総務省消防庁が主催する「第28回防災まちづくり大賞」において、三重県立北星高等学校が「総務大臣賞」を、株式会社 山下組(志摩市)が「日本防火・防災協会長賞」を受賞することが決定しました。
1 「防災まちづくり大賞」について
阪神・淡路大震災を契機に平成8年度に創設され、地域に根差した団体・組織等、多様な主体における
防災に関する優れた取組や、防災・減災、住宅防火に関する幅広い視点からの効果的な取組等を表彰し、
広く全国に紹介することにより、地域における災害に強い安全なまちづくりの一層の推進に資することを
目的に実施されています。
「総務大臣賞」、「消防庁長官賞」、「日本防火・防災協会長賞」の3つの表彰区分があり、各賞の受
賞団体は、消防・防災関係の有識者で構成された防災まちづくり大賞選定委員会において審査・決定され
ることとなっています。
2 本県受賞団体の取組概要
三重県立北星高等学校(総務大臣賞)
(所在地) 四日市市大字茂福字横座668-1
(連絡先) 059-363-8110
(事例名称)「命の矢印」プロジェクト
~要支援者を含む地域との合同避難訓練と「防災の日常化」の取組~
(取組概要)これまで約10年間、同校と富田地区連合自主防災隊は連携して防災訓練等を実施してき
ており、令和5年度はこれまでの取組の集大成として、同校の定時制生徒が全員参加し、
生徒が高齢者や要支援者役の地域住民をリヤカーや車いす等で運ぶなど、地域と連携した
本格的な避難訓練を実施した。また、同校ボランティア同好会が、津波災害時に「逃げる
べき方向」を意識する「命の矢印」シールを作成し、地域住民へ配布する取組も行ってい
る。
株式会社 山下組(日本防火・防災協会長賞)
(所在地) 志摩市志摩町和具799-2
(連絡先) 0599-85-0431
(事例名称)災害時には復興を担う建設業者として、自社資源を活用し地域に根差した様々な防災活動
(取組概要)災害時に復興を担う建設業者として、地域での防災勉強会やボランティア活動を実施する
とともに、自社ビルを緊急避難場所及び緊急避難所として整備し、地域住民に開放してい
る。また、ドローンを使った被害状況の確認や無線システムの構築による情報収集を行う
など、地域に根差した防災活動を行っている。
3 表彰式
本賞表彰式は、令和6年2月27日(火)に東京都内で行われる予定です。