現在位置:
  1. トップページ >
  2. 県政・お知らせ情報 >
  3. 知事のページ >
  4. 知事定例記者会見 >
  5. 会見録バックナンバー >
  6. 平成17年度 >
  7.  知事会見 会見録 平成17年12月27日
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2. 戦略企画部  >
  3. 広聴広報課  >
  4.  報道班 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line

知事定例記者会見

知事会見

平成17年12月27日
於 プレゼンテーションルーム

1.報告事項


(知事)それでは、「三重県新型インフルエンザ対策行動計画」の公表について申し上げます。新型インフルエンザ対策につきましては、11月14日に国の行動計画が公表されたところでございますけれど、これを受けまして三重県版行動計画という形で「三重県新型インフルエンザ対策行動計画」を策定をいたしましたのでお知らせをさせていただきます。国の行動計画におきましては、状況に応じまして6つのフェーズに分類をしていますけれども、県の行動計画におきましては、さらに細分化をしまして県内で発生した場合の具体的な対応ということについても定めております。国内でヒトからヒトへの新型インフルエンザの感染が認められました時点で、庁内に私、知事を本部長といたします「三重県新型インフルエンザ対策本部」を立ち上げるということにしています。また、県内におきまして鳥インフルエンザと新型インフルエンザとが併せて発生した場合、これは鳥インフルエンザから新型インフルエンザに行く可能性が高いと言われていますので、併せて発生した場合には、「三重県新型インフルエンザ総合対策本部」として、拡大して組織をし総合的に対応するということにいたします。それから抗インフルエンザ薬であるタミフルの備蓄についてでありますが、平成18年、19年度の2年間において15万2,000人分を確保していきたいと考えています。それから年が明けまして来月には、この行動計画に基づきまして図上訓練や移送訓練を実施をする予定でございます。新型インフルエンザの感染・拡大防止の観点からは、正確な情報提供が極めて重要であると考えております。そう言う意味では、報道機関の皆様にもぜひご協力をお願い申し上げたいと、こう思っております。なお、行動計画につきましては明日から県や三重県感染症情報センターのホームページにおきましても公開をさせていただくということにしております。

それから今日は今年最後の定例記者会見ということでございますので、今年1年を振り返りながら少し感想を申し述べたいと、こういうふうに思います。今年は年度当初からワクワクドキドキの2年目にしていきたいと、こういうふうなことを申し上げてまいりました。年が始まりましてすぐ2月には中部国際空港が開港いたしましたし、また、愛知県においてはその後、愛・地球博が半年間に渡って開催されました。それから三重県にとりましては、いろんな指標・数字で伝えられておりましたけれど、9月には、16年度の数字でありましたが三重県の製造品出荷額が約1兆円伸びて、全国で一番多かった愛知県の1兆3,000億円についで全国2番目ということの数字の速報がもたらされました。また雇用関係の求人倍率等でも、ずっと後半、三重県は2番目・3番目、愛知県、東京都そして三重というのが上位グループをいつも占めてきたというような状況がございます。そういう意味では私の県政の展開の中でも知事就任以来、やはり元気な三重ということを一番、これは県民からも強く要請を受けてきた経緯がございまして、そういう意味で今年1年は、本当に三重県は元気を回復してきたなあと、その意味では今年は大変良かったなあと、こう思っております。北部においては燃料電池であるとか水素エネルギーといったような新しい産業への取り組み、これも着実に展開してまいりました。ただ、南北格差がどうしても産業面でよく指摘をされてきました。そういう意味では昨年作りました県の観光振興プランに基づきまして、今年は、愛・地球博が終わるのを待って、特に積極的な展開に今入ってきておりまして、地元でのいろんな取り組み、これは今後、来年に向けて非常に成果を生み出していくのではないかと、こういうふうにも期待しておりました。そういう意味では三重の元気ということについては、本格的な状況に展開が進んだと、こういうふうに思っております。ただ、そういう中にありましてそういったいい状況を話題としてかき消してしまうような事態も発生をいたしておりまして、これは非常に残念に思っております。6月始めにはとにかく実態が分からなければということで県で進めてまいりました産廃処理場の、特に懸念される案件についての調査で大矢知の結果が出ました。それが全国でも最大規模というようなことで、マスコミの皆さんを始め、県民の皆さんにも相当驚かせたという状況がありました。それから、フェロシルトの問題につきましては、県が騙されたとはいえ、リサイクル認定をしたという経緯がある中で、ああいった石原産業の違法なことがなされているということが分かってまいりまして、県としては警察に告発をし今まだその事態解明をお願いしているところですが、県としても道義的な責任を感じながら、ああいったことについても関係の皆さんや県民の皆さんに大変ご心配をかけた、こういったようなちょっと象徴的ないくつかの問題がございました。しかしそうではありましても今年は非常に一方で元気を取り戻して本格的に元気になってきた年であったという意味で、私としてはそういった点を特に強調してこの1年を振り返っているところでございます。なお、今年はそのほかにもゴルバチョフ元ソビエト連邦大統領を迎えての国際フォーラムも開催されました。それから合併についても相当に進んでまいりまして、いよいよ年明けの1月10日には、69あった市町村が29まで少なくなるというような大合併が進行していますが、そのピークの年でもあったのかなと、こういうふうに思います。なお、地方分権等につきましては、三位一体改革、これも知事会を中心に私もいろいろ取り組んでまいりましたけれども、残念ながら4兆3,000億円の、3年間で補助金を廃止し3兆円の税源移譲を受けるという中で、この点だけでも1兆3,000億円ですね、国の財政再建に貢献し、さらには交付金については総額5兆円カット、しかしその中には臨時特例交付金のようなものもありますので、実質的にも3兆円程はカットということで、併せて4兆数千億円の国の財政再建に地方が協力をするという形になっています。しかしながら、一方で3兆円の税源移譲という中身については、本当の意味で地方の自立性・自主性を高めるようなものというのは、4,000億円弱です。三重県においも、3兆円の影響額が約150億円足らずでありますけれど、その中で本当の意味で県の自主性に基づけるような、そういう金額はこれもざっとした試算でありますが、1億8,000万円ほどにしかならなかったということで、結局、三位一体改革はきわめて巧妙に国の財政再建だけを優先してきたということが明らかな状況でございます。もちろん国の財政再建に地方も協力することは国全体の話でありますから、何も拒むものではないし、一緒に考えていくべきものでありますけれど、三位一体というのは結局は地方の自主性・自立性を高めるという意味合いで一番の大事なところというのがまったく軽く扱われてしまったということで、この点では極めて残念な3カ年の取り組みの最後の年であったということも言えるかと思います。今年もいろいろなことがございました。そう言う意味では皆さんにはこの1年、県政につきまして大変お世話になりましたことをお礼を申し上げ、また来るべき新年、年が明けましても引き続きよろしくお願いを申し上げたいと思います。

2.質疑応答

(質)まず、新型インフルエンザ対策なんですけれども、平成18年、19年度の2年間で15万2,000人分のタミフルの確保ということですが、以前の知事会見で「手立てがない」というお話もありましたけれども、それも含めて国に求めていくことなど、今後の方針を教えてください。
(答)私どもも国が当初、半分を県で調達しろというようなことでございましたけれど、そのことについてはやはり国が責任を持って対応していただかなければいけないということを申し上げてきまして、国の方も入手については国が責任を持って対応するということになっておりますから、そういう意味では国と十分連携をとりながら、この18年、19年の2年度で15万2,000人分の確保をしていきたいと、こういうふうに思っております。

(質)特に何か国に求めることというのはありますか。
(答)当然、この新型インフルエンザが起こってくるというようなことになりますと、これは都道府県というエリアに限った対応で考えるべきものではなくて、国全体の対策・対応としてやって行かなければならないことであります。したがいまして、この新型インフルエンザの問題につきましては、十分、国とそして現実にはそれぞれの地域で対応しなければなりませんから、私ども県、あるいは市町村と十分連携を取ってやっていかなければならないと、こういうふうに思っていますから、そういう観点で国がしっかり今後も主導的にも取り組んでいただきたいと、こう思っております。

(質)今年1年振り返っていただいたんですけれども、挙げていただいた中でもっとも印象的だったこと、良いことも悪いことも含めてまして特に印象的だったことを数点挙げていただけますでしょうか。
(答)さっき幾つか挙げたんですけど、その中でやはり私としては一番うれしかったのは、三重県が本当に元気になってきているということですね。そして観光プランについても本格的な展開がいよいよ始まってきている、そういうことが私にとっては一番良かったことであります。併せていろんな過去の遺産みたいなものであるとか、あるいはフェロシルトのようなああいったことも起こりました。過去の清算しなければならないことについては、知事就任以来、真正面から取り組んでも来ました。そういう意味では、志摩サイバーウエーブのような完全に黒字化して処理の済んだものも今年初めに、その処理が終わっております。それから今年は幾つかのことについて、ほぼ目安を付けてきたものも、まだちょっと具体的に申し上げる段階ではないんですけれども、それもあります。ただ、大矢知といった事例のように今まだ水質の追加調査なんかもやる中で、年明けに専門家の皆さんにご意見を聞いて地元の方や四日市市ともいろいろと今後の対応についてやっていかなければなりません。こういった課題もありまして、これらについては今後、道筋をしっかり付けていきたいなと、こういうふうに思っているところであります。

(質)大矢知とかフェロシルトの問題が特にクローズアップされたので上位にランクされるのかなというふうにも思ったんですが、知事としては良いところの方が上位ですか。
(答)それは今年は何といっても、三重県人、どなたもそうでありますけれど、そういう意味では非常に明るさを取り戻して元気になってきたということ、これは一番強調されていいことだと、こういうふうに思いますね。それは振り返ればいろいろなことがありますけれど、まあ、安全・安心という面ではこういうトラブル・事件等があって、こういった反省もさらに生かしていかなければならないことでありますが、重点プログラムそのものは2年目として、医師の確保の問題であるとか、なかなか困難な課題も幾つかありますが、総じては順調に進んでおりますので、そういう点も少し着実に前進をしているのではないかと、こういうふうに思っております。

(質)数字的なことをよろしいですか。タミフルの県内の今のところの確保状況ですね、目標15万2,000人に対して、今現在どの程度まで確保されているのかということと、あと予測規模で死亡者数、最悪の場合9,400人という非常にショッキングな数字ではあるんですが、この数字の算定の仕方というか、お考えについて。
(答:健康福祉部)タミフルの関係ですけれども、現在県が保有しているのは、以前からいろいろ取材していただいたとおり2,000カプセル、200人分です。卸売業者さんに絡む情報では、今シーズン約2万5,000人分程度が11月の始めに納入されているというふうに聞いております。その後、製造元の方で鳥インフルエンザとかが起こっている国の方へどうも優先的に出荷しているようで、第2次の入荷があったということはちょっとまだ確認できておりません。それから死亡者数の算定ですけれども、この医療機関受診患者数、入院患者数、死亡者数ともにアメリカの厚生労働省のような機関があるんですけれども、そこの算定の仕方が基になっておりまして、国の行動計画で全国のこの受診者数、入院患者数、死亡者数が算定されているんですが、それを単純に人口按分で三重県の人口に直したもので、おそらくどの県の行動計画も同じ算定の仕方をしていると思われます。

(質)
さっきの200人分というのは、いつ現在、今日現在という解釈でいいですか。
(答:健康福祉部)それで結構です。

(質)
卸業者に入ってきた2万5,000人分というのは、三重県分だけ?
(答)そうです。県内に入ったのがそれ位と聞いております。

(質)国の方でどれ位確保されてるかということの情報というのはどうですか。
(答)それはちょっと分かりません。

(質)県内元気で、さっき南北格差とおっしゃいましたね。有効求人倍率とか見ても、北勢は全国でも1、2のトップで、県南の部分は全国平均並みという差はあるんですけど、その辺をバランスよくもっていくには、取りあえず今の決め手は観光振興プランだけですか。
(答)いや、ご承知のとおり、例えば東紀州については、昨年7月に世界遺産に熊野古道が登録をされました。そういった前後のいろんな地元の取り組みもますます熱意が高まっておりますけれども、組織で来年の4月に東紀州対策局が本庁内にできるように、あるいは今、熊野古道センターの建設をやっているように、今後、熊野の交流拠点についても、いよいよ来年は事業者の募集というようなことに入っていくように、まだ成果がきちっと見えるものまでの時期、これはもう少し時間をみていかなければなりません。そういう意味では観光振興プラン、これはもちろん県内全域ではありますけれども、特に伊勢・志摩キャンペーンというものも今年秋から来年春までやってますね。いろんな取り組みの種まきが今年はほぼできつつあるというようなことであります。したがいまして、これらの成果は来年辺りから少しずつ、これまで以上に成果が見えてくるんではないか、また見えるようにしていきたいと、こう思ってます。ただ来年だけの話ではなくて、今やっているものも事業に2、3年以上かかるものもありますから、そういう意味ではまだ種まきがようやく終わってきているんだと、こういう言い方ができるのかなと思います。

(質)1年の感想を言われたんですけども、知事のよく言われる「舞台の眺め回し」みたいな言葉で、21世紀になってから5年経っているんですけども、この1年をもっと大まかに見ると、どんな流れの1年だったと感じられますか。それは全国でもいいし、三重県でもいいですが。
(答)歴史の中での位置付けみたいなものですか。

(質)ええ。三重のこの1年をどういうふうに。
(答)大変難しい質問で、どう表現したらいいのかよく分かりませんけれども、私としては知事に就任しまして、この春から3年目に入ってきました。そういう意味では、県政の新しいステージの展開というものが、少しずつ見えてきつつあるんではないかなと、こう思ってます。ただ条件がきちっと揃っているわけではありません。例えば、さっき地方分権、三位一体の改革のことを言いましたけれども、しかし三重県が目指す地域主権の社会ということに向けては、その全体的な仕組みを支えるものとして、「新しい時代の公」というものを構築しようとしております。それから魂として入れるべきものとして、「文化力指針」というものを今年策定しているところでありますね。そういう中で三重県としては、私はいわゆる21世紀のこれからの三重を展望して、新しい展開へ向けたステージ作りが見えてきた時ではないかなと、こういうふうに思いますね。ご質問の答えになっているのかどうか分かりませんが。

(質)明るい、暗い、厳しいですか。
(答)そういう点では時代の大きなうねりの中で今の国政のように右往左往して、一体何のためにやっているのかよく分からないということから比較しますと、三重県としては新しいステージに向けて着実に展開ないし、その準備が進んできていると、こういうふうに思ってます。

(質)と思ってられるんですよね、県側はね。
(答)それは私がですよ。

(質)今年は、例えば100歳以上人口が464人で、6年間に2倍位になってて、それから国調結果も人口9,000人増えているんですけども、実態として外国人国籍の方を除いたら、日本国籍人口は減少していると、国も自然減を発表されているんですけども、そういう少子高齢化が確実に表れてきているんですけども、それに対してどう思いますか。
(答)これはもう歴史の展開の中では大変な変化になっていくものであります。したがいまして、今後はこれまで経済拡・蛛A人口拡大というような基調のもとで作られてきた社会の仕組みであるとか、あるいは価値観、こういったものが通じなくなるようなことが極めて多くなってきますね。そういう意味で私たちは地域での行政のあり方として、やはり地域主権の社会を創っていくということが必要ですね。そのためには個の確立がまず前提としても必要ですね。あるいは補完性の原理といったような形に基づいて、国・地方の役割というようなものについても整理をきちっとしていかなければなりませんね。そして地域においてはまさに行政の仕組みとしてガバメントからガバナンスへ、「新しい時代の公」というような仕組みをやっていくことが非常に大事ですねというような、そういう方向へ向けて三重県としては着実に展開をしてきていると、こう思うんですよね。

(質)市町村合併も1月10日で収束に向かうんですけども、それについても形としては29というような、それなりの数字ですけども、実態としては各市町村でこれからいろいろ揉んでいかないといけないものがたくさんあると思うんですけども、そのことについて29になって、これからについてはどう思われますか。
(答)まあ合併できなかった所もありますけれども、合併した所については合併というのが到達点ではなくて、実はスタートだということでありますので、合併したメリットを最大限生かしてやっていただきたいなと思いますね。メリットと言っても、これだけ厳しい時代背景の中にありますから、さっきの人口減少というようなことについても、かなり先行してずっと表れてきているところもありましたし、県全体もそうなってきていることでありますから、そう簡単なものではないけれども、少なくともいろんな課題について合併したことによる、そういった課題に対する対応もメリットとしてあるはずなので、しっかりそれを対応していただきたいと思います。それから県としては、やはり「新しい時代の公」でも言っておりますように、いろんなパートナーとして位置付ける中でも、市町村というのはやはり同じ行政同士の最大のパートナーでありますから、より連携してやっていきたいと、こう思ってます。

(質)繰り返しになってしまうかもしれませんが、今年大矢知ですとか、フェロシルトだとか、ごみ問題で非常に三重県はネガティブなことでクローズアップされることが多かった、で、これは当然来年に向けても持ち越される課題であるんですけども、今年1年の知事の率直な感想と、来年に向けてこういうふうにしたい、こうふうなことは県民に姿勢として示せる所感のようなものがあれば教えていただけますか。
(答)今年は当初から過去の清算しなければならないものについては、正面から取り組んでやっていかなければいけないことは、少なくとも道筋だけは付けていこうということを掲げてきました。ただ正直、その中にはフェロシルトは想定されていなかったものもありました。しかし現実ああいったことが起こりましたので、「みえ行政経営体系」として、危機管理、リスクマネジメントをベースに置くということで16年度から一応スタートさせておりますけれども、いわゆるリスクマネジメント、危機管理というようなこと、これはフェロシルトのようなことを繰り返すことのないように考えていくということは、なかなか言うほど簡単ではないという気持ちを持ちました。それゆえに今環境問題だけでなくて、県政全般について想定していなかったけど、結果としてこういうことが起こったというようなことを事前にもっと感度を高くしてやっていく、そういうマネジメントシステムへの組み込みができないか、このことを検討しているところでありまして、年が変わりましたら、そういった全体的なことについても一定の取り組み方向、そして具体的な取り組みについても構築できるようにしていきたいと、このように思っております。なお、環境先進県を目指してきたいろんな取り組みについても、いろいろトラブル、事件、事故、こういったものが起こってきておりますけれども、循環型社会の構築へ向けて目指した方向として、決してその考え方が間違っていたわけではなくて、ただいろんな取り組みのプロセスの中で十分な化学的知見というものを得ないまま、少しなめてかかったとか、あるいは経営という点での視点があまりにも欠けていたとか、いろんな反省されるべきことがあります。これはあまりにも大きな、いろんなトラブル・出来事がありましたから、これをやはりきちっと生かしながら、環境先進県へ向けて取り組んできたことについては、きちっともう一度レールの上に乗せ直しをしていきたいと、こういうふうに思っています。

(質)ごみゼロ社会は?
(答)ごみゼロ社会につきましては、少なくともごみ問題の一番上位に位置する、県としての取り組みです。これはもちろん20年掛けてということがありますが、環境先進県の取り組みもこれと連携をしながら進めていかなければならないことでございます。

(質)環境先進県というその冠自体について、知事は15年に就任されてからどういうふうに今お考えですか。それは偽りの看板だったのか、まだ中身が足りないのか。
(答)さっきも言いましたように、目指した考え方は間違っていないと思いますけども、私が就任したすぐ後でRDFのああいう爆発事故がございました。したがって私は環境先進県という言葉をほとんど使ったことはないはずでありますが、今年辺りはマスコミの皆さんが盛んに言うものですから、ついつい私もそれを引用しなければならないという状況で、時々私も敢えて皆さんから言われる前に用語として使っているところであります。

(質)では適当な言葉は何と言うんですか。環境誠実県?
(答)とにかく高い目標、理想に向けてやはり取り組んでいこうという取り組みについては先進的なものだと言うことができるかと思いますが、やはりそれであっても拙速はやはり問題が起こったりしますね。そういう意味では行政というのは地味であっても、やはり着実に一歩一歩やっていくんだということが基本的には自分らしい展開の仕方だと思っていますし、私はそういう意味で決して背伸びせずにいった方がいいと、こう思ってます。

(質)環境先進県という言葉の虚ろさとともに、「ごみゼロ社会」も虚ろに聞こえるんですけども、もっとそうだったら誠実な、着実なキャッチフレーズを考えた方がいいんじゃないですか。
(答)ご意見として聞いておきます。

(質)国の予算についてどのような感想をお持ちか、教えて下さい。
(答)18年度の国家予算の政府案についてでありますけど、まず地震防災対策としましては、紀伊半島熊野灘沖に展開をいたします観測網のための海底ネットワークシステムの技術開発等を行う予算として、新規に18億4,200万円が認められております。それから監視体制の強化として、ケーブル式の海底地震計の整備のための予算、これも引き続き11億4,100万円、これは50%増ですね、これが確保されているというようなことがあります。また、警察官政令定員増員ということについて、これも三重県に60人の内示がございました。これも我々の期待以上の成果があったと思ってます。それから三重大学医学部附属病院の再整備につきまして、新規採択箇所として、文部科学省から三重大学に対して内示があったということでございまして、これもあえて私の重点項目でも要請してきたことでありました。それから川上ダムの建設事業促進のための道路等の周辺事業についても認められたというようなことでございます。こういった、県として要請もしてきたことについての成果がいくつかございます。そういう意味では、国債発行額抑制ということで30兆円を下回る水準とするような、いわゆる歳出改革路線を堅持、維持しようという中での安全・安心の確保というようなことについては、多くが認められたということで、まずは評価をするところであります。しかし今、道路整備予算等を全国枠として認められておりますけれども、配分はこれからになるというようなことでありますので、こういったことについては、今後さらに情報収集にも努めてまいりたいと、こういうふうに思っております。

(質)三重大の内示というのは、いつでしたか。
(答)内々に、三重大学に対して内示があったということなので、ご質問はどうぞ三重大学の方へしていただきたいと思います。

(質)整備費、額としてはいくらぐらいですか。
(答)これは、調査設計費です。額は三重大学へ聞いて下さい。

(質)なるほど。とにかく、建て替えを前提の設計調査費ですね。
(答)そうです。

(質)知事として、今回の国の予算は例えば採点すると、何点とかというのは教えていただけますか。
(答)採点すると?全然採点してないので。今の時点で点数は全然イメージできませんね。

(質)満足ですか、不満足ですか。
(答)ですからまだ全国枠で、箇所付けはこれからでありますから、県として、具体的にはやっぱりそういうものがきちっと出揃ってこないと、全国枠はえらくいいのに、三重県は期待したものが全部外れていったとしたら、それはだめですね。だから、評点できるのは、まだこれから先ではないですか。

(質)県の環境保全事業団の赤字問題についてですが、県議会の議長諮問機関の方から、健全化経営のためには県の負担が必要という最終報告書が出されたんですけれども、このことについてどのようなお考えをお持ちか、お聞かせ下さい。
(答)今回出されましたのは、議長の諮問機関である検討会が出されたというものでございます。したがいまして、それについては県議会として県の方に、多分それを基に、意見として申し入れが多分あるんだろうということを思っております。したがいまして、その中身を見て、それについて今後県として検討していく中へ参考とさせていただくということだろうと、こう思ってます。

(質)その中で、提言は多分来年あると思うんですが、今の段階で「県が負担すべき」という考え方については、どのようなお考えをお持ちですか。
(答)いろんな考え方の中で、1つの考え方を示されたんだなと、こう思っております。

(質)県としては負担していくべきと思われますか。
(答)そうではなくて、いろんな考え方の中にそういう考え方もあるんだなあという受け止めです。

(質)知事としては、県が負担すべきと思われますか。
(答)負担すべきものは負担すべきでありますけれども、負担すべきかすべきでないかという議論は、もっともっとこれから詰めていくべきでしょうね。

(質)RDFの単価の問題にしても、市町村側からは当然、県がやったことに対して市町村が負担する必要はない、というようなご意見もあるんですけれども。環境保全事業団にしても、事業団のミスに対して市町村が負担する必要はない、現実的な料金で対応していただきたい、というご意見があるんですけども、それに対していかがですか。
(答)提言書の中でも、処理コストに見合う処理料金については市町村が負担すべきだということが基調になっておりますね。したがって、それは1つの基調として当然そうであるべきだろうと、こういうふうに思います。その上で、いくつかのご提案のあったような課題、これは最終的に県議会からのご意見として出てきたものを見て、でありますけれども、対応については考え方を整理していかなければいけない問題だと、こういうふうに思ってます。

(質)口を重くしている1つの要因は、環境保全事業団という独立した団体に対して、県費を投入できるかという悩みがあるわけですか。
(答)いや、そういう観点のことを言っているわけではなくて、県が当然負担すべきものについては負担しなければなりませんけれども、その辺についてはいろんな考え方を整理していかなければなりませんね。今回は1つの考え方として、議長諮問機関が議長に対して意見を申し述べたということでありまして、県議会の正式な意見を待って、私どももさらに検討を進めていくということになるでしょうね。また、市町村とともに一緒に考えていかなければならないと、こういうふうに思いますね。

(質)その関係でいくと、RDFにしても環境保全事業団の問題にしても、あるいは病院事業庁関係の一志病院にしても、初期のボタンの掛け違えというのが全部響いてきているという感じがするんですが。最初の段階で十分事業を詰めてないとか、あるいは走ってしまったとか。そういうのは知事がよくおっしゃる経営品質向上の観点からいって、人の問題なのかシステムの問題なのか、その辺はどういうふうにお考えですか。
(答)今おっしゃったことについては、ご指摘されていることがよく分かりません。ボタンの掛け違えとか具体的におっしゃったんで、私としてはそれはいろいろと見方や考え方があるんだろうなと思いますけど。

(質)例えばRDFにしても最初、持ち込み料はいらないという話になってたけど追加で持ち込み料は発生すると、環境保全事業団にしても建設債を各関係市町村が持つから料金はしばらく据え置くと、ところが稼動して1年やそこらで料金値上げに踏み切っていると、病院の関係でいったら、緩和ケアうんぬんありきというふうな話で進んでたのが途中でご破算になってると、なんかそういう最初の時の十分な話し合いというのがされてないという感じで括れてしまってるんですが。
(答)具体的な事例はいろいろあるので、それぞれケースが違うので、一括してそうやって聞かれますと答えようがありませんけども。ただ、過去の清算をしなければならない、いろいろな事柄の中には、1つは方向性を見誤ったというようなものも、もちろんあるでしょうね。あるいは、時代の切り替えをうまく対応できなかったというようなものもあるでしょう。それからまた、十分な知見を集約できずに、なめてかかったというようなものもありますよね。また、経営については本来もっとしっかりした観点から検討してスタートすべきものについて、それが全くなされていなかったというようなこともあるでしょう。そういう意味では、それぞれボタンの掛け違えという表現は、そういった中のものについても含まれているんだと思いますけれども、そういったことについてはしっかり反省して、今後そういったことのないようにしていくということですよね。私としては、以前のことについてとやかく言うよりも、これからの県政の中で同じ間違いが起こらないように努めていきたい、やっていきたいと、こういうことです。

(質)その有効ツールというのが、「みえ行政経営体系」ですか。
(答)いや、そんなことではなくて、もっと基本的なことでしょう。PLAN・DO・SEEといった、そのPLANから十分でなかったり、DOの問題のところもあるでしょうね。それから、SEEという意味では、同じようなものでやっていたのを新しい事業に切り替えるというようなときには、やっぱり前の事業に対するSEEも、ある意味では十分生かされていないということもあるかも知れません。それは全般にあることですね。そういうことから、マネジメントのベースに置く危機管理、リスクマネジメント、これは多分、組織の経営をやるということは、具体的にかなり難しいものだと、口で言うほど簡単ではないな、ということがあると思いますね。特に、意識を高めていくということは非常に大事なんですけども、こといろいろな災害に対する意識と同じように、起こったすぐはみんな警戒感、危機感を高めるんですけども、時間とともに薄れていくというようなことがあります。したがって組織を考えるときには、その仕組みの中に、後退することのないリスクマネジメントというのがどういうツールとしてどういうふうに当てはめられるか、これはかなり、言うほど簡単ではないというところがありますから、悩みの点でもあります。

(質)今、リスクマネジメントというお話もありましたけれども、昨日、勤務中に職員がパチンコをしていたりチャットをしていたということで処分を受けましたけれども、今年度これで県職員の不祥事で処分を受けているのが11人、また県教委の方もかなりあったと思うんですけれども、こうした職員の意識向上などについて、今後どのように対応していかれますでしょうか。
(答)今回の不祥事についても、本当に県民の皆さんの信頼を欠くような状況でございまして、私としては本当に大変遺憾なことでございますし、やはりこういうことがないように、県庁職員の意識を高め、高揚させていくということが必要だと、こう思っているところでございます。今回またこういうようなこともありまして、それぞれ県の管理職等には、職員のこういったことについても、さらに十分管理監督するように強く申していきたいと、こう思ってます。

(質)知事は、チャットはされますか。
(答)しません。

(質)知事は平成15年に就任された時に、庁内で会う県職員が割とうつむいているとか挨拶をしないとか、おはようなどの声かけをしないと。で、そういう感じというのは、この3年目に入ってだいぶ変わった感じはあるんですか。直感的にどうでしょうか。
(答)全部が全部そうだというわけでもないし、それから、挨拶を心掛けていても、県庁で普段1回も話をしたことのない職員同士が、廊下でのすれ違いでそういった挨拶をするのかと言えばそうでもないですしね。そういう意味では、表面的に見ただけのことでどうこうと言うものでもないのかなと、こう思ってます。しかし、私としてはまあまあ職員にも少しずつなじみがあって、そういう意味では私自身がそういう中で不快感を催すというような状況は感じていません。

(質)例えばこういった不祥事を受けて、改めて知事の方から職員の方にお話をされるとか、何か文書的な物を出すとか、そういったことは今のところ具体的には考えていらっしゃらないんですか。
(答)ちょうど年末の際の時でありますし、そういう意味では年明け早々に職員に年頭の挨拶、訓示もやる機会がありますので、そこには私としても若干でもきつく触れておくべきことではないかなと、こう思うんですね。そういう機会がちょうどありますので。今日、部長会議がありました時にも、部長の方には申し伝えているところです。

(質)お正月の過ごし方について、教えていただけますでしょうか。
(答)知事になりましてから毎年、宮中での新年祝賀の儀へのご案内をいただいておりまして、今年は元旦に妻を伴いまして皇居に行こうと、こういうふうに思っております。特に申し上げるべきことは、それだけしかありません。

(質)今までもずっと、出られてるんですか。
(答)何年だったか覚えてませんが、国会議員の時に行っておりますけども、久しぶりに。十数年前だったと思います。

(質)知事になられて毎年ご招待があるけども、行かれるのは今回初めてということですか。
(質)なぜ、行く気になったんですか。
(答)ちょうど紀宮様のああいったことや、今年は宮中もおめでたいことがありましたよね。それから、私としては三重県知事になりまして、三重県は伊勢神宮がございますね。そしてご遷宮行事が今年から始まったわけですね。来年は御木曳という大行事があるわけです。そういうこともあって、久しぶりに行ってみようかというような気持ちで、それぐらいですね。特に強調することもないですけどね。

(質)県議長も行かれると聞いたんですが。
(答)そうらしいですね。

(質)公式には知事と県議長、他には特に聞いてますか。
(答:総合企画局)ご案内は、県では知事と議長の方には、毎年ご招待があります。

(質)ちなみに、何時から何時までですか。
(答)11時15分から11時50分までです。

(質)知事は朝一番で行くんですか。雪の影響とか出てきたりしたら、それはその時の都合ですね、前日の大晦日から行くこともありますか。
(答)予定では11時15分までに皇居へ参集して、正殿「松の間」で11時30分から、多分これは両陛下ならびに皇族の方々もご一緒にお出ましになられて、そこでご挨拶をさせていただくということになります。どなかた代表の方がご挨拶をお述べになるのではないかと思います。

(質)年末恒例の飯高の山ごもり、今年はもう見送りですか。
(答)日もあまりありませんし、今年は雪の加減だとかそういうのもあるので。松阪にいるか津にいるか、気ままに気まぐれに過ごすだけです。

(質)最後に、来年に向けて何かありましたら、抱負を聞かせて下さい。
(答)来年はいよいよ私の任期の最終年度に、春以降突入していくということでございます。しあわせプランの方も、戦略計画の3年間の最終年度にも入っていきます。したがいまして県政につきましては、「みえ行政経営体系」のマネジメントシステムを、もちろんリスク関係だとかそういうのを、より手直ししながらでありますが、それに基づきまして、そして「新しい時代の公」という新しい仕掛けづくりについても、よりしっかり取り組み、そして文化力指針も来年の3月までに策定をしていく予定でおります。それを新年度に向けての取り組みのスタート、いろんなモデル的な形での取り組みで始めるということになりましょうが、そういうスタートにしていきたいと、こういうふうに思っております。したがいまして、過去の清算しなければならないこともありますが、こういったことも含め、その上に立った三重県の未来づくりに来年も着実に進んで行きたいと思ってます。特にそういう意味では、三重県は今、最大のチャンスの時を迎えてきておりまして、来年はそういう意味ではさらに大きなチャンスの年になっていくのではないかと、こう思っているところであります。

(質)特に何か、キャッチフレーズは?去年は確か「ワクワクドキドキの2年目」というようなお話がありましたけども、今年は何かあるんでしょうか。
(答)すでにいろいろ、来年に向けてのインタビューを受ける中で使った言葉を申し上げますけれども、それは「文化力で三重をさらに元気に」という、そういうことです。

(質)最大のチャンスとは、何がチャンスだと思われますか。
(答)1つは、三重県の経済面から見て、産業、観光面も含めて、来年はさらに一層活発になっていくと思いますね。特に今、新規の工場誘致にも用地不足というような嫌いも出てきているところであります。しかし、三重に対する投資意欲、さらに企業の設備に対する大型投資、これは来年も引き続き三重県内では相当あるのではないか、こういうふうに期待もしているところであります。来年はそういうふうな、いわゆる元気さという面で非常にチャンスだと思ってます。それから先程も、今年をどういうふうに評価するかという中で申し上げましたけれども、三重県の新しいステージも、来年は文化力が指針として出来上がってまいりますので、「新しい時代の公」とステージづくりに向けての、そういった基本的な枠組みというものが揃ってきますので、それについてもさらに進化発展させることができるのではないかと、こういうふうに思っているところであります。

(質)現実的で申し訳ないんですけども、もうちょっと具体的にどんなチャンスがあるか。経済は分かりましたけども、どんなチャンスがあるかは、どうでしょうか。
(答)県政の展開についても、県民と一緒に地域づくりやそういうことについて、より一緒に考え、行動していくという度合いが高まっていくのではないかと、そういうことです。

( 以 上 )

本ページに関する問い合わせ先

三重県 戦略企画部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000025549