ポイント3 物件(宅地・建物など)の調査は充分?
目と耳でひとつひとつの物件チェック
(1)物件について、業者からいろいろな説明を受けると思いますが、納得のいくまで説明を求め、自分の目と足で確かめることが大切です。
(2)自分が調査した結果と業者が説明する(あるいは説明した)ことが一致するかどうかも大切です。
現地調査のポイント
(1)自分で、通常の交通機関を使って現地へ行き調査しましょう。
(2)現地には2度以上行きましょう。
(3)近所や地元に人にもいろいろ聞いてみましょう。
(4)家族や友人などできるだけたくさんの人といっしょに行きましょう。
(5)あらかじめチェックリストを作っておくといいでしょう。
(6)チェックしたい項目
敷地や建物は? | 地形、地盤、隣地との境界、構造、間取りなど。 |
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交通は便利か? | 通勤・通学のルート、所要時間など。 |
住環境は? | 日照、通風、交通騒音、振動、臭気、ばい煙、隣地の建設計画など。 |
日常生活は? | 買物、病院、公共施設など。 |
供給施設・配水施設は? | 電気、ガス、水道、下水道など。施設の所有関係。 |
中古住宅は右の項目もチェック | 建物の築年数は何年か。 |
雨もり、白アリ、地盤沈下などはなか。 | |
増築・改築により違反建築になっていなか。 | |
他人の排水施設、占有物件はないか。 | |
建築基準法上、再建築は可能か。(接道義務などを満たしているか) | |
付帯設備(照明器具・冷暖房器具など)や庭木・庭石などはどうなるのか。 | |
引渡時期はいつか。(売主が居住中の場合がある) | |
小火(ボヤ)などの事故はなかったか。 |
契約前に、必ず重要事項説明書をもらおう
(1)業者は、買主に対して、契約する前までに、取引する物件について一定の重要な事項を記載した書面(重要事項説明書)を宅地建物取引士から交付させ、それを説明させなければならないことになっています。
(2)これまで自分の確かめたことと重要事項説明書の記載内容に間違いがないか、よく調べてみましょう。
(3)これまで自分の確かめたこと、疑問に思うことなどについて遠慮なく質問しその説明をよく理解したうえで、取引するか否かを決めましょう。
(4)申込・予約等をする案内所等には必ず宅地建物取引士がいますので、物件に関する疑問点などについてはこの宅地建物取引士に確認しましょう。
(5)重要な事項については、口頭ではなくできるだけ書面により説明を受けるようにしましょう。後日、紛争になったときに「言った、言わない」の水掛け論になりかねないからです。