財政危機論で合併した方が強化できると、強い足腰にした方がいいんだという議論そのものはどうですか。
(答)ですから、さっき言いましたような形で言うと、いかにもそんな合併ならやめておけ、というような短絡的な答えを出すんではなくて、だからといって、地方は地方で、もう今現下の財政の中でも生き残りに四苦八苦しているということでありますから、そういう意味では、合併というのは、とにかく今の市町村がなんとか生き延びていくためにも避けられないことだと、こういう認識で、国がどうであれ、市町村としては現実問題、なかなか避けられない課題だと、こういう認識があるわけです。

(質)昨日、合併に関して、市町村から要望があれば、調整することも含めて積極的にかかわっていきたいというようなことを答弁されたと思うんですけれども、調整というのは、たとえば、どこも合併するところが無くて困っていると、合併したいんだが、というような場合は、そういう要請を受ければ、相手先を探したりするというようなことも含めて、検討されるというお考えはありますか。
(答)具体的なケースを想定して申し上げたわけではありませんけれど、合併につきましては、一つの市町村の問題は、合併という前提でいくなら、相手がある話でありますから、したがって、いろんな相談受けるといってもいろんなケースがありうるのかなと、したがって、ケースバイケースで判断していかなければならんとこう思います。しかし、いづれにしても各市町村は合併問題について、本当に真剣に苦しみながら取り組んでいるのでありますから、そういった状況の中で市町村から県にも相談なり支援の要請があるならば、真摯にやっぱりそれをお聴きして、できるものを支援していくというのが当然のことであるのかなと、こう思っております。

(質)ケースバイケースでそういうこともありうるということですか。相手先を探すという。
(答)だから、ケースバイケースですね。ただ、最終的合併するしないというような判断、これはもう市町村が当然自らやるべきことでありますから、そういったことに押し付け的に影響を及ぼすとか、そういうことは避けなければならないと、こう思います。

(質)さっき、三位一体ということがちょっと出て、この間ずっと議論になって、補助金削減の額ですとか、税源移譲の率ですとか、もう本当にかなり混迷していると思うんですけれども、知事はこれまでの経緯をご覧になって、改めてちょっとその辺りの考えをお伺いしたいんですが。
(答)本当に、今、何と言いますか、三位一体の議論が議論される場所場所で意見が交錯をしていると、いうような状況でございます。したがって、私としても本当に一体どうなっていくのか、なかなか今方向性が見出せないような状況にあるんじゃないかなと、こういうふうに思っております。で、いろんな思案なり意見が出されおりますね。で、そういうのでいくと、よく指摘されていますけれども、義務教育の国庫負担金なんかが変化してきたら、これは今の三重県においても、小中学校の人件費分が何人減るんだろうかというようなこと考えますと、なかなか影響するところが極めて大きい。保育所の運営費についても、国庫負担金が廃止されて、税源移譲に7割とかいうような、そんな数字が出てますけども、そんなことをされたら、それだけでも相当多くの児童が実際に保育所に入所できないような運営費の非常にやりくりの難しさが出てきますね。そういうことを考えますと、やはり本当にですね、国の方では、本当に国の財政も苦しいということはよく分かりますけれども、しかし、やっぱり正しく地方分権というのをやっぱり、本来の意味合いからしっかり捉える中で、これからの地方分権に相応しい、その推進に相応しい議論をし、結論を出していただきたいなと、こう思っておりまして、三位一体のこの議論は、正に、本当に、そういう意味での一番大きなポイントの一つだと思うんですが、現状としては非常に残念に思います。近畿ブロック知事会でも随分いろいろ議論が出ました。そこで、もっと具体的なパンチ力を持った国への提言、意見具申をしていく、そういったことが大事ではないかというようなことを議論してまいりましたので、多分間近にそういった行動も起こさせていただくようなことになるかなと、こう思います。

(質)行動。報道。
(答)行動ということはいろいろなことも含めて、発表がまずあるということですね。

(質)他県の知事と連携してやられるという。
(答)そうです。

(質)公舎に結局いつからお住まいになられたんでしたか。
(答)近畿ブロック知事会、あれいつでしたかね。4日。あの晩から、あの帰り公舎へ来たんですよ。

(質)シャワーは使い心地はいいわけですか。
(答)極めて良好な状態で、修理されておりました。

(質)熱湯になるとか、そんなことはないですね。
(答)そういうことはなかったです。

(質)改修費っていくらくらいかかったんですか。
(答)まだ私聞いておりませんけれども。

(質)何かご指示はあったわけですか。LANは必ず引いとけとか。
(答)いやいや、そんな指示はしてません。なるべく、とにかく、最低限の修理で、ということは申し上げてきましたが。絨毯は臭くて洗うということで、クリーニングしてもらったんですけど、あんまりきれいになってませんね。で、確か一部屋は相当ひどいこうしみがついていたのは、その部屋だけはクリーニングしても駄目だということで、そこは買い替え予定ありますけれども、廊下辺りのしみは、サァーと、相当、なんていいますかね、地図が書いてあるような。

(質)それは雨漏りしている、湿気が。
(答)知りません、それは。それは相当使ってるからでしょうね。でも、まあ、クリーニングはしてもらいましたから、気持ちよくなりました。


( 以 上 )

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