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知事定例記者会見

知事定例会見録

平成23年2月21日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目等

(1)新県立博物館建設地における地層・化石調査の実施について(発表)

(知事)新県立博物館建設地におきます地層・化石調査について申し上げます。新県立博物館につきましては、平成26年の開館を目指しまして先月建築工事が始まったところでございますが、用地に露出をしました約350万年前の地層を調査いたしましたところ、化石群が発見されました。このため、今後関係者の協力をいただきながら調査を行うということにいたしました。以前から、この新県立博物館の建設用地には東海層群の亀山層のうち、ミエゾウがいた約350万年前の地層があるということが把握されておりまして、担当いたします新博物館整備推進室におきましては、工事に着手するまでの間に記録と展示等への活用策を検討するため、12月下旬に用地を取得した後速やかに現地調査を行いました。その中で、亀山層の一部から脊椎(せきつい)動物の骨の一部や昆虫、植物などの化石を確認いたしたところであります。1月には外部の専門家にも入っていただきまして、地層や化石の分布状況を確認いたしましたところ、新たな化石も見つかったところでございます。まだ詳しいことは分かっておりませんけれども、このようにまとまった状態で多様な化石が見られるということは全国的にも珍しいことであるということでございます。これらの化石群から得られます情報をつなぎ合わせることで、約350万年前のミエゾウがいたころの環境とか生態系を明らかにできるものと期待いたしているところであります。自然や歴史・文化に関する資産を保全・継承することを使命とする新県立博物館として、工事掘削により喪失する地層について、記録を取りまして、化石資料を保存する必要があると考えておりまして、関係者の協力をいただきながら今後調査を実施するということといたしました。調査を進める中でさらにたくさんの化石が発見されるということも期待いたしたいと、こう思います。そして開館後、子どもたちが、この博物館の建設地で発掘された化石なんだと、それを前に同じ大地の上をかつてミエゾウやワニが歩いていたんだという姿を思い描き、夢をふくらませるようになるのではないかと、こう思いますと、たいへん発見は偶然とは言いながら感慨深いものを感じているところでございます。ぜひこれをチャンスと捉えましてわくわくどきどきの新博物館づくりを進めていきたいと、こう考えております。今後は専門家によります調査委員会を発足させまして、共同調査を進めるということとしておりまして、調査結果が判明した段階で順次公表してまいりたいと考えております。また、収集しました化石資料やそのデータは、保存・蓄積いたしまして、今後の調査研究に役立てるだけではなくて、新博物館の展示をはじめ、様々な活動の中で県民・利用者の皆さんに活用いただきたいと考えております。あわせまして、この調査の過程でも、県民の皆さんが何らかの形で関わっていただくことが可能かどうかについても検討していきたいと考えております。なお、調査の実施にあたりましては、工事関係者と十分に調整をしまして、まず安全の確保をいたしますとともに、できる限り工期に影響を及ぼさないように工事の工程と調整、工夫しながら実施をしていこうということにしております。

(質)もともと博物館にはミエゾウの全身骨格を作って展示すると、展示の目玉にしようというふうに考えていたわけですけれども、さらにそこに当時の食物連鎖を現すような多種多様な化石が見つかったと聞いた時に、知事の感想はどうでしたか。
(答)私も『えっ、本当なの』という気持ちで、いろいろと出てきている中には貝だけではなくて、スッポンの、亀の甲羅の一部が出てきたりというようなことがあると聞きましたので、私も一度ぜひ見たいということでわくわくしながら現場へ行って、少し見てきた状況です。私たちはこの博物館を建てた後、子どもたちがそこへ来て、そしてこの建設現場、ここから出てきたこの化石、これがちょうどミエゾウがいた頃の化石なのだよということで、私はストーリーとしても子どもたちにさらに、わくわくどきどきさせられる材料につながるのではないか、そう思っているところであります。

(質)この情報を基に350万年前の環境を復元するというようなプランもあるようですけれども、展示にどのような感じでイメージを抱いてますか。
(答)そこまでは私も分かりません。これは専門家の皆さんのいろんなご意見をいただきながら、学芸員の皆さんが今後、知恵を工夫して考えていくことになると、こう思います。まだ、これからの調査でどれぐらいの化石が出てくるのか分かりません。それこそ、夢みたいかも分かりませんけれども、そういうことを申し上げるならば、ミエゾウそのものの化石があそこから出てきたらもっと素晴らしいというふうに思いますね。

(質)宝塚古墳の船形埴輪、あれとどちらが嬉しいですか。
(答)これは全く種類の違うものでありますね。宝塚の古墳とかああいうのは私たち日本人のこれまでの歩みを知る資料でありますけれども、今回のものはそれよりずっとはるか大昔のものであります。しかし、どちらも夢やロマンを感じるようなものであります。大変、嬉しいことです。

(質)近日中の調査委員会発足というのは、もう大体めどはついているのでしょうか。
(答:生活・文化部)今、こちらから委員になっていただこうという方と調整中でございまして、できれば年度内に開催したいというふうに考えております。

(質)年度内?
(答:生活・文化部)はい、3月中には。

(質)4、5月にストップして、本格的な収集を行うというのはそれ以降になるということですか。
(答:生活・文化部)今、考えておりますのは、のり面部分の地層に化石が発見されておりますので、のり面の地層部分を掘削する途中で一旦工事を止めていただいて、集中的に調査をしようと考えております。その時期がおそらく4月から5月にかけてではないだろうかということでございます。

(2)高病原性鳥インフルエンザの対応について(報告)

(知事)では私のほうから、鳥インフルエンザの発生及びこれまでの取り組みについて、少し概略に触れながら申し上げたいと思います。2月15日、紀宝町内の養鶏農場から紀州家畜保健衛生所に対しまして通報がございました鳥インフルエンザにつきましては、中央家畜保健衛生所において遺伝子検査を行いまして、2月16日未明に、高病原性鳥インフルエンザ感染について、陽性と判断をいたしたところでございます。そこで最も優先すべき防疫措置であります防疫殺処分につきましては、16日明け方(3時50分)から作業を開始いたしまして、17日朝(7時45分)に約65,000羽の殺処分を終了いたしました。殺処分をいたしました鶏や飼料、鶏糞(けいふん)等につきましては、農場内におきまして埋却処分とするということといたしまして、16日13時に掘削を開始いたしました。雨天の中での作業もございましたが、昨日(20日)20時20分に埋却を終了いたしたところであります。なお、鶏糞(けいふん)の一部につきましては、鶏舎内で堆肥化による無毒化を行うということといたしました。鶏舎の清掃・消毒につきましては、昨日(20日)午後1時から行っておりまして、現在、屋外の消毒とあわせて防疫作業を進めているところでございます。それから、周辺農場への対応についてでありますけれども、16日、疑似患畜の確認を受け、発生農場から半径10km圏内の鶏や卵などの移動を制限いたします「移動制限区域」の設定を行ったところであります。19日には、移動制限区域内で鶏などを飼育する5農場につきまして、鳥インフルエンザの確認検査がすべて陰性であったということを受けまして、発生農場を中心に設定されました移動制限区域を10km圏内から5km圏内に縮小いたしますとともに、新たに半径5kmから10km圏内の区域内であれば、鶏や卵の移動が可能な「搬出制限区域」に設定いたしました。なお、搬出制限区域内の5農場のうち、卵の出荷施設を持つ2戸の卵を生産する農場につきましては、紀州家畜保健衛生所の臨床検査を受けまして、異常のないことを確認するなどの一定の条件のもとで卵の出荷を再開できるようになりました。今後、清掃・消毒を早急に進めまして、本日(21日)午後には防疫措置を完了する見込みでございます。鳥インフルエンザについては私のほうからは以上です。

(質)最後の臨床検査で異常のないことが確認されたわけですか。
(答)臨床検査、もう既にこれは受けてますか。
(答:農水商工部)移動制限区域内の農場の件でございますか。

(質)(資料中の)「搬出制限区域内の5農場のうち、2戸の採卵鶏農場が家畜保健衛生所の検査で異常のないことの確認等を条件に、出荷を再開」という部分について。
(答:農水商工部)家畜保健衛生所の臨床検査を19日に行っております。

(質)異常のないことを確認したと。過去形なのですね。
(答:農水商工部)確認しております。出荷の際にも現場の確認はさせていただいてます。

(質)どんな検査なのでしょうか。
(答)同じように、死亡の異常がないかどうか、それからそれまでの死亡羽数の増加がないかどうかということを再度確認します。

(質)卵ではなくて、農場の鶏をみるわけですね。卵の検査ではないのですね。
(答:農水商工部)はい。
(答)まだ、出荷は現在はしてないですね。
(答:農水商工部)出荷はもう開始されているというふうに聞いております。
(答)すでに検査はしているはずですよね。
(答:農水商工部)検査は終わっております。

(質)一番最後に言われた、21日午後にも防疫措置が完了する見込みというのはどこのことを言っていますか。
(答)これは発生農場、発生農場について、今穴を掘削しまして、それはもう埋めたわけですね。そして、今やっている作業というのは一部、鶏糞(けいふん)について、鶏舎内で堆肥化による無毒化を行うという作業、それからその後清掃・消毒、これを今やっているところであります。今日、なるべく早くとにかく終了するようにということでありますけれども、午後には完了するという見込みを持っているところであります。

(質)この後の流れとして、もし何もなければどんな流れになっていくのでしょうか。
(答)今日、この終了をし、それを確認した上で、今日それが終われば、明日から21日間周辺10km圏内で新たな発生がなく、清浄性が確認できるということになりますと、3月15日午前0時をもって周辺10km圏内の移動及び搬出制限、これが解除されるという予定でございます。

(質)卵の出荷は再開できるのですけれども、肉そのもの、鶏肉そのものについての再開とかあるのですか。
(答)採卵鶏の農家、これは2戸が既に出荷も認めているということで、先ほども申し上げたとおりです。5つの内、残り3農家、採卵鶏の農家が1つ、それから肉用鶏の農家が、これは熊野地鶏ですね、これが1つ、それからキジを飼っている農家がもう1つございます。これらにつきましては、移動搬出制限の解除を待たずに早期に出荷再開が可能となり得るように努力をしていきたいと、こう思っているところでありまして、農林水産省やあるいは農家にもいろいろご都合があるかと思います。協議を行いながら、県として努力をしているところでございます。

(質)強毒性であったことについての関連はどうです。
(答)とにかく、その疑いが強いということで、全国的に強毒性のが起こっているわけでありますから、発生したことは大変残念でありますけれども、そういった事実に基づいて、当初から強毒性という想定の下で対応をさせていただいたところであります。

(質)今回、その緊急の電話調査で異常がないということで、そこで農家側からの報告で見過ごされていたというのがありまして、電話の聞き取りの仕方を考えると、変えていきますよという方針だったと思うのですが、それについては確定的な方針は決まりましたか。
(答)一応、きちんとその聞き取りの中でもっときちんと把握ができるようにしていくということ、これが大事でありますから、それについても改善をしていくということにいたしました。したがいまして『異常ないですか』というそういう聞き方だけではなくて、『死亡している鶏が何羽あるのか』という数等も聞き取りながら、やはり少し異常な状態というものをこちらからも察知できるような、そういう質問の形をとっていこうということにいたしました。

(質)今回、簡易キットで、すぐ現場で検査したり、県の対応も愛知の時いろいろ不手際があったのに比べたら非常に素早かったということなのですが、今回のこういった危機管理面で学んだことというか、今後への教訓というようなことがありましたら知事のお考えをお聞かせ下さい。
(答)こういうことが、例えば地震だとか豪雨なんかの災害対応でもそうでありますけれども、いつ突如としてこういうことが起こってくるか分からないわけでありますから、そういう意味では、日ごろから、いざという時にはどうするのかということにきちんと備えていくということが大事でございます。そのためには、実際に発生しているリスクがどのくらいあるのか、実際に発生した場合にどういう対応をしているのか、ほかの例を見て、その発生の対応の仕方についての検証等もしながら三重県としてどう対応するのがいいのか、それを時には図上訓練のような形なりも取りながら、情報を蓄積しながら、マニュアル等も可能であれば整理をしていくということが大事だと、こう思います。三重県の場合も口蹄疫等の問題も含め、これまでの蓄積の中でいざというときにはどう対応すればいいのかということを現場でもつなげてきたところでございまして、そういう意味では、今後もさらにより対応が迅速にかつ的確にできるように積み上げていくということだと、こう思っております。

(質)今回は知事の目からご覧になって、こういう対応としては合格点というか、そういう感じでしょうか。
(答)そうですね、そういう意味では職員ももちろんすぐに機敏に対応してやったということもありますし、それから、例えば殺処分や埋却等についても、既に口蹄疫の関係で昨年の5月以降建設業協会とも協力をお願いして、7月には協定まで結んできているところでありまして、そういったことがあって、本当にいろんな皆さんに御協力もいただく中で今回対応できたのではないかなと、こう思っております。県の職員も今日50名動員しておりますけれども、16日以降総数累計で915人を動員してきたところでございます。これに実は建設業協会や、いろんな紀宝町の職員の皆さんや、関係の皆さん、随分献身的にお努めをいただいたところでありまして、そういう皆さんの力を結集しながら今日まで何とか私自身一日も早くという、その期待に応えながら努力をしてくれたと、こう思っています。

2.質疑応答

・知事選について
・民主党岡田幹事長の発言について

(質)津市の松田市長が、今日の津市の市議会の議会運営委員会で知事選出馬に前向きな意向を示されたのですが、そのことについていかがでしょうか。
(答)知事選に向けては、まだこれからも候補者、立候補される方があるかもしれませんね。それで私自身は、ぜひ、それぞれ候補者の皆さんがしっかり県民の皆さんに訴えながら、選挙を公明正大に繰り広げていただくということ、そして県民の皆さんには、それを受けてしっかりご判断をいただいていくということが大事だと、こう思っております。いずれにしろ、私にとりましては、この後の県政につきまして至らなかったところをしっかり補ってもらいながら、いい県政を展開していっていただきたい、そうなるように期待をいたしております。

(質)まだ知事ご自身としては、公認への、例えば支援とか後継指名とか、そういうことは考えていないということでよろしいですか。
(答)はい、今までと同じです。
                
(質)松田さんに関しても、正式に出られたとしても支援等はないと。
(答)まだ、私も正式にきちっと聞いていませんが、皆さんの新聞情報しか私は分からない状況であります。

(質)誰が立候補しようとも、知事としてその候補者を支援することはないというお考えでしょうか。
(答)特に皆さんに申し上げるようなことは今ありません。

(質)今ないと言うのは変化があるわけですか。
(答)先ほど申したとおり、今申し上げるようなことは全くありません。

(質)昨日、岡田幹事長が伊勢市で会見を開かれまして、予算案は通るけれども、予算関連法案が通らない場合があると、その場合には地方にお金がいかないので、その場合の説明責任は反対する野党側にあるというようなご発言がありました。それは地方にある知事のお立場からどのようなご意見をお持ちでしょうか。
(答)今の国政の状態、本当に困ったもんだなと、ただそのことが、今お話のような来年度の予定している事業ができないような、そういう事態というようなことが起こってくるならば、いよいよこの国も国民生活に多大な影響が出てくるということでありますから、深刻な状況だというふうに思っております。ここ10年、20年、政治の混迷等により全く国がうまく機能しない、しかも悪いほうへ悪いほうへ転げ落ちていくということを繰り返してきたところでございまして、これはかつて政権をもってきた自民党等の責任も、もちろんあるし、その当時野党であった今の政権党民主党、これもその責任を持っているところであります。私は今、そういった反省の上に立ってこの国難を乗り切っていくという、そういう機運がしっかり出てくることを期待するところであります。国民はこの閉塞感、これに対する気持ちをどこへぶつけていったらいいのか困っていると思いますね。その困った状態が国政だけではなくて飛び火をしてきたのが、愛知県、名古屋市の先般の選挙ではないのかなと、こんなふうにも思っております。国政を担う皆さんにとっては大変なことだと思います。私も今度、この土曜日ですけれども、東京で臨時の全国知事会を開催することにしているところでありまして、知事会として、このような状況に対して何らかのメッセージを発信していくということになろうと、こう思います。

                                                           以上

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