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平成21年06月17日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平成21年 6月16日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目等

 ・熊野古道世界遺産登録5周年記念事業の実施について(発表)

(知事)私の方から熊野古道世界遺産登録5周年の記念事業の実施について申し述べます。熊野古道世界遺産登録5周年を迎えるにあたりまして、県では、熊野古道伊勢路の沿線地域におきまして、7月から12月までの世界遺産登録5周年の記念事業を展開してまいります。本日は、世界遺産登録5周年の啓発用のポスターとのぼりを作成いたしましたのでご紹介を申し上げます。本日からこのポスターにつきましては、県庁、それから各県民センター、各市町の庁舎、そして道の駅などで掲示をいたしまして、啓発に努めたいと、こう思っております。先の記者会見でご紹介申し上げました「熊野古道国際会議」も含めまして、世界遺産登録5周年の記念事業につきましては、遷宮を控えました伊勢と世界遺産の熊野の2つの聖地を結ぶ熊野古道伊勢路を通して、「歩く」ということをテーマに掲げまして、沿線の人たちと交流しながら自由に、楽しく歩いていただきまして、改めて魅力を感じていただける、そのような記念事業としていきたいと考えております。皆様には、お手元に「熊野古道伊勢路世界遺産登録5周年記念連携交流イベント」の一覧表というのが配付させていただいていると思います。先行実施のものも含めまして、全部で100の事業がございます。その内、市町、地域の団体、地域が主体で実施をしていただく事業、これが61本ございます。その中の主な事業だけご紹介申し上げたいと思いますが、「平成の熊野詣」は、自分のペースで熊野古道伊勢路の踏破にチャレンジをしていただくというものでございます。(配付資料(連携交流イベント)の3頁1番)、それから「熊野古道伊勢路リレーウォーク」につきましては、指定させていただいた日に、語り部さんと一緒に歩いていただくというものでございまして、9月から12月の11日間にわたりまして地域別に大会をリレー形式で実施をしてまいります。(6頁43番,45~47番、8頁71番)それから、「熊野古道センター交流事業」といたしまして、7月4日(土)に谷川真理さんを熊野古道センターにお迎えをし(3頁4番)、また8月2日(日)に有森裕子さんを紀南中核的交流施設「里創人(リゾート) 熊野倶楽部」にお迎えをいたしまして「さわやかに熊野古道を歩くウォーク&トーク」を実施いたします。(5頁33番)それから、7月15日(水)に熊野市市民会館へ作家の西村京太郎さんをお迎えいたしまして、「紀勢本線と熊野古道で巡る東紀州の魅力」をテーマに講演会等を開催する予定でございます。(4頁19番)ご紹介はこの程度とさせていただきますけれど、あとは資料をご覧いただきたいと思います。期間中、関係市町あるいは地域におきまして、本当に多彩なイベント等が予定をされているところでございますので、是非皆様にもご宣伝もいただき、またご参加もいただきたいと、このように思っております。私の方からは以上です。

2.質疑応答

・発表項目等に関する質疑
・新型インフルエンザ患者の県内発生について
・平成の大合併について

(質)(発表項目について)ポスターを貼るということですけど、これはのぼりも一緒にやっていくという形になるんでしょうか。
(答)のぼりはイベントの開催地点だとか、あるいはほかに予定しているところを担当から説明します。
(答:政策部)それぞれの庁舎におきましても今日から、今日の記者会見が終わった後、順次掲げる予定にしております。
(答)なお、このポスターでございますけれども、このポスターを作っていただきましたのは玉城町在住の、玉城町で生まれられた方でございますが、写真家の森武史(もりたけし)さんと申し上げますが、この写真家の森武史さんの写真を採用しまして、それを背景に世界遺産の魅力を改めて見つめ直して欲しいという思いを込めたポスターであります。非常に暗い画面でありますが、古道を歩く足の写真、これが中心になっているというところです。

(質)それはちなみにモデルは知事ではないんですよね、その、歩いてるのは。
(答)ではございません。

(質)今後イベントで、平成の熊野詣とかリレーウォークとかありますけど、知事が自ら古道を歩かれるというようなことも考えてらっしゃるんでしょうか。
(答)今のところ予定しておりません。去年、歩くつもりで予定しておりましたけれども腰を痛めまして、残念ながらちょっと断念したという経緯がありまして。

(質)5周年ということで、これまでもいろんな事業を行ってきたと思うんですが、熊野古道によって観光客が増えたりということで地域振興にも繋がるんじゃないかという、そういった狙いもあったと思うんですが、これまでの評価と、何か課題があればその課題、そして今回のこうした事業を通じて、今後どういうふうに熊野古道をPRしていきたいかというのをお願いします。
(答)熊野古道は文化的景観という、いわゆるこの熊野の素晴らしい自然と織りなしながらこれまで人々が暮らしてきた、そういう中で融合して作り上げられてきた、いわゆる文化的景観というものでございます。何か特に人が集うような施設があるとかいうようなものとは違って、この文化的景観である熊野古道伊勢路につきましては、実際にそこに行って、一定の時間をそこで歩きながら過ごすというところに本当の素晴らしさが理解できる、感じられるというものでございます。そういう意味では、いわゆる一般的に言っている観光地の中でも少し性格を異にするものであります。しかし世界遺産に登録をされまして、着実にそういった人たちがこの熊野路を訪れるということで、一定の観光客、入込客は増えてきたというところであります。しかしそれがずっと伸び続けているという状況ではありませんけれども、そこはいろんな景気の、経済が悪くなったとか、いろんな影響もあるかもしれません。ただ三重県にとりましては、今東紀州に向けて高速道路、あるいは幹線道路、国幹道路がどんどん延びていっているところで、東紀州の直前まで今開通をしております。今後、大体4年以内に熊野までの高速道路がほぼでき上がるという状況にもなってきているところです。なお今年はちょうどこの5周年と併せ、里創人(リゾート)熊野倶楽部が集客交流施設としてこの7月にいよいよオープンにもなるところでございます。また熊野古道世界遺産登録、あるいは高速道路の延伸と併せ、地元でいろんな地域づくり、まちおこし等の活動をやっておられる方々が増えておりまして、まさにこのチャンスの時を逃さずに東紀州のいろんな振興に役立てていきたいと、こういう活動が始まっております。そういう意味で私は今後、そういったことが都市部、あるいは三重県以外の方々、あるいは世界に対してもいろんな形で情報が発信され、それが着実に伸展していく、伸びていくということを期待したいと思います。そういう意味では、今年この5周年のいろんな行事というのは大変大事でありまして、特に先般発表しました尾鷲、また伊勢市で開催をいたしますイコモス関係の国際会議、これも大変大きな情報発信の機会にもなるのではないかと、こう思っております。そして今日発表しました、おおよそ100に渡るいろんな多彩なイベント、これもそういう意味では大変、情報発信に意義あることではないかと、こう思っております。いよいよこれからなんだなと、そういう気持ちを強くしているところであります。

(質)100本の事業でどれぐらいの参加者を目指してますか。
(答)担当の方で申し上げます。
(答:政策部)当初予算の編成時に、参加者を1万人と見込んでおりました。それで実際に、市町とか地域の方にいろいろお話を伺っていると、やっぱり盛り上がってきたのか、それよりは増えるんだろうなという感覚を持っております。ただ、これで何人ということはちょっと言えない状況ではございます。

(質)昨夜、三重県内で初めてとなる新型インフルエンザの患者が確認されましたが、改めてこのことをどう受け止めてらっしゃるかというのをお聞かせください。
(答)もう全国で二十数件、都道府県で発生をしているというような状況でありました。三重県としては何度か疑わしい例があり、それを検査して、これまでのところそれが新型インフルエンザでないというような結果でありましたけれども、昨日夜、新型インフルエンザと確認された方が出てまいりまして、やはり三重県でもいよいよなんだと、こういう思いでありました。ただ、発生事例が名古屋市在住の大学生で、実家に戻ってきて発症したというような、そういうやはり個々にはいろいろ状況の違い、具体的にそんな例を予想していたわけではありません。新型インフルエンザについては随分発生してから時間も経緯をする中で、また世界的に猛威を振るっているという状況、フェーズ6になったというような状況の中にありますけれども、新型インフルエンザについてのかなり詳細な情報が集まってきており、また研究分析もされているところであります。強毒性ではないというようなことから当初、国や県が予想して、立ててまいりましたマニュアル等は強毒性の場合を予想しておりましたので、そういうものではないということでいろいろ見直しもやっているところです。今後、県内での発生やそういうことについて、これはしっかり我々も見守り対応していかなきゃならないと思いますけれども、むしろ秋以降の本当の意味での流行期に入っていく中でどう対応していくのか、あまり大騒ぎしなくてもいいではないかという、そういう見方をする人もいますれば、いやなかなかウィルスの変異だとかそういうことも起こりうるとか、あるいは妊婦の方であるとか、あるいはいろいろとほかの病気を患っておられる方については重篤な状況にもなるとか、そんなことも言われていますし、それからこのインフルエンザに対する国全体の対応の仕方についてもいろんな意見・説も出ているところであります。少なくともしかし新型インフルエンザがこういう形で現れて、我々はそんな中でしっかり学びながら最善の対応の仕方というものをしっかり確立をしていかなければならないと、こういうふうに思います。今の段階では県としては全てが分かっているわけではありませんから、とりあえず感染拡大等についてしっかり防止策も取りながら、あるいは県民の方には正しい情報に従って冷静な対応をしていただき、日頃必要なインフルエンザ対策を日常的にやっていただくように、そういうお願いをしていこうという思いであります。

(質)濃厚接触者に関する調査についてなんですけど、特に実家に帰ってから名古屋市に一緒に遊びに行った友人に関して、何か判明していることはありますでしょうか。
(答)友人4人と一緒に名古屋に遊びに行ったということでありますが、4人のうち1人につきましては少し疑われる状況だということで今検査をしているところであります。検査結果につきましては夕刻には分かるのではないかと、こういうふうに思っております。その事例については結果が出るのを待ちたいと、こう思っております。

(質)今のところ症状というのは熱が高いとかそういったことでしょうか。
(答)ややそういう疑わしいという状況があり、検査に入ったということです。正式には環境衛生研(保健環境研究所の誤り)でまだお昼前、ちょうどこの時間頃からきちっとした正式な検査に入れるんじゃないかと、したがって夕方5時頃には結果が出るのではないかと、こう思ってます。

(質)分かる範囲で結構なんですけど、その疑わしい方というのは性別とか、学生かどうかとかいうのは言える範囲で結構なんですけど、もし教えていただけると。
(答)一切私も知りませんし、申し上げることはできません。

(質)まだ情報があがってきていない?
(答)申し上げることができません。

(質)とりあえずその大学生については、簡易検査でもう陽性反応が出たということでよろしいですか。
(答:健康福祉部)簡易検査は今のところ陰性です。

(質)陰性ですか。
(答:健康福祉部)はい。

(質)それはいつ検査されたのですか。
(答:健康福祉部)昨日の深夜でございます。

(質)疑われる症状というのは、いつ頃どんな症状が出たんですか。
(答:健康福祉部)15日の月曜日の夕方ぐらいからというふうに聞いています。

(質)ご家族の濃厚接触者についても状況変わらない?それとも、もし、疑われる症状が出てるかどうか。
(答)濃厚接触者につきましては、その経緯をずっと注意深く見ているというところでございます。大体一週間程度はそういったきちっとした状況を把握をしながら、その推移を見ていきたいということであります。今のところ、先程申し上げました友人1名以外につきましては、そういった疑わしいような状況は聞いておりません。

(質)友人1名は15日からどの程度の症状が出ているのですか。
(答:健康福祉部)38度程度の熱が出たと聞いてます。

(質)昨日の大学生は13日に受診されてるみたいですけれど、それは、県は把握していたのですか。
(答)13日になんですか?

(質)受診をされてたみたいなんですけど。
(答:健康福祉部)昨日の会見が終わった後に、情報を整理していましたところ、13日についても津市の夜間診療所の方へ受診をしているという情報が、確認が取れました。ここで検査は一切していなくて、元々津の夜間診療所は検査等はしない所ということで聞いておりますが、熱が高かったので解熱剤を処方してもらって、それを本人は飲みましたということを確認しています。

(質)何度ぐらい熱があったんですか。
(答:健康福祉部)ちょっと詳しい発熱は聞いていないんですが、その日の夜遅く38度ぐらいという情報がありますので、多分その程度の熱があったのかと。

(質)昨日の津市の会見では、急性気管支炎というふうに診断されたということなんですけど、今のお話ですと、簡易検査をしないというのは最初からそうなってたんでしょうか。それとも、なぜ検査をしない、疑わしきは検査をするということになってたんじゃないでしょうか。
(答:健康福祉部)もともと津市の夜間休日診療所は、そういう簡易検査も含めて一切の検査はしないという方針で開いている診療所であるというふうに聞いております。だからその場に応じた、例えば発熱があれば解熱剤であるとか程度の処方をする。その場、1日飲む程度のお薬を投与するというような夜間診療所と聞いておりますので、それはそれぞれの市町の対応によって変わってくるとは思いますけども、他市では簡易キットの検査をしたという夜間診療所もありますけれども、津市についてはそのように私は聞いております。

(質)その疑いが持たれている友人の方は、今現在はどうされているのですか。
(答)今現在は、ある病院で入院をした状態であります。

(質)これはいつからでしょうか?入院をされているのは。
(答)昨日から、昨晩からです。

(質)感染症指定病院ということですか?
(答)ある病院でございます。一切あと申し上げません。

(質)今日、政府の地方制度調査会の方で平成の大合併についての答申が総会で決定して、午後に首相に提出するということなんですが、その中で、今年度末までで市町村合併の特例法が切れるということで、平成の大合併についても今年度末で終結ということが提出されるようなんですが、それについて、知事のお考えを伺いたいんですが。
(答)私もこの報道の記事について詳しく存じ上げません。私は平成の大合併そのものも、理念なき市町村合併という批判もする一方で、しかし、地方の窮状からいけば、また苦しい状況で避けて通れない道でもある、非常に複雑な思いで市町村合併についても見てまいりました。道州制やそういうものについても、極めて疑問を持っているところであります。少なくとも小さな政府論に基づく構造改革論は全て葬り去っていただきたいなと、こう思っております。またぞろ、いろんなそんな議論が出ても無駄な議論ではないかと、こういうふうに思います。詳しく中身を承知しておりませんので、それ以上申し上げることはできません。
                                                           以上

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