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平成22年02月02日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平成22年2月1日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目等

・率先実行大賞発表会について(報告)

(知事)それでは、私のほうから率先実行大賞の発表会についてお伝えをしたいと思います。今年度の率先実行大賞10取組の決定につきましては、皆さんにも先週公表させていただいているところでありますけれども、その発表会を2月15日(月)午後1時20分から県庁講堂において開催をいたします。率先実行大賞でございますが、これは、県職員の自主的・創造的な取り組みをたたえる職員の表彰制度でございまして、県が進めております経営品質向上活動の成果の結晶とも言えるものでございます。今年度は199件の応募がございまして、内容も一層充実してきているという状況でございます。今年度の特徴でございますけれども、地道に組織風土や業務の改善に取り組む応募が目立っていたということが挙げられるということでございます。大賞にも、大賞というのはこの10の取り組みでございますが、これにも何年かにわたって継続的に改善を進めてきた取り組みというものも多く選ばれているということです。発表会におきましては、10のこの取り組みの発表のあとでグランプリなどを決定するということにしているところでございます。ぜひ皆様にもこの発表会をご取材いただきまして、三重県庁が進めている改善活動の集大成、これにつきましてしっかり発信できる機会になればと、こう思っているところでございます。発表会の詳細につきましては、また追って資料提供させていただくという予定をしております。私からは以上でございます。

2.質疑応答

・報告事項に関する質疑
・県立病院改革について
・道路予算について
・新年度予算について
・新小山処分場の入札結果について
・新県立博物館整備について
・津市長選について

(質)率先実行大賞について、これまでの受賞の中で、そこから生かせたような取り組みというのはこれまで挙がっていたのですか。大賞なり、何なりになったものが他の人にも普及していくというか、他の職員にも影響を与えたような取り組みというのは何かあったのでしょうか。
(答)この率先実行大賞を発表していくということにつきましては、県としては大きく3つの意義があるのではないかというふうに考えているところでありまして、それは、経営品質向上活動に取り組んでいること自体がそうでありますが、職員の不断の改善活動に対する意欲、こういったものを向上させていくということがまずございます。その改善活動の達成感というものを共有して、そして更なる改善へ向けた意欲を燃やしていくというような、そういう場になっている、そういう機能を果たしているということが言えるかと思います。それから2つ目には、やはり率先実行大賞の発表会では優れた取り組みとかノウハウ、これが発表されて、特に優れたものが発表されるわけでありますから、そういうものを共有する場としてもたいへん有意義なのではないかなと、こう思います。会場でアンケートをやっておりますけれども、参加者の多くの方が「仕事に役立つようなヒントを得ている」というような、そういうこともアンケート結果として出ております。そういう意味では効果の高い研修会であると言えます。それから3つ目には、そういった経営品質向上活動を三重県がやっているところでございます、そういった取り組みの成果を発信していくと、こういう意義もあると思っております。

(質)具体的に何か生かされた事例はあるのですか。
(答)随所に生かされているのではないかなと思います。私は他の県のことは詳しくは分かりませんけれども、少なくとも各般にわたって、三重県の政策の立案だとか、あるいは県民との協働をとっていくとか、あるいは運用そのものについても、いろいろ問題が指摘されるときもありますけれども、他県と比較すれば相当レベルが高い状況になっている、それはやはりこういう率先実行の取り組みなどに象徴される経営品質向上活動、これの成果だと、こういうふうに思っております。

(質)県立病院改革についてなんですが、一志病院は、タイムスケジュールというか工程表の中で時期は明示されませんでしたけれども、今後、住民の意見などを聞いて民営化そのものを見直すような考えというのは知事におありですか。
(答)先般の方針の中でもお示ししておりますけれども、一志病院について、病院改革の必要性がないなどというようなことはないわけでございまして、やはり改革の必要性はあるし、それから可能性詳細調査においても、民営化という方針についてはその可能性というものを得られたというふうには思っております。ただいろんな観点で、すぐに民営化できるという状況ではないということで、しばらくまだ検討を続けていくということにしたところでございますけれども、少なくとも四日市の総合医療センターとか志摩病院、これらの進捗等、それから実は全適(地方公営企業法全部適用)で残すこころの医療センターということについて、一志病院がどうなるかということで今後の工程にも影響が出てくるところでございますので、ここしばらく検討を続ける中で方向をしっかりまた打ち出していけたらと、こう思っております。

(質)一志病院についてのことなのですけど、いつ頃までにという目処はありますか。
(答)今、いつ頃までにというような目処を得ているわけではないし、まだそういう判断をしているわけではありません。

(質)その中で、市立化という選択肢もあるんでしょうか。津市立化という。
(答)津市が?

(質)ええ、津市に移譲するというような。そういう考え方もあるんでしょうか。
(答)特に一志病院については、その区域が津市内の一部に限定をされているというようなこと、それから地域のニーズ、病院としても福祉等との連携ということも非常に大事で、県立病院ではその機能が、役割がなかなか果たせないというようなこともあり、今回の民営化についてはそういった観点からも論じられたところでございます。ただそういう意味では、津の行政とはやはりしっかり連携をしていくということは大事でありましょう。運営そのものに津市がどうのこうのということについては、これは津市がまた考えられることだと、こういうふうに思います。私も今の時点では、そういう状況はなかなか難しいんだろうというふうに当初から考えてきているところです。

(質)県から津市さんに市立化はどうか、という提案というのはされる考えはあまりないと?
(答)可能性としては、非常にその可能性というのは低いのではないかと、こう思いますが、したがってこれまでそういった考えできておりません。

(質)志摩病院についてなんですけれども、志摩病院は医師不足が結構深刻化していて、議会でもその医師不足をどういうふうに補うのかということを議論されているかと思うんですが、改めて知事の医師不足についてのお考えをお聞かせください。
(答)志摩病院については、これまでの経緯を見ましても産婦人科が運営できなくなったり、それから小児科についても医師が、これまでの医師が辞められるというようなことで、日赤、あるいは三重大等とも連携しながら、当面の対応ということで処置をしているというようなところでございます。これまでの状況を見ましても、志摩病院はますます厳しい状況になってきているし、このままいけばより厳しい状況になるんではないかと心配をいたしております。志摩病院に限らず、県内の地域医療を担うお医者さんの不足、あるいは医療従事者の不足ということが言われているところでありまして、県政としては最重要の課題だということで取り組んでいるところでございます。先般、三重大学との連携の協定書を調印いたしましたが、これまでも三重大との連携、これはいろいろとやってきましたけれども、今後、よりこういった協定に基づいて協議を進めながら、医師の確保を含めた医療体制の充実に努めてまいりたいと、こう思っております。志摩病院につきましては、そういった努力を今後も継続してやっていくと同時に、こういう状況であるからこそ、今度は指定管理者制度に移行して、少なくとも今の病院の危機を回避をすると同時に、ピンチをチャンスにということからすれば、一つの過疎医療、あるいは地域医療のモデル的な病院として全国からも注目されるような病院に、ひとつ変えていきたい、そういうものを目指していきたい、そういう思いが込められているところであります。

(質)志摩病院については24年度からということで、医師不足が深刻化、どんどんしていきますよね。それで実施を前倒しするとか、そういうことは考えていますか。整った段階ですぐにということは。
(答)やはり、指定管理者もそれを公募にかけて選定し、そしてその後具体的に詰めていくという作業、これはやはりそう簡単にできるものではありませんから、最低やはり2年間ぐらいは必要だろうと、こう思います。したがって24年の4月に移行できるというのが一番最短の時間ではないかなと、こう思います。

(質)この前の全員協議会でも、かなり反対するような意見というのは多かったと思うのですけれども、全協で示された案、それから予算案というのはそのまま第1回定例会に提案するお考えなのでしょうか。
(答)私は議員の皆さんの中には賛成するご意見の方多いと思いますが、どちらかというと、そういう方からの発言は少なくて、強い反対意見を持っている人の発言というものが目立つところなのかなと、こう思います。しかしこの問題はどう考えても非常に困難な難しい課題だと、こういうふうには思って、これまでも議論をしてきたところでございます。これからいよいよ県議会のほうも、第1回定例会始まってまいります。我々も条例改正案であるとか、あるいは予算等でこの県立病院改革を含めた議案を出してまいりますので、しっかりこれからも議論を続けさせていただきたいと、こういうふうに思っております。

(質)道路予算の関係なのですけれども、民主党が各県連に個所付けについて示されたと思うのですけれども、知事のほうには県連のほうから何か内示というかお話がありましたでしょうか。
(答)担当のほうから県連が示してきている案については少し資料を見させていただきました。正式に伝えられたものかどうかという確認はしてませんけれども、その中身を少し見るところでは、私ども県のほうから要望してきたことについても、相当配慮されているのではないかなと、こう思っているところであります。そういう意味では、そのような状況で正式に決定されるように期待をいたしたいと思いますし、いろいろと努力をしていただいた、多分三重県選出の民主党の国会議員の皆さん方にはお礼を申し上げたいなと、こう思ってます。

(質)具体的には知事が心配されていた北勢の中勢バイパスの鈴鹿以北だとか、東海環状とか、そういうところは予算はついていたのでしょうか。
(答)かなり配慮をされている部分もあったように覚えております。まだ数字が完全に頭に入っているわけではありませんし、今手元に資料を持っているわけではございません。ただ、ほとんど凍結に近いようなところについても配慮がかなりされているということであります。北勢バイパスなんかもかなり配慮されていると思います。

(質)新年度予算なのですけれども、全体額としてはどの程度になるのでしょうか。前年度を上回るような。
(答)来年度予算については別途ご説明申し上げる機会がありますし、今はまだ発表できる段階ではありませんので、今度皆さんにご説明申し上げる時に、そういったことについてコメントをいたしていきたいと、こう思います。ただ一言だけ言っておけば、相当来年度予算については困難な状況が心配をされた時もあったわけでございますけれども、税収の極めて厳しい落ち込みの中で、国のほうでも地方に対する配慮というものをしっかりやってくれておりまして、そういう意味では厳しいながらも国の配慮を受けた状況というのはありがたいところであったと、こういうふうに思っております。それぐらいにしておきます。

(質)石原産業の子会社が四日市の新小山処分場の落札をしたということなのですけれども、その件に関して知事は今、どのようにお考えですか。
(答)決定はまだ、明日ですかね、理事会で決定されるということであります。これは事業主体が三重県環境保全事業団ということでございます。私の報告を受けている状況では、県の総合評価方式によります一般競争入札、この制度に準じて事業団が持っている各種規定についても入札そのものは適切に行われているという報告を受けているところでありますけれども、正式決定は明日の事業団の理事会というところで決められるというところであります。私は持っているルールに沿って適切に判断をしていくということ、ルールにのっとってやっていくということが大事であろうかなと思います。そういう意味では排除されるその要件がどうのこうのというようなことについては、あらかじめそのルールにあるものをしっかり判断していくということになるのだろうと、こう思います

(質)現時点で特に問題視はされていないということですか。
(答)県のほうでは適切に運用され、判断をされるということが大事だと、こう思っております。

(質)それは要するにルールが適正であれば、石原産業の子会社が入札のJVの中に入っててもいいのではないかという、そういうご見解ということですか。
(答)これは事業団そのものが考えることでありますけど、参加資格とかそういったことについては事前に示しているわけでありますから、その参加資格について、それを満たしているかどうかという、そういうルールに基づいてやっていくところであります。その中で参加事業体の構成員がどうのこうのとか、そういったルールが示されていないならば、それはルール通りやるということになっていくのではないかと思いますね。

(質)ルール通りやれば問題ないのではないかということですね。
(答)というよりも、そのルールから外れたことであればいけませんけれども、そうでないならば、なかなか排除できるものではないのではないかと思いますね。

(質)当然ルール通りやっているんで排除はできないと思うんですけれども、あそこにアイアンクレーが半分ぐらい埋め立てられるということで、そこに税金も投入されるということで、結構、市民感情的にはルールというよりも、社会的なモラルということで、何でお前のとこが参加してくるんやというような意見を言う人も結構いるんですけれども、知事の感想はいかがですか。
(答)石原産業が構成員に入っているということではなくて、それは石原化工ですか、というその会社そのものについては、私もよく分かりません。したがってそのことについて論評はできないんでありますけれども、石原化工が自分のところの事業目的に向かって、ルールにのっとってやっているならば、それは否定することができないと思いますね。道義的にどうのこうのというようなことについては、そのことでルールを変えなければならないのかどうなのか、それはまた議論されるべきであればするということにしたらいいというふうに思います。今はそんな状況とは聞いておりません。

(質)総合評価の内容をちょっと確認してみるとか、そういうお考えはないでしょうか。総合評価というのはある面でちょっとあいまいな部分があると思うんですけれども、その言われているところを確認の意味でも県としてやってみるとかそういうことはお考えでないでしょうか。
(答)私自身は、そんなことを考えているわけではありませんけれども、担当部のほうでまた子細、必要に応じて状況把握をしていくことだと、こういうふうに思います。ルールとしては何か県の方式を、いわゆる県のやっている総合評価方式によります一般競争入札をやったというふうに聞いております。

(質)県立博物館なんですけど、先日の全協(全員協議会)で議会のほうから県民の意向調査をやったらどうかという提案があったと思うんですけど、それに対して県側は否定的な見解だったと思うんですが、当初予算に予算計上して議会の理解を得ていくに当たって、意向を確認するということをまた考えるお考えはないのかお聞かせください。
(答)博物館の議論も、もう相当長年やってまいりまして、県議会の議論もほとんど昨年の今頃までは、まとまっていたように思うんです。ただ、今も議論が出てきているところでありますので、県としては、これまでもいろんな形で県民の方々のご意見も伺ってきているところでありますが、さらに一層いろんな形でご意見をいただくように努めてまいらなければならないと、こういうふうに思っております。また、県議会ともご相談申し上げていくということになろうかと思います。

(質)一万人アンケートを活用して結構量的にやったらどうだという提案だったと思うんですけど、そこまで具体的には。
(答)いろんなことを思い付かれて言われる方があろうかと思いますけれども、それがために博物館の事業をずらしていくというわけにはまいりませんから、いろんな知恵・工夫をしてまいりたい、今後も博物館については県民の方にしっかり知ってもらい、またいろんなご意見をいただいて、より有効な良い新県立博物館にしていけるように努力をしていきたいと、こう思っております。

(質)津市長選なんですけど、松田さんが再選されましたけど、それについて何か感想はありますか。
(答)松田さんは私もよく存じ上げている方でありますし、それから合併市の市長としてこれまで4年間しっかり取り組まれてきたと思います。そのことをやはり市民が評価をした、そういう結果だったんだろうと思っております。2期目の当選を祝して、そして今後さらに一層のご活躍をお祈りするところでございます。

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