三重県では、発災前から予測できる風水害である台風に対し、事前対策として被害の最小化へつなげるため、発災前から「いつ、誰が、何をするか」を時系列で整理した「三重県版タイムライン(以下「タイムライン」という。)」について、平成29年度末までの策定完了をめざし、検討を進めています。
タイムラインは、毎年のように全国各地に被害をもたらす、いわば「いつも来る災害」である台風を対象としています。対応にあたっては、県や関係する機関を含めた一体的な取組を図っていく必要があることから、タイムラインを本格的な運用に向けたより実効的な内容としていくためには、試行による検証を行い、必要に応じて改善を図ることが不可欠です。
このため、県災害対策本部のうち総括部隊(※)で使用するタイムラインの試行版を、下記のとおり運用開始します。
※ 県災害対策本部の中で、主に災害情報の収集や対策方針の企画・立案など中心的な役割を担う部隊。
1 運用開始時期
平成29年6月1日から
2 運用主体
三重県(県災害対策本部における総括部隊)
津地方気象台、三重河川国道事務所、三重県警察本部、陸上自衛隊、
海上保安庁、市町(紀宝町、いなべ市、松阪市、志摩市)、
消防本部(四日市市消防本部)
3 対象とする災害
本県に影響を及ぼす可能性がある台風
4 想定される運用時間
概ね台風到達5日前から1日後(原則、県災害対策本部廃止まで)