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知事定例記者会見

知事会見

平成17年 9月13日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目
  ・なし


2.質疑応答

(質)11日に投開票が終わりました衆議院選挙の結果について、知事はどのような感想を持たれましたでしょうか。
(答)今回の選挙は、選挙の途中から自民圧勝という雰囲気が流されておりましたけれども、結果としては、あれ程自民、与党が圧勝するとは思っていなかったので、少々圧勝ぶりに驚きました。しかし票の中身を見てみますと、比例部分ではほぼ自民、民主、それぞれ得票率に応じた議席配分になっておりますけれども、小選挙区の方では、皆さんの伝えられているように自民党は民主党の3割増しの、1.3倍の票でありましたけれども、議席は4倍以上取っているというようなことで、これは小選挙区制というのが時の勢いを非常に極端な形で結果として出してくるという制度によるものでございます。そういう意味では小選挙区制というのはすごい制度だなというのを改めて感じました。今回それぞれの選挙区で激戦を戦われて当選された新議員の皆さんには、まずは心からご当選をお祝いを申し上げますとともに、自民党、与党であれ、野党の方であれ、大変な国難の時でありますだけに今後最大限の努力をされ、ご活躍をされるということを期待をいたしているところでございます。

(質)総選挙の結果で民主党大敗という結果になって、3区から出馬した岡田民主党代表が辞意を表明するという結果になり、事実上総理の芽がなくなったわけなんですが、それについてはどのように思われますでしょうか。
(答)今回の選挙は小泉さんのマジックにかかったとか、麻酔にかかったとか、いろんな言われ方がされております。そういう意味では小泉手法が今回真当たりいたしましたし、その政治的な感覚と決断、行動は評価されるものだと、こういうふうに思います。しかし一方で野党民主党の党首として、この選挙戦を戦ってこられました岡田さんにつきましては、結果としてはこういう結果でありましたけれども、しかしマスコミ等を通じて伝えられている評価も「きまじめ岡田」というような形で、極めて真摯に、まっしぐらに、まじめに政策を訴え戦ってきた、そういう岡田さんについても、その岡田さんの姿勢なり、性格なりというようなものも伝えられております。そういう意味では本当に真摯に最大の努力をして戦われたということで、心から敬意を表するところであります。結果は結果でありますから、岡田さんが党首を退かれるという決断もやむを得ないのかなと、こういうふうに思います。しかし民主党もさっき申し上げたように小選挙区というのは、その時の勢いで政権交代がどちらにとっても可能な、そういう制度であります。したがいまして、民主党も今後そのチャンスをつかもうとして努力をされるでしょうし、岡田さんも極めて若いお立場でありますので、これからの将来においては何度も総理を目指してチャレンジされるチャンスはあろうかと、こういうふうに思いますので、今後一層のご活躍を期待したいと、こういうふうに思います。

(質)総選挙に絡んで、県内の結果だけ見ると、自民党と民主党の議員がそれぞれ小選挙区と比例代表、比例復活も含めて現有勢力が同じになったということについては、どのような感想をお持ちでありますでしょうか。
(答)三重県では全国の傾向と違って、比例代表でも民主党が自民党の票を上回っておりました。そういう意味では岡田代表の(出身)県としての三重県の立場は民主党として頑張ったと、そういう証にもなっているんだろうと、こう思います。結果として自民4、民主4、公明1という三重県の関係議員の数は変わらなかったわけでございます。私としては今後の三重県政のためにも、これまで引き続いてやられる方々、そして新たに加わられた方も含め、自民、民主、公明の皆さんに県政の発展のために、今後一層ご尽力願えればと、こう思います。特に今、今回の選挙での一番の焦点になりました郵政改革だけでなくて、実に改革の本丸たる日本の官僚制度を中心とした中央集権をどう打破していくのかというようなことがございます。その中には地方にとりましては、地方分権、地域主権の社会を本当に実現していくために、三位一体の改革をはじめとして、地方分権をしっかり進めていかなければならないと、こういう思いでございます。この流れにつきましては自民党も、また民主党も手法は違うとはいえ、同じ方向へ行こうということを主張しているわけであります。私は今回の選挙を契機にさらに一層真の地方分権が進んでいくということを期待したいわけでありますし、地方も三重県も一生懸命、今それに向かって頑張っておりますので、県の関係の議員の方におかれては与野党問わず、ぜひこのことを大いに進めるようにご尽力願いたいと、このように思っております。

(質)この間、衆議院選に関して、テレビとか、新聞とか、いわゆるマスコミ報道、そういうものをずっとご覧になっていただけですか。何か昔のコネクションで直接電話を掛けて聞いてみたりとか、そういうことはなかったですか。
(答)なかったです。かなり新聞、テレビ等の報道で今回の選挙の特徴、動きというものは大筋で分かりすぎるほど感じましたので、ほぼそういうふうなことになるのかなというような感じで観ておりました。

(質)小泉総理は知事が衆議院時代にご存じだった部分とだいぶ今は変わっているんですか。
(答)小泉総理とは消費税導入の動きの時とか、小泉さんが厚生大臣の時に厚生委員会等でかなり親しくお付き合いをしてまいりました。非常にユニークで明るくて、個性としては私も好きな方でありますけれども、しかし考え方としてはだんだん分かってきたんでありますけれども、当時から財政族のトップであり、そして金融関係の観点から言えば、民間の銀行の力をもっと出させて、そして郵政に対しては非常に厳しい言い方をされてきておりました。一つの改革の論法として分からないわけではありませんが、私がもっと理解できなかったのは、銀行の不祥事が続いた時に、銀行にはあれだけの金を出して銀行を助けたわけでありますから、そういうことが民間にできることは民間でと言うけれど、公金の使い方として、そのことが日本の構造改革を本当にきちっと考えることになったのかどうなのか、これは議論のあるところだと思います。そういう意味では小泉さんもやっぱり一つの方向からのこだわりが非常に強い方だと、こういうふうに思います。私は政治家になった時から「何事もまず批判することから始めよ」ということを河本敏夫さんに教えられ、そして今もそういう意味ではどんなにいいと世間が評価していてもやっぱり一面本当にそうだろうかという批判眼をいつも忘れずに見るわけであります。そういう意味では危なっかしい気を感じる面があります。特に改革ということに関して言えば、改革は私はとても必要なこと、変えるべきことを変えていかなければいけない。特に日本の変えなければならない環境は、やはり中央集権国家として長年来た中で築かれてきた官僚中心の国家体制だと思いますね。三位一体の改革でも結局は我々は小泉さんに期待する以上に官僚構造が本当に三位一体改革にきちっとそれを認めて動いていくということを期待したいわけであります。ですから、そことの戦いという意味においては、郵政民営化などというのも一つの突破口でやっていくというのは、旧来の自民党の族議員や、あるいは官僚構造との馴れ合い体質からいったら、風穴を確実に小泉さんは開けていくということになると思います。しかし体力が非常に強かった時の改革議論ではなくて、今我が国は全体のパイが広がらないという、言ってみればにっちもさっちもいかなくなった大変な財政難を抱え、人口減少時代に入っていく中での改革議論であります。そういうパイが狭まっていく社会の中での改革議論は、ややもすれば強い者が勝ち残るのは当たり前だと、しかし一方で弱い者はそのまま切り捨てられていくということになりがちであります。パイが広がる時には、広がった部分を弱者対策に充てられたわけですけれども、パイが広がらない社会では強い者が勝って、そして弱い者にどの部分をあてがうのかということがなかなか難しいわけであります。地方分権も地方の実勢に基づいて自立してやっていくということは、とても大事なことであります。三重県も三重県の裁量でどんどん頑張っていくというようにしていかなければいけないと思いますが、しかし、一方でそれは地域間競争を激化させますから、勝ち残る方が優位に立ったときに、パイが広がらない社会では必ず負け組の方がパイが小さくなりますから、そういう意味では地・謚ヤ競争の激化は地域間格差の拡大ということになりかねないわけであります。そういう意味で考えていくときに、例えば義務教育の議論のようなものを考えてみたときに、少なくとも大人の社会の競争原理が子どもの教育だとか、そういうことに影響を及ぼすということは最も避けなければならない部分でありましょう。そういう意味ではパイそのものについては、子どもたちにやはり等しく機会を与えるというような考え方で国全体で考えていかなければならないことだと、こういうふうに思います。例えばの例で申し上げましたけれども、そういうふうに考えていきますと、私はやるべき改革をやっぱり断行していこうという気持ちを本音で持っておりますけれども、一方でその時に生ずる痛みとか、あるいは社会の二極化、あるいは所得格差をはじめとした社会的な格差の広がり、こういったことにどれだけやっぱりその痛みを知りながら、そして政治として、行政として、それに最低限必要な配慮をどうやって効かしていくか、言ってみれば人間愛に基づくそういったものがパイが狭くなる社会においてはなお一層大事だと、改革議論の中でやはりそういう意味の議論というものをまったく除けてしまうということはできないのではないかというふうに思います。トヨタ自動車の奥田会長も言っておられますけれども、ただ単に企業のリストラとか、そういうことは人の職業を取ってしまったりするわけでありますから、企業の経営改革でもただ単にリストラ、リストラということは能のないことではないかとか、いろんな今の構造的なところにやっぱり配慮しなければならないということを言っておられます。私はやっぱり今後自民、与党はあれだけの多数を占めました。まずはやらなけらばいけないことを本当に着実にやるという、そういう大きな責任とともに、併せてやっぱりそういう痛みに対する思いをきちっと表現しなければ、私は国民の感性に響いていかないだろうと思います。そういう意味では年金問題なんかについても私はやっぱりきちっとした対応をやられるべきなんではないかなと、こういうふうに思います。少なくとも年金について少し言えば、これは制度として本来国民に将来何年ぐらい掛けたらどれぐらいの年金になりますよということを約束してきたものであります。制度の設計が悪かったために破綻を来してきて、もらう直前になって給付額を下げなければいけないというようなことにしてしまったことについては、これは本来の約束を政治が守らないということになります。背に腹を変えられないではないかということには違いありませんけれども、私は国民から見れば年金の改革議論も、例えば必要なことはよく分かっていても、民主党も年金が最大焦点だということを言いましたが、国民からすると、ひょっとすると民主党が政権を取って年金改革をやれば、ごそっと減らされるんではないかという反対の心配をした人たちもいるんではないかという話をこの間も友人としてまして、「ああ、そうか、そういうふうな思いを持つ人もいるのかもしれないな」と、したがってマニフェスト議論だとか、いろんな形で政策の議論を国民に訴えますけども、受け取る国民の方は割とやっぱり自分の足下の生活を見ながら、決して言っている理屈が知的で正しいからといって、そのまますんなり受け取るものではないんだということですね。今後、増税議論等、これは小泉さんは避けることのできない、正面から対応していかなければならない問題だと思います。こういった議論になりますと、さっきの年金議論以上に非常に国民にとっては自分の足下から大変な、必ずしも理屈だけではいかない反応が出てきますから、そこの難しさがあるんだろうと、こういうふうに思います。

(質)小泉さんには人間愛は感じられないんですか。
(答)少なくともいろんな見方でしょうね。まあ、いい時にはいいんでしょうけれども。この間の刺客騒ぎは、政治家のリーダーとしては分かりやすくていいという反面、たった郵政だけのことで、総理と考えが違うということで刺客を送られた人間にとっては、これは理解できないものが残るんじゃないでしょうかね。

(質)今、知事のお答えの中で、社会の二極化を心配する中で、教育の話とかですね、あと人間が最低限生活する上で必要な話があったんですが、特に二極化した場合に心配される先ほどの説明にあったものの中で、特に一番心配するものというのは何ですか。
(答)やはり暮らしを取り巻くいろんな不安がありますね。少なくとも個人の能力だけでは等しく勝ち得られないものというようなものについて格差が出てくるということになると大変ですね。ですからナショナルミニマムとしての基準が一方できちんとしていないとだめなんじゃないですかね。

(質)先ほどの財政族のトップという小泉さんの存在ですけれど、選挙期間中、小泉郵政民営化批判に対して、日米銀行界の要請を受けて民営化を進めているという批判があったんですけれど、そのことは、そのとおりだと思われますか。
(答)私は官から民へ、民間にできることは民間で、あるいは地方でできることは地方で、これは一見いい表現みたいでありますけれども、民でできるから民にやらせればいいんだということとはちょっと違うんではないかなと、こういうふうに思います。それから、やはりアメリカ社会というのが、どうも小泉さんの目指す社会みたいに思いますけれども、この間のハリケーン「カトリーナ」のああいうので、アメリカであれだけの災害、被害が出ました。やはりあれはアメリカ人だけでなくて私たちから見ても大変ショッキングな、アメリカ社会というのは世界の警察のようなことを言いながら、自分のところの国の足下で、あの災害で、あれだけの死者が出て、しかもそれがすぐに救出もできずに大変な社会問題、政治問題になろうとしておりますね。やっぱりああいうことを考えますと、私はアメリカ的な社会なのか、世界の中にはヨーロッパの中にも見習うべき先進国がいっぱいありますから、そういう意味ではやはり競争社会の典型たるアメリカというのは、参考にはしても目標にはなかなかならないのではないかという感じがします。

(質)自民党と民主党の議論みたいに噛み合ってないんですけれども、小泉さんはそういう銀行界の要請があったから、民営化に進んだという批判なんですけれども、それはそのとおりだと思われますか。
(答)それは小泉さんの持論だとこういうふうに思います。

(質)財政族という表現は?
(答)昔は大蔵族でした。

(質)そこの点は国会審議の中で、論議はされてます、もしくは追及されてますよね。選挙以前に追及がどんどんあったわけですよね。小泉さんに対する批判で、財政族批判と、それはそれで終わったと?
(答)まあ、どちらかというと郵政で目くらましにあって、他が見えない分は郵政だけでやったということですね。だから戦法として非常に小泉さん上手かったんですね。役者ぶりが本当に大したものだと、こういうふうに思いますね。

(質)かつての首相の中で最高の役者ですか。
(答)そうですね、なかなか前例ないんじゃないですかね。

(質)結果としてこの大勝だから?
(答)まあ、結果としてもそうですね。それから自民党がやっぱりかなり変わりつつあるなというのは感じますね。10年前では小泉さんと同じやり方は通じなかったでありましょうしね。ですからやっぱり時代が変わってきたというのか、皆さんのマスコミの中には一部、本当の意味での55年体制が終わろうとしているんじゃないかとか、いろいろな書き方がございましたね。しかし私は郵政だけじゃない、それはいろんな業界をバックに、そしてさらにそれの一番のおおもとの要のところに官僚機構がありますから、なかなかそう簡単ではないというふうに思いますね。ですから小泉さんもこうやって国民の期待を背負って大勝したんですから、相当その責任たるや重いものがあると、こう思いますね。

(質)今回の選挙戦でも、県内の小選挙区で自民党の候補者がかつての民主党のようなこと、まず、子育てとか年金とかいう主張をされて、まるっきりかつての民主党の主張やなということを感じたんでけれども、それも自民党が変わりつつあると。改めて自民が変わりつつあるというのはどういう部分?
(答)自民が変わりつつあるというのは、あれだけ改革、改革と党が一丸となって郵政を中心に訴えたということは、なかなかなかったのではないかと思います。二つ目に派閥が全く機能していない感じ、ほとんど派閥というものが見えなかった初めての選挙ではないかなということもあります。

(質)そこは評価は?
(答)ですから、さっき申し上げたように、少なくともこれまでの自民党の成り立ち、経緯を考えますと、確実に自民党を変えていく一つの風穴を開けたということは言えるんじゃないかなと思いますね。少なくとも小泉さんが今回見せたことについての評価として一番大きな評価は、自民党をやっぱり変える風穴を開けたということだと思いますね。それが官僚制度を打ち破るまでの大きな力に行くかどうかは、これからの課・閧ナしょうね。

(質)民主党の次期党首はどんな人がいいと思われますか。
(答)分かりません。

(質)名乗りを上げるとか。
(答)全く分かりません。考えてもいないし、言う気もないです。なかなか大変でしょうけど、それなりにまたやられる意欲をもった方が次、継がれるんじゃないですかね。

(質)仮に小泉総理という存在に対極する人として、例えば小沢さんという声もありますけれども、世間話で結構ですからどうですか。
(答)いろいろいわれている中の一人としては当然、小沢さんの名前はあるんだろうとは思いますね。それは民主党の考えることであると思います。

(質)さっきの自民党は変わったということなんですけど、今のような状況を、知事が衆議院時代に自民党を離党された時に、やっぱりお考えになっていた範疇なんですか。つまり、あの時も派閥とか特に政治改革でしたよね、そこで離党されておられるわけですけれども。
(答)そうですね、自民党のこれまでのしがらみや党の成り立ちそのものを今回のことで吹っ切れるのかというと、なかなかそれはそう簡単な話ではないというふうに思います。しかし、今回のことはこれまでの自民党の総理総裁としては、誰もやはり打ち破れなかった一つの風穴を開けたということは間違いないことだと、こういうふうに思いますね。

(質)その先に自民党をどうしたいと思っていらっしゃるんでしょうね。
(答)小泉さんに聞いてください。

(質)どう見えますか。
(答)分かりません。

(質)客観的に言って、成り立ちからいってもですよ、自民党の中が派閥がなくなって存在する意味のある党なんですか、もともとそれで成り立っている党ですよね。
(答)それは、社会もどんどん変わっていくわけでありますから、政党も変わっていくことがあって当然のことだと、こういうふうに思います。私は小泉さんに、これだけ大勝された後でありますから、私はやっぱりこの国のこれからの未来の姿というものを小泉さん自身が語っていただきたいなと、こういうふうに思いますね。この国の基本的なあり様、あるいは我々地方の立場からいけば、地方分権を踏まえて国の役割、地方の役割は、「こうこうこうですよ」というようなことをやっぱり本人の口から語ってもらいたいと思いますね。実は、そういうものがなかなか小泉さんの今までの中では分からないですね。「地方分権も3兆円」というような、そういうふうな話をポンと出すだけで、あとは人任せ、議論任せみたいなところになってしまってですね。まあ、そう言う中では今回、郵政という一つの小さな焦点に絞って、しかしそれだけを国民投票的に打ち出したんでありますから非常に分かりやすかった。ああいう分かりやすさで、本当は国全体のあり様を説いていただきたいな、とこういうふうに思いますね。

(質)割とその厚生労働委員会、国会の時の付き合いですけれども、小泉さんは展望なしにやってしまうたちなんですか。
(答)ちょっとそういうことまでよく分かりません。

(質)中部国際空港アクセス港の問題なんですが、前回の定例会見の時にも出ましたが、松阪港の話で、松阪市と津市と県との三者協議の日程は決まったんでしょうか。
(答)まだ決まっておりません。このアクセスの問題については、この間、需要予測を補強する形で調査をしてまいりました。それについて、それぞれの市で分析しているということであります。その上で、日程が相整えば、できるだけ早く協議をしたいと、こういうふうに思っております。

(質)需要予測なんですけれども、それは今の段階では公表できないんですか。三者協議が開かれる前の、今の段階ですけど、データとしてあるものは、今は明かせないんですか。
(答)協議会の時には、皆さんにご報告もできるんではないかなと、こういうふうに思います。そういったものの読み取り方とか、そういうのはいろいろあるかと思います。そういう意味で、協議会までによく分析した上で、皆さんにも説明できるようにした方がいいのではないかなと、こういうふうに思います。

(質)最初、8月の盆過ぎくらいに、2回目(の協議)が開かれるだろうと、知事がその旨の見通しを語られて、その分が約1カ月遅れになってきているんですけど、そこの見込み違いの原因というのは何なんですか。
(答)調査そのものも時間がかかったということもありますね。それからやっぱり、数字をどう分析し、どう評価していくのかというようなことで、それぞれ立場がありますから、そういう意味で時間がかかってきたりするのはやむを得ないことだと、こういうふうに思いますね。

(質)と言うのは、2つの市がそれぞれ9月市議会を抱えて、なおかつ県も県議会がそろそろという形になると、次の開催というのは議会が終わったくらいですか。
(答)いや、私としてはできるだけ早くということを思っております。

(質)と言うことは、議会日程にかかわらず、開けるものなら開くということですか。
(答)日程調整ができれば。

(質)調査の内容というのは、実際にご覧になられたんですか。
(答)市に示しているものについては、見ております。

(質)両方開設されても、知事は「いける」という思いはありますか。
(答)それについては、今日の時点では触れません。また後ほど、皆さんにも見ていただく機会がありますから。

(質)8月の終わりに、愛知万博の「三重県の日」があったんですが、「三重県の日」に知事も行かれて、その時の模様と、どんな感想を持ってどういうふうに三重県をアピールできたかということを聞かせていただけますでしょうか。
(答)「三重県の日」につきましては、8月29日、まだ本当に暑い盛りの時でありますし、どれだけ皆さんが関心を持っていただけるのかなということも、事前の段階では心配もしておりました。けれども当日朝、オープニングの時にまいりましたら、あの大きな万博ドームが満席状態でありまして、多くの皆さんが来ていただいているということを大変嬉しく思いました。後で聞きましたけれども、いろんな関係県が万博デーを実施している中で、こんなに入っているのは今までなかったというような評価を、何人もの万博関係の方からいただきまして、そういう意味では良かったなあと、こういうふうに思います。テーマは「交流と伝統」、特に三重県で古くから伝わるお祭りであるとか、いろんな地域から来ていただきまして、そしていろんなイベントを開催いたしました。それぞれの地域の方々、約800人程がご協力いただいて、実施したということでございます。万博会場で、観客の皆さんも一緒に乗って、それに参加をしてもらったというようなことで、やっていただいた方もやりがいがあったということで、大変喜んでおられたということであります。そういう意味では、非常に良かったというふうに思います。ご協力いただいた関係の皆さんや、それのために準備してきた関係の皆さんには、お礼を申し上げておきたいと、こういうふうに思います。

(質)結局、延べどのくらい動員できたんですか。
(答)1万人以上を目標にしていたんですけども、1万8千人のお客様にご入場いただきました。これは、万博関係者の皆さんもかなり驚くべきものだったようです。

(質)万博期間も残り少なくなってきましたが、さらに三重県を万博でアピールする方策で、新たなものというはまだ何か出る可能性があるんでしょうか。
(答)今、共同館(中部千年共生村)のような形で三重県の展示も出しております。駆け込みもだいぶあったりして、最後まで賑やかなようでありますので、最大限PRするということですが、三重県としてはこの万博後のことについて、今年度は新しい観光プランの実行に入っているわけでありますし、特にこの秋以降は「食」をテーマにした「伊勢志摩キャンペーン」等も展開していきます。むしろ、万博で向こうに関心が引き寄せられていた人達も、今後は三重県に関心を持っていただけるように、さらに観光振興等を頑張っていきたいなと、こういうふうに思います。

(質)まつり博の焼き直しに聞こえてくるんですけど、知事にとってまつり博はどうでしたか。まつり博のイベントと万博のイベント、似たような感じがするように聞こえてくるんですけど。それはいいとして、知事はまつり博はどう評価されますか。
(答)伊勢のまつり博については、私は、今でこそ地域で「新しい時代の公」等を打ち出しながら、協働の社会づくりをさらに磨きをかけようとしているところでありますけれども、三重県のこれまでの経緯を振り返ったときに、まつり博というのは、やはり自分たちの足下の町というものに軸足を置いて自分たちの人生の舞台を考えていこうというきっかけになったんではないかなと思いますね。ですから、そういう意味では田川県政の中でも、時代の大きな変化の節目をつくるイベントだったんではないかなと、こういうふうに思います。

(質)千年共生村、共同館の方ですけども、そこはご覧になったんですか。
(答)開会式の時に見てきました。

(質)三重県の展示について何かご感想はありますか、千年共生村の中で。
(答)我々行政としてもこれからは、やはり地球環境を大事にし、いつまでもこの緑豊かな地球を子孫に守り伝えていかなければならないんだという意味合いからいくと、大事な訴えではないかなと、こう思いますから、そういう意味でその気持ちが少しでも伝わるものであってほしいなと、こういうふうな思いですね。

(質)中部9県でやってて、その中で三重県の展示というのは他県に比べて何か印象をお持ちになりましたか。覚えておられますか。
(答)そうですね、三重県としていろいろ、環境問題に先進的に取り組もうということでやってきている、その中でいくつか紹介されているところであります。まだ事業として今も一生懸命研究を続行してやっているところでありますけれども、英虞湾にしても伊勢湾にしても、環境問題からいけば、こういった所を大事にしていかなければなりません。山や野が公営的機能を果たしている分野についても、非常に今、課題・問題が多くなっておりますね。そういった所へ、三重県の発信というものが少しでも役に立てばという思いですね。

(質)県民局ですけども、夏のサマーレビュー等々、いろいろ重ねられたんでしょうけども、どうなりますか。
(答)今回の第3回定例会に、私ども県の組織のあり方、県民局を含めた組織のあり方等について、考え方を取りまとめ、お示しをしていこうということで、今、最後の詰めをやっているところでございます。時代環境も随分変わり、市町村合併も本当に進んできている中であります。したがって、そういった状況を受けながら、県民サービスを、より効果的に、効率的にきちっとやっていく一方で、市町村あるいは県民、事業者、ボランティア、NPO、こういったところとパートナーとして、今後「新しい時代の公」に取り組んでいくのにふさわしい組織のあり方、こういったものを打ち出していかなければいけないと思ってます。併せて、県議会にも、また県民の皆さんからも多く意見をいただき、そして膝づめミーティングで市町村長さん方の意見もいただいてまいりましたので、そういったことも汲み入れながら、今、最後のまとめに入っているというところでございます。

(質)郵政民営化問題で、山間部のサービスを低下させるなという要望と、この県民局のサービスを低下させるなという要望とは、重なってると思うんですけども。この辺は、ユニバーサルサービスを維持するような体制で、組織を再編成されますか。
(答)市町村と県との役割分担という観点で、住民に直接向き合う行政であります市町村の課題と、我々県としてやっていかなければならないサービスや課題というものは違うわけでありますし、また市町村合併が進んでいく中で変化もしております。同じ行政の立場からいけば、特に市町村長さん等の地域を代表する声というのは、行政サービス全体、市町村、県、それぞれの役割を持ちながらも、全体を考える上で非常に大事なものではないかなと思いますので、そういったことについては十分ご意見をお聞きいたしてまいりました。それをベースに考えていこうと思ってます。

(質)郵政の目くらまし、戦法・手法として上手かったという部分、小泉さんですけども、かつて三重県も行政改革、行政改革と叫んで、大勝した人もおられるんですけど。その流れと似たようなことは感じられましたか。
(答)そういうことではなくて、今回はあまりにも突出して郵政だけが議論されたと。多分、投票された方もかなり多くの人が郵政だけのことで印象付けられ、そして投票行動に出てしまっているんだろうなと、こう思いますね。したがって本当は、ちょっと振り返れば年金の問題であるとか、あるいは財政状況はどうなんだ、あるいは外交で北朝鮮のああいった拉致問題についてはどうなんだ、靖国神社の問題はどうなんだ、自衛隊のイラク派遣の問題はどうなんだ、いろんなことを本当は普段、頭の中に置いているはずなのに、そういったことを全部置き去って、郵政問題だけで投票行動に走っていくような形になったという面があるのではないでしょうかね。

(質)投票率アップの分は、若者が投票したと思われますか。
(答)やはり劇場型の選挙だと言われている部分では、これまでなかなか投票所へ足を運ばなかった人たちも、投票所へ足を運ぶということになったのではないかなと、こういうふうに思いますね。そういう意味では、若い人たちも今までより投票所に行く人が増えたのではないかなというふうに思います。

(質)三重県内では、それはどちらに流れましたか。
(答)それは知りません。これは皆さんに、それこそ分析していただいたらいいのではないかなと。

(質)そういう、投票率をアップさせる人というか政策、小泉さんを指してるんですが、そのことはどう思われますか。政治家もしくは関係者は誰でも、投票率を上げてもらいたいと思ってるんでしょうけども。
(答)評価としては、決して悪い評価ばかりしなくていいと言いますか、それはそれなりに評価したらいいのだと思いますね。一つの課題ではあるけども、政策について政党が訴えてきたことに対して、国民が自分で判断をして投票行動をするということは、これはいいのではないかなと思いますね。ただ、せっかく各党がマニフェストを出したわけでありますけれども、そのマニフェストを評価するのではなくて、郵政だけで評価した一面が強かったのではないかなと、こういう気がしますね。今までの投票行動よりも、政策で判断をするということについては、その傾向が強くなったということは評価できるのではないでしょうかね。
   

( 以 上 )

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三重県 戦略企画部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
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