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平成20年10月07日

知事定例記者会見

知事会見

平成17年 2月 7日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目

  • なし

2.質疑応答
(質)まず全国知事会の会長選が告示され、麻生、増田、石原、各知事なんかの名前が挙がってますが、野呂知事ご自身のお考えというのは固まったでしょうか。
(答)今、全国知事会というのは、大変重要な役割を期待されていると、こう考えております。特に今後、地方分権が進み、三重県では地域主権の社会と、こういうふうに言っておりますが、それを確立をし、三重県は三重県としての特色を生かしながら、より地域に充実した住民の生活が実現されていくというためには、この時代の流れを確実にしていく必要があると、こういうふうに考えております。そのためには、この国全体のあり方、形を変えていかなければならないという大変大きな時代を背負った、今政治の責任が問われているところです。国においてもいろいろ議論がありますけれども、残念ながら今、国がその国の形をしっかり議論し、提示をするということができずにいる中で、三位一体の改革等、地方分権の柱となる議論が進んでおりますから、そういう意味では、国がなかなかその議論を結論付ける、あるいは方向付けるというようなことができない中で、地方からしっかりこの国のあり方というものを申し上げていく必要があると、こういうふうに考えております。そういう意味では梶原知事が知事会の会長として就任をされて、1年半ほどでありますけれども、その間に「闘う知事会」としての状況の中で、知事会の状況は一変してきたんではないか、ちょうどその時に私も知事になって、今日まで様子を見てまいりましたが、知事会が今後は梶原会長の時から始まりました、こういった動きをさらにしっかりと進めていく必要があると、こう思ってます。むしろ、これからが正念場であろうかなと、こういうふうに思っております。そういう意味では知事会の会長は、その先頭に立ち、そして知事会をしっかりまとめ、また地方6団体ともしっかり連携しながらやっていける人が望まれると、こういうふうに考えております。今、名前がいろいろ挙がってきつつある状況の中でありますが、私としては個人的には、これからの知事会の会長としては、鳥取県の片山知事、あるいは岩手県の増田知事辺りが適任ではないのかと、こういうふうに考えてきたところでございます。石原知事については、大変立派な方でありますが、東京都知事というのは、知事会の中でも特別な存在でありますし、また石原知事は大変理念、哲学がしっかりされておられて、影響力も大きいという点で尊敬をいたしますけれども、知事会の会長ということになりますと、あれだけいろんなことについてご自身の考えをはっきり申される石原知事にとっては、大変苦痛なものも多いのではないかなと、こう考えております。麻生知事の名前も出ているところでありますけれども、いずれにしても、会長選に向けての立候補の締め切りが10日ということで迫ってきております。もうここ一両日中にも動きは随分流れとしてはっきり見えてくるのではないかなと、こう思ってます。私が思いますのに、石原知事については、関東地域の皆さんが中心に推されているようですが、今8人ないし、9人ぐらいの方が推されているのかなと、こう思います。しかし、大きな流れは九州知事会の皆さん中心に西側で、麻生知事を支持される方が極めて多くなってきておりますし、それから北海道、東北地区の知事会の皆さんをはじめとして、増田知事をまた応援される方も多くなっております。やや私としては片山知事辺りも出ていただけるようになると、これも一つだと思っていますが、増田知事が出られるということであるならば、私としては増田知事を推したいと、こう思っているところでございます。しかし今焦点は、石原知事については推される方がかなり限定されてきているという感じでありますので、出られるのか、出られないのかというようなことが、ここ2、3日の一番の焦点であるかなと思います。もし出られないということになれば、石原知事を推されている8人ないし、9人の動きが最終的に結果を決める状況になっていくんだろうなと、こういうふうに今考えております。私としては、今言われている3人ということになれば、増田知事を応援させていただきたいと思います。

(質)その増田知事を支持される理由というかですね、その辺はどこにあるのかというのと、あと知事ご自身が他の知事の皆さんと歩調を合わせるなり、何なりの連携というのは取ってらっしゃるんですか。
(答)増田知事がいいと考えておりますのは、やはりこの1年半全国知事会の中での、梶原さんを中心とした動きの中で、増田知事はしっかり三位一体等の議論を中心に、やはりこの国が変わらなければならないという立場で先頭切って動かれました大変な論客でもありますし、それから知事としての経験も豊富に積んできておられます。さらにお若いということもあり、こういう状況の時にエネルギッシュにご活動いただけるのでないかなと思います。私は今日の状況を考えますと、知事会の会長をお務めいただく方は大変なことだと、こう思っております。それぞれの府県の行政運営もなかなか大変な中で、全国知事会として、相当な時間を割いていただかなければなりませんね。そしてまた、まとめていっていただかなければなりません。人柄とか、そういったことも十分に考えていかなければなりません。そういう総合的に私はいいのでないかなと、こう思ってます。麻生知事も別段そういう意味で悪いとか、そういう意味ではありませんけれども、選択をしていかなければならないという観点から、私としては増田知事がいいのかなと、こう思ってます。知事会の会長のことにつきましては、いろんな機会に他の知事さんとも会ったりする時に、話をすることもあります。あるいは電話等でいろいろお話をさせていただきました。具体的にどういう方と、どういう話をしたのかということは申し上げられませんが、私としてはやはり知事会の会長がどなたになっていただくかということは、大変気になるところでありますから、それなりに他の方とも意見を交換しながら、来させていただいていると、こういうことです。

(質)石原知事の部分で、最後にちょっと雑音があって聞こえなかったんですが、「石原知事が会長となると、はっきりもの申すので大変何が多い」とおっしゃいました。「苦痛」が多い。
(答)ご自身の理念、哲学がはっきりしておられます。それだけに全体をまとめ、全体の立場から石原知事が発言されたり、報道されたりするということについては、つらい部分があるのではないかなと。

(質)本人にとって。
(答)そうです。そう考えております。

(質)東京の知事は特別な存在というくだり、これはどういう意味で特別な存在という。
(答)やっぱり世間一般的にも東京都知事というのは、もちろん行政そのものが都道府県とはいえ、都であるのは東京都だけでありますし、行政体の成り立ちも若干違います。それから首都であるということ、それからその規模の大きさ、経済、社会、文化、あらゆる点において東京一極集中という中で、東京は全く他の府県とは同一に考えられない、そういう規模、または質の面で、東京都に対する見方というのはできるのではないかなと、こう思ってます。

(質)東京は地方ではない、地方の代弁になり得ない。
(答)よく言われるように、交付税の不交付団体だとか、そういうふうなことも、これも東京都の特殊な状況の一つであろうかなと、こう思います。

(質)石原知事、東京都知事という機関としての知事は別にして、石原知事の性格的に、やっぱりいろいろな会でお会いになった時に、東京都とか大阪府とか愛知県とか、そういう大きなところは別にして、地方のことをあまり頭の中に置かれていないという、そんな印象はお持ちなんですか。
(答)あの方はよくテレビ等にも出演されて、いろんなことでコメントされておりますね。どちらかというと知事会に直接関わる、そういったこと以上に、例えば外交の問題であるとか、あるいは安全保障の問題であるとか、国家的見地から発言される、そういったことが多いのかなと、こういうふうに思っております。またその発言もそれぞれ大変影響力を持っていると、こういうふうに思いますね。ですから発信されることの彼の部分はむしろ国政に関するような、そういったことも多くあるのではないかなと、こう思いますね。

(質)この間、東京で観光の政策発表されて、今年かなり例年になく力を入れているというふうな感じがするんですけれども、その辺り今年の県の観光戦略の位置付け、優先度合いとして、知事としてはどのくらい力を入れられるおつもりかというのをちょっとお聞かせいただきたいんですが。
(答)三重県は「みえけん愛を育む“しあわせ創造県”」という基本理念の下、県民としっかり県政を協働しながら展開していきたいと、こう考えておりますけれども、その中で安全安心の基盤であるところの、やはり経済等活力、あるいは元気ということは非常に大事なことであります。幸い、製造業を中心に景気回復というものは本格的に昨年からみられてきました。今後の動きについていろいろな意見もございますけれども、少なくとも三重県はそういう状況の中で、全国のトップランナーとも言われ、そして今日、あるいはこの後しばらくについては、非常にそういった意味でチャンスの時でもあるし、期待が持てるのではないかなと、こう思ってます。しかし県内全体を考えましたときに、1次産業の低迷であるとか、特に県南部においては製造業等の工場進出とか、そういう状況は大変厳しい状況の中にあります。したがって、逆に言えば県内全体の元気さということになりますと、観光等が極めて重要だと思ってます。特に人口減少時代に入りました日本におきまして、そしてまた三重県ももちろんそのようなポイントとして、この観光等の産業、人の交流、連携をしっかり産業として地元活力に結び付けていく、そういう観光というのは極めて重要なものだと思っています。昨年末にできました観光振興プラン、これを軸に、私としては相当メリハリきかせた展開ができればなと、こういう思いがございます。そういう意味で、今年は先般東京でも観光キャンペーン発表会、これは観光連盟が中心になってやらせていただきましたけれども、県も大きく関わっている中で私としても観光連盟の名誉会長という立場でもありますので、ああいった場にも出向きましてやってまいりました。特に関西、あるいは中部、こういったところが今まで大きなターゲットでありましたけれども、愛・地球博等でもねらいますように、やはり関東圏の皆さんに三重県というものを観光面でもご認識をいただく、このことが非常に大事でございます。したがって、今後の展開の仕方としては、関東圏に力を入れるということ、あるいはセントレアができましたので、セントレアからの主要都市、あるいは海外の誘客、こういったことにも重点を置きながら、今後展開をしていかなければならないと思います。あわせて地元三重県も縦に細長い広い県でありますから、それぞれの地域でしっかりやる気を持って取り組む県民の自主的ないろんな動きを県としても支援すべきをしっかり支援していきたい、こういうふうに思っています。

(質)特殊勤務手当についてなんですが、総務省の方から指摘を受けている、通常の業務の範囲であるのに支給されている特殊勤務手当について、今後どのようにされていくか知事のお考えを聞かせていただけませんでしょうか。
(答)特殊勤務手当につきましては、総務省からいろいろ通知がございました。それで国におけます実態は特殊な業務に就いている業種につきましては、別に給料表等が定められたりしているところでありまして、一概に国と比較する場合には、そういった違いというものも考慮に入れていかなければならないものだと、こう思っております。したがいまして、妥当なものであるのか、そういったことについては不断の点検は必要だと、こういうふうに考えておりますけれども、そういう中で県民の皆さんから理解できないような、そういう実態があればこれは直していくべきだと、こういうふうに思っているところであります。私としてはその点検につきましては、各それぞれのところに点検をするように申しておりまして、その中でこれはいかがかというようなことがあれば、これは適切に直していかなければならないと、こういうふうに思ってます。

(質)セントレアですが、現地は行かれたことはありますか。
(答)残念ながら、現地へ直接は行っておりません。ただ、1回紀南の方へ、ヘリコプターで移動する際に、往きにセントレアの上空を少しかすめてまいりまして、上空からセントレアの建設状況を見たことがございました。ただし、これは昨年の、確か夏前だったと思います。まだまだ、ようやく空港島が姿を見せてきたというような状況の時だったのかなと、こう思ってます。

(質)もうすぐ開港ですけれども、行かれる予定も今のところないんですか。
(答)今度13日に開港の式典がございますので、私としては、船が出るそうでありますので、正式には17日からやはり海上アクセスが営業されますけれども、その日は津から船で行けるということでありますので、私としても海上アクセスを利用して空港島へまいりたいと、こういうふうに考えてます。

(質)先ほど、観光で外国人の誘客とか、あと首都圏にということで、それなりの効果があるようなことをおっしゃられましたけれども、観光以外の中部国際空港開港の三重県への効果は何かありませんでしょうか。
(答)中部国際空港の特色としては、24時間運用体制であり、それからまた貨物空港も、充実しているということであります。その他にももちろん、国内線と国際線の乗り継ぎが非常に便利になるとか、いくつかの、そこは特色がございますね。今、四日市港、それから名古屋港合わせてスーパー中枢港伊勢湾として、昨年に認可もしてもらいました。そういう意味では、国際ゲートウェイの非常に大きな機能を果たす施設が、このセントレアも含めてできると、こういうことであります。これは単に観光客等の誘客という面だけではなくて、三重県の今後の経済、産業経済の面からも大きなポイントになっていくと、こう考えております。したがって、セントレアがそういう面でも大きな役割を果たせるんではないか、また三重県としても、そういった面の活用というものを十分に考えていきたい、こう思ってます。


( 以 上 )

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