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平成21年02月26日

イカナゴ

イカナゴの写真
イカナゴ

伊勢湾のイカナゴは、湾口で孵化した仔魚が北西の季節風によって分散されながら潮流に乗って湾奥に運ばれます。孵化直後から摂餌を開始し、初めは小型かいあし類やかいあし類幼生を摂餌しますが、体長15㎜以上になると毛顎類も摂餌するようになります。

伊勢湾内で成長しながら索餌期を過ごした未成魚は、湾奥から次第に湾口に移動し、水温が17~18度に達する5~6月頃に夏眠に入ります。当歳魚の夏眠場所の中心は湾口外部の伊良湖岬南南東の通称出山海域及び神島南の瀬木寄瀬と鯛島礁に挟まれた海域の水深20m付近ですが、渥美外海の高松~オオギレト沖の水深20~50mの瀬でも毎年確認されています。

水温約15度で夏眠から覚める時期には、生殖腺は発達しほぼ完熟状態となり、伊勢湾口に向かって移動し、湾口周辺部で産卵します。

参考文献:

  • 船越茂雄・中村元彦
    1995.イカナゴの再生産関係と資源管理、水産海洋研究59(1):73-76
  • 浜田尚雄
    1985.わが国におけるイカナゴの生態と漁業資源、日本水産資源保護協会:1-85
  • 山田浩且
    1994.伊勢湾におけるイカナゴ、水産学シリーズ98 魚類の初期減耗研究、日本水産学会:109-121
  • 西村昭史・山田浩且・向井良吉・柳橋茂昭・中村元彦
    1993.伊勢湾産イカナゴの夏眠場所、日本水産学会春季大会講演要旨集:109
  • 太平洋中部ブロック愛知県
    1993.天然資源調査、平成4年度資源管理型漁業推進総合対策事業報告書(広域回遊資源)、対象魚種 イカナゴ、、マダイ:24-47
  • 太平洋中部ブロック愛知県
    1994.天然資源調査、平成4年度資源管理型漁業推進総合対策事業報告書(広域回遊資源)、対象魚種 イカナゴ、、マダイ:4-45
  • 太平洋中部ブロック愛知県
    1995.天然資源調査、平成4年度資源管理型漁業推進総合対策事業報告書(広域回遊資源)、対象魚種 イカナゴ、、マダイ:4-49
  • 船越茂雄・向井良吉・中村元彦・柳橋茂昭
    1993.伊勢湾産イカナゴの夏眠生態、日本水産学会春季大会講演要旨集:310

本ページに関する問い合わせ先

三重県 津農林水産事務所 〒514-8567 
津市桜橋3-446-34(津庁舎3階)
電話番号:059-223-5165 
ファクス番号:059-223-5151 
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