1 業務目的
県では、令和3年3月に策定した「三重県循環型社会形成推進計画」において、新たに循環関連産業の振興による経済発展と、新たな社会的課題の解決を一体的に進めていくことを基本理念に掲げています。また、令和4年10月に策定した県の中期の戦略計画である「みえ元気プラン」では、取組を一層加速させていかなければならない課題のひとつとして「脱炭素化等をチャンスととらえた産業振興」を掲げており、太陽光パネル等の循環的利用に係る取組など促進していくこととしています。
太陽光パネルの寿命は約20~30年とされ、2030年代後半以降その排出量が顕著に増加すると予想されています。こうした中、使用済み太陽光パネルのリユース・リサイクル等による資源循環が求められていることから、令和5年度に、本県における使用済み太陽光パネルの排出状況や処理実態の把握、将来の排出量の推計等を行いました。また、令和6年度に、使用済み太陽光パネルに含まれる各素材の潜在的な需要量調査、効率的な回収システムの検討等を行いました。
一方、現在、県内において太陽光パネル専用の再資源化施設を導入している事業者は一部に留まっています。再資源化事業の実施にあたり、処理技術・採算性・法制度化などのあらゆる面において不確実な要素が多いことが、処理業者をはじめ資源循環に関わる様々な事業者にとって参入障壁となっていると考えられます。
こうした背景のもと、本業務は、事業参入の促進に向け、使用済み太陽光パネル再資源化関連事業の将来の収益予測等から実現可能性の高い事業モデルを検討します。加えて、排出ピークの平準化に向けた太陽光パネルの長寿命化・リユース促進の取組を検討することにより、使用済み太陽光パネルの資源循環に向けた仕組みづくりに資することを目的とします。
2 業務内容
(1)委託業務名
令和7年度使用済み太陽光パネルの資源循環に向けた事業モデル等検討業務委託
(2)委託期間
契約締結日から令和8年3月24日(火)まで
(3)仕様
別添業務委託仕様書のとおり
3 契約上限額
10,940,600円(消費税及び地方消費税を含む)
4 参加条件
次に掲げる条件をすべて満たした者とします。
(1)参加者資格
・当該企画提案コンペに係る契約を締結する能力を有しない者又は破産者で復権を得ない者でないこと。
・暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第32条第1項各号に掲げる者
でないこと。
(2)最優秀提案者資格
・三重県建設工事等資格(指名)停止措置要領により資格(指名)停止を受けている期間中である者でな
いこと。
・三重県物件関係落札資格停止要綱(以下「落札停止要綱」という。)により落札資格停止措置を受けて
いる期間中である者又は同要綱に定める落札資格停止要件に該当する者でないこと。
・三重県税又は地方消費税を滞納している者でないこと。
5 最優秀提案者に求める書類の提出
最優秀提案者は、令和7年9月4日(木)までに次の書類を提出(提示可のものにあっては、提出又は
提示)してください。
(1)消費税及び地方消費税についての「納税証明書(その3未納税額のない証明用)【有料】」(過去
6ヶ月以内に所管税務署が発行したも)の写し
(2)三重県内に本支店または営業所等を有する事業者にあっては、「納税確認書【無料】」(過去6ヶ月
以内に三重県の県税事務所が発行したもの)の写し
(3)過去3年の間に当該契約と規模をほぼ同じくする契約を締結し、当該契約を履行した実績の有無を
示す証明書(該当する契約実績がある場合のみ)
(4)三重県電子調達システム(物件等)に利用登録をしていない事業者又は共通債権者(物件契約)登
録をしていない事業者にあっては、「三重県財務会計システム共通債権者(物件契約)登録申出書」
6 実施スケジュール
(1)質問の受付 令和7年7月25日(金)17時必着
(2)質問の回答 令和7年7月29日(火)17時まで
(3)参加資格確認申請 令和7年8月 5日(火)17時必着
(4)企画提案書等の提出 令和7年8月25日(月)17時必着
(5)プレゼンテーション実施日 令和7年8月28日(木)10時から順次(予定)