三重県立図書館が、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が授与する「Library of the Year(ライブラリー・オブ・ザ・イヤー)」の優秀賞を受賞することが決定しました。
日頃よりご支援をいただいております県民のみなさま、県内の図書館のみなさまに心より御礼申し上げます。
この受賞を励みに、これからも県内の図書館サービスの向上のために頑張ってまいります。
「Library of the Year大賞・優秀賞」は、これからの日本の公共図書館のあり方を示唆する、先進的な活動を行っている機関に対して、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が毎年授与する賞です。これまで、鳥取県立図書館、千代田区立千代田図書館等、わが国の名だたる図書館が受賞しています。
このたび、IRIのメンバーおよび外部推薦で寄せられた23施設・団体・サービスの中から、三重県立図書館を含む4機関が優秀賞に選ばれ、大賞の最終選考対象となりました。
○受賞理由
受賞にあたっては、県立図書館のあるべき姿をめざす「明日の県立図書館」をオープンな手法で策定し、進めていること、旬の企画を率先してプロデュースし、県内各地の公共図書館と共催する形で活動を展開していることなど、県立図書館が県内の図書館活動を積極的に推進している点が評価されました。
○最終選考会について
大賞は、11月20日(火)午後、パシフィコ横浜にて開催される一般公開の最終選考会において、プレゼンテーション、ディスカッション、審査員による投票を経て決まる予定です。
○Library of the Yearについて
「Library of the Year」は、IRIの選考を担当するグループ(座長:昭和女子大学教授 大串夏身氏)が中心となり、図書館など全国の知的情報資源に関わる機関を対象として授与する賞で、2006年に始まりました。
選考基準は以下のとおりです。全国の公共図書館を総合的に評価して、ベストの図書館を決めるものではありません。
(1) 今後の公共図書館のあり方を示唆する先進的な活動を行っている。
(2) 公立図書館に限らず、公開された図書館的活動をしている機関、団体、活動を対象とする。
(3) 最近の1~3年間程度の活動を評価対象期間とする。
○2012年優秀賞受賞機関
三重県立図書館、CiNii(サイニィ)、saveMLAK、ビブリオバトル
○これまでの受賞機関(◎印が大賞)
・2011年 ◎小布施町立図書館、住み開き、東近江市立図書館、森ビルによるライブラリー事業
・2010年 ◎カーリル、京都国際マンガミュージアム、神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ事業、置戸町生涯学習情報センター(特別賞)
・2009年 ◎大阪市立中央図書館、渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター、奈良県立図書情報館
・2008年 ◎千代田区立千代田図書館、恵庭市立図書館、旅する絵本カーニバル、ジュンク堂書店池袋本店
・2007年 ◎愛荘町立愛知川図書館、静岡市立御幸町図書館、矢祭もったいない図書館、横芝光町立図書館
・2006年 ◎鳥取県立図書館