国土交通省土地鑑定委員会が実施した今回の地価公示では、県内住宅地293地点、商業地110地点等、計432地点について、平成31年1月1日現在の1平方メートル当りの土地の価格の判定が行われました。
前年からの継続地点427地点のうち、272地点で地価が下落しました。地価上昇地点は、住宅地で56地点、商業地で29地点でした。横ばい地点は、住宅地で43地点、商業地で18地点、工業地で9地点でした。
県内住宅地及び商業地の地価の対前年平均変動率は、ともに27年連続して下落傾向を示しました。県全体として下落率は、前年より小さくなりました。
全国の地価の対前年平均変動率は、住宅地で2年連続、商業地で4年連続の上昇となり、それぞれ上昇基調を強めています。また、三大都市圏の平均変動率では、住宅地、商業地ともに6年連続の上昇となり、それぞれ上昇基調を強めています。
住宅地の状況
県全体では、平均変動率は△1.0%(前年△1.4%)となり、27年連続の下落となりました。下落率が大きい市町は、木曽岬町△3.6%、鳥羽市△3.4%、紀北町△3.4%でした。一方、川越町が0.1%と上昇となり、朝日町が0.0%と横ばいとなりました。
平均価格は、38,300円/平方メートル(前年38,600円)で、最高価格地点は、津市大谷町(津-18)の110,000円/平方メートルでした。
商業地の状況
県全体では、平均変動率は△0.8%(前年△1.3%)となり、27年連続の下落となりました。下落率が大きい市町は、南伊勢町△3.7%、志摩市△3.3%、熊野市△3.2%でした。一方、四日市市が0.8%、桑名市が0.4%と上昇となり、菰野町が0.0%と横ばいとなりました。
平均価格は、69,400円/平方メートル(前年69,200円)で、最高価格地点は、四日市市諏訪栄町(四日市5-1)の 387,000円/平方メートルでした。