現在位置:
  1. トップページ >
  2. 県政・お知らせ情報 >
  3. 知事のページ >
  4. 知事定例記者会見 >
  5. 令和3年9月以前会見録 >
  6. 平成25年度会見録 >
  7.  知事会見 会見録 平成26年3月19日
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  総務部  >
  3. 広聴広報課  >
  4.  報道班 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
平成26年03月24日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成 26 年 3 月  19 日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・みえの育児男子プロジェクトについて(発表)
・平成24年度三重県民経済計算速報(早期推計)について(発表)
・三重県総合博物館(MieMu)が制作に協力したミエゾウ絵本「ぼく、みつけたよ」の発売等について(発表)    

 質疑項目

・発表項目に関する質疑
・水源地保護のための条例制定
・みえ森と緑の県民税
・平成25年度の振り返り
・ベビーシッターの仲介サイト    

発表項目等

(知事)まず1つは、ここにポスター貼ってますけども、「みえの育児男子プロジェクト」についてでありますけども、男性の育児参画というのが第2子の出生に影響が大きいとか、そういうようなこともいろいろありますし、子育てというのはそもそも夫婦でしっかり取り組んでいくというようなことで、女性に任せっ切りにせずということで、新たに今回、みえの育児男子プロジェクトというのを取り組んでいきますので、その内容をお知らせしたいと思います。ある教育関係企業の調査によりますと、就学前や小学校低学年のお子さんを持つ母親の多くが「子どもに社会を生き抜く力を身につけさせたい」と考えているものの、それについては自信がないという声も多くあります。このため、このプロジェクトでは、家庭の中の男性が主体となって子どもの生き抜く力を育てられるように取り組んではどうかと考えて、新たな視点を持って立ち上げるものです。今回、お伝えしたいこととしては、まだまだ育児が母親任せになっている現状が多い中、父親などに対して「子どもの将来を見据えて子育てする」とか「外に出て子どもを育ててほしい」というメッセージであり、三重から発信する育児参画のスタイルとして、子どもの生き抜く力を育てる「育児男子」をキーワードとしています。いわゆるイクメンという言葉もありますけども、みえの育児男子というものについては、イクメンが家事や育児をする父親ということになるとするならば、イクメンというものに加えて「子育てに積極的に参画しようという意識が高く、家族や夫婦での話し合い、理解の結果、様々な事情により家事や育児に関わる時間が少なくても、一定の役割を果たしている男性」を含む概念と考えています。家族のあり方は各家族様々であり、男性の育児参画を押し付けようというものでもなく、またイクメンを否定するものでもありませんし、女性が社会参画を果たすことが大切なのは言うまでもないことです。一番大切なことは、夫婦対等な立場で話し合って、どのように子育てに関わっていくかということですから、様々な形での育児男子のあり方も必要ではないかと思います。みえの育児男子プロジェクトでは、「生き抜く力を育てる育児男子」を募集して、イクメンと併せまして「ファザー・オブ・ザ・イヤーinみえ」で表彰をします。また、父親向け冊子のようなものを作り、男性の育児参画の重要性や子どもが生き抜く力をつけるための考え方などについて、男性向けのメッセージを伝えていきたいと考えています。併せて、育児男子アドバイザーも養成します。これは企業や市町で男性の育児参画をけん引していく方のことです。また、男性が育児休業を取得しづらい、長時間労働が多い、といった風土を持った会社が多いので、企業子宝率調査という、企業における合計特殊出生率の調査等、職場環境の調査をすることで、子育てと仕事の両立を上手に進めている企業の取組を紹介し、県内の企業全体の少子化対策を推進することとしています。また、男性社員の育児に関するハラスメントの防止についても、いわゆるパタハラというやつですね、についても併せて普及啓発していきたいと思います。また、事業主としての県庁も取組を進めようと思ってます。「育ボス」の推進とか「子ども参観」など、県職員の子育て支援に対する意識の醸成を図ります。6月のファザーリング全国フォーラムinみえを契機に、このような取組を戦略的に行って、男性の育児参画を推進していきたいと考えています。ここにこういうポスターで概要書いてますけども、ここに「6月フォーラムやりますよ」ということと、意義みたいなことが書いてあって、それぞれの取組を書いているというような状況であります。

 続いては、県民経済計算速報の公表であります。まずこの資料の1枚目のところを見ていただければと思うんですけども、まずは平成24年度の三重県県民経済計算速報を取りまとめましたので公表しますが、平成24年度の県内総生産は、真ん中の文字のところを見ていただければと思うんですけど、名目で7兆3,089億円となり、対前年度比3.1パーセント増で、増加に転じています。また、実質では8兆7,484億円となりまして、対前年度比3.9パーセント増で、3年連続の増加となりました。実質では、リーマンショック前の平成19年を超えて、そういう水準に回復したと言えますし、その資料の2ページにこれまでの県内総生産の推移が、表2というのがあると思うんですけども、それ見ていただきますと、平成13年以降では実質の今回の8兆7,484億円というのは、この平成13年以降は最高、最も多い額というふうになりますし、また1ページ目に戻っていただくと、三重県と全国の比較が、名目、実質、1人あたり県民所得とありますが、いずれも表の一番右の数字を見ていただければと思うんですけども、その4つの指標いずれも、全国よりも高い増加率となっているというようなことが見てとれるということであります。配布資料の4ページを、行ったり来たりですいません、4ページをお願いします。4ページで、県内総生産を生産側から見ますと、カッコ2のとこに書いてますが、製造業の増加が非常に大きく、経済成長に最も貢献していることが分かります。その上のカッコ1にもありますが、一次産業も3年連続で増加しているというようなことであります。続いて6ページを見ていただきますと。分配側の県民所得ですけども、この真ん中カッコ1、カッコ2、カッコ3と書いてますが、県民所得全体も増加に転じまして、県民雇用者報酬は5年振りに増加となりまして、それは大変意義があることだと思ってますし、カッコ3のとこにあります企業所得も増加に転じているということであります。一人当たり県民所得は、これは雇用者報酬と企業所得の両方で計算しますけれども、277万2,000円となり、対前年度比で1.3パーセントの増加となっています。企業所得の割合が多いので、企業所得がもう少し上がってこないとこの指標は増えてこないなというふうに思っています。次7ページ、見ていただければと思いますが、県内総生産を支出側で見ますと、民間最終消費支出は2年連続で増加、カッコ1のとこですね、で、カッコ3のところに総資本形成とありますけども、これ総資本形成自体はその下の総固定資本形成、これいわゆる設備投資ですけど、に在庫の増加を加えたのが総資本形成なので、設備投資はこの総資本形成を見ていただきたいんですが、これのほうは9.0パーセントの増加となってまして、6年振りの増加ということで転じていまして、これも大変意義のあることだと思っています。今回の結果は、名目と実質で共にプラス成長となりまして、リーマンショックと震災の影響から着実に回復しつつある結果が表れていると受け止めています。特に、県経済の特徴でもあります製造業が回復したことと、5年振りの増加となった雇用者報酬、6年振りの増加となった投資、こういうものが回復しているのは大変よかった点だというふうに考えています。それから最後に、今後の三重県の経済展望のやつですが、もう一方の資料で別添で、日本経済研究センターによります第40回中期経済予測概要というのがあるんですが、これ3月10日に公表されたんですけども、これによりますと2025年までの地域別の成長率では三重県が1位というふうになっています。一番最後のページに各県別の棒グラフみたいなのが出てると思いますけども、これは分析によると製造業で輸送機械や半導体・電子・電気機器などのウェートが高い都道府県が今後も高成長すると予想されていて、この分野に強い三重県が高く評価される結果となったということであります。こういうマクロ指標では、改善や回復の状況が見えつつありますけれども、とはいえまだまだ改善しきってない部分もありますし、楽観視できない状況でもありますので、しっかり、今回中小企業、小規模企業の条例も制定させていただきましたので、そういうものを使いながらしっかりとした産業振興策、景気対策を行っていきたいというふうに考えています。

 3つ目です。「ミエゾウ」絵本の完成であります。昨年8月、博物館の愛称を発表した時に、併せてミエゾウをモチーフにした絵本を制作すると発表していましたが、この度その絵本が完成しまして、全国の書店等で販売されることになりましたのでご報告します。絵本のタイトルは「ぼく、みつけたよ」といい、主人公の「ぼく」と犬の「タロ」が、川で大きな生き物の足跡を見つけたことをきっかけに、その正体を求めて時空を超えて旅をする物語です。制作にあたっては、四日市にあるこどもの本専門店「メリーゴーランド」の増田喜昭さんのプロデュースの下、元旭山動物園の飼育員で現在は絵本作家として活躍されているあべ弘士さんにこうした経緯などをお伝えし、ミエゾウをモチーフにした絵本を制作していただきました。来月下旬から全国の書店で販売するほか、MieMuのミュージアムショップでもお買い求めいただけます。さて、本日は4月19日に開館する三重県総合博物館(MieMu)のちょうど開館1か月前というふうになります。先週、資料提供させていただきましたけども、今日、津駅西口の改札前にカウントダウンボードを設置しますので、この後12時50分から私も参加して除幕式を行います。また、今週末の3連休の初日、3月21日の午後には、皆さんに描いていただいた絵をタイルにして、MieMuの外壁に飾るプロジェクトである「思い出ミュージアム」のお披露目、それから「みんなが主役!MieMu CMプロジェクト」と題した、MieMuの開館をPRするコマーシャル用の動画の撮影会を実施します。ぜひ、多くの皆さんに参加していただければと思います。

発表項目に関する質疑
○みえの育児男子プロジェクトについて(発表)

(質)先ほど育児男子プロジェクトの中で、母親から子どもに社会を生き抜く力をつけさせたいという声があったということなんですけど、社会を生き抜く力って結構アバウトだと思うのですけども、具体的に言うとこれはどういった要望だとお考えですか。
(答)これは教育機関の調査のやつでいくと、いかなる環境でも強くたくましく社会を生き抜いていくために必要な能力というふうに言うてますけども、もう少し幾つかブレイクダウンして言うと、面倒くさいことや難しいことでもあきらめない姿勢とか、特定せんと幅広い知識を身に着けることと、あるいは目的設定力とか本質を見抜く理解力とか学び続ける姿勢とか、そういうようなところが、ここに書いてありますけれども、今申し上げたような形のところであるかな、というふうに思います。そんなことですね。

(質)知事自身も育児をしている中で、母親には少し難しいけれども父親だからこそ教えられることですとか、できることというのはどういうことだと思われますか。
(答)それは人それぞれなんで、限定的には言いませんけれども、例えば、外で遊んだりする、自然の中で思いっ切り遊んだりすることとかは男性の方が得意かもしれないし、でも、とはいえスポーツとかそういうのも、例えばうちで言うと、水泳はうちの嫁さんの方が圧倒的にうまいわけでありますので、それはそれぞれの家族によって違うのですけど、そういう自然の中で思いっ切り遊んだりすることとか、あとは多様な大人とか、多様な体験を一緒に積むというのかな、例えばそれが博物館へ行ったりとか、あるいは野球やってみたりとか工場見学行ってみたりとかね、そういう部分では男性が果たす役割というのは結構大きいものもあるし、やれることがあるのじゃないかな、というふうに思いますけどね。

(質)今回そういう父親のことを「育児男子」というふうに呼ぶということなんですけども、これは元々どこかで使われていた言葉なのか、それとも今回県独自で作った言葉なのでしょうか。 
(答)です。後者ですね。だから今回作りました。これはね、別に先ほども言いましたけど、否定してないんですけど、イクメンというと、何と言うかファッション的イクメンみたいな感じとか、あるいは家事やってたら何かイクメンみたいなんとか、何かそういうようなことのちょっと狭い範囲に聞こえそうなので、本当はもっといろんな育児参画したいんだけれども、時間とか限られていて、でもちゃんと夫婦間で話をし合って、で、自分は育児とか家事にかける時間は少ないかもしれないけど、休みの日に今言ったような、子どもと一緒に外で遊んだりとか、多様な体験を積むようなことには僕も一定の役割を果たすよ、というような思いを持っている男子のこと、だからイクメンよりもう少し広い概念で、男子が、男性が育児に参画することを推奨していこうという思いなので、イクメンというとなんかすごい狭くなったりファッション的な部分があったりすると「ええっ、そんなん俺、無理やわ」みたいなふうに思われるとあかんので、もうちょっと広い範囲の男子にいろんな関わり方があるよということを伝えたい、そんな思いですね。

○平成24年度三重県民経済計算速報(早期推計)について(発表)
(質)経済成長率で、いい数字が出ているということと、伸び率も1位だということなんですけども、今後、消費税増税されるということもあって、今後、懸念されることですとか、今後、逆にもっと伸びるかなと期待される要因は何かあるでしょうか。
(答)幾つか言いますと、消費税との関係でいきますと、過去消費税が導入された時、それから3パーセントから5パーセントに上がった時、この両方において三重県経済がどういう状況であったかというのを統計上調べてみました。その結果としては基本的に住宅を除く分野においては、2、3カ月の駆け込みや反動減はあるけれども、大体戻ってくる。しかしながら住宅については、戻りが、かなり時間がかかるというようなことですので、そういう、少し住宅着工の部分にとかにおいて影響が出ないかどうかというのは、やや懸念、心配をしているところですので、そこを国の施策なんかも使ったり、あるいは耐震とかもいろいろありますから、そういうことが遅れないように我々は注視していかないといけないなというのが一点、それからもう一つが今回の数字の中でも、先ほど僕がちょっと言いました、県民所得というのは、これは中身の6割方が企業所得で約3割弱ぐらいが雇用者報酬なんですね。雇用者報酬は今回上がりました。で、企業所得があんまり伸びてないので、今回県民所得全体が上がらなったわけなんですけども、上がりましたけどあんまり上がらなかったのだけど、で企業所得があんまり上がってないということは、その生産額とかは上がっているのに利益が多分あんまり出てないということなんだろうと思いますので、そこは今後非常に、生産額や売り上げが上がっていってるけども、所得、企業の利益にまでまだ結び付けきれてないというところがあるのかなというふうに思いますので、そこが変な価格競争みたいなんとかじゃなくてね、そういう利益が出るような態勢、やはり競争力とか付加価値の向上を各企業が付けていけるような支援を我々しっかりしていかなあかんなと思っているのと、先ほど建設業と製造業と一次産業はという話がありましたけれども、サービス業と卸小売りはちょっと伸びているのですけど、金融・保険とかそういう部分が少し伸びていませんので、その辺りも重要かなというのと、こういうのがマクロ指標ではいいものの、良くなってきているものの、各家庭や、各中小企業や小規模企業の皆さんに実感として捉えられるようになるまでは、まだ道半ばだと思っていますので、先ほど申し上げたような、条例の支援とか、あるいは相談体制とかも今回かなり充実させますので、そういう部分で対応していきたいなと思ってますけどね。

○みえの育児男子プロジェクトについて(発表)
(質)育児男子プロジェクトなんですけども、これは一応伺いますがこうした取組は他県では、やってるのかどうかというのはいかがでしょうか。
(答)こういうパッケージはいろいろですけども、中身はいろいろですけど、富山県とか広島県でもやってますよ。例えば富山県は「イクメン・カジダン」家事をする男子を「カジダン」というらしいんですけど、「イクメン・カジダン・フォーラム」とか、そういうの普及啓発をやってたりとか、広島はこういう男性の育児参画の集中取組キャンペーンみたいなのを3年間ぐらいやっていて、イクメン休暇みたいな、男性の育休ですね、それを推奨するような取組とか、男性の育児休暇を取った中小企業に対して30万円かな、一人当たり30万円の補助金を出したりとか、というようなことでやってますけど、一番先進的に取り組んでいるのはその2つぐらいじゃないですかね。ほかも規模の大小あれど、それぞれ、まあそうだな、多いとまでは言えないですけど、それなりに幾つかの都道府県でやられてると思いますけどね。

(質)三重らしさというか、政策の独自性というのも、三重という地理的とか、地勢的なあるいは企業の状況とか、社会的状況を踏まえた何か取組とかというのは、あるのでしょうか。
(答)これね、まさに今回の育児男子というコンセプトそのものが僕は三重らしさだなと思っているのは、そういう女性の仕事の仕方というか社会参画の仕方とか、あるいは同居率の高さとか、そういう部分から男性のやれる役割、やった方がいいというか、やる役割が、いわゆるイクメンというような人たちがやる、何か家事とか風呂掃除、洗濯とかごみ出しとかいうのとかだけじゃなくて、一方で三重県は同居率が高かったりするので、例えばそういう家事の部分は例えば親が手伝ってくれたりする部分があるだろうと、じゃあそれでできるから男性は育児に対してもほったらかしでいいのかというのじゃなくて、それでも関わっていってほしいから、例えば今回のような外で子どもと思いっ切り遊ぶような役割を果たしていこうとか、そういうコンセプトを作ったということですので、そもそものコンセプトの策定自体が、そういういわゆるイクメンとかに求められているような、都会とかとちょっと違う関わり方、あと三重県ではこれもあんまりどっちに評価するかは微妙なのですけども、就労中断型、要は出産する時に辞めて子供が大きくなってからもう一回働くという、就労継続型じゃない中断型の女性の働き方が多い、そっちを求める意識が結構高いので、そうすると中断している間に、じゃあ男性はもう中断してるから母親に任せっ切りでいいのかっていうと、そうじゃなくて今言ったようないろんな関わり方をしていくべきではないかということなので、今言ったような三重県の女性の方の働き方の今の特徴を踏まえた、あるいは同居率とかの家庭をめぐる特徴を踏まえたコンセプトとして今回「育児男子」というのを作った、そんな感じですね。

(質)その中で先ほど他県の場合には補助金のような、そういうような、具体的にいわゆる行政としてお金を出すとか、そういう実を伴った何かことというのはあるのですか。
(答)全体に事業費が付いてるんですけども、この父親向け冊子と、この表彰制度「ファザー・オブ・ザ・イヤーinみえ」これ先ほどの「イクメン・カジダン」みたいなやつで富山県もコンテストみたいなんやってるんですけど、これフォトコンテストみたいなやつなんです、これ写真を撮って送ります、みたいな、これは、うちは育児男子そのものを表彰する制度ですので、これは非常に「ファザー・オブ・ザ・イヤーinみえ」っていうのは、これは特徴的だと思います、これ実施にお金出しますし。あとはこの「育児男子アドバイザー」っていう、これは男性って結構教えたがりなんですね。自分がちょっと学んだこととかを、そういう特徴をつかんで育児アドバイザーの要請とか、あとは企業子宝率の予算取ってますので、これが大体300社ぐらいになると思いますけど、中小企業とか企業の子育ての応援している制度、あとは行政としてというよりは、事業主の県庁の取組も、これはおそらく都道府県初だと思いますけど、子ども参観、夏休みに子どもたちに、孫も含めて(県庁に)来ていいことにするので、子ども参観をやるのと、育ボスということで部下の育児休業取得とか仕事と家庭の両立をしっかりと支援の環境作った上司を評価するという、その制度をやりますので、育ボス。この辺り、だから企業に直接補助金を、それね実は考えたこともあったんですけど、広島みたいなやつ、佐賀でやったことがあって、あんまり利用されなかったとか、あんまり効果がっていうのがあったらしいので、うちは、それは今回踏み切らなかったということになりますよね。

○三重県総合博物館(MieMu)が制作に協力したミエゾウ絵本『ぼく、みつけたよ』の発売等について(発表)
(質)絵本なんですけども、実際4月下旬に発売とおっしゃいましたけれども、4月19日の開館日にミュージアムショップには並ぶんですか。
(答)並びます。

(質)ちなみに何ページぐらいあるのですか。
(答)あれ何ページぐらいやったかな、30ページぐらい。なかなか僕読みましたけど、ちょっと子ども寝てたんで、子どもの反応はまだ聞いてないですけど、なかなか面白いですよ。面白いというか、そやな、うちの息子ぐらいやと、ちょっと、もうちょっと低い年齢とかがいいかもしれないですね。

○みえの育児男子プロジェクトについて(発表)
(質)育児男子の件なのですけれども、先ほど知事がおっしゃってた、育ボスと子ども参観、県庁の取組は、全国初、両方とも初めてですか。
(答)多分そうだと思いますね。正確に確認してないけど。

(質)その中で県庁の今の現状なのですけども、いわゆる子育て支援に関して知事を筆頭に旗振り役でいると思うのですけれども、子育てに対する支援など、どのように県庁の現状を評価されているかお願いします。
(答)特に今年、平成25年度はかなり部局長や所属長が、頑張っていただいたのでかなり進展したと思います。これは例えば男性の育児休業の取得率を見てみますと、過去、平成23年度に8人取ったのが一番多かったんで、これで7.6パーセントぐらいです。うち大体100人ぐらいの対象者がいるので、平成23年度が8人、平成24年度が6人、これが大体5パーセントぐらいだと思います。で平成25年度は1月末日現在で既に12人の方が取っていますので、今年度は男性の育児休業の取得率を10パーセントというの、ひとつ目標に掲げてやってきましたので、おそらくというか、ほぼ確実に10パーセント超えるというような状況でありますので、これはどういう取組が裏にあったかというと、それぞれの部局長や所属長がマネジメントの目標として、それを明確に設定したということと、育児参画シートという休暇を取る時は6週間前に言わんと、申請せんとあかんでとか、奥さんの妊娠とかが分かった時に、あるいは自分の妊娠が分かった時にこういう計画で業務をやっていこうという、そのシートを、労使協働で作ったシートがありまして、それを期首面談とか人事の面談の時にそれぞれ活用するという方法をやっていますので、それなどがいろいろ奏を功して、今言ったような男性の育児休暇取得率の向上に繋がったというふうに思います。今も言った育ボスとか子ども参観とかと、あと面談を、今まで育児休業を取得する前と後にしかやってなかったのですけど、4回、取得の申請する時、取得の前、後(正しくは復帰前)、復帰後の4回面談をして、それぞれ状況が変わってくるので、よりきめ細かに、そういう仕事と家庭の両立というのかな、できるようにしていこうと思ってますけどね。

(質)育児休業の件なのですけども、例えば子どもが生まれた直後にまとまって取るというのもひとつ素敵な取り方だと思うのですが、例えば子育て世代にとってみると、子供が熱を出したから今日申請して今日3時間だけ取りたいとか、そういうものに対してどのように対応していくのかが、ひとつのポイントかなと思うのですが、知事どんなお考えでしょうか。
(答)その瞬間っていうような、それはあれかな、後でベビーシッターのこと聞きたい感じなんですかね。

(質)それは特に今回僕は興味を持っていないのですが。
(答)そうですか、まさにそのとおりですよね。特に、今でも子どもが風邪ひきましたとか病気になりましたとかいって保育園に迎えに行くのは、ほとんど女性の職員ばっかりなんですよね、男性の職員が行くことはほとんどないので、それは大変残念なことなんですけど、そういう風土面と先ほど言ったような制度面の整えというのはこらからも両方やっていかないといけないと思いますけどね。育休自体もそれぞれあっていいと思います。3歳までいけますから、まとまってじゃなくて、途切れ途切れで取ってもいいと思うし、そういう制度の柔軟なあり方というのは重要なことだと思いますね。

(質)企業子宝率調査というのは、これどのようにして結果を公表するのか、企業によっても業種によっても、これやむを得ず低いということもあると思いますけれど。
(答)今福井県でやっていまして、この前、静岡県もやりました。そのそれぞれ公表の仕方が違うのですね。例えば静岡だといわゆる数値の高い所だけを何社かだけを公表して、その人たちを表彰するというのをやったりしていますし、福井県とか平均値みたいなんとかと了解が取れてる企業は公表してるみたいな感じだと思いますので、我々ちょっとこの調査予算、今日通していただきましたので、具体的な設計をこれから公表の部分については議論していきたいと思いますので、いずれにしても行政だけでというよりは、そういう経済団体とかの協力も得てやりますから、そういう経済団体の皆さんとかと議論する中でやっていきたいと思います。

(質)商工会議所とかそういったところと?
(答)そうですね。これでも、これもひとつのポイントは「見える化」なので数値の変な競争になったりしてはいけないけれども、何らかに「見える化」していくことがひとつの重要なポイントですから、その辺り広く公表の方法は議論したいと思います。

(質)育児男子のアドバイザーの養成っていうのは、どういうスケジュールでどういう形でされていくんですか。
(答)7月から8月ぐらいに、そういう育児経験があったりとか、そういう、している方を7月から8月ぐらいに募集をさせていただいて、で、9月から1月までの間に、養成講座をやらせていただいて、で、よしっ、この人なら大丈夫という人に対して、3月ぐらいに委嘱式をやりたいと思います。

(質)何をするんですか。
(答)何をするというのは、育児男子アドバイザーが何をするかですか、講座で何をするかですか。

(質)講座で何を教えるんですか。
(答)講座ですか。講座で何教えるの?
(答:子ども・家庭局)講座では、まずどのように各市町とか企業さんに普及啓発していただくための体制の育児参画の意義を知っていただくとか、あるいは、男女のどうふうに今やっているかとか現状、社会情勢の話とかいろんな事を教わって、それをそういうところに伝導していくとか、普及をしていくと、こういう方針であります。
(答)あと、どこまでできるか分かりませんけど、今回防災でも、今回うちの新地震津波対策行動計画でも、誰が何に困ったかリストというのを付けてあるんですけど、男性が育児参画をした時に、どういう困りごとがあってそれをどうやって解消したかとか、そういうなのも事例的に教えてあげれるといいのかなあと思いますけどね。

(質)アドバイザーは、例えば、何かそういう講座を会社の方で設けてもらって、そこに出ていって、例えば何かお話したりとか、そういうのが多いんですか。アドバイザーになった後は。
(答)アドバイザーになった後は、行動のしばりみたいなのを何かかけるんですか?
(答:子ども・家庭局)各市町さんとか企業さんに行っていただいて、いろんな先ほど、生き抜く力もそうですけど、どのようにやっていくのがいいのかということを教えていくというそういうアドバイザーになります。

(質)あと、「ファザー・オブ・ザ・イヤーinみえ」の表彰するというのは、これはいわゆる審査をするわけですか。私はこういう育児自慢ですとか。
(答)今、これから基準作ったりするんで、いずれにしても、男性が育児に参画をしていることを、もっとみんなで褒める土壌を作っていこうよというような、別に押し付けるわけじゃないけど、こういう頑張っている人もいるんだよという褒める土壌を作っていこうよということなので、基準とか今後これから詰めていくことになるんと思うんですけどね。家事をこうやって工夫している何ちゃら部門みたいなんとか、遊びをこんなんやっている部門とか、そういう部門別になるかもしれないし、お母さんたちからの推薦でナンバーワンとかもあるかもしれないし、それはちょっとこれから詰めていきたいと思いますけどね。

○平成24年度三重県民経済計算速報(早期推計)について(発表)
(質)経済計算速報なんですけども、今回水産業が前年に比べて13.9パーセントも突出して伸びているんですけど、これはどういうことなんでしょうか。
(答)これは細かく分析しないといけないですけども、平成23年度の直前に東日本大震災があって、三重県でも水産業被害が40億円出ました。その辺り、特に牡蠣(カキ)とかを中心として、アオサノリとか、ああいう、覚えていらっしゃると思いますけど、牡蠣のいかだが回転してしまって壊れてしまったりとか、で、そこの、だから、23年が少しへこんだっていうのがあって、それとの回復というのが、あと紀伊半島大水害もありましたので、そういう災害事情によって、水産、へこんだ部分が戻ってきたというのはあると思います。

(質)じゃあ、元戻ったくらいの。
(答)それにしても、多少上がっていると思います。10パーセント超えていますからね。

その他の項目に関する質疑
○水源地保護のための条例制定

(質)県議会の環境農林の委員会で出た話なんですけれども、県として水源地保護に関する条例制定目指すということなんですけれども、知事として、狙いと問題意識、中身として先進事例みたいなものと同じようなものになるか、今のところの見通しを教えてください。
(答)グローバル化していったり、あるいは地球温暖化とか進んでいる中で、私たちの命を守るために水源地をしっかりと保全をしていかなければならないというのは、これ大変重要なポイントなんですね。三重県でも実際には行われてはいませんが、例えば外資系企業等による水源地周辺の土地の買収とか確保というような話が出たりした時もあったりしました。他県においては実際にそういうことも起こっています。そういう中で、水自体を守っていくということと、水源地周辺というのは、先ほども言いましたように災害との関係でも重要な場所になってきますので、こういう保全をするための条例制定を私としてはぜひ取り組みたいというふうに思っています。一方で、林業関係者の皆さんにはいろんな届出のことであるとか一定の負担がかかってくることでもありますので、あとは条例を制定した効果というのもありますから、慎重に検討はしなければならないと思っていますが、既に10県くらいのところで条例入れていますので、私たちとしてはなるべく制定する方向で議論を進めていきたいというふうに考えています。

(質)ということは、やっぱり、ある程度、水源地保護みたいな規制をかけて、その中の    土地取引に関しては、県に対して届出をするようなイメージですか。
(答)他県でそういうスキームでやっていますので、それに近い形になろうかと思いますけどね。少し、他県の規制の効果とかも見ないといけませんし。

(質)委員会の中でも、制定時期に関しては未定だということをおっしゃっていましたけども、やっぱり、それに関してはまだ難しいですね、はい。
(答)少し有識者の方とか、今申し上げたような関係者の方の意見を聞かないといけないですけど、事務方の皆さんが想定しているよりは早くせよという指示は、私は出してあります。

○みえ森と緑の県民税
(質)先ほど、この経済の指標の中でも、増税の影響という話もありましたが、額としては小さいと思いますけども、4月から森林税がいよいよ導入されると思いますが、この点について、消費増税とのタイミングと一緒になってしまったということについてと、併せてそれから、県民に対して周知は本当、徹底されているのか、この辺はどのように見てらっしゃいますか。
(答)消費税の増税とタイミングがかぶってしまったということについては、うちの森林税の方が先に出していたので、これは大変残念ではありますけれども、この税についてはもちろん低所得の人とか年金の方とかで一部免除される方もたくさんおられますので、そういう消費とかに対してこれが大きく影響するということはないと思っていますけども、むしろ大事なことは、この税を財源としてどういうことに使われているのかというのを、しっかりと議会や県民の皆さんに対して示していくということが大事だと思います。当面はやはり災害に強い森づくりということで、県の事業としてはしっかりとしたハード整備と森林整備が多くなると思いますけれども、で、市町の交付金の中では、県民の皆さんが森林に触れていただいたり、緑に触れていただいたりする部分にソフト事業に使われていくと思いますけど、いずれにしても周知という部分については完璧というのはないと思いますし、広がりという意味では一定の森林とかに関心のある層の人たちとかには一定ご理解いただいている部分もあろうかと思いますが、元々あんまりそういうことに無関心な方々とかのところにまで完全に行き届いているかっていうと、それはやはり我々もまだまだ努力しなければいけないところもあると思いますので、そういう周知というのは先ほど申し上げたような、こういうことにちゃんと使われていますということを強く申し上げることで、よく知っていただけるように、努力をこれからも続けていきたいと思いますけどね。

○平成25年度の振り返り
(質)多分、今日が今年度最後の定例会見に、定例会見としてはなるのかなと思うのですが。この1年間を振り返っていただいて、どのような成果があったか解説をお願いします。
(答)なるほど。そうか、定例記者会見、そうか、人事やもんね、今度は。

(質)はい、それはまた別に。
(答)今年度は、観光キャンペーンの初年度ということで、遷宮がありまして、その部分で伊勢神宮参拝客数や、この前、宿泊調査が出たと思いますが、全国5番目の伸び率ということでありましたし、全力を挙げてブランド力アップということで、観光ということで取り組んできたことについては、一定の、本当に県民の皆さんや市町の皆さん、各種団体の皆さんご協力の下、一定の成果が出たというふうに思っています。で、あと、産業振興という面においても、幾つかの大きな案件の誘致であるとか、企業誘致の件数自体も伸びてきていますので、産業という面でも国の施策とあいまって一定の成果が表れてきたんじゃないかなというふうに思っています。あとは、道路の大泊から久生屋(くしや)のところ、紀勢自動車道のところが、これ3年連続で新規事業化というのは、普通でいくとあり得ない世界のことをこういう形で国に英断していただいて地域の皆さんの努力が実ったということは、一つの嬉しいニュースでありました。一方で、今年も大雪の被害があったりとか豪雨の被害があったりとか、そういう形で災害が留まるところないということについては、非常に大変な思いをしておりますし、これから県民の皆さん挙げてそういう中で、防災意識というのがあんまり上がってきていない部分もありますから、防災の部分はしっかりと取り組んでいかなければならないなあと思っています。あとは、少子化のことをこの1年しっかり議論をしてきたので、まだこれは絵を描いたに過ぎませんから、ここから26年度からが勝負でありますので、そういう実行をベースに市町の皆さんと連携してしっかり頑張っていきたいなあと思います。

○ベビーシッターの仲介サイト
(質)先ほど触れられたベビーシッターの件なんですけど、神奈川であったんですが、県内でも同様なトラブルとか問題みたいなもの、実態把握しているのでしょうか。お願いします。
(答)今のところ、県の消費生活センターとか、あるいは関係の部署のところにはそういう連絡はきていません。今回、これは、やるせない気持ちの事案ですね、これは。つまり、今、被疑者となっている人間が仮に行為を行ったとするならば、それは、その人に対しては全くもって怒り以外の何ものでもないし、もう、どうしてくれるんだという思いもありますけれども、中には、世論の中にはそういうサイトを使って預けることが、そんなん親としてどうなんだみたいな声もあったりしますけども、やはりそれぞれに家庭の事情があって、そういう所に預けざるを得なかった事情がある人も全国にはたくさんいらっしゃるし、逆にサイトみたいなのを使っても十分に有効に活用している人たちもいるだろうし、そういう、非常に、そういう事情になってしまっていること自体に、重く受け止めなくてはならない事案だなあというふうに思っています。で、今回は5人以下の認可外保育施設は県への届出も不要と、任意でお願いをしているところはありますけれども、もしこれ届出ができていたら、年に1回の立入調査と年に1回の運営状況報告をもらうという制度になっていますので、そこの網の目っていうのかな、であったということに、非常に残念な思いをしています。国の方で実態調査をやると言っていますので、その状況を見守りたいと思いますが、やっぱり我々としては地域の現場を預かる身として、この状況をよく見て市町とも状況を把握していかないといけないなあと思っていますし、今までのベビーシッターというとお金持ちの人が使うサービスだっていうふうに思っている節もあって、なので、国、政府も「民民」の契約で勝手にやってくれということだったんだけれども、やはり、いずれにしても子どもの命がかかっていることであるというか、子供の人生がかかっていることというふうに考えれば、そのベビーシッターという形態、あとは、預けざるを得ない人がいるという状態をよく踏まえた今後の制度のあり方というのは、よく議論していただく必要があると思いますね。特に質の確保の部分については、この来年度の4月から子ども子育て新制度が始まって、市町が認可するベビーシッターに補助金が出るというのがありますので、そういうのをやるならばそこの質の確保というのをどうするんだというのは必要だと思いますね。3月14日の産業競争力会議の雇用人材分科会かな、の中で森大臣とか民間議員のペーパーの中にもベビーシッターのこと書いてありましたけども、そういう質の確保のことも書いてありました。そこには民間認証というようなことが書いてありましたけど、本当にそれで十分なのかどうか、こういう悲劇を繰り返さないためにどうしたらいいのかっていうのは、みんなで考えないといけないことだなと思いますけどね。いずれにしても、県には今、県内の事案としてそういうのは上がってきていないですね。一時預かりとかファミリーサポートでそういうケースはあります、ケースというのは、一時的に預かっていただくケースはありますけれども、そこも市町または市町が委託した民間業者というふうになってますので、県としては一定の質の担保ができていると思っていますし、24時間のベビーホテルみたいなのもありますけれども、そこにおいてもそういう今回のような事案とかトラブルが発生しているというのは聞いてないです。
                                                           以上

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000025746